カテゴリー: 食品・飲料・日用品

2009/08/31 11:11

伊藤園、自販機販売比率の低さが幸い、果実飲料は美味しくない?

~ 不景気で製造業や建設業で人員が減り、自動販売機は使われない、伊藤園は影響少。 ~

伊藤園の7月月次数字。

平成22年4月期7月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

7月は-4.7%で良くない。果実飲料が-27.9%と酷すぎする数字。伊藤園の株主優待商品の中にいろいろと果実飲料が入っていたけれど、うーん、個人的にはどれも好きな味じゃない。みなさん同じ事を思っているから売れないんですかねえ?

コカ・コーラ各社は伊藤園よりずっと状況は悪い。同じ飲料会社でもずいぶん差が出ているのは商品の問題等より売り方の問題で、具体的には、自販機販売の比重の大きさ。コカ・コーラは自販機網が日本一で、自販機で儲けている。ダイドードリンコも同じ。

景気が悪いと自販機はダメ。特に製造業や建設業などの肉体労働がふるわないと自販機もふるわない。そういう人達が休憩時間にプハーっとやるのが自販機で売られる缶ジュース。自販機は120円とか150円とかの定価販売で猛烈に儲かるわけで、それがダメなら利益は激減する。

伊藤園の自販機販売はコカ・コーラに比べれはずっと比率が小さい。だから利益も悪くない。

株価はずいぶん回復した。優先株が普通株に比べて出遅れていて、スプレッドがずいぶん広がっている。優先株がキャッチアップすることに期待している今日この頃。

200908312.gif

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コカ・コーラ ダイドードリンコ 伊藤園 優先株 自動販売機 食料品 飲料



2009/07/07 08:08

伊藤園の6月月次、業績計画を大幅に上回って好調に推移

~ ミソくそ相場の景気敏感株を利食いし、高配当利回りのディフェンシブへシフト。 ~

伊藤園の6月月次数字。

平成22年4月期6月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

200907071.gif6月は+4.5%、今4月期ここまで+3.2%。良い数字です。今期の業績計画は、第2四半期売上げ+0.1%、通期売上げ+0.8%。今のところ、この計画をはるかに上回る推移ですね。

伊藤園については優先株の配当利回りが5.9%もあることから、ミソくそ相場の終わりに向けてシフトするのはどうかと書いたたわけです。それからのパフォーマンスは横這いで、これではちっとも儲からない。値を飛ばした銘柄ばかりの相場で伊藤園のパフォーマンスは不満足と言えましょう。

しかし相変わらず流れとしては、大きく利の乗った景気敏感株のポジションは徐々に縮小しつつ、伊藤園みたいな株にシフトするのを基本としたいと思うんです。

食品・飲料・日用品
ディフェンシブ 伊藤園 優先株 配当 食料品 飲料 高利回り

2009/06/04 20:08

伊藤園、今期は増収増益、優先株の配当利回りは5.9%もある

~ 次の相場局面を考えれば伊藤園のようなディフェンシブが5.9%もあるのは魅力的。 ~

伊藤園の決算発表。

平成21年4月期 決算短信

200906043.gif今期は増収増益の予想で、EPSは39円。普通株の配当が38円で優先株の配当が48円。普通株の配当利回りが3%、優先株の配当利回りが5.9%。

伊藤園が5.9%ですよ。普通株と優先株の違いは当然ありましょう。でもね、普通の個人投資家にとって、普通株でも優先株でも変わらない。まさか個人投資家でどうしても議決権を行使したいとか、ないんじゃないですか?万が一、伊藤園が倒産したときの扱いがどうだとか、そんな事も言わないでしょ。

普通株と優先株の値動きは確かに全く同じでじゃない。短期的には片方がアウトパフォームする事もありましょう。でも基本的には同じ。優先株が上場されてからの値動きを比較すればはっきりしていますね。

じゃあ、利回り2.9%もの差を捨てる意味がない。つまり、普通の個人投資家が伊藤園を買おうと思うならば、優先株を買うべきだって事です。

200906042.gifこういう株が景気敏感株のようにビュンビュン値を飛ばすことはない。景気回復がちらついて、一気阿世に50%も駆け上げる株がある中で、伊藤園はどうしてもおいて行かれる。

でもね、今の相場がどこまで続くかと言えば、それほどどこまでもは続かない。

次の局面で持つべきは伊藤園みたいな銘柄だと思うんです。次の局面というのは、値を飛ばした銘柄がぐらぐらっと落ちるとき。遠からず来る。

少なくとも、そういう次の局面に備えて、利がたっぷり乗った銘柄は利食いを入れ、少しずつ伊藤園のようなディフェンシブに乗り換えておくのが良いと思う。そうじゃなくても、利食いした現金を伊藤園なんかに投入できる体制を作っておくべきですな。

個人的には今まさにそういうローテーションの過程にありますよ。

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ディフェンシブ 伊藤園 優先株 配当 食料品 飲料 高利回り

2009/05/31 22:10

イオンの反省とPBの流れ、68円ラーメンと日清食品のカップヌードル

~ PBの流れは止まらない、68円のPBラーメンがあるのに日清食品ヌードルを食べるのか。 ~

イオンの反省で値下げを宣言したイオンですけど、安くなったと思いますか?個人的には確かに安くなったと思う。全体的に安くなった商品が多いし、何よりPB商品が強烈に安い。

大黒天物産のラ・ムーが激安商品を売っているのと同じレベルです。

例えば、1Lのオレンジジュースやアップルジュースが98円、カップラーメンが68円、200組5箱の詰替用ティッシュが198円。ジュースやラーメンは値段を考えれば十分すぎる味で、コストパフォーマンスはかなり高いんじゃないですか?

美味しさだけを考えたらダメですよ。そんな値段で美味しさに文句を付けるのは間違っていると言うもの。大切なのはコストパフォーマンス。

大黒天物産のような格安スーパーは他にも沢山あるわけで、そういう店では既にこんな値段で売られているのかも知れない。そういう店を利用している人達にとっては、イオンの価格がようやく追いついただけでしょうね。

でも思うんですけど、格安スーパーとイオン系や7&I系のスーパーを使う層は違う。だから、イオンで価格がこれだけ下がったのは結構重要なのではなかろうか。

日清食品の130円のカップヌードルを買っていた人達が、イオンの68円のカップラーメンでいいじゃんってなるし、250円のオレンジジュースが98円のものに取って代わられる。

つまり、68円のカップラーメンを食べて、日清食品はこりゃダメだなあ、って思った。

格安PB商品の流れは止まらない。安い方へ安い方へ行く。個人的には高くてもうまいものを食べるけど、自分の好みと世の中の流れと企業業績と株価と儲けは別。

業績回復するという考えやスティールの売り完了などで上を見ていた日清食品ですが、とりあえずはイオンのラーメンで考えを変えたいと思う。もっと魅力的な食品株がアメリカにあるしね。

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PB イオン 日清食品ホールディングス 総合スーパー 食料品

2009/05/30 10:10

ダイドードリンコ、5月のコーヒー売り上げは回復、1Q業績も回復

~ 飲料受託製造に力を入れるのであれば、自販機コーヒー販売のうまさがなくなる。 ~

ダイドードリンコの5月月次数字。

コーヒーは95.9%、全体で97.5%。今1月期ここまでコーヒーが90.8%、全体が95%。3月と4月が80%台だったことを考えれば、ずいぶん回復した感がありますな。

平成22年1月期 第1四半期決算短信

1Qも発表された。営業・経常赤字だった前期から黒字転換。純利益は赤字のままではある。

200905292.gif好調なのは飲料受託製造部門。前期比で138.2%の売り上げ。具体的には、CMでやっている何かちょっとお洒落な感じの資生堂のドリンク剤(だったと思う)。受託製造に力を入れるつもりかどうか不明ですけど、それは間違った方向じゃないですか?

飲料受託製造は既に専業がいる。ジャパンフーズやゴールドパック。こういう会社のビジネスモデルや業績を見れば明らかなように、とにかく安定しない。そりゃそうですよ、自社では売れるかどうか一切コントロールする余地がないものを、頼まれれば作り、頼まれなければ作らないわけですからね。

自販機でコーヒーを売るという、安定したビジネスモデルで高収益なのがダイドードリンコの売り。それが高評価を受けている理由じゃないですか?だったら、そういう方向で頑張って欲しいと思う。

今期は減収減益の計画。増益になりそうは気配はありますな。株価はそれなりで、月次と2Q以降の業績を見ないことには魅力はない。

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コーヒー ジャパンフーズ ダイドードリンコ 自動販売機 飲料 飲料受託製造

2009/05/30 10:10

日清食品の自社株買いとスティールパートナーズの売り圧力

~ スティールの売りは日清食品が自分で吸収して売り圧力は無くなる、業績は良さそう。 ~

日清食品ホールディングスの自社株買い。

自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ

400万株を上限に取得する予定。金額的には118億円ということで、1株2950円以下ですな。400万株は発行済株数の3.36%。中小型株だと1桁後半ぐらいの数字の事がよくありますが、さすがに日清食品ぐらいではそこまでの数字は出てこない。

しかしながら、すでに先週も自己株買いを実施している。

自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び自己株式取得終了に関するお知らせ

200905291.gifこの時に312万株を取得したので、これと合わせれば5%を超える。この時の取得価格は2655円。現在株価は3000円。

で、気になるのは、この時の312万株という大量の株をToSTNeTで買ったということ。誰か売る人がいないとね。普通に考えてスティールパートナーズが売ったのではないかと考えられますな。実際、大量保有状況の開示を見ると、スティールが売っているのが分かる。

5月26日のファイリングで、7.4%あった保有比率は4.1%まで低下している。具体的な売りとしては、5月21日、つまり日清食品の取得日、に310万株を売っている。単価はもちろん2655円。

5月21日までにもスティールはどんどん日清食品を売っている。

スティールの売り圧力については考えたとおりの動きになったと言えましょう。4%まで持株比率が下がった今、とりあえずの売り圧力の大きさは心配事から無くなったわけです。

今回の日清食品の自社株買いがスティールの残り持株数と同じなわけで、日清食品はスティールの分は吸収しますから、安心してうちの株を買ってくださいね、って言っているんじゃないですか?

