2009/08/22 08:08

モバイル・インターネットが新時代の長期成長テーマになるのか

Jim Cramerが長期成長テーマとして押しているのがモバイル・インターネット関連。つまり、携帯がスマートフォンに進化し、ノートPCがネットブックに進化し、これまでPCがメインで発展してきたインターネットがモバイルにグングン広がっていくというストーリー。

Cramer’s Mobile Internet Index

携帯文化が早くに開花した日本では、既に携帯インターネットが十分すぎるぐらい発展している。携帯電話でPC並のインターネット環境は持てるし、コンテンツは豊富でワンセグだってある。お財布ケータイやデジカメなどの機能は当たり前。

そういう環境にいる日本人からすると、今さらモバイル・インターネットと言われても、とっくに長期成長テーマのような気がすると思うんです。実際、たくさんの携帯関連銘柄が相場になったし、今だって相場を作っている。特に、携帯コンテンツ銘柄は高成長で高株価なものが多い。

ただ、長期成長テーマとしては日本のモバイル・インターネット銘柄はイマイチ弱い気がする。携帯コンテンツは流行りものなので、いつユーザーが頭打ちになってもおかしくない。あるコンテンツが廃れれば別のコンテンツが流行るだけ。

一方、ジム・クレイマーがモバイル・インターネット銘柄として挙げているのは、コンテンツではなくてスマートフォンやその部品、通信機器などの企業。これらは、廃り流行りというものではなく、モバイル・インターネットという世の中の流れが続く限り恩恵を被ることになるのではなかろうか。

ジム・クレイマーのモバイル・インターネット銘柄のうち、とりわけ気になるのは、Starent Networks, Corp. (STAR)、Cisco Systems, Inc. (CSCO)、CIENA Corp. (CIEN)、ADC Telecommunications Inc. (ADCT)、Tellabs Inc. (TLAB)の5銘柄。これらは全部通信機器関連の会社。

なぜこれらが気になるかと言えば、モバイル・インターネットでやりとりされるデータ量は、うなぎ登りに増加すると思うから。PCインターネット環境でもそうだけれど、とにかくインターネット上を流れるデータ量は増え続けている。いろいろな統計データを見ると、最低でも年率+50%で増加している。

そりゃそうだよねえ、かつて文字だけだったインターネットは、イラストになり、画像になり、高画質画像になり、動画になり、高画質動画になった。いくら圧縮技術を使ってもデータ量は劇的に増え続けるしかない。

モバイル・インターネットで増え続けるデータ量を捌くのが上に挙げた会社の通信機器になる。

通信機器以外の銘柄も一応列挙しておく。(とりあえず分類してはいるものの、詳細調べていないので分類が間違っている可能性あり。)

Google Inc. (GOOG)、Apple Inc. (AAPL)、Research In Motion Ltd. (RIMM)、Palm, Inc. (PALM)。この辺は誰でも知ってますな。ズバリ、スマートフォン。

スマートフォンに使われる部品では、Broadcom Corp. (BRCM)、RF Micro Devices Inc. (RFMD)、Skyworks Solutions Inc. (SWKS)、ON Semiconductor Corp. (ONNN)、Cypress Semiconductor Corporation (CY)、Tessera Technologies Inc. (TSRA)、SanDisk Corp. (SNDK)、NetLogic Microsystems Inc. (NETL)、Xilinx Inc. (XLNX)。

QUALCOMM Inc. (QCOM)は部品も作っているけど、CDMAなどの通信技術が大きい。クアルコムの技術を使わずして、携帯電話もスマートフォンも作れないし、モバイル・インターネットもあり得ない。

最後にアンテナなどの通信設備。Tekelec (TKLC)、CommScope Inc. (CTV)。

クレイマーの考えでは、このモバイル・インターネットという長期成長テーマは、ウィンドウズ95の登場やインターネットの登場に匹敵する程の力を持っている。そうなればまさに新時代の投資テーマとなるよねえ。

ゲームプラン・投資戦略
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