カテゴリー: 専門小売銘柄

2008/10/12 15:03

ビジョンメガネ、もうどうにも止まらない

~ 業績悪化のスピードがあまりに早く、債務超過は時間の問題。 ~

ビジョンメガネの業績悪化は止まらない。

平成21 年3 月期 9 月度売上実績のお知らせ

前年同月比で-20%の減少が続いている。これだけ急速に売上を減らすのも珍しい。メガネトップが眼鏡市場ブランドで始めた、いわゆるワンプライス眼鏡が日本を席巻した影響ですな。

今となっては、普通の眼鏡はワンプライス(ツープライス、スリープライスもあり)、そうじゃなければよほどの高級品で富裕そう狙い、のどちらか。どっちつかずのビジョンメガネはどうにもなりません。愛眼、三城、メガネスーパー、全滅です。まさにメガネトップの一人勝ち。

ビジョンメガネは前期末の段階で株主資本比率が4%。今期は債務超過確実かと思われます。なにがしかの資金調達ができないと倒産も視野に入って参りましょう。誰かビジョンメガネを買ってくれるか?いや、だれも買いたい人はいないんじゃないか。怪しい資金に手を出すかもしれないけど、そうじゃなければ。。。

専門小売銘柄
ビジョンメガネ 眼鏡

2008/10/12 15:03

ドラッグストア各社の業績から考えると

~ 2000億以上の売上規模がドラッグストアの目安になるのではないかと。 ~

大中小が林立するドラッグストア業界。これだけ競争が激しいと規模がものを言うようになってくる。どうやら売上規模で2000億が最低線という状況ではなかろうか。最近の各社の業績発表からそんな感じです。

薬王堂。売上規模1000億以下。

平成21年2月期 中間決算短信

売上は上がれど利益は伸びず。新規出店で売上は増加しているけど、出店費用はかかるし粗利は悪化するし販管費も増えるし、利益は全然出ない。

コスモス薬品。売上規模1000億~2000億。

平成21年5月期 第1四半期決算短信

増収増益。積極的に出店しコストも抑える。

ミドリ薬品。売上規模1000億以下。

業績予想の修正及び特別損失の発生に関するお知らせ

スクラップアンドビルドの費用、積極販促の費用、既存店の不振。厳しい。

クリエイトエスディー。売上規模1000億~2000億。

平成21年5月期 第1四半期決算短信(非連結)

増収増益。順調。

スギホールディングス。売上規模2000億~3000億。

平成21年2月期 中間決算短信

増収増益で好調。既存店も100%越えを維持。純利は減少だけど、これは買収費用を一括償却なのでOK。

ということで、売上規模が小さいと苦しい状況がよく見て取れる。ここにあるのはたまたま同じ日にリリースされた企業だけど、これら以外の各社でも傾向は全く変わらない。規模が大きいほど業績は順調。

ドラッグストアは業界的に厳しいんです。これから薬はコンビニとかスーパーで売られるようになる。イオンなんかかなりの数のドラッグストアに出資していますね。え、ここもイオン系?なんて事がよくあります。

結局、スーパーとドラッグストアの垣根はどんどん低くなるんじゃないですか?だって、ドラッグストアにあるものなんて、薬と化粧品以外はほぼ全てスーパーにあるわけで、法的な規制さえなければ同じになれるわけ。

免許を持った人材がどうだ、ノウハウがどうだって、なんだかんだ障壁があるような言い方もされるけどね、不動産屋が薬を売ろうとしているのとはわけが違う。スーパーが薬を売るなんて、多少いろいろあったってお茶の子さいさいに決まってますな。

ドラッグストアは大手ほど有利、中小はM&A狙いで、そういう流れじゃないですか。そのうちドラッグストア業界をまとめてみなければいけないなあと思う今日この頃。

専門小売銘柄
クリエイトエスディー コスモス薬品 スギ薬局 ドラッグストア ミドリ薬品 薬王堂

2008/10/11 07:07

ナチュラムの9月月次数字は引き続き好調

~ セキュリティ問題も関係なくずっと好調を維持するスポーツ・アウトドア屋さん。 ~

ミネルヴァホールディングスの月次。ナチュラムという名前の方がしっくりくる。

Eコマース(インターネット通信販売)月次速報(平成20 年9月1 日~9月30 日)

