カテゴリー: 不動産・マンデベ・流動化

2008/12/10 22:10

アイディーユーの新監査法人は清和

~ 清和監査法人を使ってる企業のリストを眺めてみれば、アイディユーもだめか。 ~

アイディーユーの新しい監査法人が決定。

一時会計監査人の選定に関するお知らせ

清和が新任として選ばれましたな。なんともまあ。清和監査法人がお世話する企業の一覧を見てどう思うかってことですが、臭いますな。うーん、臭います。

不動産・マンデベ・流動化
アイディーユー ファンド 不動産 流動化 清和 監査法人

2008/12/10 22:10

クリード、傘下のクリードオフィスREITをいちごアセットに売却

~ クリードの信用が低いために苦しんできたクリードREITがいちごで楽になりそう。 ~

クリードがクリード・オフィス投資法人を売却。

資産運用会社における株主異動に関するお知らせ

正確にはクリードオフィス投資法人ではなくて、その資産運用会社であるクリード・リート・アドバイザーズになるけど、まあ意味合いはクリードREITを売ったと言うことですな。買ったのはいちごアセット。いちごは既にクリードREITの20%以上を所有する筆頭株主。アセットホールディングスとか他のREITとかにもずいぶん力を入れている。大丈夫なんだろうか。

いちごが新しくスポンサーになることでクリードREITはファイナンス面でのメリットを期待している。

ファイナンスの環境が大変厳しい中、今後新スポンサーとの間では、ファイナンス面における直接的・間接的なスポンサーサポート契約を近日中に締結する予定です。

本投資法人において、今後1 年以内に返済期限の到来する借入金は、来年3 月末の株式会社新生銀行の借入金105 億円(第5 期末(2008 年10 月末)時点の総資産の7.38%)のみであり、現在本資産運用会社では、当該資金のリファイナンスを経営の再優先課題として各金融機関との協議を続けております。今後は新スポンサーと協働の上、あらゆる可能性を模索しながら、リファイナンスに全力で取り組んでまいる所存です。

確かに、クリードの業績がボロボロで信用もなく、クリード傘下と言うことだけでファイナンス面で難しさが出ているわけだから、いちご傘下で信用増を狙うのは真っ当です。いちごにどれだけ信用があるかは分かりませんけど、流動化企業よりは全然良いって事でしょうかね。

この発表翌日の株価の動き。クリードもクリードオフィス投資法人もストップ高ですな。クリードREITはまさに信用増で資金面での不安が後退したとが大きいんじゃないですか?っていうか、今日は不動産関連にストップ高が連発なので、たまたま地合が良かっただけですね。

不動産・マンデベ・流動化
REIT いちごアセット クリード クリード・オフィス投資法人 ファンド 不動産 流動化

2008/12/10 21:09

アルデプロ、倒産するのも生きるのも銀行次第

~ 1Q決算は減損で大赤字、借金の返済を待ってもらい何とかやっている状態。 ~

アルデプロが早くも第1四半期で巨大な特損を計上。

特別利益および特別損失の計上に関するお知らせ

早くも、と言っても減損は必要なときにするもので早いも遅いもないですな。減損60億円で第1四半期の純損失は95億円と大きい。

平成21年7月期 第1四半期決算短信

当社グループの主力である不動産再活事業におきましては、物件の早期売却を最優先課題として取り組んでまいりました。しかしながら、不動産市況は当第1四半期連結会計期間に入ってからも低調であり、相次ぐ不動産会社の経営破たんなど一層深刻さを増している状況であります。

当社といたしましては、在庫圧縮、有利子負債の削減に努めたものの、不動産物件の売却が思うように進まず

正直な現状分析と言えましょう。赤字になりながらも在庫を減らす努力はしっかりしていて営業キャッシュフローは当然黒字、貸付金を回収して投資キャッシュフローも黒字、それらの黒字で借金を返済。妥当な線ですな。しかしながら相変わらずの財務体質で、自己資本比率は19%まで低下。

