カテゴリー: 専門小売銘柄

2009/10/05 08:08

ワークマン、9月数字は悲惨で下方修正確実、株価はこなれている

~ ガテン系ガールファッションがワークマンの切り札、なんて事はない、月次は厳しい。 ~

ワークマンの9月月次数字。

平成22 年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ

2009100112.gif

全店が87.8%、既存店が85.7%。こりゃひどい。9月(第2四半期末)累計では全店92%、既存店89.4%。

景気の低迷と、シルバーウイークで就労日が減少したことで、消耗品などの革手袋等の販売が低調に推移したことと、降雨日が少なかったことで、合羽、長靴の販売が低迷致しました。その結果、チェーン全店の売上高は前年同月比87.8%(既存店売上高前年同月比85.7%)となりました。

どんな理由があるにしても、悲惨な数字と言えましょう。

会社計画では第2四半期累計の売上高が-1.7%。全然達成していないので、そのうち下方修正が出るのは確実。利益もがくっりと下がるはず。通期増収増益の計画も当然下方修正。

業績は悪いけど、株価は十分にこなれている。

ところで、若い女性の間の一部でガテン系(って呼ぶのだろうか?)ファッションが流行っているらしいですけど、どうなんでしょうか?でもこれは、ワークマンで売っている昔ながらの作業着ではない。それらをもっとカワイラシクして、よりキヤスクして、断然イケテルカンジにしたものですな。人気のブランドもあるらしい。まさかワークマンでそういうのを売り出したりしないよねえ。

2009100113.gif

専門小売銘柄
アパレル ワークマン 作業着



2009/09/13 15:03

ドクターシーラボ、20%超の経常利益率、もう一段の下落で魅力的

~ 普段は投資対象にしない化粧品会社、好業績で検討しても良い株価にかなり近づいた。 ~

ドクターシーラボの決算発表。

平成21 年7月期 決算短信

化粧品会社とは思えない増益。第3四半期時点の会社予想を遥かに超えた結果になったけれど、上方修正があったわけでもない。東証(?)の業績修正発表条件にがいとうするんじゃないの?今期の業績計画も売上+17%、経常利益+11%と好調でEPSは12,500円。

まともな化粧品会社はいつもそうですが、キャッシュフローはじゃぶじゃぶでキャッシュリッチ。ドクターシーラボも当然キャッシュカウ。自己資本比率は77%と文句なし。配当性向は22%と高くない。金余りなんだからもっと出してほしいところです。

それにしても経常利益率が21%と超高い。高すぎるぐらい高い。基本的に化粧品会社の利益率は高いけれど、それでも10%を超える水準だ。一番優秀なのはマンダムだと考えているけれど、マンダムの絶好調の時でも20%には届かない。

通常は化粧品会社に興味は持たないし投資もしない。マンダムが3月に1500円台まで急落して配当利回り5%を超えそうになった時に買いそうになった事はある。

ドクターシーラボがもう一段安くなればそういう状況になりそう。この決算発表見てまさか安くなるとは思えないけどね。

専門小売銘柄
ドクターシーラボ マンダム 化粧品

2009/06/29 20:08

西松屋チェーン、6月月次数字は良くないし、説明も良ない

~ 慎重な言葉だけ並べているのは保守的なのではなく現実を直視した結果か。 ~

西松屋チェーンの6月月次数字。

平成22年2月期前年比速報(6月度)

全店が101.7%、既存店が93.8%。今2月期ここまででは全店102.1%、既存店94.6%。

数字にはちっとも良いところはない。会社の説明にもちっとも良いところはない。暗い言葉ばかりが並んでいますな。

当月は関東以北のゾーンにおいて最高気温が前年度より低く、想定外の苦戦が続きました。あわせて競争状況も激化し、競争他社の低価格商品の打ち出しや、夏物のバーゲン時期の前倒しがあったため、衣料部門におきましては、初夏、夏物のアウトウェア・実用衣料ともに低迷いたしました。

雑貨部門におきましても、育児消耗雑貨の紙おむつ・粉ミルク・衛生用品・ベビーフードがやや低迷いたしました。大型育児用品のベビーカー・チャイルドシート・ベッドにおいては、金額、売れ数ともに大きく低迷いたしました。

何かちょっと改善してきているとか、そういう言葉を期待する。

専門小売銘柄
アパレル ベビー用品 子供 西松屋チェーン

2009/05/30 11:11

ユニバースの今期は食品スーパーとしては十分な成長、月次もOK

~ 収益性、成長性、配当、月次、どれもこれも驚きはないが食品スーパーとしては十分。 ~

ユニバースの決算発表。

平成21年4月期 決算短信

200905293.gif今期計画は、中間が増収減益、通期では増収増益。増収増益とは言っても食品スーパーですからね、その幅は数パーセント。配当は変わらずの30円を計画。配当利回りは2.6%。株主優待で総合利回りは3.2%以上にアップする。

自己資本比率は61%、今期経常利益率は3.5%。一店舗当たりの売り上げはトップ級、東北で相変わらず一番強い。

今期の出店は3を計画。既存店の計画は100.3%。

特に何もないですな。一つだけ気になるのは、前期4Q業績がイマイチで既存店が100%を割っていること。客数も同様。この傾向が続くとダメ。

5月の月字数も発表されている。

売上高 前年比(月次)

全店が105.7%、既存店が100.9%。とりあえずは順調な数字と言えましょう。

専門小売銘柄
ディフェンシブ ユニバース 食品スーパー

2009/05/11 23:11

バルス、4月の月次数字はさらに悪化、減額修正があっても納得

~ フランフランが売れない、下方修正を織り込むように株価は既に下落している。 ~

バルスの4月月次。

平成22年1月期月次売上概況(4月度)

全店が94.6%、既存店が83.4%。月次数字の悪化が止まらない。

株価も同様に下げっぱなし。下げ止まった感があるものの、これから下方修正が出てくるのはほぼ間違いないわけで、更なる下落も十分あり得る。今の会社計画は10%の増益を計画しているけれど、月次を見る限りそれは無理というもの。数十パーセントの減益は余裕じゃないですか?

専門小売銘柄
バルス フランフラン 雑貨

2009/05/10 23:11

マックスバリュ東海、既存店売上の減少が止まらない、消費者は鈍い

~ 消費者の財布の紐は超かたい、絞るばかりじゃなく株主優待を使って賢く買物するべきかと。 ~

200905082.gifマックスバリュ東海の4月月次。

2010年2月期  4月度月次売上高前年比速報

全店が111.3%、既存店が94.2%。既存店の下落が止まりませんな。

客数の落ち込みはそれほどでもないけど、客単価、一品単価、買上点数が大きく下落。消費者は食べなければならないので食品スーパーにはいつも通り行く。でも、より安いものを選び、品数を減らす。財布の紐はかたい。

配当は39円で配当利回りが3.8%、優待が100株5000円で優待利回り4.9%、両方合わせて総合利回り8.6%。イオン系スーパーを利用する人であれば文句無しの水準ですな。そういう人は、10%を超えることがあれば迷わず買い。

専門小売銘柄
イオン マックスバリュ東海 株主優待 食品スーパー 高利回り

2009/05/08 21:09

MonotaRo、第1四半期は計画通り停滞、中長期では変わらず有望

~ 足下、不景気で工場は動かないので業績停滞、それでも工場版Amazonの将来性は疑いない。 ~

200905064.gifMonotaRoの第1四半期決算。

平成21年12月期 第1四半期決算短信(非連結)

増収減益。会社計画通りの数字ですね。中間期、通期でも増収減益で、今のところその線で推移中と言えましょう。

とりわけで書くこともないけど、新規顧客の獲得は順調に進んでいて、既存顧客からの注文は減少。経済状況を考えれば、至極当たり前の結果。

モノタロウは長期で期待している銘柄であることは何度も書いているけど、それは今も変わらない。いずれ株価はグイグイ上げるときが来る。そういうビジネスモデルだと思っている。モノタロウの取れる市場規模は大きいですよ。

Amazonの工場版。期待してますよ。

専門小売銘柄
MonotaRo インターネット通販 カタログ販売 工場消耗品 工場間接品 自動車部品

2009/05/07 17:05

コメ兵、サプライズな上方修正、収益改善の余地はまだまだ残っているのか

~ 不景気では高額商品が売れないのは誰でも分かる、だからコメ兵の修正は意外。 ~

コメ兵の上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

これは意外な増額でした。時計やバッグなんかの高額商品が多いコメ兵は、不景気で厳しいのは間違いない。こういうビジネスは、売れなくなるととたんに利益が下がるのはよく分かりましょう。実際、コメ兵の今期業績はガクンと落ち込む。増額後でも大きく減収減益なのは変わりない。

増額の理由。

売上高総利益率の低下を防ぐため、買取価格の調整及び新品仕入の抑制等を行いました。また、売上高総利益率が低位となった商品につきましては、価格低下を最小限に抑えられるよう、決算セール、オンラインショッピング等を活用して早期に処分するよう努めました。経費面につきましては、広告宣伝媒体を費用対効果が高いものに絞り込むことによって広告宣伝費を抑制すること及び出来る限り時間外勤務を抑制することによって人件費を削減すること等により、経費コントロールの徹底を図りました。

買取価格は相当下げているんでしょうな。買取り価格なんてあってないようなものというか、言い値みたいなものでしょ。BtoBの仕入よりは仕入価格の柔軟性は高いはずですな。

で、何だかんだと経費面の絞り込みが大きそう。経費コントロールでまだまだできることがあるってことですか。

詳細は決算発表を待たないと分かりませんけどね、ちょっと意外な上方修正でした。

専門小売銘柄
コメ兵 リサイクルショップ 中古品

2009/04/14 11:11

ABCマート、今期も増収増益を計画、足下月次は厳しい状況

~ 今期も積極出店を継続、BSは綺麗、CFは豊富、株価は下げた、悪いのは足下3月月次数字。 ~

200904131.gifエービーシー・マートの決算発表。

平成21年2月期 決算短信

今期は第2四半期が増収減益、通期では挽回して増収増益の計画。売上げで9%、経常利益で7%の増。

前期の出店数は89店。閉店が14。期末店舗数は444。海外は14の出店と4の閉店で53店舗。今期の出店予定は55店舗。

200904132.gifBSは相変わらず全然問題はないし、キャッシュフローはじゃぶじゃぶ。

3月の月次数字を見ると、中間・通期の計画数字が不安に思えてきますな。3月は既存店が-7.3%、全店が+4.3%。

株はずいぶん売られて半値以下になった。これでようやく割高感は無くなったわけですけど、いかんせん3月の月次数字を見る限り魅力的に思えない。もちろん、1ヶ月だけの数字で判断はできませんけどね。

専門小売銘柄
エービーシー・マート

2009/04/12 22:10

マックスバリュ西日本、利回り7%超の食品スーパーは叩き売り状態

~ MV東海といろんな面がよく似ている、つまり株式マーケットの今の評価はこんなもの。 ~

マックスバリュ西日本の決算発表。

平成21年2月期 決算短信(非連結)

2009041208.gif今期はそれなりに増収、わずかに増益の計画。配当は35円で変わらず、配当利回りは2.9%。100株所有で5000円分の買物券がもらえるので、優待利回りは4.2%。配当と優待を合わせた総合利回りは7.1%。マックスバリュ東海の8%といいう数字に負けず劣らず魅力的な水準と言えましょう。

2月の月次数字は全店売上が104.5%、既存店が96.2%。これまたマックスバリュ東海と似たりよったり。

バリュエーションにしても財務にしても、何にしても、MV西日本とMV東海は瓜二つですな。

ってことはですよ、結局、マーケットがこういう食品スーパーに今付ける評価はこれぐらいが妥当って事でしょう。マーケットの評価が上がら無いと株価は上がらない。なぜか個別に叩き売られているわけじゃないからね。

専門小売銘柄
イオン マックスバリュ西日本 株主優待 配当 食品スーパー 高利回り

2009/04/12 22:10

マックスバリュ東海、ディフェンシブで利回りが8%超は魅力的

~ イオンの反省と仕入・管理一本化などで価格を下げれば消費者は喜ぶ。 ~

マックスバリュ東海の決算発表。

平成21年2月期 決算短信

2009041207.gif今期は少しの増収増益を計画。残念ながら配当は2円減の36円。配当利回りは3.4%。株主優待は100株で5000円分の割引券なので、優待利回りは4.7%。配当と優待を合わせた総合利回りは8%。まともな食品スーパー株で8%の利回りは魅力的ですな。

3月の月次数字は、全店が111.8%、既存店が97%。2月に大きく落ち込んだ既存店はある程度回復。たった一月の数字の動きでは何も分かりませんよ。

最近、「イオンの反省」というのが話題になりました。

「イオンの価格は、他店にくらべて、決して安くはありませんでした」
「イオンの売り場には、欲しいと思える商品が並んでいませんでした」
「イオンは、お客さまへのサービスを、怠っていました」

確かにイオン系は安くはなかった。高くも無いけど、安くはないという感じですか。それを反省したのはマックスバリュ系でも同じなわけで、これからはより安い食品が並ぶことになりましょう。

品揃えやサービスは十分なレベルで、消費者はどうしても価格に引きつけられる。イオンの反省で価格が下がれば、消費者の足は以前よりイオン系に向かい安くなるのは間違いない。ジャスコへ行くと間違いなく安くなった食品が沢山ありますな。

ただ、安くすることが単に利益を削ることでは投資家には全然意味がない。というか、やめて欲しいですな。

イオンの場合、今日の日経新聞にあるように、コストカットできる部分はまだまだあるんでしょう。

2009/04/12, 日本経済新聞 朝刊

イオン、仕入れ・管理一本化、まず東北地区。

 イオンはグループ各社が個別に運営していた商品調達や管理部門を地域ごとに統合する。まず今夏をメドに東北にあるスーパーなど四社の機能を集約して十億円超のコストを削減、順次全国に広げる。金融事業でもグループ各社の連携を強める。

