2009/06/18 20:08

ダヴィンチがDAオフィスREITを売却、栄枯盛衰は繰り返す

ダヴィンチ・ホールディングスが傘下REITのDAオフィス投資法人を売却。買うのは大和証券グループ。

子会社の異動を伴う株式の譲渡及び特別利益の発生に関するお知らせ

DAオフィス投資法人からのリリース。

大和証券グループとの取り組みに関するお知らせ

正確には、DAオフィス投資法人の資産管理会ダヴィンチ・セレクトを売却するわけですけど、そういうテクニカルな意味よりは、実質的に傘下REITを売り払うってことですな。

DAオフィスREITは積極的に借金返済を進めてきたので、負債比率はREITとしては異様に低い。多分、全REITの中で一番低いんじゃないか。一番じゃないにしても、トップ集団でしょう。ダヴィンチの信用が無くて借り入れできないとも考えられるし、こういう不動産マーケットで戦略的に借金を少なくしてきたとも考えられる。両方あると思う。

レバレッジをかけて不動産投資をすることで利回りを高めるのがREITの魅力なのにね。

ま、そんなことはどうでもいい。ダヴィンチがREITを手放したら、私募ファンドなどの物件はどう処分するのでしょうか?けど、REITを持っていても不動産マーケットがボロボロでDAオフィスREITに物件押し込みはできなかったわけです。今REITが無くなっても状況は変わらないはず。

そうは言っても、従来からダヴィンチが描いていた、川上、川中、川下という流れの川下が無くなってしまうわけでしょ。どうするんですか?何か新しい戦略があるんですか?

現在、上場REIT 市場ではこのような資産運用会社を巡る再編が急速に進んでおりますが、これを機にREIT 市場が適正水準に戻り、REIT インデックスが不動産マーケットに適正な売買価格水準(CAP)を提供することにより、現在完全に低迷している不動産取引が正常に戻ることを期待しています。また、同時に、当社グループのコア事業である不動産私募ファンド事業の出口戦略も確実になっていくことと確信しております。

つまり、不動産マーケットがまともになれば、また私募ファンドの物件を転売して儲けるという出口戦略が復活すると言うことでしょう。川下REITに押し込まなくてもいいわけですな。

考えてみると、バブル崩壊後ずっとダメだった不動産マーケットにようやく芽が出てきたところで儲けたのが新興不動産ファンド。新興不動産ファンドはバブルの後遺症は全くないので身は軽かった。プチ不動産バブルが来た。そして儲かった。

儲けた筆頭がダヴィンチでしたな。

でも、今はバブル崩壊を食らった不動産屋と全く同じになってしまった。プチ不動産バブルの前であれば、ダヴィンチが積極的に買っていく立場だった。それが今では逆で、こんな不動産マーケットが低迷している時期に売らなければならない。

ということはですよ、バブル崩壊後=プチ不動産バブル前に新興不動産ファンドが芽を出していたように、プチ不動産バブル崩壊後=今の不動産マーケット低迷時に新しい不動産屋が芽を出しているに違いない。

プチ不動産バブルの後遺症が無くて身の軽い人達。広い意味での不動産マーケットから新しい市場を作って儲けていく人達。どこにいるんでしょうね?

こういう栄枯盛衰はいつの世も繰り返す。そこに投資のチャンスはある。

不動産・マンデベ・流動化
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