継続企業の前提に関する注記にあるとおり、借金返済を待ってもらっている状況ですな。返したくても返す金がない。

所有不動産の販売が思うように進まないため、金融機関からの借入金の一部の返済について、金融機関との合意により返済期日を延期しております。

つまりですよ、銀行がもう待てません、と言えば資金繰りがつかず倒産するって事ですよ。訳の分からないファイナンスをするという裏技は当然残っていますけどね。

さてどうなりますことやら。

不動産・マンデベ・流動化
アルデプロ ファンド 不動産 流動化

2008/12/06 08:08

ファンドクリエーション、絶頂下方修正、大赤字は間違いなし

~ 少ない巨大不動産物件の売上計上ができなくなれば業績は激しくぶれる。 ~

ファンドクリエーションの絶頂下方修正。

平成20 年11 月期業績予想(売上高・営業収益)の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ

売上の予想が163億から31億へ。売却を計画していた物件が売れないことになっての下方修正。不動産屋ならありがちな話ですな。

一つ巨大物件の売却を計画していたんでしょうかねえ。100億ぐらいの。そうなると、その一つの話がダメになるだけであっという間に絶頂下方修正になる。ファンドクリエーションのような規模の小さな不動産屋なら十分あり得る。

っていうか、規模の大小は関係ない。昔ありましたよね、アーバンコーポレイションでも。400億か500億ぐらいの物件が売上計上できなくなって、エグイ下方修正をして株価が暴落したことが。

今回のリリースでは利益は修正されていませんな。影響が未確定ということだけであって利益が計画通り出るわけじゃない。大赤字になるんじゃないですか?

不動産・マンデベ・流動化
ファンド ファンドクリエーション 不動産 流動化

2008/12/06 07:07

アパマンショップホールディング、巨大赤字で監査法人変更

~ 再度の減損があれば債務超過、ヘタすれば倒産か?それが嫌なら監査法人変更? ~

アパマンショップホールディングスの会計監査人異動。

会計監査人の異動に関するお知らせ

監査法人はトーマツから霞が関へ変更ですと。ありゃりゃ、どうなんでしょうなあ。決算発表を見てみると監査法人変更も理解できると言えましょう。

平成20年9月期 決算短信

巨大赤字を計上し、自己資本比率は2.4%まで低下。当然継続の疑義がついている。大赤字の理由は、不動産と有価証券の減損。これはトーマツにいちゃもんつけられて嫌々ながら減損したんじゃないですか?もちろん単なる憶測でしかないですよ。でもね、トーマツは基本的に監査が厳しい。減損の指摘も厳しいんですよ。

で、もしトーマツに来期も監査をお願いしちゃうとですね、また減損を計上しなければならなくなって、いよいよ債務超過に転落、最悪倒産なんてなるかもしれない。そんな厳しい監査は受けたくないわけですよ。

霞が関の監査がいい加減だとは言いませんが、さてどうなんでしょうかね。

それにしてもアパマンってもともと賃貸斡旋とかプロパティマネジメントの会社だったような気がしましたが違いますか?それらの事業部門は赤字で、プリンシパルインベストメントとかファンドマネジメントとかで黒字出している状況なんですね。数年前の不動産バブルでイケイケドンドンしちゃったんでしょうか。

短信にはこう書いてあります。

特に斡旋事業、プロパティ・マネジメント事業など市場環境に大きく左右されにくい事業を強化し、安定的な収益を維持できるよう対策を講じてまいりました。また、財務体質の健全化に向けて資産構成やコストの見直しも推進してまいりました。

マジですか?斡旋事業、プロパティ・マネジメント事業は赤字なんですけどねえ。斡旋事業は前期も赤字ですよ。PM事業も前期の黒字はほんのちょっぴり。

余談ですが、田母神前空幕長が問題となっている件に出てくるアパグループは、アパマンショップホールディングスとは何の関係もないですからね。

不動産・マンデベ・流動化
アパマンショップホールディングス ファンド 不動産 流動化 管理 賃貸

2008/11/29 19:07

アールエイジの業績数字は良いけど、本当に良いのか?

