2009/07/25 23:11

日本電産、HDD用モーターが急回復、上方修正はもう一度ありそう

日本電産が第1四半期決算を発表。

平成22 年3月期 第1四半期決算短信(米国会計基準)

同時に上方修正を出した。

業績予想の修正に関するお知らせ

売り上げはこれまで通りの計画数字に変わりなし。第2四半期の利益が今までの計画値+30%の上方修正で、通期では2Qまでの修正幅をそのまま上乗せ。結果、通期の利益は従来計画比で+10%。

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修正の理由。

当期第1四半期は日本電産グループの総力を上げた取組みを展開中のWPR(ダブル・プロフィット・レシオ=利益率倍増)プロジェクトの改善活動成果が本格的に上がり始め、収益性の改善が大きく進展致しました。当期第1四半期は期初予想に対し売上高は4つのキーワード、省エネ、エコ、軽薄短小、ハーフプライスを掲げたスリー新活動による積極的な新分野の開拓により、ほぼ予想に沿った進行を示す一方、利益面はWPR効果により予想を大幅に上回り、更に一段と高いWPRの目標利益も上回り達成を致しました。これらを踏まえて、第2四半期連結累計期間および通期業績予想の修正を致します。

平たく言えば、利益改善が進んだと。

1Qの数字は前年同月比では大きなマイナスではあるものの、前四半期比ではかなりの増益となっている。特に、小型モーター(主にHDD用モーター)の業績改善が著しい。ここはまさに最近のいろんなニュースと合致する部分。

売上高の進捗率は、2Q計画の49%、通期計画の22%。経常利益の進捗率は、2Q計画の48%、通期計画の18%。

下半期にぐっと業績が改善する予想は、これまでと変わらない。

電子部品業界の受注は上向いているわけであって、7~9月期は4~6月期より業績が改善するはず。少なくともコンセンサスではそう見られているはず。となれば、進捗率から考えて、中間期はもっと上に着地するのではなかろうか。多分そうなる。

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株価は極めて順調。

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2009/07/25, 日本経済新聞 朝刊

純利益、日本電産、今期6%増、上方修正、4~6月は61%減。

 日本電産が24日発表した2009年4~6月期の連結決算(米国会計基準)は純利益が前年同期比61%減の58億円だった。ハードディスク駆動装置(HDD)などに使う主力の精密小型モーターは低価格パソコン向けなどの需要が回復、1~3月期と比べて利益が改善した。4~6月期の業績回復を受け、10年3月期の純利益は前期比6%増の300億円と期初予想を30億円上方修正した。(関連記事を投資・財務面に)

 4~6月期の売上高は前年同期比29%減の1236億円、営業利益は45%減の101億円。1~3月期と比べると営業利益は10倍となった。営業利益率は8・2%と、景気後退による需要減で落ち込んだ業績が、改善してきた。

 回復が目立つのがHDD用モーター。出荷台数は1億台と前年同期比で6%増え、1~3月期比では28%増だった。中国では「ネットブック」と呼ばれる低価格パソコンの販売が3倍になるなど好調。HDD関連は各社が在庫と生産を絞っていたこともあり「今は在庫より供給が心配」(永守重信社長)という。

 価格下落と円高の影響を受けたものの、内製比率の上昇や工程見直しなどで生産性が向上した。精密小型モーターの営業利益率は14・7%と過去最高となり、収益改善をけん引した。カメラ用部品などモバイル機器向けの需要が大きく回復した。一方で自動車や家電向け中型モーターなどは苦戦が続いた。

 10年3月期の営業利益予想は前期比3%減の500億円と、期初より50億円上方修正した。永守社長は「無駄な作業を減らすなど業務の効率化を進めて、営業利益率を前期比2倍にしたい」と語った。

下の図は決算説明資料から。

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