2009/03/16 09:09

TSMがガイダンスを引き上げ、半導体強気ニュースは珍しい

半導体セクターで久しぶりの強気ニュースが出た。Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd. (TSM)台湾セミコンダクターがガイダンスを引き上げたことです。

TSMC Announces February 2009 Sales Report and Revises First-Quarter Business Guidance

2月の売上げは前年比では-59%と相変わらず酷い数字ですけど、1Qは予想以上になる計画。

Primarily due to quick orders from customers, especially from the mainland Chinese market, and a stronger US dollar, TSMC now expects first-quarter revenue to be between NT$36 billion and NT$38 billion, higher than the previous expectation of between NT$32 billion and NT$35 billion.

中国からの需要と言っている。やっぱり中国か。

マージンについても強烈に上方修正。

TSMC’s expectation for first-quarter gross profit margin is now between 14% and 16%, and operating profit margin is between -2% and 0%, compared with the previous guidance of 1% to 5% for gross profit margin and -19% to -15% for the operating profit margin.

上方修正でも赤字ですよ。しかし、これまでずっと下方修正の連続でどうにもならなかった会社が、いよいよ下げ止まりに入ったんじゃないかと思われる時が転換点なのは言うまでもない。絶対的な業績の良さは全然重要じゃない。

一気に回復してウハウハ儲かる状況にならないことは間違いない。そんなに景気は良くないので当たり前。ただ単に、底打ちしたのではないか、という第一歩。

いずれ来る底打ちを夢見て、とりあえずセミコンのファウンドリーをメモしておく。Morningstarのレポートにまとまっている。

Taiwan Semiconductor(TSM)が最大手。売り上げ$9.7Bでダントツ。売上げ規模だけではなくて、技術や資金力、収益性などで頭一つも二つも抜け出ているというのがコンセンサス。ファウンドリーセクターでのシェアは44%。

2番手がUnited Microelectronics Corp. (UMC)。これも台湾の企業。売上げは$3.1B。シェアは15%。

そしてSemiconductor Manufacturing International Corp. (SMI)、Chartered Semiconductor Manufacturing Ltd. (CHRT)が続く。SMIは中国企業、CHRTはシンガポール。残りは中小が玉石混淆。

大手は汎用品は作らない。そういうのは中小の中国ファウンドリーが儲からなくてヒーヒー言いながら作る。

Samsungなどの開発・製造が統合されたチップメーカーが、余剰生産力をファウンドリーみたいな形で使うようになってきていて、ここにも競争がある。

200903161.gif競争は激しいし、何より景気の波をもろに受ける。設備投資がデカイので景気が悪くなればすぐに赤字。逆に景気が良くなると一気に儲かる。資金力がものを言う典型的な設備産業。金がかかるので参入障壁は高い。もちろんどんどん高度化する技術に追いつき追い越す必要がある。

景気が回復し、チップ需要が伸びれば、最初に上げるのは間違いなくTSM。最大手で利益が最初に出る。TSMは上がって2番手以下が上げてないから2番手以下を買う、なんて言うのは間違いですな。

TSMの足下の株価は異様に強いのを発見し驚く。

ハイテク・IT・テクノロジー
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