2009/03/04 13:01

伊藤園、予想通りの悪決算、考えるのは来期の利益がどうなるか

伊藤園の2月月次。

平成21年4月期2月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

200903045.gif全体売上は-2.5%。今期累計では+1.8%。ミネラルウォーターが爆発的に伸びているけど、これは伊藤園に限ったことではなくて、だいたいどこの飲料会社でも同じ。流行りですか。

第3四半期決算も発表された。

平成21年4月期 第3四半期決算短信

売上+2%、営業利益-47%、経常利益-47%、純利益-56%。通期計画は変更無しで、売上+3%、営利-48%、経利-47%、純利-59%、EPS-63%。

数字自体は予想通りの悪さで驚きはないですな。

利益面におきましては、原材料及びエネルギーコストの高騰、景気先行き不安に伴う消費者の生活防衛、また、激化する企業間競争等、収益を圧迫する要因が多いなか、積極的な営業を展開すると共に、中長期のマーケティング戦略を展開し、飲料市場におけるシェア向上を図るための投資を行いました。

「シェア向上を図るための投資」なんてかっこいい言葉を使ってますけど、要は販促費を投入したってことでしょう。それで利益が大きく圧迫されている。

2009/03/04, 日本経済新聞 朝刊

伊藤園、純利益56%減、5―1月、販促費増加が重し。

 伊藤園が三日発表した二〇〇八年五月―〇九年一月期の連結決算は、純利益が前年同期比五六%減の三十六億円だった。緑茶の販売拡大を目指し積極投入した販売促進費用が重しになった。消費者の中国産野菜への警戒感を背景に野菜飲料が落ち込んだことや原材料高も響いた。

 売上高は二%増の二千五百五十三億円だった。主力の「お~いお茶」など日本茶飲料の販売は数量ベースで三・六%伸び、七・五%減の野菜飲料の不振を補った。

 営業利益は四七%減の八十三億円となった。シェア向上に向けて積極的な営業を展開し販売促進費用が増加。競争激化に伴い販売単価の下落も響いた。果汁や包装資材などの価格高騰も約十八億円の減益要因となり収益を圧迫した。

 同日発表した二月の販売状況では、野菜飲料の販売が回復傾向にあるが、日本茶飲料は一・七%増にとどまり、成長が鈍化。コーヒー飲料も他社との競争激化を受け苦戦している。

 〇九年四月期通期の業績予想は、連結売上高が前期比三%増の三千三百九十二億円、純利益が五九%減の四十一億円と従来予想を据え置いた。販促費の抑制などを進める方針。

200903046.gif四半期ごとの数字から考えると、通期の売上は未達でしょうな。逆に利益は上方修正されても驚きはない感じ。

原価率の悪化は止まっていない。

・今期 50.5%→50.5%→50.9%(3Q)
・前期のQごと 48.2%→48.1%→49.0%→50.3%
・前々期のQごと 49.0%→48.3%→47.5%→49.2%

販管費率も同じ。

・今期 47.0%→44.1%→47.5%
・前期 45.9%→42.8%→47.8%→45.1%
・前々期 45.0%→41.8%→46.0%→43.9%

原価率についてはプロダクトミックスの変化などもありましょう。それにしても、これから数字は下がる方向にあるんじゃないですか?販管費にしても同じで、販促費や広告宣伝費を削ってくるはず。

来期の数字には効いてくる。

食品・飲料・日用品
伊藤園 食料品 飲料



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