カテゴリー: 食品・飲料・日用品

2008/11/22 23:11

J-オイルミルズ、値上げサイクルが終わったので厳しい

~ 値上げが終わりこれからは値下げ圧力が強まるので株価も値下げ圧力が加わる。 ~

J-オイルミルズの上方修正と中間決算。

平成21 年3 月期 業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ

予想通りの上方修正で意外性は全然ない。製品価格の値上げがすんなりと進んで売上以上に利益が増えた。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

さて、ここからだが、原料である大豆と菜種の価格は暴落している。J-オイルミルズにとってはそれらの原料が一番重要なわけで、当然原料価格の下落は利益率の向上につながる。

じゃあ儲かるかって言えばそうはうまく行かないんじゃないか。既に原料価格の下落が製品価格の下落につながることを見越して、買い控えも出てきている模様。けど、食用油の買い控えは基本できませんね。レストランでは終わったら新しいのを買わなければならないし、家庭も同じですな。

しかし既に値下げの圧力はあちこちから受けている模様。原料価格が安くなったんだから値下げしろってね。実際には、今J-オイルミルズが使っている原料は高値の時に仕入れたものであって、価格の下落した原料を使うのはこれからですな。そんなわけで、そうそう値下げなんてできるはずも無し。

いずれにせよ、もう値上げは無い。

200811203.jpg それを考えれば、いかに足下の業績が良くても、もうここからは買っていけないんじゃないか。仮に来期も増益になるにしても変化率は小さくなるし、値上げで儲かるという最重要な要素がなくなるわけですよ。

ここから戻しても高値は取れないと思うね。

食品・飲料・日用品
J-オイルミルズ 大豆 菜種 食品 食用油

2008/11/18 14:02

ワタミの中間決算、外食も介護も利益が出ている

~ 外食事業、介護事業、両方の利益率アップ、売上も順調に増加。 ~

ワタミはついこの前上方修正を発表したが、その時に、順調なのは外食ではなくて介護の方かと勘ぐったわけです。今回の中間決算では見事に勘ぐりがはずれましたな。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

新規出店を控えて、既存店の業績回復に力を入れたのがよかったのだろう。不景気に高コストの新規出店するより、利益率の改善に直結する既存店売上増加の方が選択肢としては正しかったわけですな。既存店売上は前年比99.4%と健闘している。

外食事業の営業利益率は5.2%と前期の4.2%からかなり改善している。外食事業もしっかり利益が出ていますな。

介護施設の入居率は89.4%と高水準。売上は前期比で+46%、営業利益率は15.5%と前期の13.5%から大きく改善。

結局、外食も介護も、どちらも順調に来ているってことですな。

200811187.jpg 株価は10月10日の底から堅調に推移し、11月4日の上方修正で勢いを増し、ついには底値から50%アップの水準まで買われています。買われすぎの感があるが、順調な外食企業、それも大手企業、は貴重な存在なので資金が集まるのもうなずけますな。さすがにここからは買えないけどねえ。

食品・飲料・日用品
ワタミ 介護 外食 居酒屋

2008/11/18 09:09

伊藤園、下方修正は残念だが株価は10年来の安値

~ 過去ずっと高かったバリュエーションがようやく安くなってきた。 ~

伊藤園の下方修正。

平成21年4月期 第2四半期累計期間業績予想(連結・個別)の修正に関するお知らせ

飲料会社らしくない絶頂と言える減額修正ですな。通期の数字は今回修正してはいないが、中間決算時に減額されるのは100%確実でしょう。仮に中間期と同じ減益具合とすれば、前期比で50%の減益になる可能性があります。そうなると、過去10年で最低の利益に落ち込むことも考えられましょう。

200811173.jpg 実際、株価はそう暗示している。つい先日、10年来の安値を更新したばかりですな。それにしてもここまで売られる必要があるのだろうか。確かに利益が10年前の数字になったとしても、売上は過去最高を更新中なわけですよ。

利益が出ていないのは、原材料高や販促費の増加が大きい。そういうのはいずれ改善される、もし伊藤園がどうしようもないボロ会社でなければ。伊藤園がボロ会社だというのはおかしいでしょ。