既に発表された中間業績は好調。9月の月次も同様に良い数字。

セキュリティ問題などは全くなかったかの如くですな。アマゾンに出店したのだが、その取扱商品点数は相当なもののようです。アウトドア・スポーツ用品は元気な分野の一つですね。

専門小売銘柄
ナチュラム ミネルヴァホールディングス 月次

2008/10/10 19:07

ディフェンシブなスーパーマーケット銘柄

~ ディフェンシブ銘柄まで叩き売られるのが今の相場。 ~

スーパーマーケット各社の状況をまとめて。

食品を主に扱っているスーパーマーケットは基本的にはディフェンシブ銘柄。不景気だろうガなんだろうか、人間は食べていく。値上げがあっても食べていく。値上げすると一時的に消費は減るけど、いずれ食べたくなるのが人間というもの。

利益率は低くて、競争は超厳しくて、ぼんやりしているとあっという間にお客さんが逃げていく。そういう点はディフェンシブ銘柄といえども真にディフェンシブとは呼べない部分ではある。これは要注意ですな。

よって、経営がしっかりしていて規模の大きいスーパーマーケットはディフェンシブと考える。

ジェーソン。

中間業績予想の修正に関するお知らせ

既存店売上が+5%で、新店も好調。上方修正となりました。通期は増額無しだけど、中間発表時に増額される可能性が大きい。食品関連は売上の60%なので、スーパーではなくてバラエティストアなどと呼んではいるが、いろいろ売ってるスーパーである。

ベルク。

平成21年2月期 中間決算短信

業績が安定しているし規模もそこそこ大きい。イオン系というのが良い意味でも悪意味でも面白。株価は暴落しているけど、こういうディフェンシブを売るってやめてくださいよ。

丸久。

平成21年2月期 中間決算短信

山口の地方スーパーなのでいまいち出来高が細いし、聞いたことのない名前でもありましょう。業績は優良で好調。株価も堅調で、ディフェンシブ銘柄合格ですな。

マルエツ。

平成21年2月期 中間決算短

これこそディフェンシブの代表選手じゃないですか。それなのに株価は暴落。これじゃあまじめな人が救われない。マーケットは常に行きすぎる。そして行きすぎは修正される。

東武ストア。

平成21年2月期 中間決算短信

これだってマルエツに負けず劣らず業績は安定している。売らないでくださいよね。

セブン&アイ・ホールディングス。

平成21年2月期 中間決算短信

イオンと日本の総合小売を担う巨大企業ですね。イオンは先日ボロボロの決算を発表しましたが、こちらは堅調。イオンの超強気の大型店出店計画が裏目に出て、7&Iのコンビニ重視が良い結果を出した。

7&Iやイオンは子会社の数がものすごく、抱える業態も多種多様。業績のブレが大きいので、スーパーながらディフェンシブ銘柄とは言いたくない。

総合すると、ディフェンシブに十分値するスーパーマーケット銘柄まで今の相場ではたたき売り。

専門小売銘柄
ジェーソン スーパー セブンアンドアイ ベルク マルエツ 丸久 東武ストア

2008/10/08 23:11

ホームセンター首位DCM、中間決算発表

~ ホームセンターで伸びているのはペット用品。しかし割合は高くない。 ~

面白くない業界だけど、業界最大手ということでDCM JAPANホールディングスをチェック。4000億超の売上で、ホームセンターでは首位。

平成21年2月期 中間決算短信

さすがに最大手だけあって、順調に出店を重ね、売上利益ともじわりと増加させている。この相場の中では、株価も堅調といえましょう。

ホームセンターは大中小の会社が山ほどあるが、とにかく大手であることが株価には重要。大きければ大きいほど評価が高く、株価に安定感がある。これは何もホームセンター銘柄に限ったことではなく、どの業種でも同じですな。ただ、ホームセンターとかドラッグストア、スーパーマーケットみたいな利益率の低い小売業ではそういう傾向が一層強いと思うんです。

DCMの部門別売上で一番大きいのは何かと言えば、ペット&グリーン部門。具体的には、ペットフードと園芸用品になる。次がハウス・キーピング部門で、具体的には紙類、洗剤、ヘアケア、殺虫剤、調理器具、そういったもの。

どこのホームセンターも伸びているのはただ一つ。ペット用品。

ペット用品というのは、この不景気の中でもずっと伸び続けている、これからも伸び続けて逝くであろう、超の付くほど有望市場なわけです。ぐっと伸びて、パッと散る、って事もないのがペット用品で、これも非常に良い。