今期の業績予想数字は決して強くない。でも、個人的には業績はもっと上に行くのではと思うんです。株価は決して安くないけどね。それに、ディフェンシブな食品関連株というセクターで考えれば、アメリカにもっともっと魅力的なのが沢山あるわけだしね。

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スティールパートナーズ ディフェンシブ 日清食品ホールディングス 自社株買い 食料品

2009/05/08 22:10

ユニ・チャーム ペットケア、堅調なペット市場で今期も増収増益は堅い

~ ペット産業は景気に関わらず伸び続けている分野、子供と同列なペット、今後も変わらない。 ~

ユニ・チャーム ペットケアの決算発表。

平成21年3月期 決算短信(非連結)

今期の売上は+2%、利益が+6%を計画。EPSは134円で配当が36円。もちろん増配の予定。前期の利益+30%という伸び率からすれば、成長性はぐっと低くなる。

ユニチャームペットの傾向としては、業績予想は常に控え目。前期にしても、当初は利益は7%成長で計画していた。それが中間期、第3四半期と上方修正され、最後はさらに上で着地。そういう感じで、今年ももう少し上へ行く可能性は十分ありましょう。

くどいけど、ペット産業は不景気でも伸びている唯一の明るい業界ですよ。景気が良くなってもそれは変わらない。

当ペットケア業界におきましては、社会の少子・高齢化が進行していく中、ペットに対する関心は益々増大し、ペットケア市場への期待は非常に大きなものとなってきております。

当ペットケア業界におきましては、社会現象としての少子・高齢化および晩婚化傾向が、人々にやすらぎと潤いを求めることを促し、ペットをコミュニケーションの相手としてより親密な存在へと変化させていくことで、ペット飼育を求める世帯は増加していくことが考えられます。

仰るとおりです。

200905068.gif加えて、ペットフードは値上げしやすいと思うんです。子供にかけるお金はそれほど絞り込まれません。とりわけ、子供が食べるものを削るなんて親はいませんよね。そりゃあ、外食は減るかも知れませんけど、子供が家で食べるものを減らしたり、塾に行くのをやめさせたり、部活動をやめさせたり、そんなコトしませんよ。

子供とペットが同じになっていく世の中で、ペットにかけるお金をいとわない人はどんどん増える。一番安いという理由だけでペットフードを買う人は減っているし、服を着せ、しつけ教室へ通い、ドッグカフェで犬とお茶する。ま、そこまで行く人は少数派だとしても、最低限ペットフードをケチったりする人は少ない。品質も気にする。

その辺は重要かと。

キャッシュフローはジャブジャブで金は貯まる一方。たいした設備投資もいらないからね。

株価はそれなりに押した。それでも評価は非常に高くて割安さは全然ない。

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ペット ペットフード ユニ・チャーム ペットケア

2009/05/08 21:09

J-オイルミルズ、在庫のだぶつきと価格下落で減産、下方修正を発表

~ 大豆や菜種の原材料価格が下がったのは間違いない、その恩恵を享受できていない。 ~

200905063.gifJ-オイルミルズの下方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

予想通りの減額。食用油は在庫がだぶついて価格が下がり、メーカーは減産をしていた。大豆や菜種などの原材料価格は下がったとは言うものの、安い原材料を使えるのはこれから。

そうなれば儲からないのは当たり前。在庫増、価格減、稼働率減。こういう流れの中で利益が出ないのは何も家電メーカーや部品メーカーや自動車屋だけじゃない。食品メーカーも同じですな。

知ったがしまい。株価には十分折り込み済みですな。

国内景気の落ち込みから、重要顧客である外食産業向けを始めとし、油脂販売数量が当初予想を大きく下回り適正な生産のための調整を図ったにも拘わらず、製品在庫が高水準で推移し、海外相場高騰時に調達した原料コストの影響を長期間受けることとなりました。このことに加え、油脂製品価格が予想を上回る下落を見せ、収益は大きく落ち込みました。

J-オイルミルズは大豆や菜種のヘッジに失敗し、なかなか安い原材料が使えないということが大きなマイナスとしてある。この辺りは非常に難しいですな。

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J-オイルミルズ コモディティー 大豆 穀物 菜種 食料品 食用油

2009/05/07 17:05

日本農産工業、原材料価格げらくで飼料事業の収益性は大きく改善

~ ペット関連事業の業績は見事な右肩上がり、ペット産業は不景気でも元気なセクターです。 ~

日本農産工業の決算発表。

平成21年3月期 決算短信

200905061.gif今期はちょっと減収で大幅増益。原材料である穀物価格がざっくり下がった今期、増益は皆さんの予想通り。飼料事業は結局そういうことであって、何も面白みはない。

気になるのはライフテック事業ですな。ライフテックという名前ですけど、具体的にはペットフード。馬用飼料、実験動物用飼料、バイオ関連商品などもこの事業に含まれて、具体的な内訳は不明なものの、ほぼペットフードと考えてよいでしょう。

今時こんな綺麗な右肩上がりはなかなか見つからない。

ペットの数は子供の数より多い。ペット産業だけが不景気の中で唯一しっかりと成長している分野ですな。景気が良くなってもそれは変わりますまい。

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とうもろこし ペット ペットフード 大豆 日本農産工業 農作物 飼料

2009/05/07 17:05

ダイドードリンコ、コーヒーが売れない、利益を捻出しても苦しい

~ 自販機設置の抑制で効率改善、原価は改善、販管費は抑制、それでもカバーできない? ~

ダイドードリンコの4月月次数字。

平成22年1月期  4月度販売状況 のお知らせ

コーヒーは89.1%、全体では95.5%。今期ここまで、コーヒーが89%、全体が93.8%。

新製品「復刻堂ウルトラサイダー」の販売が引き続き好調に推移しており、炭酸飲料が大幅な伸びとなっております。

200905043.gifということで、炭酸飲料は143.2%と好調。

先月だったか、ダイドードリンコの株主優待で缶飲料が大量に届いた。その中にこの復刻堂ウルトラサイダーが入っていた。缶デザインはなかなか良いんじゃないですか?インパクトというか、懐かしさというか、もの珍しさというか。ウルトラマンとかって、いつまで経ってもそれなりに人気ありますよね。

味の方は、まあ普通のサイダーなわけです。ウルトラマンが飛ぶときにシュワッ!って言うけど、それがサイダーのシュワッ!にぴったりなのは面白いですな。

それにしてもコーヒーが売れない。それでも株価は何とか値を保っている。

採算重視の自販機設置戦略で売れなくても利益は増加するって株価は言いたいのですか?原材料価格の下落や販促費の抑制で利益率が大きく改善するって考えですか?それは確かに間違ってないでしょうな。

でも、それでは補えないぐらいの売上減少だと思う。

2009/03/09, 日経産業新聞

ダイドー、自販機台数抑制、新設減らし不採算機撤去、効率重視に転換。

 ダイドードリンコは自社ブランドの自動販売機の設置抑制に乗り出した。二〇〇九年一月期に十数年ぶりに台数を減らしたのに続き、今期も横ばいにとどめる。販売低迷と設置競争の激化で不採算機が増えているため。同社は販路を自販機にほぼ特化し業界三位の台数に伸ばしたが、利益が〇一年の上場来の低水準に落ち込んだことを受け効率重視に転換する。

 抑制の対象はダイドーの飲料だけを扱う自社ブランドの自販機。〇九年一月期末の自販機台数は二十八万九千台と前年同期から約三千台減った。前年割れは歩道へのはみ出しを是正するため各社の撤去が相次いだ一九九五年前後を除くと、実質初めてとみられる。  一〇年一月期についても、賃料や商品補充の人件費などのコストに見合う売り上げが難しい場合は新設を見送る。一方、不採算の自販機は撤去する。今期末の台数は前期比横ばいにとどまる見通しだ。

 かわりに「白ベンダー」と呼ばれる複数メーカーの飲料を扱う自販機の設置や運営受託を増やす。自社ブランドの自販機に比べてダイドーの飲料の売上高は小さいが、品ぞろえが豊富で設置先と交渉を進めやすい。既存の配送網を使って手数料収入を得られるため、ほかの飲料メーカーからも受託する。

 自販機の設置競争は厳しく、従来より高い賃料を払わなければ好立地を確保しづらくなった。一方で一台当たりの売り上げは低迷。昨年はたばこ自販機の成人識別カード「タスポ」の導入にともない、隣にある飲料自販機の缶コーヒーが低迷。オフィスや工場の自販機も操業休止や時短の影響で振るわないという。

 原材料価格の高騰が追い打ちをかけた結果、ダイドーの〇九年一月期の連結純利益は前の期比六二%減の十億円と〇一年の上場以来の低水準に落ち込んだ。ダイドーの自販機はコカ・コーラグループ、サントリーに次いで三番目に多い。飲料の売り上げの約八割を自販機に依存している。

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コーヒー ダイドードリンコ ディフェンシブ 自動販売機 飲料

2009/05/07 16:04

花王、長期的には買うべき水準、でもアメリカ株と比べると魅力なし

~ 花王という優良企業を長期で買うには良い水準、世界を見ればPGがあり軍配が上がる。 ~

花王の決算発表。

平成21年3月期 決算短信

今期計画は中間期がちょっと減収大きく減益、通期で少し減収利益横這いを計画。基本的には花王の業績計画は大きくぶれないので信じて良いかと。前期は予想外に業績が大きくぶれましたけどね。

200905034.gif花王を買う人はまさかグングン株価が戻していくことを期待してないよね。花王が優良企業なのは分かっている。いずれ業績が回復し、過去の最高利益額を超える数字を出し、やがて株価は上昇し、その間に配当はしっかりもらって、長期的には儲かる。そういう考えで買っているはずですな。

逆に言えば、そういう投資姿勢じゃないのに花王を買うなんてバカげてると思うんです。

株価は10年前の水準まで落ち込んでいる。配当利回りは3%まで高くなった。長期投資家はここで買わずしていつ買うんですか?

ただね、アメリカにはProcter & Gamble Co. (PG)があるわけ。配当利回りは3.6%で増配を続けている。

配当だけじゃないく、いろんな面で花王とPGの比較になればどうしてもPGになりましょう。そういうわけで、花王みたいな優良銘柄が安くなって高利回りになったとしても、なかなか買う機会というのは少ない。

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PG ディフェンシブ 化粧品 日用品 花王 長期投資

2009/04/12 22:10

伊藤園の3月月次は醜悪、それでも高配当と利益増の期待で我慢

~ 優先株の高配当とそれなりの利益回復を前提に考えれば、今の株価でOK。 ~

伊藤園の3月月次数字。

平成21年4月期3月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

2009041205.gif売上は-4.6%。ドリンクの内訳では、ミネラルウォーター以外は全滅。酷い状況ですな。ダイドードリンコも負けず劣らず酷い状況なわけですけれど、それでも四季報やQuickコンセンサスの数字のように、今期の利益は回復するとかんがえているわけ。なんども書くけど、原材料費の下落と広告宣伝・販促費のコントロール。

伊藤園は優先株があって、優先株は高配当なのでなんとかなるとも言える。

そういう業績見込みと高配当と今の株価水準と、全部合わせてとりあえずはオッケーかと。いろんなネガティブと合わせて考えても、いまの株式相場で持っておくには悪くない。

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ダイドードリンコ 伊藤園 配当 飲料 高利回り

2009/04/12 19:07

日清食品、業績は良いと思うが、スティールの売り圧力が強い

~ 前期も今期も、良い数字が出ると思ってはいるものの、株価上昇時には売りが来そう。 ~

スティールパートナーズが日清食品の持株を減らしている。

主要株主の異動に関するお知らせ

2009041201.gifスティールの持株比率は10%を割ったものの、それでもまだ10%も持っている。まだ売るのだろうから、当分は売り圧力ですな。

日清食品の前期業績は、会社予想より上じゃないかと思っている。そのうち上方修正が出るんじゃないですか?もし株価が跳ねたとしても、スティールが売りをぶつけてきそうな気配。決算発表で、今期業績が良くて株価が強含んだとしても同じことかと。この辺の売り圧力は嫌ですね。

そういう目先の需給はこの際あきらめて無視するとして、業績はそんなに悪くないと思うんです。前期も今期も。数字だけの事を考えれば、ボロボロの企業ばかりの中、優秀と呼べますよね。

それでもバリュエーションはパンパンに高いし、何よりこんな全体マーケットの中では日清食品が上がるわけもありますまい。こんな全体マーケットとは、説明不要でしょう。輸出型製造業などの景気敏感株がぐいぐいと上がっている相場ですな。

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ステイx-るパートナーズ ラーメン 日清食品ホールディングス 食料品

2009/03/26 12:12

ダイドードリンコ、3月の数字は最悪、売上げ計画は未達になりそう

~ タスポと不景気でマイナス10%以上缶コーヒーが売れない、厳しいの一言。 ~

ダイドードリンコの3月月次数字。

平成22年1月期  3月度販売状況 のお知らせ

珈琲は82.9%、飲料全体が86.1%。酷い数字ですな。昨年1月からでも最悪の数字です。こんな数字では売上げ計画達成はできません。

タスポの導入が2008年7月。1年後までは前年度比の売上げに影響が出る。それにしても落ち込みは大きすぎますな。

食品・飲料・日用品
ダイドードリンコ 自動販売機 食料品 飲料

2009/03/26 12:12

マイナス3%でも食品としては売れ行きがかなり悪いと言える

~ アメリカでの食品の落ち込みが日本でも見られるのか、まさかマイナス5%とか10%とか。 ~

イズミヤの下方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

ずいぶんと大きな減額ですな。もともと第3四半期決算の内容から考えて通期計画の達成は出来ないことは間違いなかった。それにしても、今回の減額は予想以上に大きい。

昨年9月の米国発の金融危機が実体経済に波及し、雇用情勢の悪化へと発展したことから消費者の節約志向が益々加速し、衣料品や家電、ホームファニシングなどの中・低頻度品から買い控え傾向が表れ、前回公表時に想定していた数値と大きく乖離いたしました。また、内食化傾向で好調に推移しておりました食料品や日用品も1月後半から失速し、既存店ベースで昨年を割り込み当初の想定を下回りました。