 調達や管理部門を地域ごとに統合するのは総合スーパーや食品スーパーなどグループ約二十社。二十社で連結売上高の約八割を占める。これまでは本社が全国一括の仕入れをする以外は、各社が地域ごとに仕入れをするため、取引で価格交渉力が発揮できなかった。

 東北では「ジャスコ」を運営するイオンリテールの東北カンパニーが受け皿となる。対象企業はイオンスーパーセンター(盛岡市)、マックスバリュ東北(秋田市)、ホームセンターのサンデー(青森県八戸市)。商品仕入れや人事総務、営業企画などの業務を順次一本化する。

 イオンは地方スーパーを合併などで取り込んで規模の拡大を急いできた。管理部門については、情報システムの共通化などが遅れていた。北海道、九州を除く全国を五ブロックに分け、東北と同様の形で統合する方針だ。

 金融事業も効率化する。傘下に銀行やクレジットカード会社を持つが、これまで同じショッピングセンターで別々の窓口をもうけていた。今後は銀行の店舗の近くに集約する。

この施策がマックスバリュ東海の業績として実を結ぶのはまだ先。すぐに業績になんて直結しない。しかし、重要なのは、そういう方向にあるという事実。

専門小売銘柄
イオン ディフェンシブ マックスバリュ東海 株主優待 配当 食品スーパー 高利回り

2009/04/12 22:10

チェルト、安定的なビジネスは変わらず、株価評価はかなり低い

~ 安定的なビジネスでわずかでも増収増益を計画、それでもマーケットの評価は利回り6%。 ~

チェルトの決算発表。

平成21年2月期 決算短信(非連結)

2009041206.gif前期に続き、今期もわずかながらの増収増益を計画。ま、業績横這いって言うことですか。それでも配当は1円増の70円を予定。今時増配を計画するのは立派じゃないですか?配当利回りは6%。期末一括配当ではなくて中間配当をして欲しいですな。

特に変わったこともなく、相変わらず安定的なビジネス。PERで5.2倍、PBRで0.8倍、配当利回りで6%なんていう株価は安いんじゃないですか?

専門小売銘柄
チェルト ディフェンシブ 配当 高利回り

2009/03/29 13:01

ニトリ、今期も10%程度の増益を計画、家具業界には伸びしろがある

~ 家具マーケットは普通の競争経済を持ち込んだだけシェアが取れる旧態依然とした業界。 ~

ニトリの決算発表。

平成21年2月期 決算短信

今期も10%ぐらいの増収増益を計画。今時珍しい増配を予定。棚卸資産、買掛金、借入金は増えていない。ずいぶん値下げした印象があるけど、原価率は2%以上も改善。販管費がちょっと悪化。キャッシュフローは出店するのに十分ある。

いやはや、強いですな。

円高で恩恵を受けて値下げするというけど、円高だけでこれだけの事は出来ないでしょう。円安になれば値上げするのかと言えば、そうはならない計画。そういう体制を作り上げたというのが会社側の主張。嘘じゃないんじゃないですか?

そもそも、家具業界がどれほど非効率でバカげているか、町の家具屋に行けばよく分かる。あんなモノがあんな値段で売られているという、ただそれだけの事で十分でしょう?ニトリはそういう家具業界に当たり前の競争経済の概念を持ち込んでるだけ。

まだまだそういう業界だから出店余地は十分あるし、業績の伸びしろだって大きい。

2009032912.gifそうは言ってもこの不景気。さすが苦しいはずなのは間違いない。それでも増収増益計画なのだから立派ですね。

ところで、家具業界みたいな、旧態依然としたバカげた業界の一つが工場消耗品市場だと思う。特に中小工場向けの工場消耗品とか交換部品。そう、MonotaRoが頑張っている分野ですね。

とにかくモノが作られない不景気で、MonotaRoの業績も今期は停滞する。でも、景気が回復したときには業績はもうれつに伸びるはず。普通に常識を持って考えて理屈の通らない業界にはいずれ破壊者が現れる。工場消耗品ではMonotaRoがそれだと考えています。

専門小売銘柄
MonotaRo ニトリ 家具 工場消耗品

2009/03/29 12:12

カスミ、10%を超える下方修正、今期3度目の減額、食品も苦しい

~ ディフェンシブな食料品さえも売れなくなっているという不景気の強さを認識。 ~

カスミの下方修正。

業績予想の修正及び特別損失の計上に関するお知らせ

売上げの減額幅は少しであるものの、利益は10%以上の下方修正。価格競争が激しくて利益が出ないという会社側の説明はその通りでしょうな。

今期3度目の下方修正。食品スーパーも予想を超えてどんどん悪い状況になってるって事。

専門小売銘柄
カスミ 食品スーパー 食料品

2009/03/20 19:07

ビックカメラ、不正会計で上場廃止の可能性から復活した、株は上

~ 配当と株主優待で20%の利回り、倒産せず利回りが維持されるなら、絶対に負けない投資。 ~

ビックカメラが上場廃止の瀬戸際からカムバック。

2009/03/19, 日本経済新聞 朝刊

ビックカメラ、上場維持へ、監理銘柄指定を解除。

 東京証券取引所は十八日、上場廃止の是非を検討していたビックカメラの「監理銘柄」指定を解き、上場を維持する方針を固めた。有価証券報告書の虚偽記載の実態を審査してきたが、上場廃止にするほどの悪質性や組織性はないと判断した。東証の自主規制法人が近く臨時理事会を開き、決定する。

 ビックは二〇〇二年に池袋本店などの不動産をSPC(特別目的会社)に売却する会計処理を実施した。ただ、この会計処理について証券取引等監視委員会が調査に入ったのを受け、昨年十二月に過去の決算を見直すと表明。今年二月には二〇〇二年八月期から二〇〇八年八月期までの七期分の決算を訂正した。

ビックカメラの配当利回りは5%。決算修正で大赤字ではあるものの、あくまで過年度決算を修正した特損。キャッシュアウトはない。配当は出ると考えますよ。

株主優待も充実していて、3000円の買物券がもらえる。優待利回りは驚きの15%。配当と合わせて総合利回りは20%とバカみたいな数字なわけです。

もともと過年度決算の問題が出る前より、ビックカメラの総合利回りは10%を超えていた。つまり、優待狙いの個人投資家がたっぷりいた。そこへ爆弾が落ちて株価は暴落し、さらに利回りが高まった。

その理由は、上場廃止になるんじゃないかという心配だけですな。

その心配がなくなった今、20%の利回りを取るべく買いが集まるんじゃないですか?とりあえず日経記事の翌日はストップ高。何日か続いてもおかしくないですね。20%利回りがあって、倒産や上場廃止にならない株を買って負ける事なんてあり得ない。

ところで、監理銘柄指定を解除は日経の記事にあるだけで、東証からは正式に発表されていませんな。これについてはビックカメラもプレスリリースを出している。

当社に関する一部報道について

裏付けもなくそんなこと記事にしないだろうから、大丈夫だとは思いますね。

専門小売銘柄
ビックカメラ 上場廃止 不正会計 家電販売 株主優待 配当 高利回り

2009/03/10 16:04

マックスバリュ東海、食品スーパーとしては魅力的な利回り水準

~ 優待+配当の総合利回り8.6%は高い、利益水準的にも株価は安いところまで売られている。 ~

マックスバリュ東海の2月月次。

2009年2月期  2月度月次売上高前年比速報(個別)

200903102.gif食品スーパーとしては普通に数字を出していて、何も驚きはありません。株価はずいぶん下げていて、配当利回りは3.8%、優待利回りが4.8%、合計利回りが8.6%。文句なしに魅力的な水準じゃないですか?

利益から考えても株価は全然高くない。

問題は、配当も優待も2月期末まとめてなので先が長いこと。中間配当出すようにして欲しいですな。

専門小売銘柄
スーパー ディフェンシブ マックスバリュ東海 優待 高利回り

2009/03/06 10:10

7&Iの格安スーパーが売れている、同業他社を確認して損はない

~ 格安スーパー、大黒天物産にしても確かに激安、7&Iでも業態転換で売上が2倍になる。 ~

格安スーパーがかなり売れるらしい。セブン&アイ・ホールディングスがイトーヨーカ堂を格安スーパーに転換したら客が増えたというのは知っていた。しかし、その増え具合は相当なもののようですね。

2009/03/06, 日本経済新聞 朝刊

セブン&アイ、格安スーパー出店増、業績好調受け09年度20店に、全店舗の1割強。

 セブン&アイ・ホールディングスは格安スーパーを現在の二店から二〇〇九年度中に二十店強へ増やす。〇八年に既存のイトーヨーカ堂を格安店に転換し販売価格を一〇―三〇%下げたところ、節約志向をとらえて業績が好調なため。ヨーカ堂は全国に約百八十店あり、〇九年度中に格安スーパーが全体の一割強を占めることになる。

 ヨーカ堂よりパート比率を高め、チラシ回数を減らすなど運営経費を約三割削減して、販売価格の引き下げ原資とする。生鮮品にも力を入れ、ピーマン十五円、サンマ一尾八十八円などの目玉商品をそろえる。

 昨年八月に都内に開いた一号店は、店舗転換前に比べ売上高が約五割伸びた。最近は低価格志向に拍車がかかり、転換前の二倍で推移している。このため当初十店程度だった〇九年度の出店計画を上方修正した。

 大手小売りではイオンが昨秋から格安店「アコレ」の出店を始め、現在三店を運営。ローソンが運営する「百円コンビニ」も好調だ。消費者の生活防衛意識は一段と強まるとみられ、ディスカウント型の小売店が各地で急速に増えそうだ。

売上が50%増とか2倍とか、スーパーでは驚異的と言えましょう。転換前のヨーカ堂が相当酷かったということがあるにしても、信じられないような増え具合かと。

何も7&Iやイオンが展開するまでもなく、既に格安スーパーはある。

例えば、つい先日、大黒天物産が展開するラ・ムーへ初めていく機会があった。

確かに安い。3パックの納豆が55円、もやし18円、牛乳119円。正確な値段ではないにしても、ほぼそう言う感じ。全体として、ああちょっとは安いね、って感じじゃない。何これすごく安いね、って感じ。こういう価格はセール価格ではなくて、毎日価格なのですよ。

試しに納豆を買ってみた。味は良くない。納豆はかなり好きな食品なので納豆にはうるさいと言うこともありましょう。普通に食べるには十分なのかも知れない。

それにしたってですよ、55円という納豆とジャスコに売ってる99円の納豆と、値段が違いすぎる。

価格に敏感な消費者は不景気でますます敏感になる。食品も安いものを買う。当たり前と言えば当たり前。

大黒天物産の業績は非常に良いし、株価も強い。

7&Iの格安店の売上がヨーカ堂の2倍になるのも頷けるし、積極出店していこうという気にもなりましょう。

今まであった格安スーパーだと、食の安全で少し躊躇する人がいたと思うんです。ヨーカ堂やイオンの看板があれば、そういう心配はぐっと和らぐんじゃないですか?現実は別として、安全や安心にはイメージが大切ですからね。

格安スーパーが大手総合スーパーの業績に貢献するのはまだまだ先の話。株価インパクトなんて当然ない。ただ、既にある格安スーパーを見直してみる良い機会になるんじゃないですか?

専門小売銘柄
イオン セブン&アイ・ホールディングス 大黒天物産 総合スーパー 食品スーパー

2009/03/04 13:01

バルス、不景気で敢えてフランフランで買物する理由はない

~ 2月の月次数字は急激にスローダウン、自社株買いもあるが、雑貨という業態で業績はダメ。 ~

バルスの2月月次数字。

平成22年1月期月次売上概況(2月度)

200903047.gif全店104.8%、既存店87.1%。既存店の数字は猛烈な落ち込み。全店にしてもプラスではあるものの、1月までの数字を考えれば相当なスローダウンと言えましょう。

自社株買いの発表もあり、それはプラス。今の相場は自社株買いを発表すると株価が跳ねる。跳ねたらすぐ戻る。

フランフランで売っているようなものは不景気で敢えて買おうというものじゃないですよね。

専門小売銘柄
バルス フランフラン 雑貨

2009/03/04 12:12

エービーシーマート、2月は急速な悪化は止まらず、目先も厳しそう

~ 内需小売り各社の業績は強弱はっきりする段階、株価にもメリハリがつく、ABCマートは弱い。 ~

エービーシー・マートの2月月次。

平成21年2月期 2 月度概況について

200903042.gif全店+3.1%、既存店-8.1%。月次数字としては過去1年で最悪の数字。2月末決算なので、通期の数字としては、全店+13.1%、既存店+1.1%。Qごとに見てみれば、1Q、2Q、3Qは好調で、4Qに入ってがっくりと悪化。まさに10月からの急速な景気悪化と同じ。

ABCマートはユニクロやポイント、ニトリ、あさひなどと並んで、昨年は業績好調な小売業の一つだった。これら以外にも、ボロボロの外需景気敏感企業との比較で業績悪化の程度が少ない内需小売企業は沢山ありましたな。そして、株価にしてもその状況を反映して、よく上がりました。

10月からの景気の変調でいよいよ相対的に業績・株価堅調な内需小売り系も厳しくなると判断した。

そのなかでどの企業が持ちこたえるかなんて分かりようもない。だから一斉に全部売られた。

今年も2月まで来て、だんだん持ちこたえている企業がはっきりしてきたと思いませんか。結局、ユニクロ、ポイント、あさひ。順調なところ。

相対的に業績の良い内需小売りに資金が集まり→いよいと景気の急悪化で一斉に売られ→絶対的に業績好調な小売りがはっきりし→小売企業の株価に大きくメリハリがつく。

そういう流れかと。

買うとすれば大きいメリハリが上へ付くものだけになりましょう。

専門小売銘柄
あさひ エービーシー・マート ニトリ ポイント ユニクロ 小売り

2009/03/03 12:12

ワークマン、月次数字はつるべ落とし、商品は景気敏感な仕事向け

~ 12月まで踏ん張ってきたが、1月から急落、これからまだ悪くなるが株価は折り込み済み。 ~

ワークマンの2月月次。

平成21 年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ

200903033.gif全店売上高が88.6%、既存店売上高が85.7%と強烈なスローダウン。12月までは100%をほぼ維持してきて、1月2月とつるべ落としの状況。

ワークマンの商品は景気敏感な仕事をしている人向けなので当然と言えば当然。第3四半期決算の時に考えた通りと言えましょう。

まだまだ数字は悪くなりますよ。

株価はそんなことはとっくに折り込み済み。相変わらず利益は今の計画から半分ぐらいにはなってもおかしくない株価ですな。

専門小売銘柄
ワークマン 作業着

2009/02/25 19:07

ユニバース、通期で上方修正があるかも、無くてもディフェンシブ

~ 業績も株価もディフェンシブな動き、利回り3%は十分、大きく儲からなくても損は小さいはず。 ~

ユニバースの第3四半期決算。

平成21年4月期 第3四半期決算短信

売上高+2%、営業利益+5%、経常利益+6%、純利益+11%。順調。通期計画は、売上+2%、営利-4%、経利-4%、純利+30%。営業・経常利益は減益の計画ですけれど、増益を達成しても全然不思議はない。計画通りでも文句はなし。

200902251.gifディフェンシブ銘柄としてユニバースを個別銘柄ウォッチに入れている。

業績についてはその通りの展開が続いている。株価についても、全体マーケットを考えれば、十分以上にディフェンシブの値動きじゃないですか?

