カテゴリー: 外食・レストラン・居酒屋

2008/11/15 14:02

三光マーケティング、綜合利回りは10%を越えている

~ 増収増益の業績とそこそこの配当利回りとかなり高い優待利回り。 ~

三光マーケティングフーズの第1四半期決算。

平成21年6月期 第1四半期決算短信(非連結)

厳しい外食産業の中にあって増収増益を確保しているのは立派ですな。通期計画でも順調に増収増益を達成するつもり。

とりたたる程の成長力はないし、株価評価もまあこんなもんで激安までは行きますまい。何が気になるって、やっぱり利回りじゃないですか。

配当利回りこそ2.6%なものの、優待利回りは10%と非常に高い。安い居酒屋は行かないって人も多いが、そうい人はいつもの通りヤフオクへ。70%ぐらいでは売れるので、配当と合わせればほぼ10%の高利回りになる。

10%で持ちつつ、30%も上がれば売ってしまうという単純な戦略でも儲かりますな。

外食・レストラン・居酒屋
三光マーケティングフーズ 優待 外食 居酒屋 高利回り

2008/11/13 20:08

マクドナルド、月次数字は好調。不況に強い。

~ 外食企業の勝ち組、マクドナルド。不況ならマクドに食事をダウングレードするか。 ~

日本マクドナルドの月次数字。

月次IRニュース

ハンバーガーは不況に強いですな。外食各社は苦しいけど、ハンバーガーは勝ち組というか、特に気にかけて支出を減らされる食品じゃないってことですね。ハンバーガーとは言うが、モスなんかは全然ダメで、結局マクドナルドってことだけど。

不況で言えば、逆にマクドが安いからマクドにしておこうか、って懐具合が寂しくなればよりマクドに行こうと思うこともありましょう。実際安いし、油っぽいからお腹もふくれやすい。満足感が高いというか何というか。

第3四半期決算も発表されている。

平成20年12月期 第3四半期財務・業績の概況

外食・レストラン・居酒屋
ハンバーガー マクドナルド 不況 外食

2008/11/10 00:12

ワタミ、外食で大きく増益は貴重、介護が順調なのか

~ 介護と農業の業績の順調さが上方修正の主な理由か。 ~

ワタミの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

いやはや、見事じゃないですか。売上こそ僅かながら減額されていますが、利益はだいたい50%も計画を上ぶれますね。外食産業、特に居酒屋業態、は苦しいのに、立派なものです。通期こそ今回は修正されていませんが、中間決算発表で上方修正される可能性は高いと言えましょう。

居酒屋とは言うものの、介護や農業もあり、そちらの利益が向上したのかもしれない。外食事業はずっとやってきている本業であって、今さら大きくコストカットできる部分なんてそう多くはないはずですな。そう考えれば、経費コントロールの余地が大きくて、利益を生み出せそうなのは居酒屋以外の事業と考えるのが自然でしょう。

前期の事業別割合。売上比の貢献比率は外食が89%、介護が10%。営業利益の貢献比率は外食が78%、介護が18%。

200811091.jpg 株価は恐ろしいほど強い。10月の急落前の水準まで戻している株は多くないですね。特に外食企業では少ないですな。割安さは全然なさそうだけど、EPSが150円とかまで急増するっていう前提なんでしょうかね。数年間にわたる介護事業の拡大と見込んでいるとか?まさか、今の相場でそんなのないよねえ。

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ワタミ 介護 外食 居酒屋 農業

2008/11/09 23:11

トリドールの資料からうどん市場の可能性を考える

~ うどんは1兆円市場で寡占がなく出店余地が大きい。成長の可能性は大きい。 ~

トリドールの中間決算発表は既に終わっている。説明会資料がでたので確認しておく。

平成21年3月期第2四半期決算説明会資料

200811081.jpg 特に興味を引かれるのはうどん・そば市場は1兆円規模だってところですね。1兆円市場はデカイ。比較としてハンバーガー市場が6000億円、牛丼市場が2200億円。いかにうどん・そば市場が大きいか分かると言えましょう。

あまり考えたことがなかったけれど、確かに街を歩けば、ハンバーガー屋や牛丼屋よりうどん屋・そば屋の数は全然多い。しかも、うどん屋・そば屋は個人経営の食堂がとても多いんですね。

