2009/07/25 23:11

日本電気硝子、液晶用ガラスをフル生産でも足りないほど

日本電気硝子の第1四半期決算。

平成22年3月期 第1四半期決算短信

前年同月比ではマイナスの数字ばかりが並んでいるわけですけど、大切なのはそこではない。前四半期比ではプラス。

このような状況下、当社グループの経営環境は、液晶用ガラスの需要が得意先業界の急速な稼動上昇に伴い急回復したほか、その他の事業分野においても一部には底打ちの動きが見られましたが、全体としてはなお厳しい局面が続きました。

これですな。液晶用ガラスは急回復を通り越して、不足している。今時足りていないものはそうそう見つからない。日本電気硝子がこんな状況なんだから、旭硝子の液晶用ガラスだってもちろん絶好調であることは100%疑いがない。

友達光電を筆頭として、液晶パネルメーカーの出荷は既に底を打ち、グングン回復している。液晶用ガラスに限らず、部材メーカーもそれに合わせて受注が急回復している状況。一番の問題はこの状況がいつまで続くのか?という事。これをどう考えるかで投資家の態度が決まるわけですよ。

日本電気硝子の用途別の概況。

・ディスプレイ用ガラス:液晶用ガラスの販売が需要の急回復により好転する一方、ブラウン管用ガラスの販売が落ち込みました。

・電子部品用ガラス:光通信関連やイメージセンサー用ガラスを中心に販売が回復に転じました。

・ガラスファイバ:主力の自動車部品向け用途の販売は、需要面で底打ちの動きが見えてきたものの、低い水準に止まりました。

・建築・耐熱・照明薬事用その他:国内外の住宅・建築需要低迷の影響を受け、販売が振るいませんでした。

急回復しているのは液晶用ガラスのみ。その他は低水準ではあるものの、下げ止まりしていることは間違いなさそう。

今後の見通し。

液晶用基板ガラスは、第2四半期(平成21年7月1日~9月30日)も引き続き旺盛な需要が予想されます。当社といたしましては、供給能力の一層の引上げを図るとともに、生産性の改善やコスト低減を推進することにより、収益性の向上に全力を上げてまいります。一方、その他の事業分野においても、ガラスファイバや電子部品用ガラスが回復基調に転じており、タイムリーな稼動の引上げなどにより需要動向に適確に対応してまいります。

とりあえず液晶用ガラスは引き続き好調な見込み。足下が強くなければこのような言葉は出てこないだろうから、2Qに入っても需要は強いはず。

2009/07/25, 日本経済新聞 朝刊

4~6月、日電硝、経常益80億円。

 日本電気硝子が24日に発表した2009年4~6月期の連結決算は、経常利益が前年同期比76%減の80億円だった。四半期ベースで過去最高益だった前年同期と比べると大幅減益となったが、主力の液晶用基板ガラスでは顧客のパネルメーカーの工場稼働率の改善により販売が回復。光通信関連や自動車部品向けガラス繊維も中国などでの需要増で底を打った。

 売上高は40%減の626億円。純利益は96%減の8億3200万円。ブラウン管用ガラスの生産子会社を解散するなど特別損失が約40億円発生した。

株価は順調。

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電気機器・精密機器
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