今の株価で、配当利回り2.5%、優待利回り0.4%。利回りが高い銘柄は他に沢山あるので、ユニバースの利回りは高くはない。ディフェンシブかつこの利回りなら悪くはない。

専門小売銘柄
ディフェンシブ ユニバース 食品スーパー

2009/02/11 11:11

ミネルヴァの月次は強い、ライフスタイル系スポーツが市民権を得る

~ ユニクロでもソフト系スポーツファッションは勢力を増している、これは社会の流れでしょう。 ~

ミネルヴァ・ホールディングスの1月月次数字。

Eコマース(インターネット通信販売)月次速報(平成21年1月1日~1月31日)

200902112.gifなんだか立派な数字が並んでいます。売上高は126.8%、出荷件数は135.7%、会員数は125.5%。全く衰えませんな。

1月期末なので2009年1月期が終わったわけで、通期でも売上は+30%ぐらいはいったでしょう。

スポーツ・アウトドア用品小売りの業績が良いことは何度も何度も書いている。健康志向とかメタボとか流行りとか、なんだかいろいろ要因はあるのでしょう。けど、この不景気の風をこらえられるほど強いのか、非常に怪しい、と考えた。

そういう事で、ミネルヴァ(ナチュラム)は既に外した。株は安いのだけど、業績がグングン悪化すると思ったわけ。

出てくる数字はそういう勝手な考えとはずっと正反対。

もう一度考えてみた。

アパレル小売りでは一人勝ちのファーストリテイリング。ユニクロ店舗を思い出すと、そう言えば以前とは違うと感じる点がありませんか?

そう、スポーツ系ファッションの衣料が増えている。吸汗・発汗に優れたテロテロした生地で作られたさらっとしたやつですね。

以前はこの系統の服はユニクロには無かった。いつ頃から店頭に並びだしたのか全然記憶にないが、徐々に大きなストアスペースを占めるようになってきていると思うんです。

単にファッションとしてスポーツ系アパレルを着る人をターゲットにしているのか、それとも実際にスポーツをする人をターゲットにしているのか、まあどっちでもいい。大切なのは売れているから増えているって事。

スポーツと言ってもハードなものからソフトなものまでいろいろある。少なくともユニクロで売っているものにはハードなものはない。ハードとは例えば野球とかサッカーとか、ラグビーとか。つまり、体育会系。

ソフトなものはジョギングとかヨガとかスポーツジムとか。つまり軟派系。いや、体育会系の反対で軟派系はふさわしくないでしょうな。ライフスタイル系とか呼ぶ。

そういうライフスタイル系スポーツ衣料がユニクロには並んでいる。で、売れているらしい。

なるほどね、スポーツと聞くとどうしてもハードなものを思い浮かべてしまうが、それは発想が貧困だし間違っている。メタボの人や健康志向の人がハードなスポーツをする事は少ない。世の中皆さん楽しみながら運動して健康で若々しく過ごしつつスポーツ仲間と楽しみたい。

私もスポーツジムに行っているのでこれはよく分かる。昼間のスポーツジムはリタイアした人達の社交場みたいになものですよ。

ナチュラムに関して四季報では、「釣り具・アウトドア、健康・美容関連商品販売が想定超」とありますけど、これにしてもうねりは同じ。

200902113.gifで、ナチュラムの株だけれど、業績の好調さに関わらず上がっていない。(そういう点ではナチュラムを外したのは正解でしたが。)

売上は増えても利益が伸びないのはミネルヴァの一番ダメなこところ。利益を伸ばそうとすれば売上が伸びない。なぜならネットで買物する消費者はすぐに1円でも安い方へ向かう。特にナチュラムなんかで売っているものはどこでも売っているものも多く、楽天で検索して一番安いところで買うだけ。

そういう事もあって、結局株としては魅力があまり感じられない。しかし株が安いことだけは間違いないでしょう。

専門小売銘柄
アウトドア スポーツ ナチュラム ネット通販 ミネルヴァ・ホールディングス

2009/02/07 15:03

アイエーグループ、3Q決算を見て通期業績達成を信じる人が増えそう

~ 通期未達懸念で叩き売られた株は今や利回り10%超でPER3.8倍の低評価、見直されるか。 ~

アイエーグループの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

大きく増収増益なのは連結子した子会社の業績がプラスされているから。メインのカー用品販売(オートバックス)は既存店ベースで当然の減収。カー用品以外にブライダル事業、建設不動産事業、レンタル・ゲーム事業と手広くて節操が無いわけだけど、どれも黒字なので文句はありますますまい。

中間業績発表時点での通期業績予想と、今回の3Qでの通期予想と数字は変わりなし。でもね2Q時点では通期達成は無理だなって思っていた人が多いと思うんです。3Q決算を見て、通期達成できるじゃん、ってこの株が気になる人も多いんじゃないですか?

そういう2Q時点での考えもあって、株価はPER3.8倍まで売られている側面は間違いなくあるでしょう。今のマーケットではPERなんて屁の突っ張りにもなりませんけど、そうは言っても3.8倍は低すぎかと。

そして配当利回りが4.8%、優待利回りが10%。優待を使わなければヤフオクで売る。額面の60%がせいぜいではあるものの、それでも優待利回りは6%。総合利回りはどうやっても10%を超える水準。

ま、そうはいうものの、カー用品販売というビジネスはつまらないのは間違いなく、そういう点では何も魅力がありませんな。

専門小売銘柄
アイエーグループ オートバックス カー用品 ブライダル 株主優待 配当 高利回り

2009/02/07 14:02

アルペンに限らずスポーツ・アウトドア用品小売りは健闘している

~ 不景気を考えれば苦しい業界、健康志向の高まりはそれを補って有り余るのだろうか? ~

アルペンの中間決算。

平成21年6月期 第2四半期決算短信

好調な決算です。

スポーツ・アウトドア用品の小売り各社の業績が良いのは今までも時々言ってきた通り。なぜかよく分からないが、世の中そういう流れがあるのでしょう。

それとも何か人気が上がり調子のスポーツがあって、それだけが健闘しているのだろうか?ゴルフ?決算短信の中でもゴルフについては特に言及があるしね。それに、ゴルフ5の店舗数は179店で全体360店舗の半分ですから。売上的には40%ぐらい。

この辺の部門別にどこが伸びているかはいずれ出る四半期報告書で分かる。

これは前期決算短信の中の記述。

スポーツ・レジャー用品業界においては、平成20年4月から義務づけられた特定健診制度(メタボリック健診)等の追い風もあり、健康志向は一層の高まりを見せており、健康増進を目的としたランニング、ウォーキング、トレッキング市場が拡大するとともに、中高年層を中心にゴルフ需要の拡大が見られました。また、選別消費志向が強まる中において、機能性(吸汗速乾等)を有する衣料の市場が順調に拡大しました。

200902071.gif昨年10月頃からの景気悪化の酷さを考えて、関連企業の中で見てきていたミネルヴァ・ホールディングス(ナチュラム)は外した。

だけど、アルペンの業績を見るにつけて、スポーツ・アウトドア用品はまだいけるのかも知れないと感じませんか?

アルペン月次情報

1月の数字は悪くない。12月の数字も確かに落ち込んではいるものの、それほど酷い数字ではないですな。会社計画の通期数字を前提にすると、下半期は売上+0.8%の計画になる。1月は99.9%なので足りてはいない。

専門小売銘柄
アウトドア用品 アルペン スポーツ用品 ミネルヴァ・ホールディングス

2009/02/05 11:11

ワークマン、景気の波を受ける作業着の落ち込みはこれから

~ 作業着を使う業界の不景気はもっと酷くなるわけで、その前提では株価は上がらない。 ~

ワークマンの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信(非連結)

作業着を売っているのでどうしても景気の波を受けますな。新規出店ではカバーできないぐらいに業績は落ち込んでいる。通期計画は未だに増収増益なんだが、これは無理でしょう。そのうち下方修正がでますよ。

決算説明会 補足資料

200902053.gifこの資料の8ページ目を見るとメイン商材の作業着の落ち込み具合がよく分かる。特に、第3四半期累計ではなくて3Q単独で見るとその落ち込みが酷くなっている。これはもっと悪くなるでしょうな、こんな景気では。

出店余地はまだまだ沢山あるのでその点は心配ない。中長期的には魅力的な株価なんじゃないですか?配当利回りが3.5%なので、4%とか5%になれば文句無しです。

専門小売銘柄
ワークマン 作業着 建設

2009/02/04 14:02

ユナイテッドアローズの1月概況は12月に引き続き醜悪、高級はダメ

~ 高級路線のアパレル小売りが不景気で伸びないのに違和感は全然ない、月次は当然厳しい。  ~

ユナイテッドアローズの1月概況。

平成20年1月度(平成21年3月決算期)月次売上概況(速報)についてのお知らせ

全店は101.5%、既存店は91.8%。ボロボロだった12月からはちょっぴり回復したものの、醜悪な数字であることに変わりは無し。

UAのブランドは基本的に高級路線のなので不景気にはどうしても厳しいですな。

専門小売銘柄
アパレル ファッション ユナイテッドアローズ 小売り

2009/02/04 14:02

バルス、1月の既存店は久しぶりのマイナス、必需品ではなく厳しい

~ 生活雑貨は不景気だったらフラフランで買わなくてもいい、株価が安くなっても買わなくてもいい。 ~

バルスの1月月次数字を確認。

平成21年1月期月次売上概況(1月度)

全店は116.7%、既存店は99.8%。既存店の100%割れは少なくとも過去2年間はなかったわけで、久々のマイナスですな。イヤーな感じがしますねえ。

1月末決算なので2009年1月期が終わり。年間での全店売上高は120.5%、既存店売上高は107.9%。この数字だけ見れば文句無しの結果ですよ。

200902043.gifさて、2月からはどうでしょうな。株価的にはもうダメですよと言っている感じがしませんか?

フランフランで扱う商品は生活必需品でもないわけで、懐具合が寂しいときにはカットされても仕方ない物。そういう物なワケだから、株の方はどうしたって慎重にならざるを得ないでしょ。いや大丈夫だ、っていうのはガッツっていう古い言葉がピッタリな態度と言えましょう。

そんなリスクを犯す局面じゃない。

専門小売銘柄
バルス フランフラン 小売り 雑貨

2009/02/04 14:02

ファーストリテイリングの1月月次は減速感があるが引き続き好調

~ 高値から25%下落しても株価はまだ安くない、一人勝ちユニクロだからもう下げないか? ~

ファーストリテイリングの1月月次。

平成21年8月期 国内ユニクロ事業 売上推移速報

相変わらずの好調さ。既存店売上が105.7%、全店売上が109.4%。今期ここまで既存店113.7%、全店117.3%。

スローダウンしてはいるものの、誰もがうらやむ数字ですな。

200902042.gif株の方は、12月に内需系銘柄が一斉に売られたのにつられて高値から25%の下落。それでもたったの25%ですな。十分高評価なわけであって、まだとてもじゃないけど買いたいとは思わない。

まあ、ユニクロといいABCマートとといい、好業績な小売りの株価は下げても知れているのかもね。買われる株はどこまでも、売られる株もどこまでも。だったら素直に買っておけっていう方法もありましょう。

個人的には今はそういう事をする相場じゃないと思っているので様子見ですな。

専門小売銘柄
アパレル ファッション ファーストリテイリング ユニクロ 小売り

2009/02/04 14:02

エービーシー・マート、足取り軽く、数少ない月次数字好調の小売業

~ 12月の悪数字からは回復、株価は下げたと言え高い、太陽ASGには注意が必要。 ~

エービーシー・マートの1月月次数字。

平成21年2月期 1 月度概況について

12月の大きく落ち込んだ数字からはずいぶん回復。既存店は+0.3%、全店は+13.9%。この数字自体は相当立派じゃないですか?

