2008/11/18 12:12

明和地所、下方修正だがマーケットの分析は当たっている

明和不動産の下方修正と中間決算。

業績予想の修正に関するお知らせ

従来予想を40%引き下げ。妥当な線ですな。修正の理由が実に分かりやすく今の不動産マーケットをまとめているので紹介したい。

不動産市場では、長く続いた年間8万戸の首都圏マンション分譲市場は4万戸程度への縮小が予想されておりますように、エンドユーザーの住宅購入は慎重な姿勢が続いております。また数年来不動産の購入者として市場を牽引してきた不動産ファンドにおきましては新規物件の取得余力が剥落したばかりでなく、金融機関による不動産融資総量の減少を受け、リファイナンス(既存借入金のロールオーバー)が困難な状況に直面しております。このように貸手・買手不在というべき逆風を受け、住宅・オフィス・商業施設等いずれにおいても流動性が低下すると同時に不動産の根源的価値への信頼動揺が浮き彫りとなりました。

下方修正の原因は、ファンド向けの一棟売り案件がつまずいたため。買い手の資金調達の問題やら、解約があったりで、全然計画に届かなかった様子。マンション販売や賃貸は経過苦戦での着地という。マンションは本当に計画通りなんだろうか。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

決算短信も減額修正のリリースと同様に、不動産マーケットの現況をまとめている。せっかくなので引用。

国内不動産市場におきましては、ノンリコース・ローンをはじめ不動産担保金融の機能不全が顕在化しており、建設不動産のみならず、REIT・不動産ファンドなど、幅広い事業形態において継続困難な状況が相次いで見られます。いわば買い手不在の中に換金売り案件が並ぶ結果、需給バランスと不動産の本来有する流動性が低下し、不動産価格の特定が客観的に難しい環境が続いております。

投げ売り状態で馬鹿げた値が付いている株が沢山あるけど、不動産も同じ状況なんですな。確かに不動産がプチバブル的に高くはなったのだろうが、今の投げ売り状態、流動性の低下、資金調達の困難さ、そういうものは行きすぎの感がありましょう。だから、「不動産価格の特定が客観的に難しい環境」になってしまう。これは嘘じゃないと思うね。

明和地所はマンションを積極的に値下げしていない模様。短信の説明によれば、周辺で大幅な値下げで売られても明和地所は当初計画通りの値付けで売っている。結果、販売期間は伸びる。利益率は下がる。

棚卸資産の減り具合、借金の返済具合、悪くないですな。

不動産・マンデベ・流動化
ファンド マンション 不動産 明和地所 流動化



関連する記事



コメントする






画像の中に見える文字を入力してください。

patch