ユニオンツール、プリント基板の生産が戻らなければドリルも使われない
ユニオンツールの第1四半期決算。
業績はいうまでもなく超悪い。
プリント配線板用超硬ドリル(PCBドリル)の売れ行きは、景気が回復すればすぐに回復する。プリント基板はあらゆるものに使われるわけで、モノが売れれば消耗品のドリルも使われる。
ユニオンツールは世界シェアトップの4割。国内は6割。ドリル製造設備を自社開発、世界展開している唯一のメーカー、財務は鉄壁、収益性は製造業にあり得ないほど高い。
それでも今期は赤字だし、先行きは暗い。
プリント配線基盤の国内生産高の動向がポイントかと。2009年1月の数字は生産額で前年比46%と悪化は止まっていないので、ユニオンツールのドリルも売れるはずもありませんな。グラフは国内生産のみ。
会社の言葉はこんな感じ。
昨年11月から始まった需要の急減が12月にもみられ、当第1四半期連結会計期間は厳しいスタートとなりました。その後2ヶ月間においては、更なる大きな需要の落ち込みはなかったものの、低水準で横這う状況となっており、出荷数量が低迷することとなりました。
営業環境は依然厳しい状況にありますが、その悪化のペースは次第に緩やかになってきており、一部に回復の兆しが見られないわけではありません。しかし、今後も戻り基調が続くかどうか計りかねており、難しい運営を余儀なくされております。
回復を臭わす表現ですけどね、グラフを見るとユニオンツールの言葉を鵜呑みにではできますまい。
一方で、株価はあたかも底打ちを見通すかのような上昇ですな。株価には間違いなく先見性はある。先見性と思ったものが実は単なるベアマーケットラリーだって事はもっとよくある。
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