200902041.gif景気敏感企業が軒並み大赤字、内需関連企業もずいぶん差が付いてきた中で、これだけの数字を出している小売企業はなかなかない。ユニクロのファーストリテイリングぐらいか。ニトリとかアスクルもそうだな。

株価は12月の高値から30%も押したけれど、それでもまだ全然安くはなっていない。この業績じゃあ安くなるはずもないわけだが、だからといって買う気にもならない。

それから、残念なことに、ABCマートの監査法人は太陽ASGなんですよね。これは引っかかりますな。

専門小売銘柄
エービーシー・マート 太陽ASG 小売り 監査法人

2009/01/29 18:06

SHOEI、優良企業が業績悪化で突発的に高配当になった時は狙い目

~ 配当利回り6.5%は魅力的、株主優待の新設で総合利回り10%を越えようものなら文句無し。 ~

SHOEIの第1四半期決算。

平成21年9月期 第1四半期決算短信

200901295.gif業績数字は前期比で減収減益。計画通りというか、会社が説明していた通り。こういう小型優良企業の場合、景気が回復しさえすれば事は片づくと言えるのが良いですな。あと円高も。

それまでは配当でも取りながらのんびりしていればいいってことで。幸いにもSHOEIの配当利回りは6.5%もありますな。優良企業の突発性の高配当は狙っていくべきじゃないですか?

願わくばお得な株主優待でも新設して欲しい。それで総合利回り10%にでもなれば文句無しですよねえ。

専門小売銘柄
SHOEI ヘルメット 配当 高利回り

2009/01/26 23:11

メルコ、業績はバッファローのように強くない、ビジネスがつまらない

~ 国内消費が昨年末から厳しくなっていることを再確認、投資は2極化する小売りを考える。 ~

メルコホールディングスの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

大きく減収減益ですな。気になるのはこんな説明でしょう。

特に第3四半期連結会計期間(10月~12月)に入ると、世界的な金融危機がわが国の実体経済にも影響し始め、パソコン関連製品の売れ行きにも急ブレーキがかかりました。

国内消費は11月ぐらいから猛烈に悪化している。メルコも同じ事を言っている。嘘じゃないだろうね。

つまり、メルコはどうでもいいんだけれど、内需小売り系企業は2008年10月か11月ぐらいから業績ががっくりと落ちている事を改めて確認すべきって事。

メルコの場合は最終需要と在庫需要の2つで業績の悪化は激しくなる。

この需要減退に対応し販売店各社が流通在庫の圧縮に動いたため、市場の停滞以上に当社グループの売上高は伸び悩みました。

ところでBuffaloのメルコだけど、つまらないビジネスですな。だってね、売っている物がメモリ、ストレージ(ハードディスク)、ネットワーク、アクセサリ、っていうPC周辺機器。

とにかく値下がりが酷い。

200901261.gif前期比で数量が20%増だとか30%増だとか、そんなのは全然関係ない。単価が同じかそれ以上に下がり続けるわけで、どうにも利益は出ない。そんな物ばかり売っているのだから、全く面白みがありませんな。

具体例がちょうど短信にある。

ストレージ製品は、第3四半期に主力の外付けハードディスクにややブレーキがかかりましたが、販売台数は年率20%程度の成長を持続しました。しかし、販売単価の下落と第3四半期の在庫補償15億49百万円の影響が大きく販売金額はほぼ前年並みとなりました。

販売台数が20%増えても売上高は横這い。販売単価の下落が酷いって事ですな。

専門小売銘柄
Buffalo PC メルコホールディングス

2009/01/24 17:05

ティムコ、現金価値以下まで売られて激安だが、それでも買いたくない

~ 現金修正PBRで1倍を越えるのが真っ当な評価という悲しさ、業績が縮んでいるから仕方ない ~

ディムコの決算発表。

平成20年11月期 決算短信(非連結)

PBR的に激安。BPS2500円、現金修正BPSが1000円。株価480円でPBRは0.19倍、現金修正PBRは0.48倍。借金なしで自己資本比率は86%。バカげた安さですな。

バカげたとは言っても、これが真っ当な評価というのが悲しい。過去10年間、ティムコのBPSはほとんど変わっていない。株価は500円~1600円の間。つまり、PBR1倍を越えたことはない。

さすがに売上が10年も減りつつける方向にあると厳しいわけですよ。そりゃあね、まったく企業規模が拡大するなんて見込みがないのだし、それでは株も上がりようがない。

長期的には成長していく企業が何かの拍子で業績悪化し叩き売られ、現金修正PBRが魅力的で高配当にでもなれば、それは100%買い場。残念ながらティムコはこのケースではない。

配当利回り5%になれば買ってもいいんじゃないですか?知らん顔して持ち続けるって事で。5%は450円、450円は上場来安値。

専門小売銘柄
PBR アウトドア ティムコ 配当

2009/01/20 23:11

ユニバース、立会外分売を株価が上がったところで実施

~ 不景気のディフェンシブ銘柄として変らず割安な食品スーパー、分売は参加の方向で。 ~

ユニバースが立会外分売。

株式の立会外分売に関するお知らせ

ユニバースは昨年末に東証一部に鞍替え上場したので、株主を増やす必要がある。鞍替えの前に基準より増やしておかなければならないので、当然基準は満たしてはいる。今回は、さらに株主を増やしておきたいって事ですな。

200901199.gif株価がグンと上がったところで分売。そうなりますな。

分売発表でとりあえず株価は下がるし重くなるのは間違いなんじゃないですか?けれど、本質的に何も変らないのだし、こんな景気でディフェンシブな割安食品スーパーであることも変らない。

大きく下げたところで分売が決まれば参加でOKです。

専門小売銘柄
ショック品スーパー ディフェンシブ ユニバース 立会外分売

2009/01/20 22:10

あさひ、このマーケットで新株発行増資できる業績と株価はすごい

~ 自転車操業とはほど遠く儲かり増資の必要もないが、株価が高い時が資金調達のタイミング。 ~

あさひが新株発行増資。

新株式発行並びに株式売出しに関するお知らせ

このマーケットで新株発行増資してくるとはなかなかやりますな。なかなかやる、とはエゲツないってことじゃなくて、優秀だって事ですよ。

ご存じの通り、あさひの業績は絶好調。先月発表された第3四半期決算は、売上+25%、営業利益+61%、経常利益+59%、純利益+64%。これを絶好調と言わずして何を絶好調と言いましょう。

通期でも同じような伸びを計画。

200901198.gif好業績を反映して株価の方も素晴らしい。まだここから十分新高値を取っていけるのではないですか?株価が高いときに増資するのは良いことですな。

それでいてPERではまだ18倍。PBRは4倍とさすがに高い。

そういう状況で、今回70万株の新株発行。1240万株の発行済株式数なので、新株は5.6%。だいたい新株発行の時は10%ぐらいの数字なので、少な目ではある。

しかしながら、この相場では嫌われそうです。株価の反応としては当然下ですよねえ。

下に行く要素としては、創業者一族が50万株売り出すという事もありましょう。創業者だって現金が欲しいし高いところで持ち株売りたいのは当然で、非難されることじゃない。問題はこういう不景気風がびゅんびゅん吹いている中で売り出すことじゃないですか?

投資家のうがった見方は、来期は業績の伸びが急速に落ち込みそうだから経営者が今売っておくんじゃないの?って感じですか。

とりあえず月次数字からはそんな雰囲気すらありませんが、いかんせんこの不景気、どうなるか分かったもんじゃありません。

どこまで株が下がるかによりますけど、激下げするようであれば買ってみてもいいんじゃないですか?

専門小売銘柄
あさひ ファイナンス 増資 新株発行 自転車

2009/01/19 12:12

ビックカメラの決算修正額が決まり今後は上場廃止に焦点

~ それなりに大きな修正額でトレーディングの焦点は上場廃止へ、ボラティリティは高まる。 ~

ビックカメラの過年度決算修正の影響額が出た。

過年度決算の訂正に伴う影響額について

間違いがありましたよと発表されたl時に適当な予想をしたわけだけれど、まあ全然当たっていませんな。そんなものです。

いずれにせよ今期以降の数字には直接影響しないのは間違いないので、影響額がはっきりしたことでここからは万が一にも上場廃止?に焦点は移りそう。

専門小売銘柄
ビックカメラ 上場廃止 家電量販店

2009/01/16 23:11

大黒天物産、この景気で食品スーパーとしては驚きの業績成長

~ 既存店売上は11月に+7.5%まで上昇、同様に株価もグングン上昇、上がらないのは配当だけ。 ~

大黒天物産の中間決算。

平成21年5月期 第2四半期決算短信

売上+14%、経常利益+88%、純利益+91%。まあこの数字はいいとして、通期数字を上方修正。今時珍しいですな。

平成21年5月期 通期業績予想の修正について

従来予想に比べて、売上で+6%、利益で+15%という内容で、ディスカウントストアとしては非常に大きな修正ですな。EPSは121円。

呼称はディスカウントなのですけど、実際には食品スーパー。イメージとしては業務スーパーのような安い食品を沢山売っているのではないかと思うのだけど、いかが?「驚きの安さ!食品ディスカウントストアー」とウェブサイトには書かれているし。

よく車で通る道沿いにラ・ムーの店舗があるにもかかわらず、実は一度もいったことがない。一度行って見てこなければ。

業績が堅調なのは既存店売上が驚くほど好調なのが大きな理由でしょうな。2008年の5月からプラスに転じた既存店売上。その後プラスの勢いを増し続けて、11月には+7.5%まで上昇。食品スーパーでこれだけの既存店プラス数字を出しているところはあまりないんじゃないですか?

200901161.gif株価は当然堅調。堅調と言うより、相当強いと言えましょう。

PER13.6倍、PBR2.3倍、配当利回り0.7%、経常利益率4.5%。割安さは全然なし。業績成長を考えれば仕方ない。それにしても、利回り0.7%は低い。配当性向は10%ぐらいで来ているが、財務は食品スーパーにしては優良なので増配してくれても罰は当たらないですよ。

この決算発表翌日は株価がガクンと下げましたけど、全体相場がめちゃめちゃ悪かった事もあるのではないですか?

不景気の中の業績成長ディフェンシブ銘柄で魅力は十分。しかしながら、ここから買っていくのはためらわれますね。往々にしてそういう風に「ここからは買えない」で見送った株がさらに値を飛ばすことは良くあるけど、さて。

専門小売銘柄
ディフェンシブ 大黒天物産 食品スーパー

2009/01/16 23:11

ビジョンメガネ、12月月次は悲惨、倒産とファイナンスどちらか必要

~ 売上を激減させ続けるのはここまで来る立派と褒めてあげたい、倒産は覚悟しておく ~

ビジョンメガネの12月月次数字。

平成21 年3 月期 12 月度売上実績のお知らせ

いやはや、言葉を失いますなあ。

全店売上は-40%、既存店売上は-31%。

前期の12月の店舗数は257で、今期12月が192だから、店舗数は確かにそれなりに減ってはいる。しかし率にすれば25%なわけで、全店売上-40%の数字は酷すぎる。既存店にしたって、ダメな店を勢いよく閉めているわけで、それでもなお-31%。

既に債務超過です。基本、倒産は覚悟しておくべきでしょうな。

別の大手眼鏡チェーンが買収するなんて事はまずあり得ない。あるのは、どこかの怪しい資金が怪しい方法で入ってくることだけ。新株予約権とか第三者割当とか、なんちゃらほにゃららとか、そういうのですな。

倒産やそういうぐちゃぐちゃファイナンスの前に上場廃止になっても不思議はありませんよ。

専門小売銘柄
ビジョンメガネ 眼鏡

2009/01/15 07:07

ミネルヴァの12月月次、不景気のさなか驚きの数字、利益は?

~ 年末の大規模セールで売上が強かったのか、それともお客がどんどん集まってきているのか。 ~

ミネルヴァ・ホールディングスの12月月次。

Eコマース(インターネット通信販売)月次速報(平成20 年12 月1 日~12 月31 日)

なんとまあ、強いじゃないですか。売上は150%、出荷件数は160%、会員数は126%。今期の月次数字では2月と同じぐらいの最高数字ですよ。

2008年末から急速に悪化し始めた景気を考えると、ナチュラムのアウトドア・スポーツ用品ネット販売というビジネスも相当影響を受けると考えた。で、個別ウォッチ銘柄から外した

気になるのは、売上増が大きなセールによる一過性かもしれないくて利益が出ていないかもしれないということ。これはよーく考えたいですな。

しかしそれにしても、ですよ。この月次数字はなんですかね。株価は上がるだろうし、業績発表が楽しみでもある。

個人的には景気の流れを考えて避けておく。もし持ってれば持続するけどね。

専門小売銘柄
アウトドア スポーツ用品 ナチュラム ミネルヴァ・ホールディングス

2009/01/12 22:10

オオゼキ、ディフェンシブな食品スーパーとは思えない利益成長

~ 優良企業の株が儲かる株ではない、優良企業の株が儲かる株になる時が重要です。 ~

オオゼキの第3四半期決算。

平成21年2月期 第3四半期財務・業績の概況(非連結)

200901127.gif食品スーパーとは思えない業績成長ですねえ。売上+2.5%、営業利益+7.3%、経常利益+7.9%、純利益+8.5%。通期予想は3Qまでの数字よりぐっと弱くなっているけれど、上方修正があるんじゃないですか?

今期は2円増配の予定。このご時世に増配は立派ですな。

客数(前年同期比1.3%増)、販売点数(同1.2%増)、一品単価(同1.1%増)、客単価(同1.2%増)の向上により、売上高は497億49百万円(同2.5%増)と当初計画の6億45百万円増収を確保いたしました。

残念ながら近所にオオゼキの店舗は無いので行ったことがない。何がどうなっているのか実際に買物に行ってみたいと思いませんか?そんな風に思う食品スーパーってなかなか無いです。

8%の経常利益を出す食品スーパー。日本で最高に優良な食品スーパーですな。

もちろん、忘れちゃいけないのは、良い企業が必ずしも株で儲かる企業ではないこと。超長期は別として、優良企業を探すのと株で儲かる企業を探すのは違いますよ。

一番良いのは、優良企業の株が儲かる株になった時。当たり前。

この前ちょっとした不適切な経利処理が発覚して売られたときは、まさにそういう時だったんじゃないですか?