確かに伊藤園のバリュエーションはずっと高かった。高すぎた感がないでもない。そういうプレミアムがはげ落ちたとも考えられますな。

気になるのは配当ですな。財務に余裕はあるのだから、配当は維持して欲しい。それこそ一流企業の証と言えましょう。

全部ひっくるめて、中間決算で暴落するようなことがあれば買ってみたいですな。

食品・飲料・日用品
伊藤園 食品 飲料

2008/11/08 21:09

中部飼料、中間期の数字は悪いが回復は確実

~ トウモロコシ価格が下がり、安定化基金への拠出金もなくなり、利益は回復。 ~

中部飼料の中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

営業利益段階で赤字ですな。程度の差こそあれ、他の飼料会社の利益も苦しい。例えば日本農産工

が、いずれ回復せざるを得ない。トウモロコシ価格は下がっているわけだからねえ。飼料価格安定化基金負担金が大きいけど、これはいずれ減少する。利益が回復しないシナリオが思い浮かばない。

飼料を買うなら当然最大手の日本農産工がいいですな。当然だが、利益が回復するからと言って即買いではないですよ。バリュエーションを見ながらってことです。

食品・飲料・日用品
トウモロコシ 中部飼料 飼料

2008/11/08 21:09

日清製粉、中間決算の利益は意外と伸びていない

~ 小麦価格は高値からかなり下落した。日清製粉の値上げは続く。 ~

日清製粉グループの中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

意外と利益が伸びていない。小麦の値上がりで、小麦製品の価格改定をしてきたから売上は当然伸びている。10月にも10%程度の値上げをしたばかり。通期予想は変更なしで、それほど増収にならない予定。

もう少し上方着地するんじゃないですか。

値上げで需要が減ったと言うけどね、小麦関連食品が減り続けるわけには行きますまい。パンを食べるし、パスタも食べるし、小麦を原料とする食品は膨大。値上げされたからやめますか。やめません。

食品・飲料・日用品
小麦 日清製粉グループ

2008/11/03 23:11

ユニ・チャーム ペットケア、ペット産業に不況はない

~ 子供の数より多いペットの数、ペット産業の将来性・可能性は大きく、すそ野も広い。 ~

ユニ・チャーム ペットケアの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信(非連結)

ペット産業に不況はありませんなあ。今や子供の数より多くなったペットの数。ペットにかけられるお金は子供と一緒。愛情の注ぎ方も同じわけだから、落されるお金も大きい。子供がいない世帯も増え、老人の生きがいに役立っているってこともありましょう。

決算短信にも説明があるように、ペットの4大潮流は、「室内飼育化」「小型犬化」「高齢化」「肥満化」。ユニチャームペットとしてはこの流れに沿った商品展開をしているわけです。例えば、肥満対策用に低カロリーのペットフードを開発するとか、高齢化に対応してシニアフードを出すとか、そういうことです。

ペットは子供と同じわけだから、そういうターゲットが絞られたものがあればついつい手を伸ばしてしまうのが親心。

最近は、犬種ごとのドッグフードも出ていますな。チワワ用フード、コーギー用フード、柴犬用フードみたいな。そういわれてしまえば、えっそうなの?じゃあうちの子にピッタリのフードじゃん、ってなるのが親心。

世はグルメブームだし、食の安全ブーム。宮崎産地鶏100%使用、有機栽培コーン使用、30種類のミネラル入り、なんて言われれば可愛い子に食べさせたくなるのが親心。

もはやとどまるところを知りません。

ホームセンターの業績はどこも厳しいけれど、唯一ぐんぐん伸びているのがペット関連だという事実もあるわけで、ペット産業はまさに花盛りなのです。

これからも続くか。ズバリ、続きますね。フードだけじゃない、ペット産業のすそ野はものすごく広い。

2400円まで下げた株価はまさにチャンスだったのではなかろうか。急落から即戻す株価はペット産業の足下の強さとこれからの期待の強さを表していると言えましょう。

食品・飲料・日用品
ペット ユニ・チャーム ペットケア 有望

2008/10/29 00:12

ダイドードリンコの10月月次を確認。値上げが楽しみ。

~ 月次はイマイチだけど累計はそこそこ。何より来春の値上げが待ち遠しい。 ~

ダイドードリンコの10月月次数字。

平成21年1月期  10月度販売状況 のお知らせ

数字はよろしくない。前年同月比では89.5%と、飲料メーカーとしてはかなりスローダウンしている言えましょう。通常、こういうものはそれほど需要が変化しない。もちろん、季節ごとの気温で売れたり売れなかったりすることはありますが。