総合スーパーと食品スーパーでは、総合スーパーの方が厳しいのは間違いない。衣料品とか家電品とか、全然売れないからですな。イズミヤに限らず、イオンにしても7&Iにしても、非常に苦しい。7&Iはコンビニがあるのでまだましだけどね。

200903241.gifそういう事は既に分かり切っていたことで、だからこそ、食品スーパーを個別銘柄ウォッチにしてきたわけです。

しかしながら、食品の売れ行きが非常に悪いという事も書かれている。「食料品や日用品も1月後半から失速し」と。食品だって売れなくなるのは間違いない。ただ、その売れなくなる程度が問題なわけで、程度は家電製品や衣料品に比べて軽い。

2009/03/24, 日本経済新聞 朝刊

スーパー2月売上高、18年ぶり1兆円割れ、既存店、5.4%減。

 日本チェーンストア協会が二十三日発表した二月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比五・四%減った。前年割れは三カ月連続。新店を含む全店ベースの売上高は、九千五百二十六億円と単月では十八年ぶりに一兆円を割り込んだ。前年のうるう年の影響で営業日が一日少なかったうえ、衣料品や住居関連品の落ち込みも響いた。堅調だった食料品も五カ月ぶりに前年を下回った。

 衣料品は一五・五%減と三十八カ月連続のマイナス。住居関連品も七・六%減と十二カ月連続の前年割れで不振に歯止めがかからない。暖冬傾向でコートなどの冬物衣料、住居関連では電気ストーブなど暖房器具の動きが鈍かった。総合スーパー大手が衣料品などの販促セールを実施したが、月を通しての販売押し上げ効果は薄かった。

 食料品は三%減。家庭での調理機会を増やす「内食」回帰を追い風に好調を維持していたが、節約志向の波は食材にも及んできた。「消費者による購入が特売品やプライベートブランド品へ集中」(チェーン協)するなど、単価の安い商品に需要がシフトしている。

 チェーン協では「営業日が一日少なかったことで三ポイント程度下押しされた」とみているものの、単月で販売額が一兆円を割ったのは一九九一年二月以来。三月の見通しも「引き続き厳しい」という。

程度が軽いと言っても、マイナス3%は食品にとって大きい。この記事で2月が悪いと言っているし、イズミヤのリリースでは1月後半から悪くなったと言っている。辻褄はあっていますな。

アメリカでは過去なかった程に食料品の売上げが落ち込んでいる。不景気はそこまで深刻と言うことだと思うんです。

日本も今のところは3%のマイナスですけれど、5%とか10%なんていう恐ろしい数字が出てきたりするのだろうか。そうなれば食品スーパー株もディフェンシブなんて言っていられない。

食品・飲料・日用品
イオン イズミヤ ディフェンシブ 総合スーパー 食品スーパー 食料品

2009/03/04 13:01

伊藤園、予想通りの悪決算、考えるのは来期の利益がどうなるか

~ 原価率と販管費率の上昇はまだ止まらないが、これからは良くなる方向と考える。 ~

伊藤園の2月月次。

平成21年4月期2月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

200903045.gif全体売上は-2.5%。今期累計では+1.8%。ミネラルウォーターが爆発的に伸びているけど、これは伊藤園に限ったことではなくて、だいたいどこの飲料会社でも同じ。流行りですか。

第3四半期決算も発表された。

平成21年4月期 第3四半期決算短信

売上+2%、営業利益-47%、経常利益-47%、純利益-56%。通期計画は変更無しで、売上+3%、営利-48%、経利-47%、純利-59%、EPS-63%。

数字自体は予想通りの悪さで驚きはないですな。

利益面におきましては、原材料及びエネルギーコストの高騰、景気先行き不安に伴う消費者の生活防衛、また、激化する企業間競争等、収益を圧迫する要因が多いなか、積極的な営業を展開すると共に、中長期のマーケティング戦略を展開し、飲料市場におけるシェア向上を図るための投資を行いました。

「シェア向上を図るための投資」なんてかっこいい言葉を使ってますけど、要は販促費を投入したってことでしょう。それで利益が大きく圧迫されている。

2009/03/04, 日本経済新聞 朝刊

伊藤園、純利益56%減、5―1月、販促費増加が重し。

 伊藤園が三日発表した二〇〇八年五月―〇九年一月期の連結決算は、純利益が前年同期比五六%減の三十六億円だった。緑茶の販売拡大を目指し積極投入した販売促進費用が重しになった。消費者の中国産野菜への警戒感を背景に野菜飲料が落ち込んだことや原材料高も響いた。

 売上高は二%増の二千五百五十三億円だった。主力の「お~いお茶」など日本茶飲料の販売は数量ベースで三・六%伸び、七・五%減の野菜飲料の不振を補った。

 営業利益は四七%減の八十三億円となった。シェア向上に向けて積極的な営業を展開し販売促進費用が増加。競争激化に伴い販売単価の下落も響いた。果汁や包装資材などの価格高騰も約十八億円の減益要因となり収益を圧迫した。

 同日発表した二月の販売状況では、野菜飲料の販売が回復傾向にあるが、日本茶飲料は一・七%増にとどまり、成長が鈍化。コーヒー飲料も他社との競争激化を受け苦戦している。

 〇九年四月期通期の業績予想は、連結売上高が前期比三%増の三千三百九十二億円、純利益が五九%減の四十一億円と従来予想を据え置いた。販促費の抑制などを進める方針。

200903046.gif四半期ごとの数字から考えると、通期の売上は未達でしょうな。逆に利益は上方修正されても驚きはない感じ。

原価率の悪化は止まっていない。

・今期 50.5%→50.5%→50.9%(3Q)
・前期のQごと 48.2%→48.1%→49.0%→50.3%
・前々期のQごと 49.0%→48.3%→47.5%→49.2%

販管費率も同じ。

・今期 47.0%→44.1%→47.5%
・前期 45.9%→42.8%→47.8%→45.1%
・前々期 45.0%→41.8%→46.0%→43.9%

原価率についてはプロダクトミックスの変化などもありましょう。それにしても、これから数字は下がる方向にあるんじゃないですか?販管費にしても同じで、販促費や広告宣伝費を削ってくるはず。

来期の数字には効いてくる。

食品・飲料・日用品
伊藤園 食料品 飲料

2009/02/27 18:06

ダイドードリンコ、今期の業績は横這い、原価率が悪化する計画

~ 原材料価格は下落する方向なのに原価率は悪化する計画、控え目な姿勢なのだろうが。 ~

ダイドードリンコの決算発表。

平成21年1月期 決算短信

今期の計画数字は、売上-2%、営業利益-5%、経常利益-5%、純利益+28%、EPS+28%。こうなる理由は決算説明会資料にある。

決算説明補足資料

200902271.gif営業利益の見通しを確認すると、広告宣伝費と販売促進費は合わせてプラスに作用する。これはいい。予想通り。

しかし、売上総利益はマイナスに作用する。具体的なパーセンテージで言えば、前2009年1月期の原価率は46.5%だったものが、今2010年1月期には47.5%へ1%悪化する計画ですな。

これは納得いかん。

いままでの考えとしては、販売数量、原価率、販管費が横這い、下、下。それで利益が買い古くすると言うシナリオを描いてきた。それより前には、今週にも缶飲料の値上げするという話があったわけだけれど、それは残念ながら無くなった。

ダイドードリンコの説明は決算短信にある。

清涼飲料業界におきましても、このような景気後退局面では「パイの大きな拡大」を期待することが難しく、「量から質」への傾斜が強まる一方で、従来より一層激しい企業間競争が展開され、実勢販売価格が低下するリスクも十分想定できる状況にあると思われます。

 加えて種々の原材料や資材の原価上昇リスクは依然内包していると見るのが適当であり、企業収益にとって楽観視できる材料は極めて少ないと思われます。

販売価格の低下。あるかもね。原材料や資財の原価上昇リスク。とりあえずは無いね。ダイドードリンコとしては控え目に、慎重に考えているのではなかろうか。もともと控え目な会社だからね。

200902272.gifそういう事を考えて、蓋を開けてみて利益率がどうなるのか、確認したい気持ちはとても強いと思うんです。同時に、こういう業績計画数字しか出てこないネガティブさにも十分注意が必要なんじゃないですか?

株価の動きは利益回復を期待してきたような感じがする。そうなるとこの決算発表はイヤーな方向に取られるかも知れない。それともほぼ横這いの業績に安心感があるって考えで、引き続き堅調かも知れない。そりゃあ、製造業に比べたら業績の良さは間違いないわけですよ。

個人的にははっきりした判断をしがたい状況で、週末にでも考えて結論を出したいですな。

食品・飲料・日用品
コーヒー タスポ ダイドードリンコ 自動販売機 食料品 飲料

2009/02/25 19:07

ダイドードリンコの2月月次、今期も引き続きマイナスでスタート

~ 原材料価格の下落は間違いないが、相変わらずタスポでお客はコンビニへ流れている。 ~

ダイドードリンコの2月月次数字。

平成22年1月期  2月度販売状況 のお知らせ

コーヒーは94.6%、全体では99.5%。2月から今期が始まったわけですけど、マイナスでスタートとなりました。

100%で推移してくれれば文句はない。

良いニュースは原材料価格の下落。悪いニュースは、タスポのために相変わらずコンビニにお客が流れていること。

2009/02/21, 日本経済新聞 朝刊

市中価格、飲料甘味料、7年ぶり下落。

 清涼飲料の甘味料に使う異性化糖の市中価格が二〇〇二年二月以来、七年ぶりに下落した。指標となる異性化糖の果糖分五五%物(大口需要家向けタンクローリー物)は東京で一キロ百二十六―百三十円。前週末より五円安い。原料トウモロコシの価格低下で王子コーンスターチ(東京・中央)など糖化各社が卸値を平均で一キロ五円(四%)引き下げたことを反映した。

 市中価格は水あめも五円程度下落した。ブドウ糖は下げ渋っている。

 トウモロコシの国際価格は昨年六月の最高値から半値程度まで落ち込んでいる。海上運賃の低下や円高・ドル安も糖化各社の製造コスト低下につながるため、飲料メーカーなど需要家が値下げ圧力を強めている。「現状の原料安が続けば、一段の値下げは避けられない」(商社)との声もある。

2009/01/28, 日本経済新聞 朝刊

オレンジ果汁の国際価格45%安、前年同期比。

 オレンジ果汁の国際価格が弱基調で推移している。指標となるニューヨーク市場の先物(期近)は二十六日終値が一ポンド七五・五〇セント。昨年の十一月下旬から一ポンド七〇セント台で推移している。過去最高値を記録した二〇〇七年三月と比べると六四%下落し、前年同時期と比べても四五%程度安い水準。

 オレンジ果汁は「世界経済の停滞による消費の低迷と、リンゴやブドウなどの代替品へ需要が移っている」(輸入商社)ために需給が緩んでいる。先物もこの流れを受けて安値基調が続く。日本の輸入商社から飲料メーカーへの〇九年分の卸値は一キロ三百―三百五十円で、〇八年分と比べて二五%安い。

2009/02/23, 日経MJ(流通新聞)

コンビニ売上高、1月7%プラス、9カ月連続増。

 日本フランチャイズチェーン協会が発表した一月のコンビニエンスストア(既存店ベース)の売上高は前年同月比七%増の五千八百十四億円だった。九カ月連続で前年同月を上回った。たばこの販売が伸び、気温が高めに推移しアイスクリームなども堅調だった。

 商品別の売上高(全店ベース)はたばこなど非食品部門が二八%増。たばこ自動販売機での購入に必要な成人識別ICカード「taspo(タスポ)」の導入で、カードを持たない客の来店が増えている。

食品・飲料・日用品
コーヒー タスポ ダイドードリンコ 自動販売機 食料品 飲料

2009/02/18 10:10

ダイドードリンコ、予想外の上方修正、自販機ビジネスは回復するか

~ 今2010年1月期は販売数量、原材料費、販促費の組み合わせで、利益回復をイメージ。 ~

ダイドードリンコが上方修正。

平成21 年1月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ

利益は20%以上の修正になった。

連結の業績は、前回公表値との大幅な乖離は発生しない見通しであります。

って書いてますけど、20%であれば大幅な乖離としてもいいんじゃないですか?