専門小売銘柄
オオゼキ ディフェンシブ 食品スーパー

2009/01/11 00:12

マックスバリュ東海、食品スーパーらしく堅調な決算、ディフェンシブ

~ ほぼ前年並みの業績で推移、各種指標は食品スーパーに不景気で投資するには十分安い。 ~

マックスバリュ東海の第3四半期決算。

2009 年2月期 第3四半期財務・業績の概況

増収減益。通期業績予想の修正はなしだけど、下方修正があるかもね。大勢に影響はありますまい。

200901093.gif既存店月次売上高の推移。3Q決算短信より抜粋。11月までしか載っていないが、12月の数字は既に発表されている。

既存店。売上高100.0%、客数102.5%、客単価97.5%、一品単価101.1%、買い上げ点数96.5%。

堅調と言ったところ。

200901094.gifPER8.8倍、PBR0.8倍、配当利回り2.7%、優待利回り3.5%、総合利回り6.2%、自己資本比率65%、経常利益率4.1%。

ユニバース、ベルクと同じ、ディフェンシブ銘柄として十分な魅力的ですな。

株価は既に底値から60%も上げたので目先重たいのは仕方なし。タイミングを計るのがいいんじゃないですか?

専門小売銘柄
ディフェンシブ マックスバリュ東海 株主優待 食品スーパー

2009/01/10 23:11

コスモス薬品は2000億クラブで上方修正、キリン堂は下方修正

~ ドラッグストアの売上2000億は生き残るための最低規模、業績も売上規模で差が付いている。 ~

コスモス薬品の上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

なんとも貴重な上方修正ですな。最近ではめったに見ることができないよう天然記念物と化した感もありますな。

コスモス薬品は猛烈なスピードで規模を拡大していて、来期には売上2000億までもう一歩のところまで行きそうな気配。ドラッグストアは最低でも売上2000億は無いと無理だろうと思っているので、その点ではコスモス薬品は2000億クラブの仲間入りです。

一方、同じドラッグストアでも2000億クラブにはまだまだのキリン堂は下方修正を発表。

平成21 年2月期通期業績予想の修正に関するお知らせ

例の呪文がここでも出てきますよ。

当社グループ(当社及び連結子会社)の12 月商戦の動向から、最終第4四半期(3ヶ月)の消費者マインドの冷え込みは一層厳しさを増していると考えられ、前回発表の通期業績見通しを達成することは難しいと判断いたしました。

2008年11月と12月からの急速な景気悪化を唱える呪文。忘れちゃいけない呪文ですな。

キリン堂に限らず小粒なドラッグストアは厳しい。

専門小売銘柄
キリン堂 コスモス薬品 ドラッグストア

2009/01/09 00:12

エービーシーマート、12月から極端に月次数字が悪化、大丈夫か

~ 既存店悪化で「2008年11月か12月から月次数字が極端に悪くなった小売り」仲間に入りそう。 ~

エービーシーマートの12月月次数字。

平成21年2月期 12 月度概況について

12月の数字は全店が+6.9%、既存店が-6.4%。今期11月までの数字を振り返ってみれば、12月の数字は非常に弱いですな。

曜日並びの問題で土曜日と日曜日が1日ずつ少なかったこともありましょう。しかしながら、景気悪化→消費者心理冷え込み→買い控えの要素は大きいんじゃないですか?

ABCマートに限らず、11月か12月から月次数字が極端に悪化してきている小売りが非常に多い。

前方注意。

同時に第3四半期決算も発表された。

平成21年2月期 第3四半期財務・業績の概況

通期予想の変更は無しだけど、さてどうでしょうね。

どうでもいいけど、1000億企業になったらキャッシュフローの状況は載せるのべきですな。必要最低限の開示をすればいいってものじゃない。

専門小売銘柄
エービーシーマート

2009/01/06 23:11

ベルクの3Q決算、順調かつ食品スーパーの中では魅力的

~ ユニバース、神戸物産、オオゼキと同様にディフェンシブとして十分絶えうる食品スーパー。 ~

ベルクの第3四半期決算。

平成21年2月期 第3四半期財務・業績の概況

業績は順調ですな。今のマーケットでは食品スーパーはディフェンシブ銘柄なので、業績が伸びているだけでOKですよ。二桁成長とか必要なし。

食品スーパーの中で業績が良く、企業の質が良く、安いものを持っておけばいいだけです。比較するべき事はたいして無く、それほど難しく考える必要はありませんね。

業績の安定感・伸び、配当利回り・安定度、自己資本比率、PBR、PER、経常利益率。クサイ会社ではないこと、危ない監査法人や主幹事ではないこと、売上規模で最低1000億ぐらいあること、出来高があること。それぐらい見ておけばいいんじゃないですか?

それらを比較して一番有利な銘柄を、場合によっては乗り換えながら、持っておくべきですな。

専門小売銘柄
ディフェンシブ ベルク 食品スーパー

2008/12/30 07:07

プレナス、「ほも弁」開始で経費増は当然、ディフェンシブ銘柄です

~ 配当利回り5%まで売られれば買うべきだが、株価上昇した今は様子見で下げを待つ局面。 ~

プレナスの第3四半期決算。

平成21年2月期 第3四半期財務・業績の概況

業績は悪い。株価は良い。この株を買えなかったのは非常に悔しいですな。

第3四半期時点では利益は前期比-40%となっているわけですが、こういう株はそんな数字で投資するわけじゃない。40%という数字はびっくりしそうだが、すったもんだの末ほっかほっか亭をやめて新ブランドほっともっとを始めたのだから、経費がたんまりかかって当然。

そういう費用はいずれ落ち着く。いずれ落ち着くって、どんな会社の費用だっていずれ落ち着くじゃん、と言われそうだが、そういう問題ではない。落ち着くとうのは、近い将来という確実性があって、今の不景気に関係ない費用。いつ落ち着くか分からない費用は話にならない。不景気に関係ある費用はどこも同じであって、そんなのは株価があがる理由にはなりっこない。

日本の弁当は言ってみれば日常食みたいなもので、多少の景気の波は受けたとしても、食べ続けられるものですな。自動車や不動産、電化製品なんかの景況感とは比べものになりませんよ。ばりばりディフェンシブ。

200812297.gifそういう場合、今期の予想EPSは82円だけど、EPS150円で考えればOKなんです。株価1100円ぐらいまで下げたとき、配当利回りが5%になったら買いだなあなんて考えていたわけですよ。PERで言えば7倍ちょっと。

そうこうしているうちにあれよあれよと株価は上がってしまった。今でも割安ではあるものの、魅力は薄い。

それに何より、逃した株を追いかけるのはつらいですな。数字的な魅力より、精神的な魅力が薄れているって事。

あきらめてほっともっと弁当でも食べたいところなんだけど、近所に店がない。これからできてくるんでしょうな。味はほか弁と変わらないと予想。ちなみに、ほっかほっか弁当は略してほか弁。ほっともっと弁当は知ってますか?ほも弁らしいです。冗談じゃないですよ。

専門小売銘柄
ディフェンシブ プレナス 弁当 配当

2008/12/29 06:06

ビジョンメガネ、債務超過転落で倒産・乗除廃止を避けるため増資

~ スポンサーが誰なのか気になるが、結局は既存株主の持分が大きく希薄化されるはず。 ~

ビジョンメガネの第2四半期決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信(非連結)

ビジョンメガネの債務超過は予想したとおりで、中間期での債務超過となりました。倒産、上場廃止、ウルトラCと3つの可能性を考えていたけれど、どうやらウルトラCで決着をつけそうな気配ですな。

当社は債務超過に陥った純資産を回復するため資本性資金の導入を図るべく様々な手段を講じてスポンサー探しを続けてまいりました。この結果、スポンサー候補が見つかり、現在、業務提携、資金支援に向けて協議を継続しております。

スポンサー候補はどこでしょうね?まさか同業他社が吸収合併してくれるわけはありますまい。ここはやっぱりウルトラCで、訳の分からないクサイところに1株数円とかで大量に新株発行するとか、そういう事しかないですよね。

新株発行数は発行済株式数の何倍にもなったりすることは十分ありますな。先日東証から理不尽な増資は禁止しますよ、と発表されたが、まさにこう言うことですよ。来年の夏からの規制なので、もしその時であればビジョンメガネは増資できずに倒産って事になるはずだったんですかね?

金融機関はどうしようもなくてもう少しだけ待ってやるって感じです。

また、期限の利益の喪失状況につきましては、金融機関からも、スポンサー候補との条件面での合意が完了し、スポンサー候補の意向を酌んだ再建計画を提示後、各金融機関においてその妥当性を評価するまでの一定期間は静観いただける合意ができております。

まだまだ綱渡りは続きます。君子危うきに近寄らず。短期トレード以外は手出し無用ですよ。

専門小売銘柄
ビジョンメガネ 上場廃止 倒産 増資 眼鏡

2008/12/27 07:07

イマージュ、倒産の瀬戸際で超高利回りの株主優待は縮小へ

~ 資金繰りの悪化で資金調達を計画している間も業績は悪化の一途、優待次第で株価は一段安へ。 ~

イマージュホールディングスの第3四半期決算。

平成21年2月期 第3四半期決算短信

ひどい内容ですな。業績悪化のスピードがものすごい。恐いのは銀行からもう融資しませんよって言われること。そうなれば資金繰りに行き詰まって倒産ですから。そうなってもおかしくないぐらいの業績悪化スピードと言えましょう。

11月26日には継続疑義の注記に関してプレスリリースがあった。

「継続企業の前提に関する注記」に関するお知らせ

曰く、

さらに、一時的な運転資金の不足が生じる可能性に対処すぺく、平成20年10月及ぴ11月に当社代表取締役社長南保正義から運転資金を借入れております。また第三者害リ当増資等を含めた資本政策についで具体的な検討を進めてまいります。

資金繰りは危険な所まで来ていますな。

200812261.gif株価は暴落。暴落前の水準は赤字企業にしてはずいぶん高い気がするが、実際高いですね。高い理由は簡単で、魅力的な株主優待の力と言えましょう。

8000円相当の自社商品を年に2回もらえるので、暴落前の株価水準で優待利回りは驚きの40%。自社商品というのはライスフォースの化粧品。そんなものは使わないって人はヤフオクで売る。4000円~5000円ぐらいで落札されるので、その場合で優待利回は20%~25%となる。

株主優待好きでこの株を買わないと言うのはバカですよ。

そういうわけで株価は高かった。株価は暴落したのでさらに高利回りになり、化粧品を使えば優待利回100%。使わなくても50%を越える。そんなアホな。

株主優待は廃止か縮小が発表されますな。そこでもう一段、優待投資家の投げ売りで株価が下がるんじゃないですか?株主優待で値を保っていた株から優待を取ってしまえば、後はどうなるか、子供でも分かりますな。

専門小売銘柄
イマージュ 倒産 株主優待 継続疑義 高利回り

2008/12/17 07:07

MonotaRoが強気の初配当を決定、うれしい誤算

~ 不景気と潜在市場の大きさと天秤に掛けてMonotaRoは不景気でも大丈夫と判断。 ~

MonotaRoが初配を決定。

平成20年12月期の配当予想の修正(初配)に関するお知らせ

意外と配当を始めるのが早いですね。あと2年ぐらいはかかるのかと思っていましたが。それよりも意外なのは配当金額の5000円ですな。5000円は今期予想EPSの22%。今期のEPSは税負担が無いので、それを考慮に入れればEPSの35%になる。新興小型成長株で配当性向35%というのは立派じゃないですか?

200812163.jpg配当利回りは2%。小型成長株では驚きの数字と言えましょう。

もともと財務状況は良いので配当に無理は無い。

来期も業績好調の自信が無ければ配当開始もないでしょうからね、その点では非常に嬉しい初配と言えましょう。

中小製造業を商売相手にするMonotaRoにとって、この不景気は逆風なのではないかという考えもありますな。景気後退で真っ先に影響を受けるのは下請け、孫請けの町工場であって、まさにMonotaRoの業績に直結するという流れ。

この点はかなり気になる。

一方で、MonotaRoの説明するとおり、町工場の消耗品購買は極めて原始的で、潜在市場規模は巨大でしょう。原始的な潜在市場がまだまだある状況では、不景気なればなるほど町工場は経費削減の方法としてMonotaRoを選ぶはずなんです。単純にMonotaRoに注文するだけでより便利で安く消耗品が手にはいるわけですから。苦労せずして経費削減できるところに手をつけないわけにはいかないってことです。

結局、景気減速下での町工場全体の消耗品需要減少、不景気による既存客への売上減少、既存客が不景気だからこそより有利なMonotaRoへ今まで以上に発注する売上増加、新規顧客が経費削減にMonotaRoを使うようになる売上増加、そういう諸々のパラメーターが全部合わさって、最終的にどうなるかじゃないですか?

