2009/09/09 22:10

First Solar(FSLR)、中国に2GWの太陽光発電施設、ある意味驚き

First Solar(FSLR)が中国に2GWの太陽光発電プラントを建設する。このニュースでここのところ軟調だった株価は10%以上急騰した。

200909091.gif

建設といっても、一企業が勝手に中国にそんなものを作れるはずはない。当然中国政府との調印がある。ここに驚きがあるわけです。

中国にはSuntech(STP)やYingli(YGE)などの大手太陽電池メーカーがあるし、その他の大中小太陽電池メーカーも掃いて捨てるほどある。それなのに、2GWという(現段階で)世界最大級の太陽光発電プラントをアメリカのメーカーに頼むのです。

日本の場合として考えればよく分かる。もし日本政府がからんで太陽光発電プラントを建設するとする。しかも最大級のプロジェクト。シャープや京セラや昭和シェルなどの日系メーカーを外して、外国のメーカーに頼むだろうか。まさかねえ。

中国は内モンゴルのOrdos Cityに12GW規模の総合新エネルギープラント建設を進めている。300万人を養える規模。そのうち太陽光発電が3.9GWの計画。風力発電が7GW、残りは地熱やバイオマス、ダムなど。太陽光発電3.9GWのうち2GWがとりあえずFirst Solar。

ファーストソーラーによると2GWの発電施設をアメリカに建設するとなれば$5B~$6Bかかる。中国ではそれよりは安くなる。

FSLRの薄膜型太陽電池はカドミウムを使う。カドミウムといえば、イタイイタイ病(だったかな?いずれにせよ大変な公害)のもとになる物質で、その辺りは議論があることは確か。しかし、何しろコストが飛び抜けて低い。発電効率としてはシリコン型に劣るわけですけど、それを補って有り余るということでしょう。

それから、ファーストソーラーはカリフォルニアに1.1GWの太陽光発電プラントを建設することになっている。

アメリカの太陽電池メーカーとしてはFirst Solarがぶっちぎりに強いってことですな。

新エネルギー・環境
FSLR STP YGE 中国 太陽光発電 太陽電池 新エネルギー 発電所



関連する記事



コメントする






画像の中に見える文字を入力してください。

patch