2009/01/27 07:07

サンシティ、シンガポールの投資会社IPCから240億円を確保

サンシティがシンガポールから資金を引っ張ってくる予定。

出資上限を240 億円とする匿名組合契約締結に関するお知らせ

サンシティの子会社とシンガポールの投資会社IPC Corporationと匿名組合契約を結び、IPCがサンシティの子会社に240億円を出資すると。全部が全部厳しい不動産マーケットにあって、珍しく景気の良い話じゃないですか。

面白いのはここ。

当初は、当社に対する普通株または転換社債による出資を検討いたしましたが、当社が必要とする資金に対して、当社株式の時価総額があまりにも過少であったこと、授権枠を拡大し株式を発行した場合、極めて深刻な希薄化が発生することから、別途、子会社としてサンシティリセールを設立し、サンシティリセールにおいて本出資を受け入れることとしました。子会社が発行する株式等に対する出資とならなかった理由といたしましては、IPC の希望によるものであります。

つまり、新株を発行して直接出資してもらうことで増資したかったけれど、それだと希薄化が酷すぎるからできなかった。サンシティの資本金は75億円なので、240億円も増資したらそりゃあびしょびしょに希薄化しますな。

だから新しく子会社サンシティリセールを作って、案件ごとに金を出してもらうような形にした。まあ理屈はあっているが、現実はそうじゃないでしょうな。

誰が一体サンシティに240億円も出資したいですか?希薄化とかそういう問題じゃない。この不動産マーケットで倒産しても全然おかしくない新興不動産企業にそんな大金を出すはずない。

そりゃあ子会社のサンシティリセールにだって出資はしたくないですよ。「IPC の希望によるものであります。」って当たり前。

IPCから金を引っ張ってきて何をするかと言えば、売れ残り新築マンションの買い取り販売事業。 これは確かによく分かる。

今マンションは売れず大量の完成在庫がある。マンデベ各社は資金繰りがどうにも苦しいのでとにかく現金化したい。損が出ようがなんだろうが、誰かに買って欲しいわけですよ。そうでもしないと資金ショートで倒産しちゃうからね。

そういうマンションを安値で買い叩いて売る。誰でも思いつく儲け話じゃないですか?

でもそれほど流行らないのは、資金調達できないから。そりゃそうですよ、今の不動産マーケットでどこの銀行がそんな事業に金出してくれますか。銀行じゃなくても出してくれない。

資金さえあれば「売れ残り新築マンション安値で買い叩いて転売ビジネス」をしたいと皆さん思っているはず。そこでシンガポールの投資会社の出番なわけですな。

案件の採算性が疑わしい、または資産査定の結果が好ましくないと判断した場合は、送金を拒否できる条項が付加されております。

サンシティはなんでもかんでもIPCから資金調達できるわけではない。IPCは嫌なら拒否できる。IPCにそんな優れた選択眼があるんでしょうかね。

ちなみに、IPCはシンガポールに上場しているらしい。これだと思いますけど、サンシティに負けず劣らず酷い株価推移ですな。

不動産・マンデベ・流動化
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