その辺りも資料に載っていて、うどん・そば屋の大手3社の市場シェアが7%しかない。ハンバーガーは大手3社で96%、牛丼は大手3社で91%。既に満杯。うどん・そば市場でシェアを拡大する余地は計り知れないものがありますなあ。

200811082.jpg 店舗数でも同じ事が言える。牛丼は大手3社で全国に2500店舗、ハンバーガーは大手3社で全国に5800店舗。うどんはトップのトリドールが270店舗。出店余地は大きい。トリドールの独自計算では、1700店の出店は可能ということですね。

うどん・そばの強みとしては、年代・性別を問わずよく食べられるという店もありましょう。お年寄りがハンバーガー食べていたり、若い女性が牛丼食べていたりする事は少ない(最近はそうでもないかな)けれど、うどん・そばは年代・性別が関係ない。抵抗もない。そういうこともあって、市場規模が1兆円と巨大なのでしょう。

200811083.jpg トリドールに限って考えれば、トリドールの出店地域で一番大きいのは関西。これは人口規模・市場規模からして、いずれは関東が最大地域になるのは目に見えている。2倍ぐらいはへっちゃらですな。つまり、どんなに最低でも関東圏の店舗数は2倍はいける。もちろん、それだけで終わるはずもない。現在も関西、関東問わず全国でじゃんじゃん出店しているのだから。要は、出店余地は大きいのが分かる。

200811084.jpg 計画、というか出店イメージという言葉を使っているが、では2010年3月期に370店舗(前期比+37%)、2011年に490店舗(+32%)。店舗数にあわせて売上が増えていくことが予想できましょう。店舗増加率と同じぐらいの年30%ぐらいで増収していくイメージでよろしいのではないですか。うどんと天ぷら、にぎりめしぐらいしかメニューがないのでコスト管理も簡単で、利益も同じように伸びていくと予想。楽観的ではあるが、まあいい。

200811085.jpg 株価は決算発表翌日の30日、説明資料発表翌日の4日にはほぼ無反応。2日遅れて6日、7日と急騰。まだ出来高を伴っていないのでもう一段の上昇があって、直近高値の3110円が視野にはいるのではなかろうか。って、チャートはよく分からんです。外食企業では数少ない成長企業ですねえ。

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うどん トリドール 外食 有望

2008/11/08 23:11

王将フードサービス、不況に強い外食企業の代表

~ あの餃子とラーメン、店、客層、値段は不況に影響されない代表選手ではなかろうか。 ~

不況に最も強く、景況でも売上が急増することない、という安定的成長できる外食銘柄は、ずばり王将フードサービスではなかろうか。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

外食各社、どこも苦戦しているのに(マクドナルド除く)、王将だけはいつも通りの増収増益。過去10年の業績推移を見ると、ずっと増収増益ではなく、減収もあれば減益もある。特損で大赤字もある。しかし、どれも誤差の範囲といえはしないだろうか。減益になっても、次は大丈夫だという安心感というか、信頼感というか。

王将のあの店、メニュー、客層を思い出して欲しい。あれが景気に影響受けるビジネスですか?そりゃあね、景気の影響がゼロとは言いませんよ。でも、数ある外食企業の中で、極めて安定的なビジネスだと思うわけですな。

関西圏の店舗数が一番多く、関東圏はまだすくない。出店余地はまだまだある。

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外食 王将フードサービス

2008/11/08 22:10

コロワイド、中間数字は厳しいが総合利回りは15%

~ 株主優待の利回りが15%を越え、儲からなくても損しない投資になる。 ~

コロワイドの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

赤字ですな。通期では大きく回復して黒字確保、しかも前期比で増収増益を計画。強気過ぎやしませんか。下方修正されると思われます。

自己資本比率は13%まで低下。さすがにこれ以上数字が下がると良くないのではないですか。そういう事もあってですかねえ、財務キャッシュフローのマイナスは営業キャッシュフローのプラスにほぼ等しい。キャッシュフローの範囲内で出店していって事でしょうかな。

