2009/03/13 18:06

マーケットの潮目は変わったのか、いや、まだディフェンシブだ

一つ前のエントリーでミライアルのボロボロな業績、受注、受注残高を確認した。なにも、これはミライアルに限った話じゃない。

電気、精密、自動車、機械、およそ日本が日本であるためのセクターの業績はボロボロ。株価もボロボロ。来期も酷いのは分かっている。

こんなことは既知の事実。じゃあ素直に株価も下げ続けるので気にする必要もないのでしょうか。わかりませんな。

そういう株は既に叩き売られている。悪い決算発表やニュースを見ても、もう売られないのではないか。もうどれだけ悪いニュースが出ても株は下げないよ、っていう水準まで売られているのではなかろうか?それともまだまだ織り込み足りないのか。

株価はだんだん悪いニュースに反応しなくなってきているように感じるわけです。この、悪いニュースに反応しない、というのは、マーケットの底を見届ける際の、それなりに大切な要素だと思うんです。

ここのところのマーケットでは、比較では業績の良い内需ディフェンシブ銘柄がとても弱い。それなりの決算を出しても株価は下に反応する。一方で、外需輸出景気敏感株は、悪いニュースや決算数字であっても株価は下に反応しないことが多い。

全体として、内需系は株価が下げ、外需系は値を保つ。

こんな感じで、底まで行ったのかも知れない、強いセクターにも変化があるような気もする、というような、「いよいよ感」を感じる人も多いと思う。単なるベアマーケットでの一時的な流れなのか、それとも潮目が変わる時期にさしかかって来たのか、投資家は判断しないとダメですな。

個人的には、まだまだ潮目は変わっていないと思う。

確かに、景気敏感株が力強く上げる局面があるかも知れない。底値から言えば、50%ぐらいは平気で騰がることもありましょう。2倍になったっておかしくない。でも、それはあくまで短期的な反発。

うまく取れればおめでとさん。

そういう態度であって、自分ではそんな反発を取れないと思うわけです。なぜなら、上がっては下げ、下げては上げ、ジグザグしながら横這いが続くと考えていて、それをうまく波乗りする事なんて自分にはできないから。

ここはやっぱりバカみたいに売られたディフェンシブ銘柄じゃないですか?例えば、花王やキリン。東京電力を筆頭とする電力株。などなど。

業績云々ではなく、売らざるをえないから売られている。他にもう売るものが無いから売られている。

状況はアメリカのマーケットでも同じ。ディフェンシブな国際優良銘柄がバカみたいな配当利回りまで売られている。

そういう株だって当然もっと下げることもある。しかし、歴史的に考えて、どうやってもそれなりの配当利回りにまで株価は回復するんじゃないですか?

株価の回復が遅れて、結局、全体的に景気が良くなってから他セクターの銘柄と同時に回復するなんて事があるかも知れない。そうなれば当然ですけど、景気敏感株に比べて回復のスピードは遅い。

もしそんな状況になれば、ディフェンシブ銘柄を担保に禁断の信用取り引きしてもいいと思うわけです。なぜなら、そこまで行けば、ディフェンシブ銘柄はもう下げないから。

でも、そんな状況にはならないと考えている。

つまり、まともなディフェンシブ株は戻る。下げては上げて、下げては上げて、結局一番早くにそれなりの水準に戻る。同時期に、景気敏感株が大きく上げることもありましょう。しかし結局、上げては下げ、の下げで景気敏感株は大きく下げる。

終わってみれば、ディフェンシブ株は上に位置し、景気敏感株は横這いで下に位置している。そんなイメージ。

ところで、花王やキリンを具体的に出したけど、それらに比べるとアメリカマーケットの銘柄の方が断然魅力的。だから日本株では個別の中小型の安い株を狙ったりすることが多くなる。ディフェンシブはアメリカに魅力的なのがいっぱいあるからね。

ゲームプラン・投資戦略
アメリカ株 キリン ディフェンシブ 景気敏感 花王



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piano2009年3月14日 09:25

バフェット(@オマハ)に対して
ヒュー・ヘンドリー(エクレティカのFM@ロンドン)いわく

「インフレに賭けるのは、まるで本を手に入れて、いきなり最後のページを読むようなものだ。物語の全体を読んでみれば、また違った行程が見えて来よう」と語り、株式を売って、国債を買うべきだと主張しています。また「ゴールドと銀も売りだ」政策の効果に対しては懐疑的で、「日本の90年代の初めと同じだ」とデフレ懸念を強調。「インフレはいずれ再び台頭してくるだろうが、12年後のことなど心配するのはやめよう。大切なのは今後12カ月だ」と。


米国のディフェンシブというとPGとかKOでしょうか?
当面は円以外の通貨に対してドルは高いとみますが、こうした海外売上
比率の高い企業には逆風か?などとも迷います。
NB食品株については長期なら仕込むにはよいかもしれませんね。
しばらくは上がるでしょうが(イメージとしては)S&P500指数は
いずれ600を割るレベルまで下げる局面が来ると思っています。

日本株ではユニチャームペットケアをwatch。
介護関連ではツクイを打診買いしました。

uchapo2009年3月16日 09:33

ヒュー・ヘンドリーという人を知りませんが、アメリカ国債を買うのには反対ですね。

PGやKOはディフェンシブだと思います。配当利回りが4%とか5%とかあるものが好きです。もしくは、過去の配当利回り水準の2倍ぐらいの状態にあるものでしょうか。

そういうディフェンシブ株であれば、もし相場が底打ちっぽくなって景気敏感株がラリーしても、おいて行かれる程度が少なくて済むんじゃないかと期待しています。評価されているディフェンシブ(PB食品メーカーとかダラーストアとか)はおもいっきり置いてきぼりにされそうなので手が出ません。

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