いずれにしても、上方修正は期待していなかっただけに、うれしい誤算ではありますな。

1月決算なのでちょうど2009年1月期は終わった。問題は今2010年1月期がどうなるか。自動販売機でコーヒーを売るという商売がどうなのか。

販売数量と原材料費と販促費。横這い、下落、下落。

全体として利益回復。

とりあえずそういうイメージを持っている。その理由は今まで何度も書いた通り。

食品・飲料・日用品
コーヒー ダイドードリンコ 自動販売機 食料品 飲料

2009/02/17 14:02

コカ・コーラセントラル、茶系飲料と自販機販売は回復する計画

~ 茶系で伊藤園、自動販売機でダイドードリンコ、この商品と販売チャネルは回復する。 ~

コカ・コーラセントラルジャパンの決算説明会資料。

決算説明資料

200902177.gif2008年の飲料市場は1%のマイナス。チャネル別では、スーパーが1%のプラスで、自販機、コンビニは-1%、その他は-4%。その他は主にマクドナルド。

コンビニがマイナス成長というのは意外じゃないですか?タスポ導入でコンビニへ行く人が増えれば、ついで買いでコンビニの飲料売上は伸びるという流れがありそうですけどね。

200902178.gifコカ・コーラセントラルの状況としては、前年比101.2%で、飲料市場のマイナス成長ではよく頑張った。ブランド別では爽健美茶がマイナス、チャネル別では自販機がマイナス。

爽健美茶なんかの茶系飲料と言えば伊藤園、自販機と言えばダイドードリンコ。この2社は個別銘柄ウォッチの銘柄。

今期の計画では全チャネルでプラス、全部ランドでプラス、結果全体では102.1%。

200902179.gif茶系飲料は回復して自販機も回復する。ここが伊藤園をダイドードリンコを見ている自分にとっては肝心要。当然ながら、コカ・コーラは回復して欲しいという期待を持って今期計画を作っているわけであって、この資料にあるから回復が約束されるなんてことはない。

個人的にはコカ・コーラの資料の通り回復すると思っている。回復しないでも下げ止まり・横這い。

まずは茶から。

2009/02/10 日本経済新聞 朝刊

伊藤園社長本庄八郎氏――不景気になると茶は売れる(人こと)

 ▽…「不景気になるとむしろ茶は売れる。日常『茶』飯といわれるくらいで、節約もできない」。日本茶飲料最大手、伊藤園の本庄八郎社長は日本茶の販売に自信をみせる。業界では「景気が悪くなると企業で会議が増え、茶の需要が伸びる」というのが通説。同社でも一月の日本茶飲料の販売量は前年同月比で一二%増えた。

 ▽…飲料全体の出荷は頭打ちだが、日本茶は拡大が期待されるだけに、各社の販売攻勢で「『日本茶戦争』が起きるのではないか」と予測する。ほうじ茶・玄米茶飲料でも同社は昨年の販売量を前年比二倍強と好調を維持。「競争によって市場は広がる。むしろ歓迎」と余裕の表情だ。

食品・飲料・日用品
コカ・コーラセントラルジャパン ダイドードリンコ 伊藤園 食料品 飲料

2009/02/15 09:09

J-オイルミルズの下方修正、食品さえ「急変」する景気って一体何?

~ 需要が比較的安定している食用油さえ環境が急変する景気、ディフェンシブが通用しない。 ~

J-オイルミルズの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

3Qの数字は計画通りに好調なので良い。うわっと思ったのは同時に発表された下方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

200902147.gif利益については計画値から-20%の修正。それでも前期比では30%以上の大きな増益ではあるものの、期待が裏切られるのは株価には良くない。

食用油の需要が弱く、値下げ要請が強まっていることはこの前書いたとおり。その心配がもろに当たってしまって残念。

国内消費は一層低迷することが予想されます。当社におきましては、重要顧客である外食産業向けを始めとした販売数量の落ち込みが続き、相場高騰時に調達した原料の影響が長引くことが懸念されます。これに加えて、油脂製品価格に対する更なる下押し圧力、連産品であるミールの相場下落等により、今後の収益状況は一層厳しくなることが予想されます。

そして、

前回発表(平成20年11月13日開示)時から環境が急変し、上記のような厳しい見通しとなった

200902148.gifということもある意味驚きだった。食用油でも環境が「急変」するのかと。

ところで日清オイリオグループの第3四半期決算補足資料が出ている。状況がうまいことグラフにまとめられている。

2009年(平成21年)3月期第3四半期決算補足資料

食品・飲料・日用品
J-オイルミルズ 大豆 日清オイリオグループ 食料品

2009/02/07 15:03

伊藤園、原材料価格下落と販管費削減を待ちながら高配当を取る

~ 1月月次数字は悪くない、優先株の配当利回り5.5%、来期の業績回復を待つのは苦にならない。 ~

伊藤園の1月月次数字。

平成21年4月期1月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

1月の売上高は+7%、累計では+2.3%。今4月期の業績計画は売上高+3.4%なので足りてはいませんが、単月7%というのは久しぶりに高い数字ではあります。

200902075.gif売上高はプラス、原材料であるコモディティー価格の下落で原価率改善、販促費や広告費の見直しで販管費率の改善。そういう利益回復につながる要素は十分にある。残念ながら値上げは無くなってしまいましたけど、来期には利益は回復すると思うんです。

優先株で5.5%の高配当を取りながら待っていればいいんじゃないですか?

食品・飲料・日用品
コモディティー 伊藤園 優先株 配当 飲料 高利回り

2009/02/07 14:02

コカ・コーラウエストを長期的に持つならCoca-Cola(KO)が断然良い

~ 日本は人口減、飲料総需要減、世界は人口増、飲料需要増、ならば世界のCoca-Colaが良い。 ~

コカ・コーラウエストの決算。

平成20年12月期 決算短信

今期は利益が回復する計画。回復するでしょうな。

200902073.gif配当の43円は安泰で配当利回りは2.4%あって、株主優待もあるし、需要が無くなることは無いし、株価は底の底だから長期ほったらかしでもいいから買いたい、って人もいるんじゃないですか?

もしそういう理由で買うならやっぱり本家のThe Coca-Cola Company (KO)(コカ・コーラ)の方が断然良い。っていうか、コカ・コーラウエストなんて買っている場合じゃないでしょうね。

200902074.gifKOの配当は$1.52で利回りは3.5%、過去20年間でここまでKOの利回りがここまで高くなったことはなく、14倍を切ったPERは過去10年のPERレンジを大きく下に突き抜けているわけです。

KO by The Value Line Investment Survey

日本の人口は増えない。飲料総需要も伸びない。世界人口は増える。コーラがない地域はまだまだ世界には膨大にありますよ。

食品・飲料・日用品
KO The Coca-Cola Company コカ・コーラ コカ・コーラウエスト 配当 飲料

2009/02/06 11:11

日清オイリオ、業績は良いが今後は値下げ圧力と需要減退との戦い

~ 食用油の原材料費は下がったが、在庫が積み上がり、値下げの要請が激しさを増している。 ~

日清オイリオグループの第3四半期。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

売上高+28%、営業利益+98%、経常利益91%、純利益2.5倍。計画通りの利益急回復を続けているのはいい。通期業績は修正無しなので、4Qはほとんど利益が出ないことになる。これは毎年のことであって心配には及びません。

第3四半期の経常利益進捗率

2007年3月期 88%
2008年3月期 92%
2009年3月期 95%

この流れから考えれば今期の進捗率は悪くないんじゃないですか?

大豆・菜種・パーム油などの主要原材料コスト負担が増大いたしました。また、資材費、製品・原材料の輸送費、工場の燃料費など石油関連のコスト負担も大きく、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況が続きました。

これは収まっている。原材料コモディティーの価格はざっくり下げたし、資材費、運送費、燃料費は原油価格なのでこれも下げた。

200902062.gifそういう要素はもう十分すぎる以上に株価には反映されていますよ。

これからは原材料価格の下落で利益が回復した日清オイルには、製品値下げの圧力がジワジワとかかってくることに注意すべきだと思うんです。そして、景気減速の中での外食・中食・内食問わずの需要減退もある。

2009/02/04, 日本経済新聞 朝刊

12月、食用油在庫50%増。

 農林水産省がまとめた昨年十二月の油量生産実績で食用油の国内在庫が九万七千三百トンと、前年同月比五〇%増となった。前年実績を上回るのは六カ月連続。主要品目である大豆油は二割増となり、菜種油は二倍に増えた。景気悪化による外食産業向けの出荷減や輸入品の流入増などが影響した。

2009/01/20, 日本経済新聞 朝刊

食用油が一段安、業務用大豆・菜種、前月比8%下落――外食向け需要減る。

 業務用食用油が一段と値下がりしている。主力品の大豆油と菜種油の一月分は、レストランやスーパーが使う中・小口の斗缶品(十六・五キロ)がともに前月比八%下落した。国内景気の悪化で、外食店などの需要が減少したことが大きい。食用油は昨年十一月に約三年ぶりに値下がりしたが、需要低迷は長引く見通しで、価格下落が続く可能性がある。  大豆油と菜種油の斗缶品の価格は毎月決める。商社や問屋の一月分の元卸価格はともに一缶三千九百円が中心となった。昨年十二月分は四千二百五十円が中心だった。現在の価格は昨年三月ごろの水準に戻った形だ。

 国内景気の冷え込みで消費者の財布のひもが固くなっている。外食需要の減少をにらんで関連企業が食用油の利用を減らしているのが大きな背景だ。大豆、菜種油のほか、米油などを含む食用油はメーカー在庫が全体的に積み上がっている。

 在庫は直近のデータである昨年十一月まで前年同月比で五カ月連続で増えた。メーカーは在庫処分を迫られ、出荷価格を引き下げた。先安観を抱いた問屋も在庫圧縮を急いだ。  大手食用油メーカーの営業担当者によると、スーパーや外食店では、コスト削減のために「油を可能な範囲でぎりぎりまで使用したうえで廃棄している」という。

 大豆油は昨年十一月に、二〇〇五年十月以来となる値下がりを記録した。原料大豆の国際指標となるシカゴ商品取引所の先物価格が昨夏から急落し、買い手が値下げを強く求めたからだ。シカゴ相場の下落は十二月まで続いたため、値下がり圧力となった。

 大手メーカーの見込みでは、今年前半の業務用の出荷量は前年同期に比べ一割減る。二月は不需要期に入るため、流通企業は「一層の下落は避けられない」(都内の問屋)とみている。

 ただ、外食せずに自宅で料理する人が増えたため、家庭用の製品出荷は堅調という。

食品・飲料・日用品
コモディティー 大豆 日清オイリオグループ 食品 食用油

2009/02/02 11:11

ユニ・チャーム ペットケア、日本で成長している数少ないペットセクターの代表

~ 子供の数より多いペットにはお金を惜しまないのが今の日本社会の流れ、これは止まらない。 ~

ユニ・チャーム ペットケアの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信(非連結)

文句無しの好調さ。売上+15%、経常利益+38%。通期では売上+9%、利益+15%を計画。通期は上方修正されてこの計画。もう少し上でも全然おかしくないんじゃないですか?

