2008年の首都圏マンション発売戸数は1992年以来の低水準
マンションが売れない。今年2008年の首都圏でのマンション発売戸数の予想は、前年比で-31%の42,000戸の見通し。1992年以来の低水準。11月まで15ヶ月連続で前年同月比割れしていて、これはバブル後最長記録更新中。
しかし酷いですな。マンションだけじゃなくて戸建てだって売れていない。証拠に戸建て業者の業績はマンデベに負けず劣らず悪いでしょ。
今35歳前後の第二次ベビーブーマーが家を買おうって思うこの時期に売れないのだから、そりゃおかしいわけです。不動産の価格が上がりすぎた事もありましょう、景気が悪くて先行き不安でとてもじゃないけど不動産なんて買う気にならないって事もありましょう。単身者が増えて、そういう人達は賃貸で十分だと思っていることもあるはず。
そういう諸々の事情を考えても、やっぱり1992年以来の最低水準というのはちょっとねえ。
近所にもたくさんの完成物件がありますな。大手のマンデベが建てたものでも、1年以上も完成在庫になっていてのぼりが出っぱなしの物件がいくつもある。値引きも相当なもので、ある物件なんかは発売時に確か3500万円ぐらいだったが今は2500万で売られている。それでもなお売れないと言うんだからねえ。
冷静に考えれば、不動産投資には良い時期なのかもしれませんな。ワンルームでもファミリーマンションでも、なんでもいいんでしょうけど、よーく調べれば高利回りな物件が見つかりそうじゃないですか?
残念なことに、不動産マーケットに魅力的な物件がある時は株式マーケットは良くないときで、個人投資家は株で損しているので不動産投資する金なんか無いって事が多い。株で儲かって、その金で不動産でも買おうかって思うときは不動産も高くなっていて手が出ないという、そういう悪循環に陥る人が多いわけ。人ごとじゃないですな。
不動産マーケットはまだまだ底は打ちますまい。最低でもアメリカの不動産マーケットが底を打つまでは。アメリカの不動産と日本の不動産なんて何にも関係ないじゃん、って、世の中そういうわけにはいきませんよ。
2008/12/16 日本経済新聞 朝刊
マンション発売16年ぶり低水準、今年の首都圏、バブル崩壊後以来。
マンション販売の不振が深刻だ。二〇〇八年の首都圏の発売戸数は前年比三一%減の四万二千戸程度にとどまる見通しとなった。これはバブル崩壊後の一九九二年以来、十六年ぶりの低水準。十一月まで十五カ月連続の前年割れは過去最長。地価や資材価格の上昇などを反映してマンションの発売価格が高止まりしていることが響く。景気の減速感の広がりで、購入に慎重な家庭も増えている。建設、住設、家電など周辺産業にも影響が広がりそうだ。
不動産経済研究所(東京・新宿)が十五日、年間見通しを発表した。〇七年十二月時点で五万四千戸と予測、今年七月に四万九千戸に下方修正したが、さらに減少し、ピークだった〇〇年の半分以下に落ち込むことになる。世界的な金融危機による信用収縮で、開発会社の資金調達が難しくなり、一方で購入希望者に対する住宅ローンの審査が厳しくなったことも背景にある。
十五日に発表した十一月の首都圏での発売戸数は前年同月比一四・九%減の三千二百九十三戸だった。前年割れは十五カ月連続で、一九七三年の調査開始以来最長となった。これまでの最長記録は九一年十二月までの十四カ月。
〇八年一―十一月の契約率は六二・九%で、前年同期比八・五ポイント低い。今年に入って、契約率が販売好不調の目安となる七〇%を上回ったのは五月と八月だけだ。
販売不振に伴う採算悪化を回避するため、各社は供給を絞ってきたが、購買意欲は弱く、在庫が積み上がっている。十一月末時点の販売在庫は一万千八十五戸と、前年同月末比で二七・九%増えた。中でも売れ残りにあたる完成在庫の占める割合が今年の五月以降五〇%を超え、売れない状況を如実に示している。
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