2008/09/21 15:03

データホライゾンのIPO

データホライゾンのIPO。

主幹事は野村証券。監査法人はあずさ。ロックアップが180日。ベンチャーキャピタルの保有割合は22%。

公募価格は1650円。初値が1900円(公募価格比+15%)、高値1930円(17%)、安値1602円(-3%)、終値1680円(+2%)。あまり儲かるIPOではありませんでした。PERは12倍。

上場と同時に1Qを発表。

平成21 年3 月期 第1 四半期決算短信

通期の計画に対しての進捗率は、売上21%、営利13%、経利13%、純利11%。がっくり来るほど低い。ビジネス的に1Qが小さいのであれば納得もできるけど、そういうビジネスでもない。伸び盛りなので四半期ごとにどんどん成長していく、という事で納得するしかないな。

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ビジネスモデルは面白い。医療費抑制は国策で、先発薬を後発薬に変えるのは一番手っ取り早いし効果も高い。そこをうまく突いた旬なビジネスだと思う。プラス、病院と調剤薬局の効率化を進めるシステムの開発も時流に乗っている。だってさあ、病院って、役所と同じぐらい効率化の進んでいないサービス業だからねえ。

レセプトがビジネスの中心。ざっくりと3つのサービスを提供。病院や調剤薬局はレセプトの発行やチェックが煩雑で効率化されていない。ここにシステムを提供するのが一つ。保険者は負担を軽くしたいので、レセプトをデータ化して、被保険者に安いジェネリックを勧めることができればとても嬉しい。これを提供するのが一つ。さらに、そのたくさんのレセプト情報をもとに開発や営業をしたい製薬会社にレセプト分析データを提供するのが一つ。

ちなみにレセプトとは、データホライズンの目論見書より、

レセプトとは、医療機関から、月に一度、審査支払機関へ提出する患者ごとの請求書のことで、医療報酬点数表に基づき、薬、処置、検査などを点数化して、医療費を計算したものです。

大口得意先のNTTデータが売上の60%を占めるのはいただけない。大手なので踏み倒されたりはしないが、立場が弱くなるし何かあったらひとたまりもない。第二位の顧客の成和産業を合わせると、実に売上の80%を占める。大丈夫か?

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