当ペットケア業界におきましては、社会の少子・高齢化が進行していく中、ペットに対する関心は益々増大し、ペットケア市場への期待は非常に大きなものとなってきております。

まさにこの通りですな。

200902022.gifペットの数は今は子供の数より多い。犬を外に鎖でつないでおくなんて一昔も二昔も前の話ってものです。(田舎行くとそういう犬はまだ多いけどね。)子供以上にかわいがって、人間と同じようにお金をかけるのが今のペットなわけ。

株式投資的にはペットセクター銘柄は限られてくるけれど、日本の産業としては不景気の中でも十分すぎるぐらいに明るいセクターです。その中で代表格なユニチャームペットの業績は良いのはよーく理解できる。

株は相変わらず高い。なかなか買わせてくれる場面はないですな。もっとも、こういう株はとにかく買って持っておけっていう意見もある。個人的にはそういうのは好きじゃない。

食品・飲料・日用品
ペット ユニ・チャーム ペットケア

2009/02/02 10:10

食品銘柄の3Q決算をまとめてチェック、投資は先々を考えてから

~ 原材料価格の下落と値上げで利益は出ているがそれだけで飛びついてはいけないのが食品株。 ~

1月30日は3月決算企業の3Q発表がピーク。大量の発表があったわけだけれど、全体を総括するのは非常に簡単ですな。

自動車、電機、資源、素材、機械などなど、およそ景気敏感な企業の業績はボロボロ。絶頂なのに絶頂とは思わなくなってしまった下方修正で大赤字転落も全然珍しくない。

一方で、食品、小売り、外食などの内需株には意外と業績堅調な銘柄が多い。セクター内でも企業ごとに業績の強さは全然違っていて、良い会社と悪い会社に二極化している。

例えば食品関連ではこんな企業は好業績を出しているわけです。

ブルボンが大きく上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

平成21年3月期 第3四半期決算短信

前期の業績は前々期に比べてかなり減益だったので、その反動も確かにある。しかし、回復できるだけでも立派ですよね、景気敏感企業に比べれば。個人的にはブルボンのお菓子は好きじゃないけれど、そんなことはどうでもいい。

日本食品化工はブッちぎりの業績数字。売上高こそ減額したけれど、利益は大きく上方修正。

平成21 年3 月期通期業績予想の修正に関するお知らせ

平成21年3月期 第3四半期決算短信

理由は簡単で、製品値上げで販売数量が落ちたので売上は減ったけれど、利益率が改善して儲けが沢山出たってこと。

利益率の改善は値上げだけでじゃなくて、原材料価格の下落もありましょう。トウモロコシが原材料。トウモロコシの価格がどうなっているか、今さら言うまでもない。

ハウス食品にしても第3四半期は好決算で、通期も減収ながら大幅増益を計画。まあこの減収は売上計上方法の変更のためであって、従来方式での売上では増収ですな。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

消費者は懐が寂しくなると外食を控えるようになる。そりゃあたりまえ、外食は内食に比べて高いから。そういう流れもハウス食品にプラスに作用する。

原材料価格の高騰は落ち着きを見せ始めたものの

と書かれはいるが、原価率は改善しない。売上以上に利益が伸びているのは販管費をカットしたためですな。広告宣伝費や販売手数料、販売促進費などコントロールできるものが多いわけ。

東洋水産は40%近い利益の増額。

業績予想の修正に関するお知らせ

平成21年3月期 第3四半期決算短信

販売環境の変化、原料価格の値上がりなど厳しい環境下であったものの、一部製品の値上げや販売促進費等の減少

この説明の通り、原価率は改善していない。原料価格、この場合は小麦ですな、は猛烈に下がってはいる。しかしながら、日本の小麦価格は政府が決めるわけで、価格改定は年2回。よって、コモディティーとしての小麦価格の下げは、すぐに日本国内の小麦価格には反映されない。

しかし、今、が問題じゃない。

これから原料価格は確実に下がる。そういう先々が株式投資には必要なのは言うまでもない。

もっと言えば、今さら原料価格が下がるとか、そんなことを言っていては遅過ぎって事ですよ。そんなことはもうみんな知っているし、株価にも織り込まれている。

だからそんな材料で今さら買っていくのはバカげているわけ。

日清製粉の第3四半期を見ればそれがよく分かると言えましょう。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

業績は良い。しかし株価は上がっていない。

結局、コモディティーとしての小麦価格の上下がどう製粉会社に影響するのか、そしてその影響で製粉各社は製品価格をどうするのか、その価格変動が消費活動にどう影響するのか、そういう流れで株価は決まっているわけ。

だから、今さら業績数字を眺めてどうこう出来るはずもないでしょ。それじゃあ遅すぎなんですな。さらにここからどうなるかを考えないとね。

業績がダメなのは飲料ですな。例えば、コカ・コーラ ウエストは下方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

なにもこういう減額はコカ・コーラ ウエストだけじゃなくて、コカ・コーラのボトラー各社は下方修正を連発している。伊藤園やダイドードリンコだって厳しいのは変わらないはず。

同じ食品でもコカ・コーラなどの飲料系がダメな理由はただ一つ。値上げできないから。

そのそも缶飲料なんてものは120円だか150円だかと決まっている。それを10円値上げするのはえらいことなんですよ。

昨年には、2009年の春には値上げする、っていう方向にあったわけですが、結局それも今の経済状況では消費者に受け入れられないだろうって事で飲料値上げは撤回された。これは致命的じゃないですか?

でもね、それだからこそ投資対象としてはいいんじゃないかと。

飲料各社の原材料は砂糖とアルミと原油と香料。香料は別としても、その他の原材料価格は下がる。業績の悪さに気を取られ、そういう要素が全然織り込まれていないような感じがするわけですよ。ちなみに、砂糖って言うのはトウモロコシから作る砂糖ですな。異性化糖と呼ばれる。

これを作っているのが、上に出てきた日本食品化工。日本食品化工が儲かっていることから、異性化糖の値段が高いことが分かりますな。実際、この異性化糖は原料トウモロコシの価格や運送燃料費、つまり原油価格、の上昇と共にずっと上がってきた。

それがようやく下げる気配がある。飲料各社がこの恩恵を受けるのは間違いない。

最後に日清食品ホールディングスの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

好業績であって欲しいわけだが、業績数字は良くない。東洋水産は良い数字なので、当然日清にしたって良い数字を期待するわけだけれど、そうもなっていない。

日清は2008年1月にラーメンの値上げをした。この時、ラーメンの売上は信じられないほど落ち込んだ。こうなるともう恐くて値上げは出来なくなる。

4月と10月に輸入小麦の政府売渡価格がそれぞれ約30%、約10%引上げられましたが、当社グループでは、改めての希望小売価格の引き上げはお客様に受け入れられないため、再値上げは行わず現状の価格を据え置きました。

それにカップラーメンの異臭騒ぎなんかもあり、その分のコストもかかった。

ここまで出てきた食品関連企業は30日に決算発表があった会社だけ。他にも食品関連企業で業績の良いところは沢山ある。各社、流れは基本的に同じですな。

で、こういう感じで食品各社の業績を眺めてどうなの?

何度も繰り返しになるけれど、業績好調だから買いって、そういうのは遅すぎる。株式相場はそんなにのろまじゃない。

それに関しては、長くなったので別のエントリーでメモっておこう。

食品・飲料・日用品
ディフェンシブ ハウス食品 日本製粉 日清食品ホールディングス 東洋水産 食品 飲料

2009/01/26 23:11

ダイドードリンコ、1月月次は相変わらず酷い、派遣切りの問題もあり

~ コーヒーのヘビーユーザー層は働く男性、工場から派遣が消えれば当然影響は出る。 ~

ダイドードリンコの1月月次数字。

平成21年1月期 1月度販売状況 のお知らせ

コーヒーは94.3%。今期ここまでの累計ではコーヒー95.4%。相変わらず酷い数字ですな。

今朝の日経にサントリー(だったと思う)の社長(だったと思う)のインタビューがあったが、工場から派遣労働者が消えた分、自販機での飲料売上が落ちているのは間違いないと。わざわざ言うのだから、工場での自販機売上は重要なのでしょうな。

ダイドードリンコにとって工場がどれだけ重要か知らないが、工場が閑散とすることがプラスであるはずはない。

これはコーヒーのヘビーユーザー層を考えても分かる。ヘビーユーザーは働く男性。

食品・飲料・日用品
コーヒー ダイドードリンコ 自動販売機

2008/12/27 08:08

ダイドードリンコ、値上げはできないが缶コーヒーの-10%は続かない

~ 缶コーヒーヘビーユーザー層が不景気で少し節約すると-10%なんていう数字が出てくる。 ~

ダイドードリンコの12月月次数字。

平成21年1月期  12月度販売状況 のお知らせ

弱いですな。売上がこういう状況では、原材料価格は確実に下がるけれど来年4月の値上げがなければ利益の回復は鈍い。

200812263.gif月次の数字でコーヒーが前年同月比10%もマイナスになるというのは、売れていないのだとつくづく感じさせる。コーヒーと言えば愛用者層は男性のヘビーユーザーになる。

今まで工場で作業していた派遣労働者が休み時間に缶コーヒーを飲みながら休憩を取っていたとすれば、派遣切りでそういうコーヒーブレイクを取る人は少なくなる。正社員にしてもボーナスが減ったから少しだけ節約しようと、週に1日は缶コーヒーを飲まない日を作ったりする。

たかが120円、されど120円ということですよ。

そういうちょっとが積もり積もって-10%なんていう数字が出てくるんじゃないですか?とてもじゃないけど値上げなんてできそうにはないですな。

で、ここからだが、このままズリズリと前年同月比でマイナスの数字を出し続けますかねえ?アパレルや飲食なんかの場合、ひとたびトレンドに合わなくなったり、サービスが低下するとマイナスはどこまでも進んでいく。ビジョンメガネなんて酷いもんだ。

コーヒーの場合、味とかサービスとか、そういう要素に変化はない。新製品が売れたりすると企業間でシェアの変動がある。コーヒーはコカ・コーラのジョージアがトップブランドでシェアは40%。次がサントリーのボスで、3位はアサヒ飲料のワンダ。ダイドーがどの辺に位置するかは不明。しかし、ジョージアの出荷金額が3600億ぐらいなので、ダイドーのコーヒー売上1300億では、シェア15%ぐらいと推計できる。

ちょっと話しがそれたが、言いたいことは、コーヒーみたいな物で前年同月比マイナスがずっと続くことは考えづらい。減ったところで横這いになるか、ゆっくり回復するか、どちらかじゃないですか?