この株の何が魅力的かと言って、株主優待ですな。年間4万円分の飲食券がもらえるわけで、優待利回りは15%を越えている。一応配当もあって、配当利回りは1%なので、合計利回り16%。コロワイド系列のお店は多いので使い勝手も良い。

安い居酒屋は嫌いな人もいるはず。そう言う人はヤフオクで売ればいい。70%ぐらいで売れるので、それで考えても総合利回りは12%ぐらいある。

このまま業績が悪くて、仮に配当がなくなったとしても、利回りは十分にあるわけですな。まさか優待を廃止することは考えづらい。儲かる可能性の高い、ヘタしても損しない、投資といえましょう。

外食・レストラン・居酒屋
コロワイド 居酒屋 株主優待 高利回り

2008/11/06 23:11

トリドールの中間決算は好調、株は無反応

~ 小麦が高くても原価率は改善、関東圏に出店余地はまだまだある。 ~

トリドールの中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信(非連結)

前年同期比で売上+40%、営業利益+79%、経常利益+86%、純利益2.2倍、EPS2.2倍。まさにブッちぎりの好決算といえましょう。通期予想は、売上+42%、営利+55%、経利+59%、純利+52%、EPS+50%。

丸亀製麺の出店が36で合計144店舗。売上は+90%。その他、いろんな業態の飲食は出店ゼロで、基本的に売上はマイナス成長。セルフ式のうどんに経営資源を集中。儲かるところを攻めるのは良い事ですな。

売上構成では丸亀製麺が68%まで上昇。前期は50%だったのでかなり上昇している。集中をプラスと考えるか、危ないと考えるか。

下半期の丸亀製麺の出店計画は34店舗。その他業態の出店が10。下半期合計が44店舗。通期では合計80店の出店をして合計287店舗の予定。店舗数は+39%。

積極出店は出店費用を増加させている。借入金が増えて株主資本比率は37%まで低下。期末には30%台前半ぐらいまで落ちそう。営業キャッシュフロー以上に出店しているので借入金は増えざるを得ない。まだまだ出店したいのだろうから、借入は減らないだろう。どこまでBSを膨らませられるか。

売上原価は前期の27.5%から25.6%に低下。小麦が高かったのにどうやって原価率を下げているのか。仕入先を複数にして競争させていると四季報にはあるが、さて。これまでの丸亀製麺の仕入先の大手はトーホー。前期末時点で買掛金の66%を占めている。

店舗は近畿地区が一番多い。やはり日本の消費中心は関東圏なわけだから、出店余地はまだまだ大きい。関東圏の店舗が数が少なくとも近畿圏の2倍ぐらいになるまでは行けるはず。合計店舗数では500店ぐらいは見込めるんじゃないか。

株価は意外と反応していない。トリドールの好決算は分かっていたことなのでサプライズもないし、株価も反応しないのだろうね。PER15倍と、今の相場ではそれなりに高いPER。成長率から考えれば安いが、今はそんな指標で考える相場ではないですな。

月次数字の発表がないので足下の業績は分かりづらい。

いずれマーケットがラリーするときにはグングン値を上げるんじゃないですか。

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うどん トリドール 小麦 有望

2008/10/22 22:10

サイゼリヤのピザにメラミンが混入

~ 具体的な損失額より、ブランドやせっかく伸びてきた売り上げへの影響が問題。 ~

サイゼリヤのプレスリリース。何かと話題のメラミンがピザに含まれていた。

微量メラミン検出報道について

業績への影響が気になるところだけど、サイゼリヤは大きな影響は見込んでいない様子。 本件による業績への影響は僅少と見込まれますが、影響がわかり次第お知らせいたします。

日経新聞によれば、

問題のピザを食べた客への返金額は八日間の販売額に相当する約八千万円と見込む。(中略)同社はレシートを持たない客についても返金する方針で、返金額は販売金額以上に増える可能性がある。

仮に8千万だとすれば純利の2%。レシートを持っていない人がぞくぞくと嘘を付けばもっと大きくなるので、どれだけ嘘つきがいるのかが勝負かと。

一番の問題はその具体的な損失額ではなくて、これがブランドを傷つけ、客足が遠のくことですな。サイゼリヤは不景気のさなか元気な外食企業だっただけに、こういうことでつまずくのは残念で仕方ないね。