第3四半期累計(2月~10月)では96.7%とそれほど悪くはない。

ダイドードリンコで一番気になるのは、来年の値上げですな。

値上げニュースの後株価はぐんぐん上げた。そしてぐんぐん下げた。いずれ値上げで業績は改善することは間違いなし。安くなったところは狙い目です。

食品・飲料・日用品
コーヒー ダイドードリンコ 有望 自動販売機 飲料

2008/10/29 00:12

日本農産工業、協同飼料、流れは同じで2010年度が面白い

~ 原料トウモロコシの価格は下がり、製品価格の値上げをすれば来期が楽しみ。 ~

飼料会社の下方修正。協同飼料と日本農産工業からのプレスリリースだが、中部飼料や日本配合飼料も同じ。経営の巧拙なんてほどんどなく、どの会社の業績も同じように変動する。

日本農産工業

業績予想の修正に関するお知らせ

飼料最大手なので当然向かい風には一番強い。原料価格の高騰で利益が出ない。原料はトウモロコシ。

けどね、トウモロコシ価格は下がっていますね。トウモロコシ価格の下落が即原料価格の下落に結びつかない。タイムラグがある。高値で買ったトウモロコシを使っている間にトウモロコシ価格が下がって、それから安いトウモロコシを買って、原料価格低下につながる。

今期は苦しいにしても、来期は安い原料価格の製品が出せるわけだから利益率は改善しますな。

基金に出す金も少なくて済むはず。飼料会社は製品販売先の経営安定のために基金を作っていて、そこにお金を出さなければなりません。基本的には、製品価格があればあがるほど基金に拠出する金額が増える。製品価格は全四半期比で考える。

結局、どんどん価格が上がっているときは拠出金が増えますね。が、値上がりが止まりさえすれば拠出金は必要ない。高値でとどまってもいいわけ。

来期はそういう状況になりましょう。

中間決算も発表されているので確認。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

協同飼料

業績予想の修正に関するお知らせ

規模が小さいだけ原材料価格の高騰の影響が出やすい。赤字に転落ですな。しかし、流れは日本農産工業を同じ。向かい風では赤字になる場合、追い風であればより利益が伸びるというのは当然のこと。

飼料会社は来年が面白いですな。

食品・飲料・日用品
トウモロコシ 協同飼料 日本農産工業 飼料

2008/10/28 23:11

日清ホールディングで気になるのは農薬混入の影響

~ 業績修正、原料価格の下落、値上げ、そんな事より今は食の安全。 ~

日清ホールディングスの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

上方修正とはいっても、前期比ではマイナス成長。見方によっては横這い。

売上が減額修正されたのはちょっと意外だった。値上げが確か4月か5月にあって(その後もう一回あったかな?)、値上げした月と翌月は売上がガクンと落ちていることは既に発表資料で確認済み。その後、消費者は値上げの痛みを忘れるか、忘れないでも慣れてしまうのでまたラーメンを買い始めて、売上は元に戻った。

そういう事で、売上はほぼ横這いぐらいは期待できたが、前期比でそれなりに減収。予想以上に消費者の節約指向は強いですなあ。

一方、利益はずいぶんプラス。もちろん値上げによる原価率の改善がもろに効いているわけだが、値上げでこんなに儲かるなら売上が減ってももっと値上げして利益率を高めればとか思ってしまう。それで一時的に利益が郡と上がるのは間違いない。がしかし、そんな無茶したらいずれラーメン需要は尻つぼみになって自らの首をしめることになりましょう。

通期の修正は今のところ無し。

気になるのはやっぱりカップヌードルへの殺虫剤混入の影響ですな。カップヌードルと防虫剤なんかを一緒においておくと、臭いが移るという。そういう苦情がずっとあった。そして、臭いが移ったレベルではない薬剤の混入。工場でちょんぼがあったとは思えない。事件じゃないのか。

業績への影響が気になる。やっぱりこういうことがあるとカップラーメン買わなくなりますか?個人的には気にしない、というか、工場での混入はないと思っているので大丈夫と考えるけど、世間の人はそうは考えないだろうかねえ?

