2009/02/04 18:06

ITサービス業界の全体像を捉えるには大手の動向だけで十分

ITサービス市場は基本的にピラミッド構造になっている。ITサービスっていうのは、システムインテグレーションと呼ばれる作業だったり、ソフトウェア開発とか、ITアウトソーシングとかシステム運用とか、そういうものの総称ですな。

大手のITサービス企業が頂点にあって、下請けがその下にあって、孫請けがさらにその下にある。結局、大手が受注して、自分のところでやりきれない仕事とか、専門能力のある中小ITサービス企業に業務を割り振るわけ。

じゃあ、大元の受注が減れば一番割りを食うのは下請けや孫請けの中小ITサービス屋さんであることはスグリか出来ますな。

ITサービス屋は星の数ほど上場しているが、そのほとんどが下請け。そういう中小IT屋について、「金融機関向けのシステムが好調」、「大手流通業からの受注が豊富」なんて四季報に書かれていたりするわけだが、これは誤解を招くこともよくある。

つまり、受注しているのは直接ではなくて、大手のITサービス企業からの下請け的な受注ですな。

こういう会社はつまらない。

そういう業界構造を考えてみれば、ITサービス業界の動向は大手の様子をうかがっておくだけで十分って事じゃないですか?

NTTデータは業界最大手級。第3四半期決算を発表したけれど、その説明資料にうまいことITサービス業界の動向がまとめられている。

平成21年3月期 第3四半期 連結決算概要(参考資料)

200902045.gif7ページにあるこの図だけでよく分かると言えましょう。

底堅いニーズが見込めるのは規制対応等の必須案件などに限られる。

そういう事でしょうな。

個人的には、金融関連は全然ダメで流通関連の方がいいかと思っていたのだが、どうやらそれは間違いらしい。考えてみれば、確かに金融関連の方が規制対応は沢山ありましょう。当然公共分野は安定的に仕事がある。あと、ヘルスケアね。

ってことで、まとめると、この不景気相場においてITサービス業で買いなのは、中小企業で公共分野や金融関連、ヘルスケアに規制対応なんかの絶対必要なシステムを納めている企業って事になる。

加えて、先に書いたように、大手の下請け的な中小はつまらないので外す。直接取引でシステム開発してたり、もしくはパッケージソフトを売っているのが良いですな。

そういう範疇に収まるITサービス企業以外は無視で良い。

ハイテク・IT・テクノロジー
ITサービス NTTデータ システムインテグレーション ソフトウェア パッケージソフト



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