~ 不動産会社の多くは値下がりで特損を出している、アールエイジは出さない理由があるのか。 ~

アールエイジの下方修正。

平成20年10月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ

下方修正幅は小さい。下方修正後でも前期比で増収増益と不動産屋としては驚きの好業績ですな。規模が小さいので何とか押し込みできるのかもしませんが、そうではないと考える。

どこの不動産屋も売上こそ前期比でプラス、利益が大きくマイナスというものが多い。単に利益率が下がっているという理由もありましょう。ですけど、マイナス要因として大きいのは、減損なんですね。減損は売上原価に計上されることもあれば、特損に計上されることもある。

この減損がくせ者で、これを計上しなければアールエイジのような業績推移になる可能性だってあるわけですよ。アールエイジはそういう減損は一切計上していない。アールエイジは減損しなくていいような優れた仕入をしてきたと言うことですか?

その可能性がないとは言いません。社長の目利き気がゴルクレの社長みたいに優れているのかも知れませんし、仕入はどれもうまいこと安く済んでいるのかもしれませんからね。でも気になるのは監査法人が三優であること。

減損は監査法人に指導されることも多いはずです。お宅のこの土地、100億で仕入れたけど時価は80億ぐらいでしょ、20億は減損しないと監査OKになりませんよ、って感じでね。そういう意見を付けるのは当然厳しいというか真っ当な監査法人。三優はどうですか?三優が監査している企業の一覧を見て判断してください。

不動産・マンデベ・流動化
アールエイジ マンション 三優 不動産 監査法人

2008/11/29 19:07

アセットインベスターズ、増資が失敗すれば倒産するかも?

~ 資金調達ができずプットオプションガ行使されれば運転資金はショートする。 ~

アセット・インベスターズがいよいよ危ない状況じゃないでしょうか。

資本政策の検討状況に関するお知らせ

200811292.jpg アセットインベスターズが資金調達を計画していたのは既に発表されている。その計画がどうやらダメそうですので注意してくださいね、というのが今回のプレスリリース。プットオプションが行使されればアウトっぽい。アセットホールディングスは助ける余裕なんて無いですから。

マーケットは既に倒産を織り込んでいる値を付けていると言えましょう。

不動産・マンデベ・流動化
アセット・インベスターズ アセット・ホールディングス

2008/11/28 01:01

パシフィックの高塚社長の担保株が処分されている

~ 傘下のREITがパシフィックについてコメント出すのは良いのだけれど。。。 ~

パシフィックホールディングスから何やらプレスリリースが出されていますな。

株式会社中柏ジャパンによるパシフィックホールディングス株式会社への資本参加等についての投資契約書の締結に関するお知らせ

結局のところ、476.5億円の増資をしますよってことですね。引受先は中柏ジャパン。詳細は書かれていないけど、中国の大手上場不動産会社系。以前持ち上がった大和証券の出資はおじゃんになりました。しれっと書かれていますよ。

これでとりあえずの資金繰りは安心ですな。ホントに?この前のアーバンコーポレイションの例を思い出さずにはいられません。300億だか確保したといったのに、実際には全然お金は手元になく、倒産してしまった。そんなウルトラCはないですよね、パシフィックさん。

で、この増資を受けて、パシフィック系のREIT2社、日本レジデンシャル投資法人と日本コマーシャル投資法人がコメントを発表。

資産運用会社の親会社における資本政策に関する発表に関してのお知らせ

要は、パシフィックホールディングスの信用回復が期待できるし、REITへの影響はないし、万事OKですよということ。

それはいい。パシフィック系のREITなんだから、パシフィックの資本政策や株主構成についてコメントし、投資家に対していろんな情報提供するのは親切だし責務というものでしょう。

