金がかつての原油のようなブル相場になっている可能性は十分
金が上げている。アナリストからは2000ドルとか3000ドルという声も聞こえてくる。
目先半年や1年ぐらいのスパンで儲けることを考えるのであれば、金価格の上昇をファンダメンタルで説明しようとするのはナンセンスですな。ファンダメンタルは100%無視してもいいと思うんです。
アメリカがお金を刷りまくっているからいずれ大きなインフレになる。だから金は買いだ。足下、世界はデフレ傾向なんだから金価格が上がるのはおかしい。金本位制が崩壊してからああだこうだ。
そういう感じで、経済の本質と金の性質を結びつけるような、まことしやかなお話がファンダメンタルですな。
長期的にはそうなると言われれば、それは確かにそうなのです。けれど、繰り返しになるけど、半年から1年ぐらいで金の上昇で儲けたいのであれば、そんなファンダなお話は必要ない。
とりあえず、金は上だと思う。相場がそう動いていると思うから。
個人に限らず投資家はGLDなどのETFを使って金の上昇を取っている。ETFが保有する金の量はグングン伸び続けていて、このまま行けば一体どうなるんだろうかと思うような感じです。その流れは止まらない。
所詮考え方は単純なわけですよ。あの会社は危ない、資金が回らない、景気は悪い、誰も信用ならない、じゃあ実物安全資産の金買おうって。そんな流れがあるだけで十分。
金マーケットなんて小さい。ちょっと資金が入ってくればその方向にグングン動く。これは金に限った話じゃなくて、原油でも嫌と言うほど思い知らされたでしょ。
一番の心配事は、金ETFが大きくなりすぎていることじゃないですか?
先日、原油ETFのUSOについてCFTCが調査を始めた。
CFTC probes big oil ETF on February roll
USOが大きくなりすぎて、原油価格をトレースすると言うよりも原油価格を動かすような性格になってきている側面がある。原油の先物を乗り換えることでUSOは成り立っていて、その乗り換え時に何やら問題がありそうな雰囲気。詳細な技術的側面は、まあ、どうでも良い。
GLDは実物の金を保有している。これはUSOとは大きな違いではある。
それにしても、GLDなどの金ETFの金需要が全需要に占める割合がとても大きくなってきている。USOでETFが問題視されたり、実際に何か犯罪臭い事実が出たり、そういう事が起こるとGLDにとばっちりは来てもおかしくない。
もっと言えば、ウルトラとかプロという名前の付く、レバレッジの効いたETFもやり玉に挙がっているわけで、そこにもETFの火種がある。
この辺りの話で、金価格も突然「アれっ!」ってなる可能性を秘めていることは覚えておきたい。
金が上がるとなれば、投資するのはETFか金関連株。日本マーケットでは金連動のETFになりましょう。残念ながら金関連株はありませんな。
Gold Fields Ltd. (GFI)、Barrick Gold Corporation (ABX)、Newmont Mining Corp. (NEM)、Agnico-Eagle Mines Ltd. (AEM)、AngloGold Ashanti Ltd. (AU)、Eldorado Gold Corp. (EGO)。
チャートは分かりづらいけど、-5%あたりにあるのがGLD。+10%がEGO。残りは何とか判別できるかと。
スタンスとしてはいつでも撤退できるトレーディングを絶対に忘れずに、それでも3ヶ月、半年、1年ぐらいは行けそうだという前提。ポジションを膨らませすぎない。原油の暴騰と暴落を忘れない。
ゲームプラン・投資戦略
ABX AEM AU EGO ETF GFI GLD NEM USO 金
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pianoさん
アメリカではかつて無いほど食料品需要が落ち込んでいるという数字もどこかで見ました。
そんな酷い状況って事ですよね。
持っているアメリカ食品株も下げ続けていて何ともなりません。
エネルギーも環境の一環なのかと。太陽光発電、バイオエタノール。スマートグリッドなんかも。
いずれにしても、原油の価格が安い限り陽の目を見ないように思います。
高価格の原油があってこその新エネルギー。
日本でもPB製品が伸びていますが、アメリカでも食品メーカーと小売業(スーパー)の間で綱引きがされているようですね。
「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」の3月3日付け記事参照。
>いずれにしても、原油の価格が安い限り陽の目を見ないように思います。
>高価格の原油があってこその新エネルギー。
はい、そのとおりだと思います。
pianoさん
PB食品メーカーは業績も株価も堅調ですね。
NB食品メーカーはその逆。
でも今から買うならNBの方かなあと思います。

金についてはこのような見方は大事だな、と感じました。
米国株式では、食品株はもう少し待ち。石油やガスも見ています。
オバマのグリーンニューディールは現実的だとは思えません。
排出権取引と環境は次のメシの種になるかというのには甚だ懐疑的です。