サイゼリヤの月次

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サイゼリヤ メラミン

2008/10/12 15:03

不景気には強いマクドナルド

~ 何かとお得なマクドナルドは、いずれ日本でもディフェンシブの代表に。 ~

マクドナルドの月次数字。

月次 IRニュース

外食各社はどこも非常に苦しいにも関わらず、マクドナルドは好調。マクドナルド以外で好調と言えば、サイゼリヤぐらいか。両社に共通するのは低価格。まさにこれがキーワードではなかろうか。

国民皆さんの懐は寂しいんです。財布の口はかたいんです。少しでも安く済ませたいんです。

マクドナルドの去年の既存店がものすごく良かったのは、24時間営業や長時間営業の店が増えた影響が大きい。もちろん、それ以外の要因でも好調ではあったけど。今期はどこも長時間営業になった感があるので、時間の影響は比較的少ないのではないかと。

しかし、マクドナルドは魅力的なメニューを繰り出すと思いませんか。魅力的なメニューというか、値段といった方が正確かも。

9月1日~10月2日限定で月見バーガー、チーズ月見バーガー、ダブル月見バーガーを販売。9月19日から新レギュラーメニュー「シナモンメルツ」を開始。9月19日~9月28日は夕方5時以降フィレオフィッシュが100円。

なんかこう、いつ行っても何かお得な商品とかある感じ。

200810121.jpg

ちょっと株価を見てみたい。ずいぶん下げたけど、割安さ的にはちょうどいい感じじゃないですか?今まで評価が高すぎたと思うね。ハンバーガーの本場アメリカではマクドナルドはディフェンシブ銘柄の代表みたいなもので、不況に強い。そりゃそうですよ、景気が悪くたってバーガー食わないわけには行かない。

実際、不景気風がびゅーびゅー吹いているアメリカでマクドナルドの株価は堅調。ここ1週間の歴史的マーケット激震ではさすがに連れ安したけど、それまでは株価は上げ調子で上場来高値だったわけですよ。

日本でもいずれそういう風になるんじゃないかと。若い頃からバーガー食べてきた世代がおじさんおばさんになって、老人になり、子どもも今までよりバーガー食べるからね。

ところで、なぜマクドナルドは9月のこの時期に月見系バーガーを出すかと言えば、この時期は卵が安いからですね。一年で一番卵が安いのはもちろん夏なんだが、夏に出してもあまり食べたくないでしょ。くそ暑い中でハンバーガーより、秋のキモチ良い季節にバーガー食べたくなる。秋から冬にかけて卵の値段が上がっていくので、秋に発売って事ですね。

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アメリカ ディフェンシブ マクドナルド

2008/10/08 23:11

牛丼のゼンショーが下方修正

~ 外食各社は原材料の高騰に苦しみつつ、値上げはできない。 ~

ゼンショーが下方修正を発表。

業績予想の修正に関するお知らせ

先日、吉野家が下方修正を発表したけど、調子が良くないのはどこの牛丼も同じということです。しかしですね、ゼンショーのすき家は月次で確認できるとおり、売上は順調に伸びているわけです。ここが吉野家とは大きく違う点ですな。

ゼンショーは多業態を展開しているので、どの業態が良くてどの業態が悪いのか、いまいちはっきりしない。リリースの説明によれば、全体的な傾向としては、原価の上昇が利益を圧迫している。原材料が高いけど、値上げもできないし、吉野家と同じ。吉野家というか、外食各社全部同じですな。

子会社のココスが下方修正を出している。

業績予想の修正に関するお知らせ

ゼンショーの利益下方修正額のうちだいた30%はココスということになりますな。ところで、ココスは高い。この不景気にあの価格帯では厳しいのは想像に難くない。サイゼリアを見習いなさいって言いたい。その証拠に既存店は7%以上も前年を下回って推移中。

救いは配当は現状維持な事です。これで減配だったら最悪でした。優待も合わせると利回りは軽く10%を越えているので、ゼンショー系列で食事する人は気長に持つ戦略が最善といえましょう。たったの3万円だけ株を持っていればいいのですからね。