食品・飲料・日用品
コーヒー ダイドードリンコ 飲料

2008/12/04 07:07

伊藤園、業績と株価は過去10年最低、買うなら今じゃないですか

~ 原油などのコモディティ高による原価率悪化はこれから改善し、利益は回復する。 ~

伊藤園が下方修正を発表。

業績予想の修正に関するお知らせ

意外性はないものの減額幅は大きいですな。前期比で利益は半減し、過去10年で最悪の利益水準になる。過去10年で最低の数字というのは飲料会社としてはあまり考えられないような数字と言えましょう。もちろん、ボロ会社であればそういうのもありですけどね、伊藤園は優良企業。

利益は過去10年で最低でも売上は過去10年で最高。この10年間売上が前年を下回ったことは一度も無し。

低利益の理由は原料高と販促費。数字を確認。

2003/42004/42005/42006/42007/42008/42009/4中
原価率50.2%49.7%49.4%49.3%48.5%48.9%50.5%
販促率14.0%15.7%16.1%16.9%16.8%17.1%-
運送率3.8%3.7%3.7%3.7%3.9%4.2%-

原価率の悪化が酷い。販促率は販売手数料と広告宣伝費。中間時点では数字は分からないけど、販管費率が高くなっていて下方修正の理由としても描かれているので販促比率アップはほぼ確実ですな。

原料は茶、野菜、果実、コーヒー。PET容器と缶、これらは結局原油。ここ数年でコモディティ価格がどうなったかなんて今さら説明無用ですな。暴騰した結果が原価率の悪化です。

コモディティ価格は永遠に上がり続けるような論調があったけれど、今はどうなったか。町のガソリン価格を見るだけで普通の人にも一目瞭然。原油価格は暴落してピークから3分の1になった。農産物価格も同じ。

つまりですよ、原価率は改善する、運送比率も改善する。販促費は会社のマーケティング戦略によるので裁量の余地は十分ある。原油価格のような急激な改善はないにしても、じわり改善する。連れて利益は回復する。

来年4月には飲料の値上げた一応決まっているのも大きいですよ。伊藤園が値上げするのか、どの製品なのか、どれぐらいなのか、はっきりしない部分もありますけど、他社が値上げすれば多少なりとも追随するんじゃないですか。

200812041.jpg ってことで、伊藤園の業績は底だと思うわけです。株価もずいぶん下がった。10年前の株価水準まで落ちたわけだから、激下げと呼べる。ここからは利益回復を織り込んでいく値動きになる。

今のところ減配は発表されていない。

平成21年4月期 第2四半期決算短信

前期と同じ38円と書かれていますな。EPSが30円まで落ち込む予想なので、減配があるんでしょうか。財務的には苦しくないわけだが、配当性向の目安は一応40%なので配当減額がありそうな雰囲気です。

忘れてならないのは優先株。伊藤園は優先株を上場させている唯一(だと思う)の企業。普通の個人投資家は議決権なんていらないので買うなら優先株で決まりですな。仮に前期と同額48円の優先株配当がされれば、利回りは5%を越える。

優先株の概要。

  • ・議決権無し
  • ・配当額は普通株の25%増し
  • ・普通株が無配の場合は15円配当
  • ・税金関係は普通株と同じ
  • ・銘柄コードは25935

食品・飲料・日用品
伊藤園 優先株 有望 食品 飲料

2008/11/24 09:09

イオンの10月の月次数字、食品が苦しいのは値下げのせいか

~ 不景気になれば少なくとも食品の集客は高まりそうだが、数字には表れていない。 ~

イオンの10月月次。

イオンリテール(株) 10月度営業概況

うーん、売れていない。食品以外の衣料や住居余暇がマイナスなのは納得がいくとしても、食品がもっと強くても良いような気がしませんか。基本、イオン系スーパーは品揃えが豊富だしPBのトップバリューもお得感が非常に強い。財布の紐がかたくなればなるほどお客は増えそうな気がする。

衣料、食品、住居余暇商品あわせて1,000品目の価格を、店頭価格から10%~30%値下げする「がんばろう日本!とことん価格」を、10月18日より開始しました。

こういう販促活動もあって売上はいまいち伸びていないと言うことか。円高還元セールとかもやってるしね。

トップバリューの比率が高くなれば利益率は向上する。結果はこの通り。

荒利益率は、引き続き衣食住の各商品部門で昨年より改善し、全体でも昨年を上回りました。販管費は、既存比97.5%となりました。

200811233.jpg ところでイオンさん、粗利益の漢字間違ってませんか?辞書的には荒利益でもOKみたいだけど、一般的には粗利益じゃないですか?まあどーでもいいんだけど。

株価は全然下げ止まらない。このままズルズルと500円割れするんでしょうかね。そんなことがあれば買いますね。もちろん、その時にダイエーみたいな状況になってなければですけど。

食品・飲料・日用品
GMS PB イオン スーパーマーケット 食料品

2008/11/24 08:08

ダイドードリンコ、減額修正だがポイントは来期の値上げ

~ 原材料高で今期が悪いのは業界全部で同じ、来期の値上げで業績は伸びる。 ~

ダイドードリンコの下方修正。

平成21 年1月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ

売上は月次の数字でほぼ分かっていたことだが、利益の減額が大きいですな。前期比で利益は半減と、あまり飲料会社らしくない決算数字ではある。伊藤園やコカ・コーラなどを見てもダイドーと同じような減益具合で、結局、セクター内同業は全滅って事ですね。減益は何もダイドーだけに限った話しではない。

最終的に、今期の利益水準は10年前の利益より低い。

そういう流れで修正幅が大きいけど、驚きはなかったんじゃないですか。株価は確かに下げているには下げている。全体相場も同様に下げているので、下方修正による下げと言うよりは全体的な下げと考えた方がしっくりきませんか。

今期の数字はこれで終わった。で、考えるべくは来期の数字ですよ。まず一番重要なのは値上げ。そう、来期は値上げがあるんですよ。忘れちゃいけませんねえ。それから今期の低利益の原因である原料費・資材費の動き。これらは確実に下がりまな。コモディティは安いんですから。もちろんですが、コモディティの値段は人によっては上って人もいますが、個人的には断然下に賭けますね。

200811231.jpg 来期、ダイドードリンコの利益は回復する。ダイドーに限らず、飲料メーカーは回復する。値上げと原料価格の下落があるからね。

一番業績インパクトが強いのがダイドーではないですか。ダイドーは缶コーヒーがほとんどであって、値上げはほぼ100%の製品で起きるからって予想です。そこら辺を株価は織り込んでいって欲しいと願う今日この頃ですな。

食品・飲料・日用品
コーヒー ダイドードリンコ 有望 飲料

2008/11/24 06:06

日清食品、小麦価格暴落の恩恵を受けるのはこれから

~ 利益圧迫要因の小麦価格がさがれば販促を再開しラーメン価格は下がり売上が戻る。 ~

日清食品ホールディングスの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

インスタントラーメン屋さんにとって大切なポイントは多くない。原材料価格と値上げの2点じゃないですか。簡単にいってしまえば、原料価格=値段なわけで、結局、ラーメン一杯いくらなの?という価格にたどり着く。

その事を如実に表しているグラフは決算説明資料にありますな。

2009 年3 月期 (平成21 年3 月期)第2 四半期(上期)決算報告 説明会資料

200811211.jpg 2008年1月に値上げしたわけだが、その月の売上はガクンと落ちている。量販店では驚きの-40%。量販店とその他が具体的になんなのか分からないけど、コンビニ以外と言うことでひとまとめにしても問題はないでしょう。つまり、スーパーマーケットとかディスカウントショップ、ドラッグストアなんかですな。

そういう店は低価格が武器なわけであって、一円でも安い物を求める客ばかり。そんなところで値上げしたら、とりあえず値上げになったから買わないでおこう、って事になりますね。

ここで値上げというが、値引き販売・特売がなくなったのは値上げに等しいことを忘れちゃいけない。チラシ見て特売ばかりで買っていた人は、特売がなければ買わないんですよ。店頭で特売されているのを見て買っていた人は、山積み特売されているのを目にしないと買わないんですよ。

一方、コンビニは値上げでも売上は全然落ちていない。そりゃね、コンビニは値段じゃない。値段にうるさい人はもともとコンビニなんて行かない。コンビニエンス、つまり便利さ、を求めてる。ラーメンが食べたいと思えば10円20円高くなっていても食べますよねえ。

200811212.jpg 値上げの原因は、ご存じ、原料である小麦価格の暴騰。あとパーム油も。営業利益の増減要因を見ると原料価格上昇による利益源がデカイ。その減益要因を販促費を削減することで無理矢理増益にした。販促費の減少は結局値引き原資の減少ってことで、特売がなくなり、実質値上げってことですな。販促費=テレビなんかの広告宣伝費ではないですよ、念のため。

200811213.jpg これからだが、小麦価格は下がった。思いっきり下がった。パーム油もおもいっきり下がった。原料価格下落は利益に直結する。その分販促費が増やせる。特売が増える。値下げ。客が戻る。売上上がる。利益出る。と単純に考えれば、これまでの逆回転が起きますな。

小麦価格は下がっているけど、日清にその恩恵が届くのはまだ先。来年の4月からで、本格的には来年10月から。日本の小麦価格は政府が決めていて、どうしても小麦マーケットの動きに遅れる。

でもね、重要なのは実際に原料価格が下がったか、利益が出ているか、じゃない。これからどうなるかが大切。株価は先を織り込んでいくからね。ま、そう言う点では日清の株価には既に原料価格の下落、利益率の改善はある程度織り込まれていると言えましょう。

その辺りをどう考えるかが投資の分かれ目ですかな。3000円を割ることがあれば買ってみたい。

食品・飲料・日用品
パーム油 ラーメン 小麦 日清食品ホールディングス 有望

2008/11/22 23:11

J-オイルミルズ、値上げサイクルが終わったので厳しい

~ 値上げが終わりこれからは値下げ圧力が強まるので株価も値下げ圧力が加わる。 ~

J-オイルミルズの上方修正と中間決算。

平成21 年3 月期 業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ

予想通りの上方修正で意外性は全然ない。製品価格の値上げがすんなりと進んで売上以上に利益が増えた。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

さて、ここからだが、原料である大豆と菜種の価格は暴落している。J-オイルミルズにとってはそれらの原料が一番重要なわけで、当然原料価格の下落は利益率の向上につながる。

じゃあ儲かるかって言えばそうはうまく行かないんじゃないか。既に原料価格の下落が製品価格の下落につながることを見越して、買い控えも出てきている模様。けど、食用油の買い控えは基本できませんね。レストランでは終わったら新しいのを買わなければならないし、家庭も同じですな。

しかし既に値下げの圧力はあちこちから受けている模様。原料価格が安くなったんだから値下げしろってね。実際には、今J-オイルミルズが使っている原料は高値の時に仕入れたものであって、価格の下落した原料を使うのはこれからですな。そんなわけで、そうそう値下げなんてできるはずも無し。

いずれにせよ、もう値上げは無い。

200811203.jpg それを考えれば、いかに足下の業績が良くても、もうここからは買っていけないんじゃないか。仮に来期も増益になるにしても変化率は小さくなるし、値上げで儲かるという最重要な要素がなくなるわけですよ。

ここから戻しても高値は取れないと思うね。

食品・飲料・日用品
J-オイルミルズ 大豆 菜種 食品 食用油

2008/11/18 14:02

ワタミの中間決算、外食も介護も利益が出ている

~ 外食事業、介護事業、両方の利益率アップ、売上も順調に増加。 ~

ワタミはついこの前上方修正を発表したが、その時に、順調なのは外食ではなくて介護の方かと勘ぐったわけです。今回の中間決算では見事に勘ぐりがはずれましたな。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

新規出店を控えて、既存店の業績回復に力を入れたのがよかったのだろう。不景気に高コストの新規出店するより、利益率の改善に直結する既存店売上増加の方が選択肢としては正しかったわけですな。既存店売上は前年比99.4%と健闘している。

外食事業の営業利益率は5.2%と前期の4.2%からかなり改善している。外食事業もしっかり利益が出ていますな。

介護施設の入居率は89.4%と高水準。売上は前期比で+46%、営業利益率は15.5%と前期の13.5%から大きく改善。

結局、外食も介護も、どちらも順調に来ているってことですな。

200811187.jpg 株価は10月10日の底から堅調に推移し、11月4日の上方修正で勢いを増し、ついには底値から50%アップの水準まで買われています。買われすぎの感があるが、順調な外食企業、それも大手企業、は貴重な存在なので資金が集まるのもうなずけますな。さすがにここからは買えないけどねえ。

