2008/10/12 15:03

エヌ・ピー・シーのブッちぎり決算発表

ブッちぎりの決算を発表したエヌ・ピー・シー。

平成20年8月期 決算短信

分かっていたことではありますが、それにしてもすごい数字が並んでいます。せっかくなので列挙してみる。

  • 2007年8月期 売上+56%、営利+28%、経利+33%、純利+33%、EPS+21%
  • 2008年8月期 売上+45%、営利+68%、経利+81%、純利+78%、EPS+52%
  • 2009年8月期予想 売上+47%、営利+42%、経利+38%、純利+30%、EPS+26%

伸び率という点ではこの株を買わずしてどの株を買おうという状況ですな。

作っているのは太陽電池製造装置。現在の主流である結晶系シリコン太陽電池のみではなくて、これから期待される薄膜系太陽電池にも対応した製造装置。まさに今一番盛り上がっている分野の製造装置で、ビジネス的にもこれを買わずしてどれを買おうという状況。

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発電量ベースでの太陽電池の生産量。NPCの決算短信より。EUとひとくくりにされてしまっているので内訳が分かりづらい。今までの情報から判断すれば、ドイツとスペインがほとんどのはず。その他の内訳が気になる。

受注から出荷までに小さいもので4~5ヶ月、大きなものでは7~9ヶ月かかるので、その間のファイナンスにどうしても資金が必要となる。でも、NPCの場合は前受金を取ることにしていて、これが資金繰りに大きく貢献している。この前受金を取るというのは、中国で商売する場合には普通のことで、中国の太陽電池セルメーカーに装置を販売する際には当然前受金をたくさん取っているはず。その他の海外向けでは多分、交渉次第なんだろうね。

BSの数字をチェック(前期比)。

  • 現金 2.9倍
  • 売掛債権 2.8倍
  • 棚卸資産 2.8倍
  • 固定資産 3倍
  • 買掛債券 2.4倍
  • 前受金 4.1倍
  • 有利子負債 0円

CFの数字をチェック(前期比)。

  • 営業CF 3.7倍 (純利益比1.4倍、棚卸資産増加分はほぼ前受金の増加分と同じ)
  • 投資CF 1.9倍 (設備投資4.4倍)
  • 財務CF 6.2倍 (プラスは新株の発行のみ。新規借入なし。)

受注の状況(前期比)。

  • 受注高 1.9倍
  • 受注残高 2.1倍

いやはや、素晴らしいですな。文句なしじゃないですか。売掛債権や棚卸資産の激増が怪しいかな?って最初は疑うかもしれませんが、キャッシュフローや前受金を見ればほぼ大丈夫って分かると思うんですね。

200810123.jpg

株価の方は、どさくさに紛れてずいぶん売られてますね。今期予想PERで29倍。安くはないけど業績の伸びを考えれば悪くない。このマーケットが落ち着けば買われていくんだろうと思うね。

新エネルギー・環境
NPC エヌ・ピー・シー 太陽光発電 太陽電池 有望



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