だけどさ、今回のパシフィックの資本政策についてコメントを出すのであれば、パシフィック社長の高塚さんの持ち株が、担保処分で売られている件についてもコメントすべきじゃないですか?それって投資家にしてみればものすごーく重要な情報ですよ、マジで。

高塚社長とその家族、関係会社(以降、高塚社長とする)は4月20日の時点で37.42%を保有する筆頭株主。10月21日には34.09%に減少。たったの3%とか言えませんよ。株数にすれば23000株で、日々の出来高からすれば結構な株数。さらに11月21日には高塚社長の持ち株比率は30.42%まで減少。

それでなんだけど、この減少の理由。高塚社長がパシフィックの株を担保に銀行から金を借りていて、その担保が処分されたというもの。パシフィックの株価が暴落して担保価値が下がり、強制的に売られたって事ですな。

これは重要な事実じゃないですか?株主に知らせるべき重要な情報ではないですか?中柏ジャパンの出資についてコメントするんであれば、高塚社長の持ち株が担保処分で売られたことにも言及するのが筋ってものですよ。

社長の持ち株が社長の借入金の担保になっていて、株価暴落で担保強制処分という流れはアーバンコーポレイションでも起きた。アーバンはその後BNPパリバから資金を工面したと言って倒産した。パシフィックも今のところ全く同じ状況ですな。

株価の動きも全く同じですな。下げに下げた株は資金提供で暴騰。その後アーバンは倒産。パシフィックは。。。。

不動産・マンデベ・流動化
REIT パシフィックホールディングス 日本コマーシャル投資法人 日本レジデンシャル投資法人

2008/11/26 17:05

日本レジデンシャル、新規物件の取得ができず分配金激減

~ 担保がいらない借入金に担保を付けて金策は大丈夫ですって、説得力はゼロ。 ~

日本レジデンシャル投資法人のプレスリリース。パシフィック系のREITです。

担保提供の申し入れに関するお知らせ

借入金について担保提供すると。で、通常、REITは借入の際に担保を提供したりしないわけで、なぜ今回担保提供が必要なの?と誰でも疑問に思うはずですな。当然そこら辺を説明してあるわけだが、言っていることが良く理解できない。

本投資法人のポートフォリオ全体の稼働率は好調に推移しており、保有物件の収益性は安定しているものの、本投資法人を取り巻く外部環境の激変、特に世界的な信用収縮が日本の資本市場に波及しており、中でも不動産投資信託証券市場に生じている混乱状態を鑑み、本投資法人及び当該貸付人との間で締結している諸契約に関連して担保設定を行う義務は生じていないものの、本投資法人は当面の間、財務運営基盤の維持・強化を最優先課題に掲げている中で、当該貸付人に対し担保提供を行うことが、継続して資金調達を安定的に行える体制の構築に資するものと判断し、本投資法人は当該貸付人に対し上記申入れを行うとともに、担保提供にかかる協議を開始いたしました。

これって一文ですよ。丸が最後に一つあるだけ。これだけの長い文章を一文にすれば分かりにくくて当然。百歩譲って、そんなことは気にしないこととしましょう。

内部環境はどうかというと、

  • 稼働率は好調
  • 収益性は安定

いいじゃないですか。

外部環境はどうかというと、

  • 世界的な信用収縮
  • REIT市場は混乱

だめじゃないですか。

そういう内部環境と外部環境があって、借入金については、

  • 担保設定の義務はない
  • 財務の強化を最優先

そりゃそうですな。

で、これらの結果として、

当該貸付人に対し担保提供を行うことが、継続して資金調達を安定的に行える体制の構築に資するものと判断し

これがよく分からん。

結局、担保入れないと金を貸してくれないような状況が近い、って事ですか?それともこちらのプレスリリースが暗示するように、担保を入れても資金調達できなくなったんですか?

