カテゴリー: 公共株・電気・ガス・鉄道

2009/03/16 09:09

不景気で工場が動かず電気・ガスが使われない、高配当も見送り

~ 公共株の3%利回りはなかなか見られる数字ではない、アメリカ株との比較では見劣りする。 ~

先週は電力株が急落した。週の後半は別として、全体マーケットもボロボロだったという理由も当然ありましょう。けれど、問題はそう言う事じゃない。

200903153.gif発受電電力量の激減が日経にニュースになっているけど、このニュース以前に中部電力の2月分リリースで既にマイナス22%という数字は確認していた。22%のマイナスという数字を見て、急落した株価を考えてもさすがに電力株を買う気にはならなかった。

そりゃあ、中部にはトヨタ関連の自動車産業が集まっていて、自動車が作られないんだから、電気は使われない。

2009/03/14, 日本経済新聞 朝刊

発受電電力量、マイナス幅最大、2月15%減、自動車向けなど減少。,

 電気事業連合会(会長・森詳介関西電力社長)が十三日にまとめた二月の発受電電力量(速報)は前年同月比一五・八%減の七百四十四億七千万キロワット時で、電力十社体制で統計を取り始めた一九七二年以来、過去最大の落ち込みとなった。前年実績割れは七カ月連続。自動車や鉄鋼など産業用大口需要の減少が続いていることを反映した。

 前年同月はうるう年だったが、日数補正をしても一二・八%減と過去最大の減少率となる。これまで落ち込みが最も大きかったのは二〇〇三年七月の一二・三%減だった。

 中部電力(二二・七%減)や中国電力(二一・〇%減)といった自動車産業への依存度が高い地域のマイナス幅が大きかった。電源別では原子力が一一・六%増。水力は二七・〇%増、火力は二九・六%減だった。

発受電電力量がマイナス16%(うるう年補正後でマイナス13%)で、過去最大の落ち込み。電力量がこれだけ大きなマイナスというのは、いかに厳しい景気か分かるというもの。

設備稼働率が半分に落ち、生産量を半分にまでカットし、派遣を全部切り、工場を止めている。そんな状況だから、電気がいらないのは当たり前。

良いニュースとしては、発電に使う一般炭の2009年度価格が前年比で-43%に決まった事ですな。中部電力は国内最大の一般炭使用者。中国電力は発電量の50%以上が石炭と石炭比率が高い。

もっとも、石炭価格にスポット価格はがっくり下げていたわけで、2009年度の一般炭価格が同じ程度下がることは周知の事実。いまさら原料価格減、といってニュースにはなりませんな。

電気に限らずガスも同様。

2009/03/14, 日本経済新聞 朝刊

東ガス販売量、減少幅最大、2月14.2%減。

 東京ガスが十三日にまとめた二月のガス販売量は前年同月比一四・二%減の十一億九千百四十八万立方メートルと、過去最大の落ち込みとなった。全体の三割を占める工業用は生産活動の減退を受け、二一・三%減と大幅減だった。また暖冬の影響で暖房・給湯需要が減少したため家庭用も一〇・五%減、業務用も七・五%減となった。二〇〇八年四月―〇九年二月の販売量は二・三%減だった。

配当利回りが3%を超えてきた電力株もある。日本の電力株で3%というのはなかなか無い水準ではある。しかしながら、いつものことで、どうしてもアメリカ株との比較になる。電力株みたいな公共株で3%を超えているのはうじゃうじゃある。5%や7%なんかもいっぱい。10%でも驚かない。

結局そういうことになる。

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