2008/12/13 12:12

ダヴィンチのCB転換価額修正、潜在株は膨大で注意

ダヴィンチ・ホールディングスの第一回新株予約権の行使価額が修正された。

第1回新株予約権の行使価額の修正に関するお知らせ

元々どんな新株予約権だったか思い出すために改めて詳細発表を確認する必要がありましょう。今年の2月28日に出されたプレスリリースですな。

第1回行使価額修正条項付新株予約権の発行(第三者割当て)及びコミットメントライン契約締結に関するお知らせ

この頃ダヴィンチは不動産マーケットについてまだまだ強気でしたな。そういう姿勢だったから自社の株価についても下げすぎだという思いが強かったわけです。

又、本件取引は昨今のサブプライムローン問題等に起因する金融市場の不安定化によって下落している株価をもとにした資本調達を避けるため新株予約権の行使期間の開始を2008 年9 月15 日からとしています。さらに行使価額が当初約9 ヶ月間2008 年12 月14日まで(同日を含む。)170,000 円で固定されていますので、2008 年12 月14 日まで(同日を含む。)は170,000 円未満による権利行使は起こりません。

2月に10万だった株が12月13日には6000円。ダヴィンチが予想し得なかった株価じゃないですか?ダヴィンチとしては1年近くもあればサブプライムローン問題も落ち着いて、ファイナンスの状況はずっと楽になり、新株予約権を使った資金調達をしなくて済むとか、そういう考えもあったはずですよ。

当初転換価額が17万円で、それを前提とした潜在株式数が147,000株、発行済株式の9.4%。今回の転換価額修正で転換価額は6,196円に大幅下落、それを前提とした潜在株は400万株、発行済株式数のなんと2.6倍。

え!?2.6倍?計算が間違っているんじゃないの?

・・・・・・

再計算しました。やっぱり2.6倍ですね。

つまりですよ、現在の発行済株式数は156万株で、400万株がプラスされるわけですよ。全部転換されれば金子社長は当然筆頭株主ではなくなりますな。

転換価額は今後毎月第3金曜日に修正されるので、株価が上がれば転換されていない分の希薄化は弱くなりますよ。逆に、株価が下がれば転換価額はさらに下がるわけで、潜在株数も当然増える。

転換価額の下限は6,196円の65%なので4,027円。これだと潜在株は620万株。発行済株式数の4倍。

酷い。エグイ。情けない。

200812132.jpg 株価は既にこういう状況を織り込んでここまで下げているのかもしれないですけど、週明け月曜日に「えっ!?」っていう投資家がたくさんいてストップ安が数日間続くかもしれないですな。

既にダヴィンチがこの新株予約権に基づく資金調達をどれぐらいの金額しているのか、そこら辺が分からない。仮にほとんど借り入れていなければBNPパリバも転換するものがないわけで、希薄化も起こらない。仮に沢山借り入れていたとしても、BNPパリバが転換しないことにすれば希薄化は起こらない。

そういう事情とかいろいろ変数が多いので、実際にどれぐらい希薄化するかわ分かりませんな。ただ、最低下限価額で最大転換されればそれだけの希薄化の可能性があるって事ですよ。

不動産・マンデベ・流動化
ダヴィンチ・ホールディングス ファンド 不動産 新株予約権 流動化



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