ズバリ、MonotaRoにはプラスに働くと思いますね。

潜在市場規模が大きいのがやっぱり重要ですな。そこでどんどん拡大していくスピードは景気減速による需要減を十分補って余りあるはず。基本、そういう考えですよ。

専門小売銘柄
MonotaRo 工場消耗品 有望 配当

2008/12/17 06:06

ミネルヴァ、棚卸資産の急増は気になるが業績数字は好調

~ 順調な業績で株価は安値放置、ナチュラムとしては9%近い自社株買いは正しい資本政策。 ~

ミネルヴァ・ホールディングスの第3四半期決算。

平成21 年1 月期第3四半期財務・業績の概況

業績数字は計画通りのものと言えましょう。基本的にどこのアウトドア・スポーツ・フィットネス用品の小売会社も業績は良い。ミネルヴァは小粒なので伸びしろも大きいですな。いかんせん利益率が低いのは安値大量販売商売の性。業績が伸びているうちは問題ではないですが、悪くなるときは酷いことになりますな。

新ショップの立ち上げ、AmazonやYahoo!への販路拡大、どれもうまく行っている様子。セキュリティ問題関連の費用が心配されたけど、結局全然大丈夫だった。ま、そういう問題は大丈夫なことが多いが、大丈夫でなかった場合の影響は大きいので注意が必要。

気になるのは棚卸資産が急増していることじゃないですか?売上は+28%で棚卸資産は+53%。それもあって営業キャッシュフローは貧弱ですな。新ショップや販路拡大で在庫を厚めにしているって事ですか?これから一気に売れるという何か自信というか確信があるんですか?クリスマス?特損はやめてね。

同時に自己株取得が発表された。

自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ

200812162.jpg業績よりもこちらが強気材料ですな。発行済株式の8.9%の自己株取得。株価はバカみたいに売り叩かれていて安値放置なので、会社としてはいい加減にして下さいよ、って言いたいんでしょうな。それは確かにその通り。自分の8.9%がたったの6千万円ぐらいで買えるわけで、キャッシュに困っていないし買っておくのは当然と言えましょう。消却してね。

専門小売銘柄
アウトドア スポーツ ナチュラム ミネルヴァ・ホールディングス 有望 自社株買い

2008/12/17 06:06

業務スーパー、今期は業績急回復、ポイントはホテル事業の利益

~ ホテル事業の利益さえ回復すれば利益V字回復の計画は達成できるはず。 ~

神戸物産の決算発表。

平成20年10月期 決算短信

今2009年10月期は利益倍増の計画ですが、これはもちろん前期の業績が悪かったのが回復するだけですよ。スーパーの利益が倍増するなんて無い話で、倍増するのは悪化した業績が回復する時だけですな。そういう前提条件はあるものの、神戸物産の場合、スーパー以外の事業で利益が急速に回復しそうな気配がする。

本業の業務スーパーではなくてリラクゼーション・ステイ事業。小難しい洒落た名前をつけてますけど、平たく言えばホテルですな。なぜホテルなんかに手を出すのか、やめて欲しいと思うのだが仕方ない。前期はこのホテルで大損をしたので業績が半分まで落ち込んだわけ。

ホテル事業は前期7億の売上で6億の営業損失を計上してますよ。これを上期と下期にわけてみると損失はぐーんと減少しているのが分かる。上期の売上は3億で営業損失が4億、下期売上が3億で営業損失が2億。

この4億の損で前期の中間期までの業績はボロボロでした。そういう前期があるので、今期の中間期予想は経常利益645%という数字が出ている。通期でも135%と倍増以上。

多分、ホテル事業の損失がトントンぐらいまでは回復する計画じゃないですか?ま、蓋を開けてみないことには分からないけど、ここが良ければ業績は良い、悪ければ悪いってことになる。本業の業務スーパーはディフェンシブで通常通りの利益を出すわけですからね。

200812161.jpg ホテル事業の収支が改善するって前提で、株価は安いですな。会社計画のEPS126円だとPER8倍、配当利回り3%。ホテルなんて余分なものがくっついてはいるものの、一応はスーパーでディフェンシブ。業務スーパーという安さ追求のスーパーなので今の景気にはマッチしているしね。実際、業務スーパーは安い。品質は聞くべからず。業務スーパーっていうネーミングも良いと思いませんか?そういうネーミングに消費者は弱い。安くて良いと思いこむって事ですな。

専門小売銘柄
スーパー ディフェンシブ ホテル 有望 業務スーパー 神戸物産

2008/12/13 12:12

ビジョンメガネ、倒産するか上場廃止になるか、ウルトラCか

~ 売上減少スピードは相変わらず、四半期報告書も提出できずに一体どうするつもりか。 ~

ビジョンメガネの11月月次数字。

平成21年3月期 11月度売上実績のお知らせ

相変わらずのボロボロですな。わざわざビジョンメガネについて書くのも馬鹿らしいが、どこまで悪化するか興味深いので仕方ない。

全店が-20%、既存店が-6.3%。相変わらずものすごいスピードで売上が減っている。これだけ急激な売上の減少が長期間続くのはなかなか見られないので貴重ですよ。

3月決算だから9月が中間決算なわけだが、未だ決算を締められていない。

平成21年3月期第2四半期報告書提出予定日に関するお知らせ

今年中には決算を出す計画だけど、債務超過は確実でしょうな。倒産するか上場廃止になるか、そういう可能性も十分にあるって事です。株価は50円付近をウロチョロしていて、これもまた倒産を織り込んだ価格と言えましょう。

それともウルトラCな資本増強をするんでしょうかね?

専門小売銘柄
ビジョンメガネ 上場廃止 倒産 債務超過 眼鏡

2008/12/10 22:10

ミネルヴァ(ナチュラム)の11月月次数字は順調

~ ずっと月次数字は好調を持続しているけど株はなぜか無反応で割安放置。 ~

ミネルヴァ・ホールディングスの月次数字。ナチュラムがしっくりくる。

Eコマース(インターネット通信販売)月次速報(平成20 年11 月1 日~11 月30 日)

順調ですね。売上高は前年同月比で120.9%、会員数は125.7%。上半期は売上134%、会員数127%で折り返し、下半期はここまで売上120%ぐらいで推移。悪くないじゃんねえ。株は安い。

専門小売銘柄
アウトドア スポーツ ナチュラム ミネルヴァ・ホールディングス 有望

2008/12/02 22:10

バルスの11月月次は順調、3倍になった株価の調整は十分

~ 雑貨小売店では文句無しに勝ち組、株価は調整して魅力的な水準に下落。 ~

200812027.jpg バルスの11月月次数字。

平成21年1月期月次売上概況(11月度)

ユニクロ、ABCマートに続いて、これまた絶好調な数字ですな。既存店が108.9%、全店が124%。文句無しの数字じゃないですか。

6万円から3ヶ月ちょっとで3倍になった株価はさすがに大きく調整した。調整十分ってところですな。

専門小売銘柄
バルス 有望 雑貨

2008/12/02 21:09

エービーシーマート、靴屋では一人勝ちで歩いている

~ 既存店、全店とも月次数字は絶好調で株価も強すぎる。 ~

200812026.jpg エービーシー・マートの11月月次数字。

平成21年2月期 11 月度概況について

これまた強い数字ですな。既存店が+6.6%、全店が+20.1%。ユニクロ同様、めちゃめちゃ強いと言えましょう。

株価もめちゃめちゃ強い。

専門小売銘柄
エーびーしー・マート ファッション 有望

2008/12/02 09:09

ワークマン、不景気でマクロ的には悪いけど数字は良い

~ 株価は利益半減を織り込んでいる、確かに景気悪化するがどこまで踏ん張れるか。 ~

ワークマンの月次数字。

平成21 年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ

建築や土木などの肉体労働作業に必要なものを売っているわけで、景気が悪くなれば客足も減るというのがマーケットの評価でしょうな。実際そうなるのが自然な流れと言えましょう。

200812023.jpg ワークマンの数字を見る限り、そういう流れはまだ出ていない。そういう流れが全体として起きているとしても、少なくともワークマンの業績数字は好調ってことですね。マーケット的には、いずれワークマンにも影響が及んで業績は悪化する方向なのですな。

それにしても、ですよ。株価1000円ってことはここから利益が半分ぐらいにはなってもおかしくない。そこまで行くんでしょうか。

専門小売銘柄
ワークマン

2008/11/26 19:07

オオゼキの不適切な経利処理は予想通り軽かった

~ 単に上司に帳簿の不整合を報告できず、それを隠すための帳簿合わせ。 ~

不適切な経利処理が見つかって決算発表が延期されていたオオゼキ。優良スーパーでまさか粉飾とかの大問題はないだろうと思っていたけど、思っていたとおり大丈夫でしたね。

当社における不適切な経理処理に関する調査結果のご報告

詳細はプレスリリースを読んでもらうとして、結果的には予想通りたいした問題ではなかった。いろいろ書かれているが、つまりはこれに尽きると思う。

前経理部長が、強い自己防衛意識から業務を一人で抱え込んで業務内容が不透明になっていたこと、さらに、前経理部長が、強いカリスマ性のあった故会長(佐藤達雄)を恐れるあまり、本不整合について十分な検証や報告を行わず、自己保身を主な目的として、故会長が認識する前に本不整合を解消すべく、不適切な処理を行っていたことが認められる。

勘定が合わないことを報告できない。ミスを報告できない。恐くて報告できない。怒られるし、ボーナスにも響くし、昇進にも響くし。プレッシャーがあってどうにもならない。

よくありますよね、こういう企業風土。個人的には大嫌いですが、こういう会社はある程度まではグングン伸びる。猛烈社長・上司がいて、軍隊式にガンガン攻めていく感じですな。そういう企業文化がオオゼキではどこまで強いのかは分かりようがないですが、そういう素地があるのは間違いない。

200811261.jpg 株価は予想通りの動き。不適切な経利処理が見つかり暴落。オオゼキだから大丈夫に違いないと反騰。買いが一巡すると全体マーケットの弱さも手伝って不透明感からもう一度売られる。詳細の発表で安心感を持って急騰。もうしばらくは上じゃないですか。

同時に発表された中間決算は予想通りの順調決算。

平成21年2月期 中間決算短信(非連結)

専門小売銘柄
オオゼキ スーパーマーケット

2008/11/24 09:09

マツモトキヨシ、ドラッグストア最大手でも拡大余地は十分ある

~ 群雄割拠するドラッグストア業界で、業績好不調の売り上げ規模目安は2000億円。 ~

マツモトキヨシホールディングスの中間決算。

平成21年度3月期 第2四半期決算短信

ドラッグストア最大手だけあって業績は安定していますな。大手なら業績は安定、というのは間違った理屈だろうけど、ドラッグストアの業績に関しては規模がものを言っている。実際、規模の小さいドラッグストアの業績は下がっていることが多く、規模が大きければ順調に業績拡大という傾向がありますな。規模の目安は売上2000億。

200811232.jpg 最大手のマツモトキヨシでも出店は日本全国ではないんです。1都1道2府35県で合計39。まだ出店していない県は沢山あるって事です。売上高4000億円でもういっぱいいっぱいかなあと思うことがあればそれは間違いですな。拡大余地は十分あるんじゃないですか。ちなみに、ドラッグストアの市場規模は5兆円弱。

日本調剤と業務提携することで調剤薬局の市場も取っていくことができますな。

株価的にはまあこんなものでしょうかねえ。最大手のプレミアムがもっとあってもいいと思うけど、今のマーケットでは仕方ありますます。チャートは下値を切り上げていきそうな雰囲気ではある。

専門小売銘柄
ドラッグストア マツモトキヨシ 日本調剤 調剤薬局

2008/11/22 23:11

サザビーリーグ、優良企業のプレミアムがようやくそげ落ちた

~ 今期は減益だけど優良企業の業績は回復する前提で株価を考えていきたい。 ~

サザビーリーグの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

大幅な減益という結果です。売上は増えても利益が出ない。通期ではずいぶん挽回する計画だけど、多分下方修正でしょうな。

サザビーリーグの優秀さは過去の業績から分かる。こういう企業を優秀と言わずしてどんな企業を優秀と呼びましょう。そういう優秀な企業の株が売られている。上場来安値を更新ですよ。もともと高評価で高株価な株なので、そのプレミアムがはげたのは間違いないですな。でも、そのプレミアム分を越えてずいぶん売られていやしませんか。

200811202.jpg 確かに今期の数字は悪い。がしかし、復活するのと復活しないのでどちらかを選ぶとすれば、迷わず復活すると思えますな。近い将来に。

今2009年3月期はもう終わる。終わらないけど、数字としては2010年3月期を見ていく時期だと思いますね。どこまで利益が戻るか。気にしておいて損はないですよ。

専門小売銘柄
サザビーリーグ

2008/11/22 08:08

ミネルヴァ・ホールディングス、10月月次も好調

~ ナチュラムに限らすアウトドア用品、スポーツ用品の小売はどこも業績が良い。 ~

ミネルヴァ・ホールディングスの10月月次。ナチュラムと呼んだ方がしっくりくる。

Eコマース(インターネット通信販売)月次速報(平成20 年10 月1 日~10 月31 日)

結局、セキュリティー問題は売上に影響しなかった。お詫びの値引きやシステム導入、セキュリティ対策には金がかかったはずなので、利益率には影響が出そうではある。中間時点では影響は見られないけど。

成長スピードが多少スローダウンしたとはいえ、売上成長率は前期比20%。不景気のさなか悪い数字じゃないですよ。むしろかなり優秀と褒めてあげたいですな。

小売の中で強いのは、アウトドアやスポーツ用品の店。どこも業績は底堅い。

専門小売銘柄
アウトドア スポーツ ナチュラム ミネルヴァ・ホールディングス

2008/11/22 07:07

ビジョンメガネ、売上減は凄まじく債務超過の可能性が大きい

~ 資本増強がないといよいよ危ない感じがする、決算もしめられないし。 ~

ビジョンメガネの10月月次。

平成21年3月期 10月度売上実績のお知らせ

前期比で売上は全店が-17.4%、既存店が-4.6%。

既存店のマイナス幅は前期2007年4月からでは一番良い数字。-4.6%が一番良い数字というのもなんだかねえ。不採算店の閉店がもう少しで一息つきそうだということであって、客足が増えたと言うことではないと思いますが。

その証拠に、全店売り上げは相変わらずのマイナス幅を記録。それにしてもこれだけの勢いで売上が減り続けるのは気持ちいいですな。

今期ここまで、出店は2、退店は51。総店舗数は202。期初から店舗数は20%以上減った。前年同月比は23%の減少。売上激減も仕方ないか。

特別損失と下方修正も合わせて発表。

特別損失の発生及び第2四半期業績予想の修正に関するお知らせ

特損は4.5億円。通期業績の下方修正は今のところないが、下方修正は確実。もともとの計画でも通期の方が損失が大きいのだから、最終損失は最低でも7億は越えると考えるのが自然ですな。そうなると、債務超過に陥る。前回のエントリーでも書いたとおり、なにがしかの資本増強が無いといよいよ危ない感じがしますねえ。