食品・飲料・日用品
ワタミ 介護 外食 居酒屋

2008/11/18 09:09

伊藤園、下方修正は残念だが株価は10年来の安値

~ 過去ずっと高かったバリュエーションがようやく安くなってきた。 ~

伊藤園の下方修正。

平成21年4月期 第2四半期累計期間業績予想(連結・個別)の修正に関するお知らせ

飲料会社らしくない絶頂と言える減額修正ですな。通期の数字は今回修正してはいないが、中間決算時に減額されるのは100%確実でしょう。仮に中間期と同じ減益具合とすれば、前期比で50%の減益になる可能性があります。そうなると、過去10年で最低の利益に落ち込むことも考えられましょう。

200811173.jpg 実際、株価はそう暗示している。つい先日、10年来の安値を更新したばかりですな。それにしてもここまで売られる必要があるのだろうか。確かに利益が10年前の数字になったとしても、売上は過去最高を更新中なわけですよ。

利益が出ていないのは、原材料高や販促費の増加が大きい。そういうのはいずれ改善される、もし伊藤園がどうしようもないボロ会社でなければ。伊藤園がボロ会社だというのはおかしいでしょ。

確かに伊藤園のバリュエーションはずっと高かった。高すぎた感がないでもない。そういうプレミアムがはげ落ちたとも考えられますな。

気になるのは配当ですな。財務に余裕はあるのだから、配当は維持して欲しい。それこそ一流企業の証と言えましょう。

全部ひっくるめて、中間決算で暴落するようなことがあれば買ってみたいですな。

食品・飲料・日用品
伊藤園 食品 飲料

2008/11/08 21:09

中部飼料、中間期の数字は悪いが回復は確実

~ トウモロコシ価格が下がり、安定化基金への拠出金もなくなり、利益は回復。 ~

中部飼料の中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

営業利益段階で赤字ですな。程度の差こそあれ、他の飼料会社の利益も苦しい。例えば日本農産工

が、いずれ回復せざるを得ない。トウモロコシ価格は下がっているわけだからねえ。飼料価格安定化基金負担金が大きいけど、これはいずれ減少する。利益が回復しないシナリオが思い浮かばない。

飼料を買うなら当然最大手の日本農産工がいいですな。当然だが、利益が回復するからと言って即買いではないですよ。バリュエーションを見ながらってことです。

食品・飲料・日用品
トウモロコシ 中部飼料 飼料

2008/11/08 21:09

日清製粉、中間決算の利益は意外と伸びていない

~ 小麦価格は高値からかなり下落した。日清製粉の値上げは続く。 ~

日清製粉グループの中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

意外と利益が伸びていない。小麦の値上がりで、小麦製品の価格改定をしてきたから売上は当然伸びている。10月にも10%程度の値上げをしたばかり。通期予想は変更なしで、それほど増収にならない予定。

もう少し上方着地するんじゃないですか。

値上げで需要が減ったと言うけどね、小麦関連食品が減り続けるわけには行きますまい。パンを食べるし、パスタも食べるし、小麦を原料とする食品は膨大。値上げされたからやめますか。やめません。

食品・飲料・日用品
小麦 日清製粉グループ

2008/11/03 23:11

ユニ・チャーム ペットケア、ペット産業に不況はない

~ 子供の数より多いペットの数、ペット産業の将来性・可能性は大きく、すそ野も広い。 ~

ユニ・チャーム ペットケアの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信(非連結)

ペット産業に不況はありませんなあ。今や子供の数より多くなったペットの数。ペットにかけられるお金は子供と一緒。愛情の注ぎ方も同じわけだから、落されるお金も大きい。子供がいない世帯も増え、老人の生きがいに役立っているってこともありましょう。

決算短信にも説明があるように、ペットの4大潮流は、「室内飼育化」「小型犬化」「高齢化」「肥満化」。ユニチャームペットとしてはこの流れに沿った商品展開をしているわけです。例えば、肥満対策用に低カロリーのペットフードを開発するとか、高齢化に対応してシニアフードを出すとか、そういうことです。

ペットは子供と同じわけだから、そういうターゲットが絞られたものがあればついつい手を伸ばしてしまうのが親心。

最近は、犬種ごとのドッグフードも出ていますな。チワワ用フード、コーギー用フード、柴犬用フードみたいな。そういわれてしまえば、えっそうなの?じゃあうちの子にピッタリのフードじゃん、ってなるのが親心。

世はグルメブームだし、食の安全ブーム。宮崎産地鶏100%使用、有機栽培コーン使用、30種類のミネラル入り、なんて言われれば可愛い子に食べさせたくなるのが親心。

もはやとどまるところを知りません。

ホームセンターの業績はどこも厳しいけれど、唯一ぐんぐん伸びているのがペット関連だという事実もあるわけで、ペット産業はまさに花盛りなのです。

これからも続くか。ズバリ、続きますね。フードだけじゃない、ペット産業のすそ野はものすごく広い。

2400円まで下げた株価はまさにチャンスだったのではなかろうか。急落から即戻す株価はペット産業の足下の強さとこれからの期待の強さを表していると言えましょう。

食品・飲料・日用品
ペット ユニ・チャーム ペットケア 有望

2008/10/29 00:12

ダイドードリンコの10月月次を確認。値上げが楽しみ。

~ 月次はイマイチだけど累計はそこそこ。何より来春の値上げが待ち遠しい。 ~

ダイドードリンコの10月月次数字。

平成21年1月期  10月度販売状況 のお知らせ

数字はよろしくない。前年同月比では89.5%と、飲料メーカーとしてはかなりスローダウンしている言えましょう。通常、こういうものはそれほど需要が変化しない。もちろん、季節ごとの気温で売れたり売れなかったりすることはありますが。

第3四半期累計(2月~10月)では96.7%とそれほど悪くはない。

ダイドードリンコで一番気になるのは、来年の値上げですな。

値上げニュースの後株価はぐんぐん上げた。そしてぐんぐん下げた。いずれ値上げで業績は改善することは間違いなし。安くなったところは狙い目です。

食品・飲料・日用品
コーヒー ダイドードリンコ 有望 自動販売機 飲料

2008/10/29 00:12

日本農産工業、協同飼料、流れは同じで2010年度が面白い

~ 原料トウモロコシの価格は下がり、製品価格の値上げをすれば来期が楽しみ。 ~

飼料会社の下方修正。協同飼料と日本農産工業からのプレスリリースだが、中部飼料や日本配合飼料も同じ。経営の巧拙なんてほどんどなく、どの会社の業績も同じように変動する。

日本農産工業

業績予想の修正に関するお知らせ

飼料最大手なので当然向かい風には一番強い。原料価格の高騰で利益が出ない。原料はトウモロコシ。

けどね、トウモロコシ価格は下がっていますね。トウモロコシ価格の下落が即原料価格の下落に結びつかない。タイムラグがある。高値で買ったトウモロコシを使っている間にトウモロコシ価格が下がって、それから安いトウモロコシを買って、原料価格低下につながる。

今期は苦しいにしても、来期は安い原料価格の製品が出せるわけだから利益率は改善しますな。

基金に出す金も少なくて済むはず。飼料会社は製品販売先の経営安定のために基金を作っていて、そこにお金を出さなければなりません。基本的には、製品価格があればあがるほど基金に拠出する金額が増える。製品価格は全四半期比で考える。

結局、どんどん価格が上がっているときは拠出金が増えますね。が、値上がりが止まりさえすれば拠出金は必要ない。高値でとどまってもいいわけ。

来期はそういう状況になりましょう。

中間決算も発表されているので確認。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

協同飼料

業績予想の修正に関するお知らせ

規模が小さいだけ原材料価格の高騰の影響が出やすい。赤字に転落ですな。しかし、流れは日本農産工業を同じ。向かい風では赤字になる場合、追い風であればより利益が伸びるというのは当然のこと。

飼料会社は来年が面白いですな。

食品・飲料・日用品
トウモロコシ 協同飼料 日本農産工業 飼料

2008/10/28 23:11

日清ホールディングで気になるのは農薬混入の影響

~ 業績修正、原料価格の下落、値上げ、そんな事より今は食の安全。 ~

日清ホールディングスの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

上方修正とはいっても、前期比ではマイナス成長。見方によっては横這い。

売上が減額修正されたのはちょっと意外だった。値上げが確か4月か5月にあって(その後もう一回あったかな?)、値上げした月と翌月は売上がガクンと落ちていることは既に発表資料で確認済み。その後、消費者は値上げの痛みを忘れるか、忘れないでも慣れてしまうのでまたラーメンを買い始めて、売上は元に戻った。

そういう事で、売上はほぼ横這いぐらいは期待できたが、前期比でそれなりに減収。予想以上に消費者の節約指向は強いですなあ。

一方、利益はずいぶんプラス。もちろん値上げによる原価率の改善がもろに効いているわけだが、値上げでこんなに儲かるなら売上が減ってももっと値上げして利益率を高めればとか思ってしまう。それで一時的に利益が郡と上がるのは間違いない。がしかし、そんな無茶したらいずれラーメン需要は尻つぼみになって自らの首をしめることになりましょう。

通期の修正は今のところ無し。

気になるのはやっぱりカップヌードルへの殺虫剤混入の影響ですな。カップヌードルと防虫剤なんかを一緒においておくと、臭いが移るという。そういう苦情がずっとあった。そして、臭いが移ったレベルではない薬剤の混入。工場でちょんぼがあったとは思えない。事件じゃないのか。

業績への影響が気になる。やっぱりこういうことがあるとカップラーメン買わなくなりますか?個人的には気にしない、というか、工場での混入はないと思っているので大丈夫と考えるけど、世間の人はそうは考えないだろうかねえ?

株価は暴落しているので影響ありと読んでいるのか?マーケットがこんなんだから、少しでもネガティブなニュースには株価は反応しすぎるので、ただ過剰反応だけなのか?つい先日、ピザにメラミンが入っていたサイゼリヤの株価はストップ安からそれなりに戻しているので、同じ流れにならないか。

食品・飲料・日用品
ラーメン 日清ホールディング

2008/10/28 01:01

日清オイリオ、大豆価格の下落と値上げで好業績

~ 原価低減と売上増が同時に進行する状況は強い。 ~

日清オイリオの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

食用油の原料は菜種とか大豆。大豆の価格はご存じの通り、暴落と言っていい。連れて、日清オイリオの業績はグングン伸びていく。原料価格が下がって、値上げで売上が伸びて、願ってもいない状況ですねえ。

食用油の需要は基本的に横這い。景気が悪くなっても良くなっても、油の使用量は変わらないからね。日本の人口減少はマイナス要因ではあるものの、そこまでのマクロは油メーカーの株価に織り込まれようもないですな。

需要に関しては、買い控えも起きている様子はあるにはある。原料価格が下がったわけだから、いずれ製品価格も下がる。そういう所を見越して、ちょっと購入を遅らせているということもあるらしい。そうは言っても、油の在庫を何年分も抱えている需要者はいないわけで、意味は無いと言えましょう。

通期では修正無しだけど、いずれ上方修正されるのは確実。株価はいまいち苦しい展開ですが、回復するときは早いと思いますねえ。

食品・飲料・日用品
大豆 日清オイリオ

2008/10/25 20:08

日本食品化工の上方修正、トウモロコシ銘柄

~ とうもろこしの値下がりで恩恵を受ける銘柄。飼料各社も同じ。 ~

日本食品化工の大幅な上方修正。

平成21年3月期第2四半期累計期間及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

中間の数字。売上339億→360億、営業利益7億→20億、経常利益6億→19億、純利益4億→11億、EPS15.44円→42.67円。

通期の数字。売上651億→687億、営業利益6億→27億、経常利益4億→25億、純利益3億→14億、EPS10.57円→54.86円。

修正幅の大きさが分かりましょう。

前期比では、売上+24%、営利6.3倍、経利10.7倍、純利5.5倍、EPS5.5倍。まあ、前期は業績が思いっきり落ち込んだので、比較しても仕方ない。しかし、過去10年で最高の売上、利益を上げることになる。