外食・レストラン・居酒屋
すき家 ココス ゼンショー 吉野家

2008/10/04 15:03

吉野家は上場来の安値近辺、業績は悪い

~ ずっと期待が含まれてきた株価。ゼンショーとの差はメニューの差? ~

吉野家が減額の発表。残念ですね。

特別損失の発生及び中間期・通期業績予想の修正に関するお知らせ

売上に関しては既に月次の数字が出ているので厳しいことは分かっていた。

利益が出ないのは、子会社のどんが足を引っ張っている感がある。同時に吉野家も全然利益が伴わない。既に発表された第1四半期決算の数字を見ればボロボロ。原価は一定なので、販管費の悪化が原因。

牛丼の2強は吉野家とすき家だけど、やっぱりすき家の方が人気があるような気がしてならない。個人的には、そういう牛丼系を食べに行くのはせいぜい年に2回か3回あるかないか程度なので、それほどよく見ているわけではないけど。

ついこの前、人通りのものすごく多い所にある吉野家とすき家の前を通ったのだが、すき家は待ちの列ができていて、吉野家はガラガラという状況を目にした。せいぜい歩いて15秒しか離れていないので、立地とかそういうのは関係ないんです。

吉野家はメニューが少ない。特に、その場所の吉野家は15席ぐらいしかない小さな店舗なのでメニューが絞られていると思う。が、それにしても、ですな。この場所に限らず、だいたい郊外でも同じようだと、車なんかで通りながら見る限り思う。

メニューが少ないのが致命的なのではないか?メニューが少ない方が効率化できて利益が出るというのだけど、数字的にはすき家の方が全然儲かっているじゃないか。

それに、ぱっと見、ゼンショーのお店の方がうまそうな感じがする。のぼりの感じとか、色使いとか、店構えとか。そんなことないですか?

200810041.jpg

株価はずいぶん安くなってしまって、10万円近辺をうろちょろしている。だけど、この株価だって、いずれはEPSが1万円近くまで戻るって、そういう期待を込めた株価だと思うんです。吉野家の株はずっとそういう期待を含んで高めに維持されて来ちゃいませんか。 今回の下方修正を食らってもなお期待を含んでいけるのかどうか?多分いけるのだろうね、今までずっとそうだったように。しかし今の株価は上場来の安値です。さて、どうするべきですかね?

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すき家 ゼンショー 吉野家

2008/10/04 13:01

ラーメン。ハイデイ日高、幸楽苑。

~ 国民ファストフード、ラーメンはディフェンシブ銘柄の代表か。 ~

ラーメン屋の月次数字。

ハイデイ日高。

平成21 年2 月期9 月度売上高速報についてのお知らせ

堅調です。

幸楽苑。

平成21 年3月期 9月度売上推移速報に関するお知らせ

これまた堅調です。ハイデイ日高とは違って既存店売上がマイナス成長なのは頂けないということはありますが、全体としてはよくやっていると言えましょう。

ハイデイ日高や幸楽苑に限らず、ラーメン屋は基本的には堅調なんですな。九州地盤のワイスフード、東海地区のJBイレブン、北陸地方のハチバン、東日本の丸千代山岡屋、大都市に展開するホッコク。ワイエスフードは例外的に業績があまり良くないが。

国民的ファストフードの代表選手がラーメンなわけですが、不景気には強いというイメージがある。アメリカでは不景気にはマクドナルドが強いのと同じ流れですな。が、不景気になると極端に財布の紐を締め付ける日本人なので、アメリカのようには行かず、ラーメン屋も厳しいのかもしれない。

業績的にはまさにディフェンシブとでも言わんばかりの安定感がある。去年あたりは各社ものすごい減益となったけど、これは原料の小麦価格が暴騰したことが一番大きい。商品価格が落ち着いてきた今、これからの原料価格は心配事ではないね。

ただし、日本の制度として、小麦の値下がりは世界に遅れて日本にやってくるので、しばらくは原料高は続く。しかし、投資とは先を見るもの。

売上規模。幸楽苑、ハイデイ日高、丸千代山岡屋、ハチバン、ホッコク、ワイエスフード、JBイレブン。基本的には上位2社を見ておけばOK。なぜかマーケットの評価が違って、幸楽苑は高い値段が付いている。時価総額ではハイデイ日高の2倍。経常利益はハイデイ日高の方が全然多いのに。幸楽苑の株価が間違っていると思いますな。