資産の取得中止《パシフィックロイヤルコートみなとみらい アーバンタワー》及び平成20年11月期(第10期)の運用状況の予想の修正に関するお知らせ

パシフィック系から取得予定だった物件をキャンセルします、その為に損が出て業績は悪化して分配金は大幅カットします、という内容ですな。

取得をキャンセルする理由は、

  • 有利子負債比率を上げたくない
  • 新投資口発行による資金調達ができなくて金がない
  • 金融機関が金を貸してくれない

キャンセルすることによって違約金の支払をしなければならず、その額は23億円。もともと30億円の利益を見込んでいたわけだから、この違約金で利益はほとんど吹っ飛ぶ。そこまでしても取得をやめるって、そりゃ金がないから買えないってこと以外に何がありましょう。

分配金は12000円計画だったものが2700円へ78%の減額。そもそもREIT価格が48000円なわけで、従来計画の12000円のの分配金では利回りが50%になってしまう。あり得ないですな。2700円の分配金でも利回りは11%を越える。来期はもう一段の分配金カットが期待できましょう。

不動産・マンデベ・流動化
REIT パシフィック ファンド 不動産 分配金 日本レジデンシャル投資法人

2008/11/24 09:09

アイディーユー、規模を小さくして増資だが資金繰りは苦しいまま

~ 株価下落で中止になった第三者割当、たったの1億円になって復活。 ~

アイディーユーの第三者割当の続報。

国際航業ホールディングス株式会社グループとの業務資本提携に関する変更についてのお知らせ

変更の理由はこう書かれている。

世界的な金融情勢の混乱と共に急速に変わる事業環境等を総合的に検討した結果、空間情報ソリューションを軸とした当面の業務資本提携に相応しい資金拠出とすることが、得策であるとの結論に至ったとの申し出がありました。

分かりやすい日本語にしてみる。10月15日に金を出すと決めたけど、それからお宅の株が暴落して半値になった。それじゃあとてももとの条件で金は出すことできないでしょ。そう言うのを世界的な金融情勢の混乱と共になんちゃらかんちゃらと呼ぶ。前に決めた大金は出せないので少しだけ出すことにしますよ。

結果、15億円を計画していた出資は1億円になるわけですな。アイディーユーの資金繰りは非常に苦しいままですよ。

不動産・マンデベ・流動化
アイディーユー オークション 不動産

2008/11/24 08:08

フィンテック、監査法人を清和に変更、玉井社長大丈夫?

~ 前期の大赤字から回復はするものの引き続き業績は極めて厳しい。 ~

フィンテックはでっかく損失を計上したわけだけど、その結果の決算がこれ。

平成20年9月期 決算短信

前期は終わったことなので忘れるとしても、今期はこれから。結局今期の予想としても売上は66%のマイナス成長を計画し、利益はなんとか出るらしい。

前期100億近い貸倒引当や損失はフィンテックとしては納得できないみたいですな。多分、監査法人とは意見が食い違って、あれやこれやともめたんじゃないですか。その結果が監査法人の変更。

会計監査人の選任に関するお知らせ

あらた監査法人を辞めて、新任は清和監査法人。清和を使っている企業の一覧をご覧下さい。フィンテックとしては自分の主張を認めてくれる監査法人が欲しかったわけですなあ。

なんかねえ、玉井社長の言うことは力強かったし、誠実さもあったし、ブログなんかでも頑張っていたし、残念ですね。悪魔に心を売るというか、そういう書き方すると名誉毀損になっちゃうのかな。

不動産・マンデベ・流動化
フィンテックグローバル 不動産 流動化 清和 監査法人

2008/11/24 06:06

ジョイントコーポレーション、大赤字でも倒産はない

~ オリックスの支援をうけて赤字も安心、株価は全く安心ではないが。 ~

ジョイント・コーポレーションの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

大赤字ですな。この会社の過去最高の経常利益は230億円。今期の経常赤字が330億円。 過去最高の純利益が130億円。今期の純損失が410億円。だからどうってことじゃないけどねえ。