株価は暴落しているので影響ありと読んでいるのか?マーケットがこんなんだから、少しでもネガティブなニュースには株価は反応しすぎるので、ただ過剰反応だけなのか?つい先日、ピザにメラミンが入っていたサイゼリヤの株価はストップ安からそれなりに戻しているので、同じ流れにならないか。

食品・飲料・日用品
ラーメン 日清ホールディング

2008/10/28 01:01

日清オイリオ、大豆価格の下落と値上げで好業績

~ 原価低減と売上増が同時に進行する状況は強い。 ~

日清オイリオの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

食用油の原料は菜種とか大豆。大豆の価格はご存じの通り、暴落と言っていい。連れて、日清オイリオの業績はグングン伸びていく。原料価格が下がって、値上げで売上が伸びて、願ってもいない状況ですねえ。

食用油の需要は基本的に横這い。景気が悪くなっても良くなっても、油の使用量は変わらないからね。日本の人口減少はマイナス要因ではあるものの、そこまでのマクロは油メーカーの株価に織り込まれようもないですな。

需要に関しては、買い控えも起きている様子はあるにはある。原料価格が下がったわけだから、いずれ製品価格も下がる。そういう所を見越して、ちょっと購入を遅らせているということもあるらしい。そうは言っても、油の在庫を何年分も抱えている需要者はいないわけで、意味は無いと言えましょう。

通期では修正無しだけど、いずれ上方修正されるのは確実。株価はいまいち苦しい展開ですが、回復するときは早いと思いますねえ。

食品・飲料・日用品
大豆 日清オイリオ

2008/10/25 20:08

日本食品化工の上方修正、トウモロコシ銘柄

~ とうもろこしの値下がりで恩恵を受ける銘柄。飼料各社も同じ。 ~

日本食品化工の大幅な上方修正。

平成21年3月期第2四半期累計期間及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

中間の数字。売上339億→360億、営業利益7億→20億、経常利益6億→19億、純利益4億→11億、EPS15.44円→42.67円。

通期の数字。売上651億→687億、営業利益6億→27億、経常利益4億→25億、純利益3億→14億、EPS10.57円→54.86円。

修正幅の大きさが分かりましょう。

前期比では、売上+24%、営利6.3倍、経利10.7倍、純利5.5倍、EPS5.5倍。まあ、前期は業績が思いっきり落ち込んだので、比較しても仕方ない。しかし、過去10年で最高の売上、利益を上げることになる。

この会社は飲料向けに糖化品を作っている。簡単に言えば飲料用の砂糖。今夏は猛暑で飲料が売れたって事もあるが、一番大きいのは値上げと原料価格の下落。

糖化品の原料はトウモロコシだけど、知っての通りトウモロコシ価格はコモディティバブルで爆発的に騰がった。そのバブルははじけ、今はずいぶん安くなっている。このトウモロコシの値下がりは、即原料価格の下落には結びつくわけではなくて、時間差を伴う。だから、中間業績の上方修正には原料価格の下落は含まれていないとみて良かろう。

トウモロコシを使う会社としてはやっぱり飼料会社をまずは考えたいですな。

飼料各社の業績は悪いけど、これは原料高を製品価格に転嫁できていないため利益率がかなり低下しているため。トウモロコシ価格は下落したし、値上げも少しずつ通っていくのでいずれ利益は回復してくると言えましょう。

食品・飲料・日用品
コモディティ トウモロコシ 日本食品化工 飼料

2008/10/08 23:11

来春に清涼飲料が値上げ、儲かるのは。。。

~ 自販機比率が高くて、コーヒーユーザーが多いダイドーが狙い目。 ~

いよいよ清涼飲料が値上げです。11年ぶりの値上げで、値上げ幅は10円の予定。とりあえずは第2位のサントリーが値上げを決めたわけだが、他社も追随するのは間違いないですな。コカコーラ、伊藤園、ダイドードリンコ、この3つです。未上場の企業は投資家には関係なし。

食品が値上げされると、とりあえずは売れなくなる。ラーメンもそうだしパンもそうだし、なんだって同じ。けれど、そういうベーシックな商品はジワジワと需要が戻ってくるのが世の常。消費者は値上げは嫌なので取りあえず買わなくなるけど、そのうちラーメン食べたいなって買わざるを得ない。