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ハイデイ日高 ラーメン 幸楽苑

2008/09/29 22:10

ほっともっとを立ち上げたプレナスの下方修正

~ 原材料費ではなく、新ブランド立ち上げの費用が利益率を悪化させた。 ~

プレナスが下方修正を発表。

平成21年2月期 中間期及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

売上高の修正幅がわずかながら、利益の修正はかなり大きい。修正幅はおおむね、売上-2%、利益-30%という感じ。

基本的に、弁当の需要は激しく変化しないので、店舗の数だけ売上が上がり、売上はだいたい計画値に着地する。利益にしたって、材料費が上がれば弁当値上げするだけ。今のご時世、値上げは当然のものとして実施されますなあ。

弁当が10円、20円上がると売れなくなるか?いや、そういうことはないでしょう。基本、弁当屋はコンビニと同じで、メイン顧客は小さい値上げにもうるさい主婦層ではなく、忙しい単身者、学生、サラリーマンのお昼、なんかだ。こういうのは小さい値上げはそれほど問題ない。

もちろん、修正発表リリースでは、利益の減少は原価高って事になっているが、原価高の分、既に値上げしているんだし、上のような理由で説得力に欠ける。

結局、ほっかほっか亭をやめて新ブランドを立ち上げたわけだけど、それに費用をじゃんじゃんつぎ込んでいるのではないかと推察。

多分、フランチャイズのオーナー達には何か魅力的なパッケージを出さないとならないはず。そうでもしなけりゃ、みんなほっかほっか亭に連れて行かれる。新らしいFCを獲得するにしても、ほっかほっか亭との喧嘩で、好条件を示さないとならない。そういう費用がたくさんかかるけど、それは残念ながら弁当代には転嫁できない。勢い、利益率さがる。

弁当なんて、市場がどんどん大きくなっていくわけではない。今のほっかほっか亭のテリトリーに出ていくのだろうが、向こうだってこっちのテリトリーに出てくる。限られたパイの奪い合い。一番苦しむのはもちろんFCオーナー。

ちなみに、ほっともっとはまだ食べたことがない。

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プレナス 下方修正 弁当

2008/09/27 11:11

ゼンショーの回転寿司を巡る戦い

~ 紆余曲折を経て結局はうまく行かなかった寿司ビジネス。 ~

ゼンショーはあきんどスシローを売却して、回転寿司からは完全撤退となった。

エーエスホールディングス株式会社による当社株券等に対する公開買付けの開始に関する意見表明のお知らせ

外食の業態をどんどん拡大しているゼンショー。一番大きいのは牛丼のすき家。その他、ココス、宝島など、知らず知らずのうちにゼンショーで食事をしている人は多いはずである。

ゼンショーが力を入れそうだったのが回転寿司で、これまで回転寿司最大手のカッパクリエイトと、今回売ることになったあきんどスシローを取り込もうとしてきた。

ちょっと今までの流れを追ってみたい。

まずはあきんどスシロー関連。

2007年3月 株式会社あきんどスシローの株式取得に関するお知らせ

あきんどスシローの株27%を取得した。創業者である大株主から取得したんだけど、これがあきんどの社長には事前の打診などはなかったので、社長は反対して、最初からぎくしゃくした関係になってしまった。

決算説明会などの動画で確認する限り、あきんど社長は職人肌がとても強い。実際、寿司職人あがり。美味しいものを提供するという心意気が強いので、ゼンショーとはマッチしようもない。

怒り心頭の社長の気持ちは、あきんどスシローからのプレスリリースを見れば分かりやすい。

筆頭株主及び主要株主の異動に関するお知らせ

この発表とゼンショーからの発表を比べて欲しい。ゼンショーは、協業シナジーでいろんなノウハウ等を融合し、商品開発とか物流、その他いろいろで企業価値が向上できる、と言っている。一方のあきんどスシローは、ゼンショーとの関係は一切白紙とつれない。