そういうこともあって中間決算がしめられないわけですな。

平成21年3月期第2四半期報告書提出遅延に関するお知らせ

専門小売銘柄
ビジョンメガネ 債務超過 眼鏡

2008/11/10 00:12

ファンケル、優待改悪+増配+自己株償却、強弱入り交じり

~ 良いニュースと悪いニュースがあるが、全体としては若干マイナスという感じ。 ~

ファンケルのプレスリリース。良いものも悪いものも。まずは良いニュースで、自己株式の償却。

自己株式の消却に関するお知らせ

500万株の自己株を償却する。500万株は発行済株式数の7.1%。決して規模の小さいものじゃありませんな。償却後も390万株の自己株を持っているわけだが、これが増えて発行済株式数の10%を越えてくるようだと、また償却される予定。そういう資本政策になったというニュースも出ている。

利益配分に関する基本方針の変更に関するお知らせ

このリリースの中では、配当政策の変更も書かれていて、配当性向は40%とするとある。それって、今までより低くなる可能性があるって事ですか?前々期の配当性向は60%、前期は41%、今期予定は55%ですからね。

今期は増配です。

剰余金の中間配当(増配)および配当予想の修正に関するお知らせ

前期24円が今期34円なので、思い切った増配といえましょう。財務は強固で余裕があるので当然と言えば当然。配当性向40%っていう数字はいずこへ?まあ、正確には40%以上だからいいのかね。

それから、株主優待の改悪。

株主優待制度の一部変更に関するお知らせ

これは頂けませんな。1万円の優待を3千円に大幅カット。これまでファンケルの優待利回りは高くて8%を越えていた。配当を加味すれば総合利回りは10%以上。3千円では優待利回りが2.5%、配当利回りの2.8%とあわせて総合利回りは5.3%と激減。優待派にとっては魅力激減ですな。

あとは中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

業績は横這いですが、金は貯まってしかたない。化粧品屋さんはキャッシュフローが贅沢でどんどん金が貯まるビジネスですからねえ。だったら優待改悪なんてせこいこと止めてよねえ。

専門小売銘柄
ファンケル 株主優待 自己株償却

2008/11/09 23:11

PLANT、下方修正の常連、今回は汚名返上なるか

~ オオカミ少年が本当のことを言えばインパクトは大きく株価は上昇しそう。 ~

PLANTの決算発表。

平成20年9月期 決算短信(非連結)

前期は終わったことなのでもういいとして、今期予想は大増益のEPS74円。株価は200円でPERは2.7倍。自己資本比率がたったの16%しかなく、財務がヨワヨワなことを考えても、2.7倍は激安ですな。

もし、っていう大前提がありますけどね。そう、もし予想業績が達成されるなら。もしEPSが本当に74円になるならば。

なりますか?ならないでしょうな。

PLANTは下方修正の常連。毎年毎年、期初には大幅な収益回復を計画し、何度も下方修正を繰り返して、結局は僅かな利益で年を終える。その繰り返しなわけです。さすがにオオカミ少年になっていて、今期予想を信じている人は誰もいないでしょう。

過去の大ほら吹きな数字を確認してみる。

2005年度

  • 期初予想 売上67500 経利850 純利445 EPS64
  • 通期結果 売上63800 経利420 純利301 PES44

2006年度

  • 期初予想 売上78000 経利550 純利290 EPS43
  • 通期結果 売上77500 経利80 純利3 PES0.6

2007年度

  • 期初予想 売上85000 経利300 純利160 EPS24
  • 通期結果 売上82500 経利479 純利-1136 PES-168

2008年度

  • 期初予想 売上84600 経利700 純利460 EPS68
  • 通期結果 売上83131 経利470 純利267 PES39

2009年度

  • 期初予想 売上90000 経利1000 純利500 EPS74
  • 通期結果 売上????? 経利???? 純利??? PES??

まさに嘘八百でやってきている。救いは、それでも売上はずっと増加してきていること。それだけは信用して、今期も増収を達成するのでしょうねえ。

じゃあ、やっぱり今期もオオカミ少年と言うことで、株価は低迷を続けるでしょうかね。それが難しいところ。

万が一、会社計画通りに業績が推移したらどうなるか?株はぐぐぐぐっと上がるでしょうな。嘘つきが本当のことを言うのだから、インパクトは大きい。僅かながら大儲けするチャンスがあるって事じゃないですか。

時々チェックしてみる価値はありそうですな。

専門小売銘柄
PLANT

2008/10/22 21:09

神戸物産の上方修正は意外でした

~ 食の安全がこれだけ言われている中での業務スーパーの好調さは不思議。 ~

神戸物産が上方修正を発表。

通期業績予想の修正に関するお知らせについて

上方修正とは言うものの、前期比では大きく減益。売上こそ微増だけど、利益は苦しい。そういう状況でも、上方修正は意外でした。

神戸物産の展開する業務スーパーへ行った経験がある人は分かると思うけど、確かに売っている物は安い。基本的に、ナショナルブランドも安いし、プライベートブランドも安いし、見たことのない商品も安い。この安さが全てと言えるのが業務スーパーですな。

今は何かにつけて食の安全の時代。そりゃあねえ、これだけ危ない物を食べさせられているわけだから、誰でも疑いの目を持つことになりますね。だから、中国を筆頭とするアジア諸国で作られた食品は特に敬遠されている。

確率的に考えると、数十万か数百万か分からないけど、沢山ある中国産の食品の中で、国の定めた安全基準を満たさないのは僅かなわけで、0.0何とか%という数字のはず。ほとんどの食品は一応安全。けど、その僅か%に当たったときが大変だから疑ってかかるわけですな。

もっと言えば、国産品だって中国製品と同じぐらい信じられないニュースを連発している。確率的には変わらないような気もするが、統計があるわけではないので何とも言えない。

何かあった場合に、国産の方が健康被害が小さい傾向はあるように思う。中国産だと真剣な健康被害が出るけど、国産の場合はそこまで酷いことはない、というような。これも、そういう感じがするだけで、数字では分からないので思いこみである。

話がそれてきたけど、そういう食の安全意識が高まっている。で、国産品、名前の良くしれた大手メーカー品、生産者の顔が見える物、に消費者は流れている。(それが心理的に安心なだけで、実際には意味がないかもしれないといのは上記の通りだが。)値段は多少多角でも安心安全(だと思いこんでるだけかもしれない)なものを選ぶ。

そこで、神戸物産の業務スーパー。ここは見たことのない安い食品がとても多い。ほとんどは中国などのアジア産。精肉なんかも見た目がとても悪い(と個人的には思う)。

食の安全志向から一番避けられそうなんです。それが今回の上方修正だったから個人的には意外感を持ったわけですね。

世界的な原材料価格の高騰により食料品に対する値上げが相次ぐ中で、業務用食品スーパーをうまく利用することで賢く節約ができるとの考え方が主婦層の中で広がりを見せ

結局、値上げが苦しいわけです。ちょっと怪しそうだけど、実際はほとんどのものは安全基準を満たしているのだから、理屈に合わない感情的な判断はやめて安い物を買うんだ、って人が多いって事ですな。。。。いやいや、そんなことあり得ない。そんな風に考えられる人は絶対多くない。

そんな人ばっかりだったら株式市場で儲かる人ばっかりですよね。

専門小売銘柄
業務スーパー 神戸物産

2008/10/18 11:11

エービーシーマートの業績は好調だけど、株価は高すぎない?

~ 決算発表は好調で、成長も見込まれるけど、今のマーケットでなぜ株価は下がらないのか。 ~

エービーシー・マートの中間決算。

平成21年2月期 中間決算短信

文句なく順調。売上の数位は既に月次で分かっていることなので、利益がどれぐらい出ているかが気になるところ。ABCマートが特に利益面でつまずく理由も今のところないし、予想通りの数字が出てきたというところでしょう。

順調に店舗数を拡大して、売上増利益増が続きそうな気配です。

200810172.jpg

そして何より驚きなのは、株価ですな。なぜにここまで強いのか。業績が順調なことは疑いようもないし、靴屋さんとしては圧倒的な強さであることも間違いない。けどねえ、いくら何でも今のマーケットでこれだけ強い株価は不思議で仕方ないですね。

同じ事を感じる人は多いようで、ずっと売り長の状態が続く。買残はほとんどなし。売残数は1週間もかからずこなせる量なのでそれほど大きいわけじゃないけど。

中期事業計画も発表されました。

ABC-MARTグループ中期事業計画の概要に関するお知らせ

これによると、現在458店の店舗数は、今期末(2009年2月)で約500店舗、2009年3月からの5年間360店の出店をして、2014年2月には820店になる計画。今期末比では+64%。その時点で売上は1500億円、今の50%増し。

調子良く伸びていく計画ですな。仮にこれがその通りになったとしても、今の株価は不思議に高い。特にこれだけ全体マーケットがブッ壊れているのにね。

専門小売銘柄
エービーシーマート

2008/10/15 23:11

携帯は売れない=ITCの減額修正

~ 構造的に新規も買い換えも弱い携帯需要、期待はできないです。 ~

携帯電話が売れない。これだけ携帯普及率が高くなれば、需要はほぼ買い換え。買い換えの場合は携帯本体の価格が新規より全然高い。販売奨励金も出なくなったし、高機能化で高くなるし。なにも買い換えに限った事じゃなくて、新規とか乗り換えとか、状況は変わらないですな。

アイ・ティー・シーの下方修正。

平成21 年3月期 第2四半期・通期業績予想の修正に関するお知らせ

当然このような結果となる。通期では利益の修正はなし。

なぜなら、

今年10 月にはモバイルナンバーポータビリティ(MNP)開始から2年目を迎え、お客様の流動性が高まるタイミングに合わせた各通信キャリアの販売促進強化が想定されます。

いや、それは期待しすぎというものでしょう。

通信キャリアが第2世代サービスの新規契約終了や終了時期の発表をしたことにより、お客様の第3世代サービス対応端末への買替えが加速化することが予想されます。

嘘ではないけど、インパクトは大きくない。

携帯端末は高価格帯に集中しているので、シンプル携帯を低価格で売ってくれれば売れるんじゃないか?少なくとも個人的にはそういうものが欲しい。まあ、それは端末メーカーが自らの首を絞めることを意味するわけで、なかなか起きそうにない動きではありますなあ。

専門小売銘柄
アイ・ティー・シー 携帯

2008/10/12 15:03

ビジョンメガネ、もうどうにも止まらない

~ 業績悪化のスピードがあまりに早く、債務超過は時間の問題。 ~

ビジョンメガネの業績悪化は止まらない。

平成21 年3 月期 9 月度売上実績のお知らせ

前年同月比で-20%の減少が続いている。これだけ急速に売上を減らすのも珍しい。メガネトップが眼鏡市場ブランドで始めた、いわゆるワンプライス眼鏡が日本を席巻した影響ですな。

今となっては、普通の眼鏡はワンプライス(ツープライス、スリープライスもあり)、そうじゃなければよほどの高級品で富裕そう狙い、のどちらか。どっちつかずのビジョンメガネはどうにもなりません。愛眼、三城、メガネスーパー、全滅です。まさにメガネトップの一人勝ち。

ビジョンメガネは前期末の段階で株主資本比率が4%。今期は債務超過確実かと思われます。なにがしかの資金調達ができないと倒産も視野に入って参りましょう。誰かビジョンメガネを買ってくれるか?いや、だれも買いたい人はいないんじゃないか。怪しい資金に手を出すかもしれないけど、そうじゃなければ。。。

専門小売銘柄
ビジョンメガネ 眼鏡

2008/10/12 15:03

ドラッグストア各社の業績から考えると

~ 2000億以上の売上規模がドラッグストアの目安になるのではないかと。 ~

大中小が林立するドラッグストア業界。これだけ競争が激しいと規模がものを言うようになってくる。どうやら売上規模で2000億が最低線という状況ではなかろうか。最近の各社の業績発表からそんな感じです。

薬王堂。売上規模1000億以下。

平成21年2月期 中間決算短信

売上は上がれど利益は伸びず。新規出店で売上は増加しているけど、出店費用はかかるし粗利は悪化するし販管費も増えるし、利益は全然出ない。

コスモス薬品。売上規模1000億~2000億。

平成21年5月期 第1四半期決算短信

増収増益。積極的に出店しコストも抑える。

ミドリ薬品。売上規模1000億以下。

業績予想の修正及び特別損失の発生に関するお知らせ

スクラップアンドビルドの費用、積極販促の費用、既存店の不振。厳しい。

クリエイトエスディー。売上規模1000億~2000億。

平成21年5月期 第1四半期決算短信(非連結)

増収増益。順調。

スギホールディングス。売上規模2000億~3000億。

平成21年2月期 中間決算短信

増収増益で好調。既存店も100%越えを維持。純利は減少だけど、これは買収費用を一括償却なのでOK。

ということで、売上規模が小さいと苦しい状況がよく見て取れる。ここにあるのはたまたま同じ日にリリースされた企業だけど、これら以外の各社でも傾向は全く変わらない。規模が大きいほど業績は順調。

ドラッグストアは業界的に厳しいんです。これから薬はコンビニとかスーパーで売られるようになる。イオンなんかかなりの数のドラッグストアに出資していますね。え、ここもイオン系?なんて事がよくあります。

結局、スーパーとドラッグストアの垣根はどんどん低くなるんじゃないですか?だって、ドラッグストアにあるものなんて、薬と化粧品以外はほぼ全てスーパーにあるわけで、法的な規制さえなければ同じになれるわけ。