が、しかし、ペット用品の占める割合は業績が急伸するほど高くないのがホームセンター。

あまり面白みの感じられない業態ですな。

専門小売銘柄
DCM ペット用品 ホームせんーた

2008/10/04 09:09

ゴルフダイジェストオンライン、不正アクセス問題

~ サーバーデータの改善でサービスを停止するのは痛い。 ~

ゴルフダイジェストオンラインが不正アクセスを受け、サービスを停止。

当社サービス全面停止について

なんでも、サーバーデータが不正に改ざんされ、顧客への配信メールにはウィルス感染の可能性があるリンクが載せられたと言うこと。ゴルフダイジェストはネット販売だけに、サービスの全面停止は痛い。どれぐらい長引くか分からないが、長くなれば長くなるほど業績インパクトが大きくなる。問題はそれ以上に信頼性に疑問が残ってしまう。

救いは、個人情報の漏洩はないということですな。

同じような問題に、つい先日のミネルヴァホールディングス(ナチュラム)のセキュリティ問題がある。こちらはクレジット情報を含む個人情報が漏れた。株価は暴落したのは記憶に新しい。

しかしながら、ナチュラムの場合はサービスの停止はなかったので、業績への影響はほとんどなく、バカみたいに半値まで売られた株はあっという間にもとの値段まで戻した。

さて、ゴルフダイジェストはどうなる?

専門小売銘柄
ゴルフダイジェストオンライン ナチュラム ミネルヴァ

2008/10/02 23:11

ABCマート、バルスの月次

~ 靴と雑貨の専門小売、どちらも業績・株価共に堅調。 ~

専門小売の月次をまとめて。

ABCマートの月次。

平成21年2月期 9 月度概況について

既存店+1.2%、全店+13.3%。出店は相変わらずハイペース。このハイペースが業績拡大の牽引役です。株価も堅調。

バルスの月次。

平成21年1月期 月次売上概況(9月度)

こちらも堅調と言えましょう。株価も同様。フランフランはまだまだ出店余地がありますな。

専門小売銘柄
ABCマート バルス フランフラン 月次

2008/10/01 14:02

ナチュラムの週次、月次、不正アクセス

~ 不正アクセス問題を乗り越え、業績は堅調、業界も悪くない。 ~

200910011.jpg

不正アクセスで被害を被ったミネルヴァホールディング。ナチュラムと言った方が分かりやすい。不正アクセスが発覚した後、株価はストップ安の連続。50%以上も下落するという凄まじいものでした。信用をなくして売上が減り、対策費やら補償費やらで費用が増え、利益が圧迫されるという考え方だったはず。マーケット全体も弱かったのが追い打ちをかけた。

その後、週次発表と月次発表を重ねるごとに株価は値を戻し、中間発表をこなして、不正アクセスで株価暴落する前の水準までほぼ戻した。

結局、不正アクセスによる売上への影響はほとんどなかった。中間決算説明資料でも業績への影響は限定的と書いている。

平成21年1月期 中間決算説明会

月次は好調。9月の月次は10月10日頃。

Eコマース(インターネット通信販売)月次速報(平成20 年8月1 日~8月31 日)

月次を占う週次も好調。

Eコマース(インターネット通信販売)週次速報(平成20 年9月15 日~9月21 日)

業績が良いのはナチュラムに限った話ではなく、スポーツ・アウトドア関連の小売業は基本的に景気が悪くない。なかなか面白いんじゃないですか。

専門小売銘柄
アウトドア ナチュラム ミネルヴァ 有望

2008/09/17 18:06

オートバックスが勢力を伸ばしてはいるけれど・・・

~ 車が売れない、車にお金かけない時代にカー用品店はつまらない。 ~

カー用品点は基本的に、オートバックス、イエローハット、それ以外、と3つに区分できる。最大手はもちろんオートバックス。

具体的に会社名をあげてみる。

オートバックス系 : オートバックスセブン、G-7ホールディングス、アイエー、バッファロー

イエローハット系 : イエローハット

その他系 : モンテカルロ、オートウェーブ、ジェームス(非上場)

それぞれの業績を見ると、オートバックス系は利益こそ苦しいものの売上は微増傾向が続き、一応拡大していると言える。一方、イエローハット系とその他系(ジェームスは非上場で分からないので除く)は右肩下がりに売上を落としている。