創業者が勝手に株を売ってしまって、最初から2社の関係は冷たい。

そうこうしているうちに、あきんどスシローは大株主ゼンショーに相談することもなく勝手に増資を決めてしまう。

2007年8月 第三者割当による新株式及び第2回~第4回新株予約権発行、戦略的業務・資本提携並びに 中期経営計画の策定に関するお知らせ

あきんどスシローの取引先である極洋に頼み込み、出資を受けると共に協力関係を築いて事業を拡大する計画とした。ゼンショーとの協力は何も決まっていないのに。まさにやられたらやりかえせである。

同時に資本・業務提携について詳しく説明し、ゼンショーは関係ないことを見せつける。

戦略的業務・資本提携について

これに対しゼンショーは平静を装っている。

㈱あきんどスシローの企業価値向上に向けたユニゾン・キャピタルとの協働について

すぐに増資は実行され、極洋(の関連会社)が10%以上を持つ第三位の株主になる。

主要株主の異動に関するお知らせ

実際には、いくつかの極洋関連会社が株を持ち、実質的に20%弱ぐらいの所有となる。

年末になると「親会社に関する事項について」というものを親会社を持つ上場企業は発表する事になっている。親会社といっても必ずしも50%超ではなく、実質的に大株主の場合も含まれるので、あきんどスシローもゼンショーとの関係を発表する。

親会社等に関する事項について

これ以上冷たくしようがないほど冷たい内容で、ゼンショーとの間にいかなる関係も一切ないと一刀両断する。

そして今回の発表となる。

株式会社あきんどスシローの非公開化に向けたエーエスホールディングス株式会社との「公開買付け等に関する合意書」締結について

ゼンショーはあきんどスシローの株を全部売却。最終的には4億ほどの利益になるようだ。しかし、これだけのすったもんだでたったの4億では割に合わない。が、だだこねてスシロー株を持ち続けても協力関係が築けるわけでもなく、どうしようもない。

この公開買付けであきんどスシローは上場廃止へ。

以上が、回転寿司を巡るゼンショーの動き、あきんどスシロー編です。カッパクリエイト編は続く。

外食・レストラン・居酒屋
あきんどスシロー カッパクリエイト ゼンショー

2008/09/26 13:01

~ 多業態の飲食店を成功させた企業はほとんどない。 ~

ダイヤモンドダイニングが上方修正を発表。

中間期業績予想ならびに通期業績予想の修正に関するお知らせ

飲食店を大規模展開するには、基本的にフォーマット化された店舗をマニュアルにしたがったサービスと組み合わせ、誰でもできるような仕事にすることになる。その結果が、同じ店なら味もサービスも同じ。これは居酒屋でもファーストフードでも変わらない。

同じ店でなくても、同じ会社がやっている店なら、同じメニューがあることに気がつくし、サービスもそれほど変わらない。つまり、結局は同じベースにちょこっとだけ手を加え、違った業態のように見せかけて店舗数を拡大する戦略というわけ。

ダイヤモンドダイニングは多業態を展開しているという点で面白い。基本は1業態1店舗で、その都度コンセプトを考え、メニューを作り、店作りを行う。ただ、Dダイニングの店には行ったことがないので、本当に全く違った店になっているのかどうか、わかりません。もしかすると、使い回しかもしれない。ホームページを見た感じでは、一店一店が違ったもののように思える。

このビジネスモデルはうまく行かないと思う。

飲食店は簡単そうで難しい。これだけ多くの飲食関連上場企業があって、どの会社もぐっと大きくなるときにはほぼ単一業態です。会社規模が大きくなるにつれて出店余地がなくなったりお店が飽きられたりしてくると、違った業態の開発に乗り出すわけです。

新業態の開発はうまく行くことがとても少ない。例えうまく行ったとしても、大成功する新業態を10個も20個も作り出すことはあり得ない。あり得るのかもしれないけど、今の上場企業の中には見つからない。強いて言えば、すかいらーくはずいぶん手を広げられたと思う。

で、成功しているように見えるのが、このダイヤモンドダイニング。しかし売上規模は100億と小粒である。本当にうまく行っているんだろうか?誰もなしえなかったビジネスモデルを成功させられるのだろうか?

いや、できないと思う。

最後に、ダイヤモンドダイニングの監査法人は優成、主幹事はSBI、大株主にはメディアシーク。いつ何が起きても不思議ではない組み合わせではある。

外食・レストラン・居酒屋
ダイヤモンドダイニング 優成

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