社債の利回りは異常に高い、買うのはBill GrossがOKを出したとき
社債発行が急回復しているというニュース。
#どうでもいいけど、こういうニュースを日経で初めて知るのはあまり無い事じゃないですか?少なくとも自分はあまり無い。日本限定のニュースは日経で知りますけど、世界的なニュースは海外の経済ニュースサイトで知る。だから、こういう社債のニュースなんかを日経で知るとなんか変な感じがするわけです。
2009/03/29, 日本経済新聞 朝刊
社債、世界で急回復、1―3月発行額最高、高格付け企業が調達。
金融危機で低迷していた社債発行が世界で急回復している。英米調査会社ディール・ロジックによると、今年に入ってからの世界の企業(金融を除く)による社債発行額は四半期として過去最高ペースで推移している。金融機関が融資に慎重姿勢を維持するなか、格付けの高い企業が市場での資金調達に動いたためだ。
ディール・ロジックによると、今年に入り三月十九日までの社債発行額(金融を除く)は四千三百四十五億ドル(約四十二兆五千二百億円)と昨年十―十二月期から倍増。四半期で過去最高だった昨年四―六月期(三千四百五十二億ドル)をすでに上回る。
社債発行は昨年七―九月期から減少していたが、貸し渋りが続く中、比較的市場で資金調達しやすい高格付けの企業が、多少金利が高くても長期資金を手当てしている。スイスの製薬大手ロシュは二月末、ドル、ユーロ、ポンド建てで合計三兆円規模の大型起債に成功した。
社債投資家の関心も高い。仏電力大手EDFが一月中旬に発行した計四十億ユーロの社債には、発行額を大きく上回る百三十億ユーロもの応募があった。(ロンドン=石井一乗)
社債の利回りは相変わらず高いまま。金利は下がってLIBORも下がったけれど、相変わらず金利とLIBORの差は開いたままだし、高格付社債型のファンド・ETFなどの利回りはバカみたいに高いまま。
でも、過去最高水準まで社債発行が増えてきたという事実があるわけで、クレジットクランチは少なからずこなれてきたって事じゃないですか?
どんな指標を見てもいいんだけど、せっかくなら投資できるモノを見ていた方がいい。
- iShares iBoxx $ Invest Grade Corp Bond (LQD) 6%
- PIMCO Corporate Opportunity Fund (PTY) 17%
- PIMCO High Income Fund (PHK) 24%
後ろの数字は利回り。レバレッジが200倍を超えると配当は出ないというのがルールなので、価格の下落で配当が止まることがある。これは注意が必要でしょうな。
いずれ社債の利回りは落ち着く。じゃぶじゃぶ金をするアメリカにインフレが来て国債利回りがどこまで上がるのか、その辺りは難しいけれど、今の社債利回りは普通じゃない。どこで買うかだけれど、個人的にはBill Grossが買ってもいいよ、と言うときまで待ちたい。
もちろん、そういう大きな流れに関わらず、マーケットの安心感でPTYとかPHKの価格は動く。しかもでっかく動く。そういうのをタイミング良く取るのも悪くはない。難しいけどね。
ちなみに、数少ないトリプルA企業のセカンダリーマーケットでの利回りはこんな感じ。これは個人投資家が明日にでもすぐ買える値段ですよ。
- JOHNSON & JOHNSON 残存6年:3.97%
- PFIZER INC 残存5年:3.4%
参考までに、S&PのトリプルA格付を受けているアメリカ企業は5社しかない。
- Pfizer Inc. (PFE)
- Exxon Mobil Corp. (XOM)
- Microsoft Corporation (MSFT)
- Automatic Data Processing, Inc. (ADP)
- Johnson & Johnson (JNJ)
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