オリックスが支援に乗り出したのはちょっと失敗ではないのだろうかと思うが、それは多分素人考えって事でしょうな。オリックスにはきっと何か見えているんじゃないですか。それにしたって、ジョイントじゃなくていいのにね。

いずれにせよ、ジョイントにとっては強力な後ろ盾ができたわけで、倒産はほぼなくなったと言えましょう。

かつて5000円した株は現在130円。株って難しい。

#追記:その後はご存じの通り、ジョイント・コーポレーション倒産しました。無念。。。

不動産・マンデベ・流動化
オリックス ジョイント・コーポレーション ファンド 不動産 流動化

2008/11/22 07:07

フィンテックグローバル、自分で批判までした事で巨大な損失

~ ダヴィンチを批判しても、結局は同じことで特損を出して赤字転落。 ~

フィンテックグローバルの下方修正。

貸倒引当金及び営業投資有価証券評価損の計上並びに平成20年9月期通期の業績予想の修正に関するお知らせ

損失の内容が痛い。

  • ・大阪市内の不動産開発プロジェクト。15億貸し付けて10億返ってこない。
  • ・東京都内に所有する不動産。値下がりで36億円の減損。(正確ではないけど、そう言う意味)
  • ・愛知県の不動産プロジェクト。10億貸して10億返ってこない。
  • ・21億出資した不動産プロジェクト、21億まるまる損した。
  • ・その他あり

結果、従来27億円を計画していた経常利益は91億円の赤字に転落。

それでも配当は出す予定。

配当予想の修正に関するお知らせ

この配当額だと配当利回りは8%ですけど、高すぎではないですか。そんな余裕かましている場合じゃないですよ。

玉井社長、以前の決算説明会か何かでは暗にダヴィンチを筆頭とする不動産流動化企業をボロクソに批判していましたよねえ。不動産転がしで儲けて、みたいな感じで。そういう企業をうちを一緒にしないでくれ、みたいな。

で、これだけの多額を不動産で損しているわけですか?

そりゃあこれだけの損が出ることを薄々感じていれば、儲かっているFXオンラインを売って金を工面するしか無いですな。

まあ、一生懸命やってもあまりのマーケットの急変にどうにもならなかった、というのが真相じゃないかとは思うが、それはどこの会社にも同じように当てはまる理由。なんだか難しい金融ナンチャラを持ち出して最もらしく語るのであれば、金融のプロとして何とかして欲しかったですねえ。難しいか。そんなことができた金融屋さんは世界に一つもないんだから。

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ファンド フィンテックグローバル 不動産 流動化

2008/11/18 13:01

船井財産コンサルタンツ、計画通りにはいかなそう

~ プロジェクト規模が具体的に書かれている、うまく行けばBSはスリムになる。 ~

船井財産コンサルタンツの第3四半期決算。

平成20年12月期 第3四半期財務・業績の概要

前期比では大きく減収減益。通期の予想は増収増益で変更無し。この変更無しの理由が興味深い。

当第3四半期の実績をもとに通期業績予想を検討しましたが、現時点におきましては修正に適さないと判断いたしました。その理由としては、第4四半期で計画しております不動産プロジェクト3件約65億円が進行しておりますこと

何が興味深いって、3件で65億円。4Qの売上のほとんどがこの65億円なわけです。で、BSの販売用不動産が90億円。3件で65億円のプロジェクトが計画通りに終われば、販売用不動産の実に72%が処分されることになりますな。

4Qの仕入をするのかどうか分からないけど、仕入を全然しないと考えてもおかしくはない。不動産取引は慎重に、仕入は少なく、計画を見直し、在庫物件の早期売却、というような言葉ばかりが並んでいる中で、4Qに仕入を積極化するのは考えづらいでしょ。