缶飲料も同じで、とりあえずは販売数量が減るはず。が、値上げでカバーして売上ではほとんど影響ないんじゃないか。利益は横這いから、いずれ上昇に転じる。ラーメンの日清食品や東洋水産と同じ流れでしょう。

特に、ヘビーユーザーが多いコーヒーは一番影響が少ないと想定。コーヒーが売上のほとんどであるダイドードリンコが値上げの恩恵を一番受けるのではないか?売上のほとんどが自販機というビジネスモデルも値上げに優しい。

今日株価が飛んだのはダイドーと伊藤園。コーラは無反応、というより下落。缶飲料の製造受託をしているジャパンフーズやゴールドパックもダメ。製造受託はダメでしょうな。コーラは?

値上げは来春なので今期の業績には影響がないんです。来期ですね。株価は先々を織り込んでいくものですよ。

食品・飲料・日用品
コカコーラ ダイドードリンコ 伊藤園 清涼飲料

2008/10/07 19:07

撤退するほど中国食品には信頼がないのか

~ 米久が上方修正と中国からの撤退を発表。考えさせられる。 ~

食品のうち肉もディフェンシブな銘柄で、実際、日本ハムや伊藤ハムはそれなりに値を保っている。しかし、米久は値動きが激しくてあまりディフェンシブっぽくない。なぜかよく分からないけど、この株は肉にしてはよく動く。

それはそうと、今日の米久の発表には考えさせられるものがありますね。

平成21年2月期 中間及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

上方修正された事じゃなくて、リリースの下の方に書いてある中国での事業展開について。

近年、中国産の食品に関係した事件報道が相次ぎ、「食の安全・安心」が強く求められるなか、同国の食品全般に対して大変厳しい視線が向けられております。加えて、中国国内における原材料・労働コストの上昇や人民元の切り上げなど、中国関連事業を取り巻く環境はかつてないほど厳しい状況にあります。(中略) 中国事業から撤退するとの方針を固めました。

前期末の決算発表資料によると、中国2子会社の売上規模は24億円。連結売上高が1700億の米久にとって、中国子会社の規模は大きくはないですな。どれぐらいの利益が出ていたのかは不明。

しかし、いくら中国での労働コストが上昇したと言っても、まさか赤字はないんじゃないだろうか。中国製品不振で製品が売りづらくなって、それからもしかすれば赤字になっているかもしれないが。

中国製品、特に食品、の不信感はここまで来ているのか、という感がありますなあ。しかしながら、中国なしに日本人の胃袋は満たされないわけで、そこの所とどう折り合いを付けていくのか、難しい問題です。

あ、ついでに増額修正だけど、株価見直しの景気になるかもね。米久は日ハムは伊藤ハムに比べて安すぎませんか?ま、常に大手の半分ぐらいのPER評価が妥当という感じもありますが。

食品・飲料・日用品
中国 伊藤ハム 日本ハム 米久

2008/10/06 17:05

飲料もディフェンシブなのに株価は全然違う

~ さすがにここで買えば中期的には損しない水準です。 ~

不況の時は食品関連がディフェンシブの代表だし、食品関連株の中では値を保っているものも結構ある。そんな中で、飲料銘柄はどれもこれもボロボロと言っていいですな。飲み物の売れ行きは天候に大きく左右されるという要因があるにせよ、そんなことは昔から分かり切ったことで、それをもってディフェンシブにならないというのは違うと思うね。

伊藤園の9月月次。

平成21年4月期9月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

200810061.jpg

売上は+1.9%増と、まさにディフェンシブ。第1四半期の段階では増収ながらも大幅に減益。理由は説明がないが、販管費が大きく増加したため。中間期までにはある程度回復し、通期ではほぼ横這いまで持っていく計画。第1四半期決算補足資料を見ても安定感がにじみ出ていると思いませんか。安定感がないのは株価だけ。

株価はほぼ2002年の水準。2002年の売上は2000億、2009年度の売上は3500億。これが食品株ではなくて、利益のブレがものすごく大きい企業なら、売上に関わらず2002年の水準でもいいと思うんです。けど、食品株ですよ。