この会社は飲料向けに糖化品を作っている。簡単に言えば飲料用の砂糖。今夏は猛暑で飲料が売れたって事もあるが、一番大きいのは値上げと原料価格の下落。

糖化品の原料はトウモロコシだけど、知っての通りトウモロコシ価格はコモディティバブルで爆発的に騰がった。そのバブルははじけ、今はずいぶん安くなっている。このトウモロコシの値下がりは、即原料価格の下落には結びつくわけではなくて、時間差を伴う。だから、中間業績の上方修正には原料価格の下落は含まれていないとみて良かろう。

トウモロコシを使う会社としてはやっぱり飼料会社をまずは考えたいですな。

飼料各社の業績は悪いけど、これは原料高を製品価格に転嫁できていないため利益率がかなり低下しているため。トウモロコシ価格は下落したし、値上げも少しずつ通っていくのでいずれ利益は回復してくると言えましょう。

食品・飲料・日用品
コモディティ トウモロコシ 日本食品化工 飼料

2008/10/08 23:11

来春に清涼飲料が値上げ、儲かるのは。。。

~ 自販機比率が高くて、コーヒーユーザーが多いダイドーが狙い目。 ~

いよいよ清涼飲料が値上げです。11年ぶりの値上げで、値上げ幅は10円の予定。とりあえずは第2位のサントリーが値上げを決めたわけだが、他社も追随するのは間違いないですな。コカコーラ、伊藤園、ダイドードリンコ、この3つです。未上場の企業は投資家には関係なし。

食品が値上げされると、とりあえずは売れなくなる。ラーメンもそうだしパンもそうだし、なんだって同じ。けれど、そういうベーシックな商品はジワジワと需要が戻ってくるのが世の常。消費者は値上げは嫌なので取りあえず買わなくなるけど、そのうちラーメン食べたいなって買わざるを得ない。

缶飲料も同じで、とりあえずは販売数量が減るはず。が、値上げでカバーして売上ではほとんど影響ないんじゃないか。利益は横這いから、いずれ上昇に転じる。ラーメンの日清食品や東洋水産と同じ流れでしょう。

特に、ヘビーユーザーが多いコーヒーは一番影響が少ないと想定。コーヒーが売上のほとんどであるダイドードリンコが値上げの恩恵を一番受けるのではないか?売上のほとんどが自販機というビジネスモデルも値上げに優しい。

今日株価が飛んだのはダイドーと伊藤園。コーラは無反応、というより下落。缶飲料の製造受託をしているジャパンフーズやゴールドパックもダメ。製造受託はダメでしょうな。コーラは?

値上げは来春なので今期の業績には影響がないんです。来期ですね。株価は先々を織り込んでいくものですよ。

食品・飲料・日用品
コカコーラ ダイドードリンコ 伊藤園 清涼飲料

2008/10/07 19:07

撤退するほど中国食品には信頼がないのか

~ 米久が上方修正と中国からの撤退を発表。考えさせられる。 ~

食品のうち肉もディフェンシブな銘柄で、実際、日本ハムや伊藤ハムはそれなりに値を保っている。しかし、米久は値動きが激しくてあまりディフェンシブっぽくない。なぜかよく分からないけど、この株は肉にしてはよく動く。

それはそうと、今日の米久の発表には考えさせられるものがありますね。

平成21年2月期 中間及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

上方修正された事じゃなくて、リリースの下の方に書いてある中国での事業展開について。

近年、中国産の食品に関係した事件報道が相次ぎ、「食の安全・安心」が強く求められるなか、同国の食品全般に対して大変厳しい視線が向けられております。加えて、中国国内における原材料・労働コストの上昇や人民元の切り上げなど、中国関連事業を取り巻く環境はかつてないほど厳しい状況にあります。(中略) 中国事業から撤退するとの方針を固めました。

前期末の決算発表資料によると、中国2子会社の売上規模は24億円。連結売上高が1700億の米久にとって、中国子会社の規模は大きくはないですな。どれぐらいの利益が出ていたのかは不明。

しかし、いくら中国での労働コストが上昇したと言っても、まさか赤字はないんじゃないだろうか。中国製品不振で製品が売りづらくなって、それからもしかすれば赤字になっているかもしれないが。

中国製品、特に食品、の不信感はここまで来ているのか、という感がありますなあ。しかしながら、中国なしに日本人の胃袋は満たされないわけで、そこの所とどう折り合いを付けていくのか、難しい問題です。

あ、ついでに増額修正だけど、株価見直しの景気になるかもね。米久は日ハムは伊藤ハムに比べて安すぎませんか?ま、常に大手の半分ぐらいのPER評価が妥当という感じもありますが。

食品・飲料・日用品
中国 伊藤ハム 日本ハム 米久

2008/10/06 17:05

飲料もディフェンシブなのに株価は全然違う

~ さすがにここで買えば中期的には損しない水準です。 ~

不況の時は食品関連がディフェンシブの代表だし、食品関連株の中では値を保っているものも結構ある。そんな中で、飲料銘柄はどれもこれもボロボロと言っていいですな。飲み物の売れ行きは天候に大きく左右されるという要因があるにせよ、そんなことは昔から分かり切ったことで、それをもってディフェンシブにならないというのは違うと思うね。

伊藤園の9月月次。

平成21年4月期9月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

200810061.jpg

売上は+1.9%増と、まさにディフェンシブ。第1四半期の段階では増収ながらも大幅に減益。理由は説明がないが、販管費が大きく増加したため。中間期までにはある程度回復し、通期ではほぼ横這いまで持っていく計画。第1四半期決算補足資料を見ても安定感がにじみ出ていると思いませんか。安定感がないのは株価だけ。

株価はほぼ2002年の水準。2002年の売上は2000億、2009年度の売上は3500億。これが食品株ではなくて、利益のブレがものすごく大きい企業なら、売上に関わらず2002年の水準でもいいと思うんです。けど、食品株ですよ。

伊藤園は日本国内型の企業なので、成長性がないというのは間違いない。そんな株は上がらないというのも納得できる話ではある。

でも、もうここで買っておけば中期的には絶対儲かる水準ですな。そういう投資をしたいかどうかは別として。

食品・飲料・日用品
ディフェンシブ 伊藤園 飲料

2008/10/06 14:02

食料銘柄はディフェンシブの代表だけど

~ キューピーは万年割高だし、株価は20年間もレンジ内で妙味は少ない。 ~

今のマーケットではディフェンシブにかためることが大切。マイナス要素はどこにでも見つかるのに、プラス要素は全然見あたらない、そういう相場ではディフェンシブ銘柄を中心にするのが鉄則。食品セクターはディフェンシブの代表。

キューピーの第3四半期決算。

平成20 年11 月期 第3四半期財務・業績の概況

増収減益で、予想通りの決算という感じがする。減益の内容を考えるべきだ。

08年第3四半期決算 補足資料

この資料に営業利益の増減要因が分解されて載っている。価格改定とかコストの低減、販促費のカットが営業増益要因なんだけど、それ以上に原料、エネルギー価格の高騰が営業減益の要因として重いのです。

え、じゃあ、これは近いうち改善するじゃん、と思うかもしれない。大豆や小麦、コーンの相場がずいぶん高騰したけど、今はピークを打って下落している。多くの食品株はこの恩恵で、そのうち原料価格が下がる。けれど、キューピーはちょっと違うと思うんです。

キューピーの原料はそういうものより、卵とか野菜、そういうものが多い。ここ数年の利益が、他の食品株のようにがくっと下がっていないことからも分かる。

今、卵は高い。コーンが下げて、飼料が下げて、需給が緩和して、ようやく卵が安くなる。もちろん、いずれこのサイクルはやってくるけど、まだもうちょっと先。今は飼料のあたりにサイクルが届いた感じですね。

キューピーは万年割高株で全然安くなることがない。株主優待のおかげか、個人投資家もだまってじっと保有している人が多いみたい。カゴメと同じ状況ですね。過去20年間、時々レンジをはずれることがあるにしても、ほぼ800円から1200円の間を行ったり来たりしている。

こうなると、ディフェンシブ銘柄を持つにしても、キューピーはちょっと面白くないし、イマイチ上値がない。常に株を持っておかなければいけない機関投資家でもないんだから、下げが小さいだろうディフェンシブ銘柄は特に持つ必要もないのでは?

食品関連のディフェンシブ銘柄としては投資妙味にかけますね。

食品・飲料・日用品
キューピー ディフェンシブ

2008/09/19 23:11

棒ラーメンのマルタイ

~ 九州方面ではめっぽう強いらしい普通のラーメン。 ~

関東の人は棒ラーメンを知らないだろう。チャルメラとかサッポロ一番とかと同じ、つまりはインスタントラーメンなわけだけど、ああいう風に四角くなって袋に入っていないで、そばとかスパゲッティみたいにまっすぐ、棒状になっている。

マルタイの棒ラーメン

マルタイという九州の会社が作っていて、九州地方では知名度は抜群で、インスタントラーメンの中でもメジャーな存在らしい。九州から離れれば離れるほどマイナーになり、関西あたりで力つきているらしい。

個人的には人生で覚えている限り一度だけ食べたことがあって、これが棒ラーメンか、と思いながら食べたものである。味の方は、まあ普通のインスタントラーメンで、これといって特徴やインパクトは無くて、昔ながらのラーメンという感じだった。

この、棒ラーメンのマルタイは意外と業績が堅調というか底堅いというか現状維持というか。

平成2 1 年1月期 中間決算短信(非連結)

過去10年間、売上はほぼ75億前後を行ったり来たりしている。利益はどんどん減って来てはいるものの、それなりに黒字を計上していて、株主資本は75%と厚い。配当もずっと10円を維持と底堅い。

なんというか、地方の文化になった食品を同じように作り続けて売っていけば、それはそれでビジネスとして成り立つ。もちろん、全国に棒ラーメンを広めようと努力はしているんだろうけど。

まさか株は買えないけど、なんかほのぼのとしていいじゃありませんか。

食品・飲料・日用品
マルタイ ラーメン

2008/09/12 20:08

大手飲料メーカーの製造受託会社

~ 大手飲料メーカーの生産調整弁として使われて可愛そう ~

製造受託というのは、例えば大手飲料メーカーの伊藤園から、おーい緑茶を1万本作ってね、って頼まれたらそれを製造するわけです。何が問題と言って、結局は大手飲料メーカーの生産調整弁でしかないわけです。

飲料の需要は季節ごとにいろいろあって、天候に一番大きく左右される。暑い夏には飲み物はよく売れるし、寒い冬でもよく売れる。つまり、寒暖が激しい方がよい。

だけど、天候なんてものは予測不可能で、一番売れるという本数を作れるだけの製造設備をもっておかないんですね、大手飲料メーカーは。だから、飲み物が売れれば、自分で作れない分をゴールドパックやジャパンフーズみたいな製造受託会社に出すわけですね。

大手飲料メーカーは、最低これだけは売れる、というだけの必要最小限の製造設備を持って、あとの生産調整は小さな会社にぎゅうぎゅう詰め込む。詰め込まれる方はたまったものじゃないけど、それしか仕事がないんだからしょうがない。

結局、製造受託の会社は、天候が飲料向きの時は業績がぐわっと一気に伸びて、そうじゃなければドスンと業績が落ちる。

じゃあ、その業績と同じように株価の方もぐわっと上がったり、ドスンと落ちたりするかと言えば、必ずしもそうはならないのが難しくもあり、投資的にはつまらない。ドスンと落ちる方は業績に連動しやすいけど、上がる方がいかんせん連動しない。

だって、投資家もバカじゃないから、天候が良くて業績が良くて、来年はまた天候が悪ければ業績も悪いって知ってるから。

そんなわけで、飲料メーカーの奴隷みたいな製造受託会社は面白くないんです。

今日はゴールドパックの中間発表。長野県にある大手飲料メーカーの製造受託。特に伊藤園が大きな顧客。

平成21年1月期 中間決算短信(非連結)

うーん、つまらない。。。

食品・飲料・日用品
2589 2599 ゴールドパック ジャパンフーズ 飲料

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