日本に反対する国はあっても、中国に反対する国はありません
NHKの番組で「追跡AtoZ」というのがある。何か一つのテーマを深く追求する番組で、NHKとしては思い切ったライブ感やスピード感がある。でもやっぱりNHKはNHKで、とにかく最初から最後までガチガチの枠にはまった作り方で、ライブ感を出そうとする意味が全くなくなっている。だから個人的には好きじゃない。NHKらしい普通の番組にすればいいじゃない。ま、そんな事はどうでもいい。
先日やっていた番組のテーマが送電力設備の国際標準。日本には1100KVを効率よく送る技術があって、これを国際標準の1つとして認定してもらいたい。認定してもらえなければ、携帯電話のようにガラパゴスの技術になってしまって儲からない。ヨーロッパには日本の技術を認定したくない国がいくつかある。
各国の思惑が絡み合い綱引きがいろいろあって、最終的には投票で国際標準採用が決まる。
投票の段階で反対すると考えられていたのが欧州の各国。欧州にはシーメンスなどの巨大企業があるので、それらに有利な方向に持っていくには日本の技術を国際技術から外そうとするのは当然。
最終的な投票結果としては、反対すると心配されていた欧州勢は賛成に回って、日本の技術が国際標準として認められた。良かったね。
これからは何をするにも国際標準。日本にはそれに対応した人材も必要だし、国の援助も必要だし、技術立国の最重要課題。
そういう趣旨なんですが、一番印象に残ったのは、欧州各国が賛成に回った理由。それは言うまでもなく簡単で、中国が日本の味方に付いたから。中国が日本の技術を使いたがっているから。
つまりですよ、中国の代表が欧州各国の代表に、うちは日本の技術を使いたいから反対票投じないでね、って一言言えば、全てが決まるってことなんです。
番組に出演していた国際標準のプロが言っていた。
「日本に反対する国はあっても、中国に反対する国はありません。」
そういうこと。
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