スマートフォンやPCへの登載が進むタッチパネル、競争は激しい
モバイル・インターネットのプラットフォームはスマートフォンですが、スマートフォンはタッチパネルで操作する。これから携帯電話がスマートフォンに置き換わっていく。今日の日経新聞の記事にあるとおり、タッチパネルの用途はどんどん広がる。
タッチパネルといえば、すぐに思いつくのはアメリカのSynaptics(SYNA)。つい最近株価は急落してますけど、理由はアナリストの予想に微妙に届かない先行き見通しを出したから。タッチパネル全体としての伸びを考えれば株価は下げすぎな気がするものの、いかんせん電子部品ですからね、自信を持って強気で買っていくのは難しい。
アメリカのCypress(CY)やBroadcom(BRCM)もタッチパネル関連。この2社はタッチパネル専業ではないので、純粋なタッチパネル銘柄としてはSYNAの方が向いている。SYNAも純タッチパネル銘柄ではないものの、ほぼそう考えても良いビジネスだと思う。
台湾のタッチパネル関連企業は下の表の通り。詳細は知らない。
今のところの傾向としては、アメリカ企業はスマートフォンへ供給し、台湾企業はPCへ供給している。
足下、3.5インチタッチパネルモジュールの価格は急落している様子。1年前に$17前後だったものが今は$10前後。チップの値段も1年前の$4程度から$2ぐらいまで下落。競争が激しいことがよく分かる。
日東電工がタッチパネル向けの粘着シートを量産するというニュース。
2009/09/08, 日本経済新聞 朝刊
タッチパネル粘着シート、日東電工が量産、画質向上、衝撃も吸収。
日東電工はスマートフォン(高機能携帯電話)などのタッチパネル向けで、ディスプレーの画質や強度を高める粘着シートの量産を始めた。タッチパネルは今後市場が拡大するとみられ、ノートパソコンなどへの搭載も見込める。新製品投入で高機能粘着シート事業の売上高を今年度に前年度比6割増の40億円、4~5年で100億円規模に引き上げる。
新たに量産するのは「ルシアックス」という透明粘着シートで、タッチパネルの基板に組み込んですき間を埋め、光の乱反射を防いで画質を高める。従来の薄手タイプに比べて4~7倍程度厚い175マイクロメートル(マイクロは100万分の1)で衝撃を吸収する。豊橋事業所(愛知県豊橋市)で生産する。
欧米では日本より先行してタッチパネルで操作するスマートフォンが普及し、頻繁に触ったり、落としたときの衝撃にも耐えられたりするディスプレーの需要が高まっている。
同社はタッチパネル向け粘着シートの最大手だが、最近は台湾や中国のメーカーの参入で競争が激化しつつある。強度を高められる粘着シートの新製品を高付加価値商品として日韓台のパネルメーカーに販売。シェア維持を目指す。
タッチパネルは従来のATMや券売機から携帯型ゲーム機、スマートフォンへと用途が拡大している。
米調査会社ディスプレイサーチによると、2009年の市場規模は約37億ドル(約3500億円)の見込みで、15年には91億ドル(約8600億円)まで拡大するという。
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