ちなみに、イエローハットは本日「業績予想の修正に関するお知ら」を発表し、でっかく下方修正。

日本のカー用品専門小売はどうやらオートバックスに統一されそうな雰囲気だ。実際、車で走ってみれば、目にとまるのはオートバックスばかりという状況じゃないですか。人口の多い地域ではその地域に強い地場チェーンがあるけど、そうじゃなければオートバックスと言うことに異論はありますまい。

個人的にはそういうカー用品店はめったに使わないので、なぜオートバックスばっかりいい思いをしイエローハットとそれ以外は苦しいのか、全然分からない。いい思い、っていうか、オートバックスは他社がやらないように上手に経営しているって事だけど。

しかし、である。オートバックスの株を買っても全然儲かりそうにない。カー用品って、車が売れなければどうにもならないというのはお馬鹿さんでも分かり切ったこと。

ズバリ、日本では車が売れない。そして、車を買ってもお金をかけない。

ほとんどの人は最低限のオイル交換とかなんちゃらフィルターの交換とか、そういう極めてベーシックかつ必要なことだけしかしないんじゃないか。かくいう私もその一人。

車がステータスシンボルって時代が再び来ないとカー用品会社の株は買えない。

ちなみに、オイル交換はオートバックスとかイエローハットとか行きません。なんかイメージが悪いし、実際嫌な思いをすることが多いような気がしません?店員の態度も何とも・・・。そんなことない?で、行くのはジェームス。ジェームスはトヨタ資本のカー用品店で、非常に対応が良い。そんなことない?思いこみかな。

専門小売銘柄
イエローハット オートバックス カー用品

2008/09/14 17:05

タイヤとホイールで業績が順調なフジなんだけど

~ 株買ってもあんまり儲からないだろうね。相場には夢や希望が必要さ。 ~

タイヤとホイルの専門店を展開するフジコーポレーション。なんだか地味なんだけど、売上規模は小さいながらも意外と業績は好調です。

2008年10月期 第3四半期決算短信

タイヤとホイールの専門店て、ちょっと考えてみても逆風ばかり。

まず、日本では車の需要は減少中なので、タイヤの需要も減る。ホイールも同じ。

さらに、タイヤとかホイールを取り替えるという人達は、どちらかといえば車好きの若者。フジのホームページを見れば、トップページに載っているのがホイールで、こういう物を使っている人達って創造できるでしょ。で、そういう若者は減っていることはニュースになって久しい。

じゃあ、なぜフジの業績は良いのか?

第3四半期の決算短信の最後のページを見るとなんとなく想像できる。店舗での売上高はほとんど伸びていない。ちょっと伸びている店舗もあれば、ちょっと減っている店舗もあって、全体としてはほぼ横這い。店舗の売り上げは前期比で+3%(新店除く)。

残りは「本部営業部」なんだけど、これはインターネット販売なんです。これが前期比で+11%。

楽天なんかでタイヤとかホイールとか探すと、必ずと言っていいほどフジに行き着くような感じがして、結構ネット上での存在感は大きいのかもしれない。

タイヤとホイールを取り替えるときに大切なのは、多分、性能と見た目のかっこよさなんじゃないか?買うまでの行動としては、雑誌なんかで調べたりして買うわけであって、店頭でいろいろ見てから決めるわけではないと思うけど、どうなんだろう?

そなると、いわゆる指名買いなわけであって、ネット購入は指名買いに最適なチャネル。だから、タイヤとホイールの専門店としてネット上で存在感の強いフジは追い風を受けている、っていう風に考えられる。

あと、ネット販売じゃないけど、厳しい冬で雪がたくさん降ったりするとスタッドレスがたくさん売れる。フジの店舗は雪の多い東北地方が中心だからなおさら。

で、フジの株価ったら儲かるの?いや、こういう「面白みのない」株が上がるのは、上げ相場の最後の最後ってのが悲しいところ。もう何を買っても儲かる相場が来て、買うものがなくなってから、フジみたいな株に資金が廻ってくる。それこそいろんな理由を持ち出してね。

しかし、伸び率は低いといえ、業績は順調で配当利回りも4%ですか。PERは5倍以下でPBR0.5以下。

黙って持っておけって自分に言いたい。

専門小売銘柄
7605 タイヤ フジコーポレーション

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