そうなると、期末のBSは相当スッキリする可能性がありますな。

まあ、だからといってどうってことじゃないんだけどねえ。

不動産・マンデベ・流動化
ファンド 不動産 船井財産コンサルタンツ

2008/11/18 12:12

明和地所、下方修正だがマーケットの分析は当たっている

~ 株と同じで投げ売り状態の不動産、まともな値付けがされていないのでしょう。 ~

明和不動産の下方修正と中間決算。

業績予想の修正に関するお知らせ

従来予想を40%引き下げ。妥当な線ですな。修正の理由が実に分かりやすく今の不動産マーケットをまとめているので紹介したい。

不動産市場では、長く続いた年間8万戸の首都圏マンション分譲市場は4万戸程度への縮小が予想されておりますように、エンドユーザーの住宅購入は慎重な姿勢が続いております。また数年来不動産の購入者として市場を牽引してきた不動産ファンドにおきましては新規物件の取得余力が剥落したばかりでなく、金融機関による不動産融資総量の減少を受け、リファイナンス(既存借入金のロールオーバー)が困難な状況に直面しております。このように貸手・買手不在というべき逆風を受け、住宅・オフィス・商業施設等いずれにおいても流動性が低下すると同時に不動産の根源的価値への信頼動揺が浮き彫りとなりました。

下方修正の原因は、ファンド向けの一棟売り案件がつまずいたため。買い手の資金調達の問題やら、解約があったりで、全然計画に届かなかった様子。マンション販売や賃貸は経過苦戦での着地という。マンションは本当に計画通りなんだろうか。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

決算短信も減額修正のリリースと同様に、不動産マーケットの現況をまとめている。せっかくなので引用。

国内不動産市場におきましては、ノンリコース・ローンをはじめ不動産担保金融の機能不全が顕在化しており、建設不動産のみならず、REIT・不動産ファンドなど、幅広い事業形態において継続困難な状況が相次いで見られます。いわば買い手不在の中に換金売り案件が並ぶ結果、需給バランスと不動産の本来有する流動性が低下し、不動産価格の特定が客観的に難しい環境が続いております。

投げ売り状態で馬鹿げた値が付いている株が沢山あるけど、不動産も同じ状況なんですな。確かに不動産がプチバブル的に高くはなったのだろうが、今の投げ売り状態、流動性の低下、資金調達の困難さ、そういうものは行きすぎの感がありましょう。だから、「不動産価格の特定が客観的に難しい環境」になってしまう。これは嘘じゃないと思うね。

明和地所はマンションを積極的に値下げしていない模様。短信の説明によれば、周辺で大幅な値下げで売られても明和地所は当初計画通りの値付けで売っている。結果、販売期間は伸びる。利益率は下がる。

棚卸資産の減り具合、借金の返済具合、悪くないですな。

不動産・マンデベ・流動化
ファンド マンション 不動産 明和地所 流動化

2008/11/18 11:11

ケネディクス、第3四半期の数字は悪くても強気な言葉

~ 12月の見直しは良くて現状維持、多分下方修正ではないですかね。 ~

ケネディクスの第3四半期決算。

平成20年12月期 第3四半期財務・業績の概況

言葉尻は強気ですな。

上半期には、ケネディクス不動産投資法人へのオフィスビル売却により同投資法人の成長を支援した他、住宅投資特化型の私募ファンド(年金10号ファンド)の組成に成功いたしました。下半期にはいりましても、8月にドイツ投資家の資金により、資産規模約280億円からなる郊外型商業施設を中心に商業施設に特化した私募ファンドの組成を実現し、さらに9月にはシンガポールの上場ヘルスケアリートへ有料老人ホームポートフォリオの一部78億円を売却する等、不動産投資市場が低迷する中で着実にファンド組成等を進めてまいりました。当社グループが受託するアセットマネジメント受託残高も、このような活動を通じて順調に増加し、平成20年9月末現在約8,440億円となっております。

今期の業績予想については不動産マーケットの状況を考えて、12月に改めて見直しを公表するということで、この辺りは多少慎重さが見て取れます。

不動産・マンデベ・流動化
ケネディクス ファンド 不動産 流動化


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