伊藤園は日本国内型の企業なので、成長性がないというのは間違いない。そんな株は上がらないというのも納得できる話ではある。

でも、もうここで買っておけば中期的には絶対儲かる水準ですな。そういう投資をしたいかどうかは別として。

食品・飲料・日用品
ディフェンシブ 伊藤園 飲料

2008/10/06 14:02

食料銘柄はディフェンシブの代表だけど

~ キューピーは万年割高だし、株価は20年間もレンジ内で妙味は少ない。 ~

今のマーケットではディフェンシブにかためることが大切。マイナス要素はどこにでも見つかるのに、プラス要素は全然見あたらない、そういう相場ではディフェンシブ銘柄を中心にするのが鉄則。食品セクターはディフェンシブの代表。

キューピーの第3四半期決算。

平成20 年11 月期 第3四半期財務・業績の概況

増収減益で、予想通りの決算という感じがする。減益の内容を考えるべきだ。

08年第3四半期決算 補足資料

この資料に営業利益の増減要因が分解されて載っている。価格改定とかコストの低減、販促費のカットが営業増益要因なんだけど、それ以上に原料、エネルギー価格の高騰が営業減益の要因として重いのです。

え、じゃあ、これは近いうち改善するじゃん、と思うかもしれない。大豆や小麦、コーンの相場がずいぶん高騰したけど、今はピークを打って下落している。多くの食品株はこの恩恵で、そのうち原料価格が下がる。けれど、キューピーはちょっと違うと思うんです。

キューピーの原料はそういうものより、卵とか野菜、そういうものが多い。ここ数年の利益が、他の食品株のようにがくっと下がっていないことからも分かる。

今、卵は高い。コーンが下げて、飼料が下げて、需給が緩和して、ようやく卵が安くなる。もちろん、いずれこのサイクルはやってくるけど、まだもうちょっと先。今は飼料のあたりにサイクルが届いた感じですね。

キューピーは万年割高株で全然安くなることがない。株主優待のおかげか、個人投資家もだまってじっと保有している人が多いみたい。カゴメと同じ状況ですね。過去20年間、時々レンジをはずれることがあるにしても、ほぼ800円から1200円の間を行ったり来たりしている。

こうなると、ディフェンシブ銘柄を持つにしても、キューピーはちょっと面白くないし、イマイチ上値がない。常に株を持っておかなければいけない機関投資家でもないんだから、下げが小さいだろうディフェンシブ銘柄は特に持つ必要もないのでは?

食品関連のディフェンシブ銘柄としては投資妙味にかけますね。

食品・飲料・日用品
キューピー ディフェンシブ

2008/09/19 23:11

棒ラーメンのマルタイ

~ 九州方面ではめっぽう強いらしい普通のラーメン。 ~

関東の人は棒ラーメンを知らないだろう。チャルメラとかサッポロ一番とかと同じ、つまりはインスタントラーメンなわけだけど、ああいう風に四角くなって袋に入っていないで、そばとかスパゲッティみたいにまっすぐ、棒状になっている。

マルタイの棒ラーメン

マルタイという九州の会社が作っていて、九州地方では知名度は抜群で、インスタントラーメンの中でもメジャーな存在らしい。九州から離れれば離れるほどマイナーになり、関西あたりで力つきているらしい。

個人的には人生で覚えている限り一度だけ食べたことがあって、これが棒ラーメンか、と思いながら食べたものである。味の方は、まあ普通のインスタントラーメンで、これといって特徴やインパクトは無くて、昔ながらのラーメンという感じだった。

この、棒ラーメンのマルタイは意外と業績が堅調というか底堅いというか現状維持というか。

平成2 1 年1月期 中間決算短信(非連結)

過去10年間、売上はほぼ75億前後を行ったり来たりしている。利益はどんどん減って来てはいるものの、それなりに黒字を計上していて、株主資本は75%と厚い。配当もずっと10円を維持と底堅い。

なんというか、地方の文化になった食品を同じように作り続けて売っていけば、それはそれでビジネスとして成り立つ。もちろん、全国に棒ラーメンを広めようと努力はしているんだろうけど。

まさか株は買えないけど、なんかほのぼのとしていいじゃありませんか。

食品・飲料・日用品
マルタイ ラーメン

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