免許を持った人材がどうだ、ノウハウがどうだって、なんだかんだ障壁があるような言い方もされるけどね、不動産屋が薬を売ろうとしているのとはわけが違う。スーパーが薬を売るなんて、多少いろいろあったってお茶の子さいさいに決まってますな。

ドラッグストアは大手ほど有利、中小はM&A狙いで、そういう流れじゃないですか。そのうちドラッグストア業界をまとめてみなければいけないなあと思う今日この頃。

専門小売銘柄
クリエイトエスディー コスモス薬品 スギ薬局 ドラッグストア ミドリ薬品 薬王堂

2008/10/11 07:07

ナチュラムの9月月次数字は引き続き好調

~ セキュリティ問題も関係なくずっと好調を維持するスポーツ・アウトドア屋さん。 ~

ミネルヴァホールディングスの月次。ナチュラムという名前の方がしっくりくる。

Eコマース(インターネット通信販売)月次速報(平成20 年9月1 日~9月30 日)

既に発表された中間業績は好調。9月の月次も同様に良い数字。

セキュリティ問題などは全くなかったかの如くですな。アマゾンに出店したのだが、その取扱商品点数は相当なもののようです。アウトドア・スポーツ用品は元気な分野の一つですね。

専門小売銘柄
ナチュラム ミネルヴァホールディングス 月次

2008/10/10 19:07

ディフェンシブなスーパーマーケット銘柄

~ ディフェンシブ銘柄まで叩き売られるのが今の相場。 ~

スーパーマーケット各社の状況をまとめて。

食品を主に扱っているスーパーマーケットは基本的にはディフェンシブ銘柄。不景気だろうガなんだろうか、人間は食べていく。値上げがあっても食べていく。値上げすると一時的に消費は減るけど、いずれ食べたくなるのが人間というもの。

利益率は低くて、競争は超厳しくて、ぼんやりしているとあっという間にお客さんが逃げていく。そういう点はディフェンシブ銘柄といえども真にディフェンシブとは呼べない部分ではある。これは要注意ですな。

よって、経営がしっかりしていて規模の大きいスーパーマーケットはディフェンシブと考える。

ジェーソン。

中間業績予想の修正に関するお知らせ

既存店売上が+5%で、新店も好調。上方修正となりました。通期は増額無しだけど、中間発表時に増額される可能性が大きい。食品関連は売上の60%なので、スーパーではなくてバラエティストアなどと呼んではいるが、いろいろ売ってるスーパーである。

ベルク。

平成21年2月期 中間決算短信

業績が安定しているし規模もそこそこ大きい。イオン系というのが良い意味でも悪意味でも面白。株価は暴落しているけど、こういうディフェンシブを売るってやめてくださいよ。

丸久。

平成21年2月期 中間決算短信

山口の地方スーパーなのでいまいち出来高が細いし、聞いたことのない名前でもありましょう。業績は優良で好調。株価も堅調で、ディフェンシブ銘柄合格ですな。

マルエツ。

平成21年2月期 中間決算短

これこそディフェンシブの代表選手じゃないですか。それなのに株価は暴落。これじゃあまじめな人が救われない。マーケットは常に行きすぎる。そして行きすぎは修正される。

東武ストア。

平成21年2月期 中間決算短信

これだってマルエツに負けず劣らず業績は安定している。売らないでくださいよね。

セブン&アイ・ホールディングス。

平成21年2月期 中間決算短信

イオンと日本の総合小売を担う巨大企業ですね。イオンは先日ボロボロの決算を発表しましたが、こちらは堅調。イオンの超強気の大型店出店計画が裏目に出て、7&Iのコンビニ重視が良い結果を出した。

7&Iやイオンは子会社の数がものすごく、抱える業態も多種多様。業績のブレが大きいので、スーパーながらディフェンシブ銘柄とは言いたくない。

総合すると、ディフェンシブに十分値するスーパーマーケット銘柄まで今の相場ではたたき売り。

専門小売銘柄
ジェーソン スーパー セブンアンドアイ ベルク マルエツ 丸久 東武ストア

2008/10/08 23:11

ホームセンター首位DCM、中間決算発表

~ ホームセンターで伸びているのはペット用品。しかし割合は高くない。 ~

面白くない業界だけど、業界最大手ということでDCM JAPANホールディングスをチェック。4000億超の売上で、ホームセンターでは首位。

平成21年2月期 中間決算短信

さすがに最大手だけあって、順調に出店を重ね、売上利益ともじわりと増加させている。この相場の中では、株価も堅調といえましょう。

ホームセンターは大中小の会社が山ほどあるが、とにかく大手であることが株価には重要。大きければ大きいほど評価が高く、株価に安定感がある。これは何もホームセンター銘柄に限ったことではなく、どの業種でも同じですな。ただ、ホームセンターとかドラッグストア、スーパーマーケットみたいな利益率の低い小売業ではそういう傾向が一層強いと思うんです。

DCMの部門別売上で一番大きいのは何かと言えば、ペット&グリーン部門。具体的には、ペットフードと園芸用品になる。次がハウス・キーピング部門で、具体的には紙類、洗剤、ヘアケア、殺虫剤、調理器具、そういったもの。

どこのホームセンターも伸びているのはただ一つ。ペット用品。

ペット用品というのは、この不景気の中でもずっと伸び続けている、これからも伸び続けて逝くであろう、超の付くほど有望市場なわけです。ぐっと伸びて、パッと散る、って事もないのがペット用品で、これも非常に良い。

が、しかし、ペット用品の占める割合は業績が急伸するほど高くないのがホームセンター。

あまり面白みの感じられない業態ですな。

専門小売銘柄
DCM ペット用品 ホームせんーた

2008/10/04 09:09

ゴルフダイジェストオンライン、不正アクセス問題

~ サーバーデータの改善でサービスを停止するのは痛い。 ~

ゴルフダイジェストオンラインが不正アクセスを受け、サービスを停止。

当社サービス全面停止について

なんでも、サーバーデータが不正に改ざんされ、顧客への配信メールにはウィルス感染の可能性があるリンクが載せられたと言うこと。ゴルフダイジェストはネット販売だけに、サービスの全面停止は痛い。どれぐらい長引くか分からないが、長くなれば長くなるほど業績インパクトが大きくなる。問題はそれ以上に信頼性に疑問が残ってしまう。

救いは、個人情報の漏洩はないということですな。

同じような問題に、つい先日のミネルヴァホールディングス(ナチュラム)のセキュリティ問題がある。こちらはクレジット情報を含む個人情報が漏れた。株価は暴落したのは記憶に新しい。

しかしながら、ナチュラムの場合はサービスの停止はなかったので、業績への影響はほとんどなく、バカみたいに半値まで売られた株はあっという間にもとの値段まで戻した。

さて、ゴルフダイジェストはどうなる?

専門小売銘柄
ゴルフダイジェストオンライン ナチュラム ミネルヴァ

2008/10/02 23:11

ABCマート、バルスの月次

~ 靴と雑貨の専門小売、どちらも業績・株価共に堅調。 ~

専門小売の月次をまとめて。

ABCマートの月次。

平成21年2月期 9 月度概況について

既存店+1.2%、全店+13.3%。出店は相変わらずハイペース。このハイペースが業績拡大の牽引役です。株価も堅調。

バルスの月次。

平成21年1月期 月次売上概況(9月度)

こちらも堅調と言えましょう。株価も同様。フランフランはまだまだ出店余地がありますな。

専門小売銘柄
ABCマート バルス フランフラン 月次

2008/10/01 14:02

ナチュラムの週次、月次、不正アクセス

~ 不正アクセス問題を乗り越え、業績は堅調、業界も悪くない。 ~

200910011.jpg

不正アクセスで被害を被ったミネルヴァホールディング。ナチュラムと言った方が分かりやすい。不正アクセスが発覚した後、株価はストップ安の連続。50%以上も下落するという凄まじいものでした。信用をなくして売上が減り、対策費やら補償費やらで費用が増え、利益が圧迫されるという考え方だったはず。マーケット全体も弱かったのが追い打ちをかけた。

その後、週次発表と月次発表を重ねるごとに株価は値を戻し、中間発表をこなして、不正アクセスで株価暴落する前の水準までほぼ戻した。

結局、不正アクセスによる売上への影響はほとんどなかった。中間決算説明資料でも業績への影響は限定的と書いている。

平成21年1月期 中間決算説明会

月次は好調。9月の月次は10月10日頃。

Eコマース(インターネット通信販売)月次速報(平成20 年8月1 日~8月31 日)

月次を占う週次も好調。

Eコマース(インターネット通信販売)週次速報(平成20 年9月15 日~9月21 日)

業績が良いのはナチュラムに限った話ではなく、スポーツ・アウトドア関連の小売業は基本的に景気が悪くない。なかなか面白いんじゃないですか。

専門小売銘柄
アウトドア ナチュラム ミネルヴァ 有望

2008/09/17 18:06

オートバックスが勢力を伸ばしてはいるけれど・・・

~ 車が売れない、車にお金かけない時代にカー用品店はつまらない。 ~

カー用品点は基本的に、オートバックス、イエローハット、それ以外、と3つに区分できる。最大手はもちろんオートバックス。

具体的に会社名をあげてみる。

オートバックス系 : オートバックスセブン、G-7ホールディングス、アイエー、バッファロー

イエローハット系 : イエローハット

その他系 : モンテカルロ、オートウェーブ、ジェームス(非上場)

それぞれの業績を見ると、オートバックス系は利益こそ苦しいものの売上は微増傾向が続き、一応拡大していると言える。一方、イエローハット系とその他系(ジェームスは非上場で分からないので除く)は右肩下がりに売上を落としている。

ちなみに、イエローハットは本日「業績予想の修正に関するお知ら」を発表し、でっかく下方修正。

日本のカー用品専門小売はどうやらオートバックスに統一されそうな雰囲気だ。実際、車で走ってみれば、目にとまるのはオートバックスばかりという状況じゃないですか。人口の多い地域ではその地域に強い地場チェーンがあるけど、そうじゃなければオートバックスと言うことに異論はありますまい。

個人的にはそういうカー用品店はめったに使わないので、なぜオートバックスばっかりいい思いをしイエローハットとそれ以外は苦しいのか、全然分からない。いい思い、っていうか、オートバックスは他社がやらないように上手に経営しているって事だけど。

しかし、である。オートバックスの株を買っても全然儲かりそうにない。カー用品って、車が売れなければどうにもならないというのはお馬鹿さんでも分かり切ったこと。

ズバリ、日本では車が売れない。そして、車を買ってもお金をかけない。

ほとんどの人は最低限のオイル交換とかなんちゃらフィルターの交換とか、そういう極めてベーシックかつ必要なことだけしかしないんじゃないか。かくいう私もその一人。

車がステータスシンボルって時代が再び来ないとカー用品会社の株は買えない。

ちなみに、オイル交換はオートバックスとかイエローハットとか行きません。なんかイメージが悪いし、実際嫌な思いをすることが多いような気がしません?店員の態度も何とも・・・。そんなことない?で、行くのはジェームス。ジェームスはトヨタ資本のカー用品店で、非常に対応が良い。そんなことない?思いこみかな。

専門小売銘柄
イエローハット オートバックス カー用品

2008/09/14 17:05

タイヤとホイールで業績が順調なフジなんだけど

~ 株買ってもあんまり儲からないだろうね。相場には夢や希望が必要さ。 ~

タイヤとホイルの専門店を展開するフジコーポレーション。なんだか地味なんだけど、売上規模は小さいながらも意外と業績は好調です。

2008年10月期 第3四半期決算短信

タイヤとホイールの専門店て、ちょっと考えてみても逆風ばかり。

まず、日本では車の需要は減少中なので、タイヤの需要も減る。ホイールも同じ。

さらに、タイヤとかホイールを取り替えるという人達は、どちらかといえば車好きの若者。フジのホームページを見れば、トップページに載っているのがホイールで、こういう物を使っている人達って創造できるでしょ。で、そういう若者は減っていることはニュースになって久しい。

じゃあ、なぜフジの業績は良いのか?

第3四半期の決算短信の最後のページを見るとなんとなく想像できる。店舗での売上高はほとんど伸びていない。ちょっと伸びている店舗もあれば、ちょっと減っている店舗もあって、全体としてはほぼ横這い。店舗の売り上げは前期比で+3%(新店除く)。

残りは「本部営業部」なんだけど、これはインターネット販売なんです。これが前期比で+11%。

楽天なんかでタイヤとかホイールとか探すと、必ずと言っていいほどフジに行き着くような感じがして、結構ネット上での存在感は大きいのかもしれない。

タイヤとホイールを取り替えるときに大切なのは、多分、性能と見た目のかっこよさなんじゃないか?買うまでの行動としては、雑誌なんかで調べたりして買うわけであって、店頭でいろいろ見てから決めるわけではないと思うけど、どうなんだろう?

そなると、いわゆる指名買いなわけであって、ネット購入は指名買いに最適なチャネル。だから、タイヤとホイールの専門店としてネット上で存在感の強いフジは追い風を受けている、っていう風に考えられる。

あと、ネット販売じゃないけど、厳しい冬で雪がたくさん降ったりするとスタッドレスがたくさん売れる。フジの店舗は雪の多い東北地方が中心だからなおさら。

で、フジの株価ったら儲かるの?いや、こういう「面白みのない」株が上がるのは、上げ相場の最後の最後ってのが悲しいところ。もう何を買っても儲かる相場が来て、買うものがなくなってから、フジみたいな株に資金が廻ってくる。それこそいろんな理由を持ち出してね。

しかし、伸び率は低いといえ、業績は順調で配当利回りも4%ですか。PERは5倍以下でPBR0.5以下。

黙って持っておけって自分に言いたい。

専門小売銘柄
7605 タイヤ フジコーポレーション

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