2009/03/20 19:07

チタンの需要減と減産、業績悪化は当然だけど株価はここまでか

200903195.gif東邦チタニウムがスポンジチタンの減産を発表。

スポンジチタンの減産及び収益改善に向けた諸施策に関するお知らせ

世界的な景気低迷により一般工業用及び民生用の需要が減少したことに加え、新型航空機ボーイング787型機の納入遅れをはじめとした航空機需要の縮小によります。

飛行機会社はチタン会社にとって重要なお客さん。飛行機が作られれば作られるほど、チタン需要は伸びて価格も上昇する。景気が良くなければ飛行機は作られませんな。

200903192.gif東邦チタニウムは生産能力の40%減で生産をする。そして、新工場の稼働は延期。足下、チタン販売量は減少し、販売価格は低下を続けている。

来期も減収減益が続くのは確実じゃないですか。まさか景気が急回復して生産が急激に戻るなんてないでしょうな。

200903193.gif東邦チタニウムだけじゃなくて、大阪チタニウムも状況は全く同じ。

株価は底を打ったようにも見える。先週までの暴落にも株価はびくともしていない。単に、それまでに十分業績悪化を織り込んで暴落し尽くしていたとも言えましょう。

長期のチャートを見れば底打ちからの上値の大きさに可能性があることは分かる。数年前、たったの数年で30倍や50倍になった株価が記憶に新しい。しかしあれは強烈な上昇でしたな。忘れられない人も多いんじゃないですか?

200903194.gif2009/02/26, 日本経済新聞 朝刊

チタン、5年ぶり値下げ、輸出価格10―15%、航空機需要など急減

国内価格に影響も

 レアメタル(希少金属)の一種で、航空機エンジンや電力・化学プラントなどに使うチタンの輸出価格が五年ぶりの引き下げとなった。日本メーカーと海外需要家との二〇〇九年積みの価格交渉は前年比一〇―一五%の値下げで決着した。世界景気の減速で需要が低迷し、需要家が在庫調整を進めていることが理由。〇九年度(〇九年四月―一〇年三月)の国内向け価格交渉にも影響を与えそうだ。

 チタンの中間原料となるスポンジチタンについて大阪チタニウムテクノロジーズと東邦チタニウムの国内二社と、需要家である米タイメットなど海外のチタン展伸材メーカーが合意した。新価格はおおむね一キロ一四・五―一八・五ドルとなったとみられる。

 世界的な景気減速の影響で、昨年後半から需要が急減している。航空機向けでは米大手ボーイングの〇八年の航空機受注数が六百六十二機と前年比五三%の大幅減。同社の主要労働組合によるストライキも影響し、〇八年の引き渡し機数も前年比約一五%減少した。  化学プラントや海水淡水化プラント向けなども一転して需要が減退。中国や中近東などで「予定物件のキャンセルや工事遅延が出ている」(スポンジメーカー)という。需要家のチタン展伸材メーカーが在庫調整に動くなど需給が緩和したことで価格の引き下げにつながった。

 日本チタン協会(東京・千代田)のまとめによると、〇八年のスポンジチタン輸出量は一万一千六百四十二トンと前年比一・九%の微増。内需を加えた出荷量は前年比〇・七%増の三万八千八百二十六トンとなったが当初見込みの三万九千トンを下回った。

 ▼スポンジチタン 原料のチタン鉱石を塩素ガスやマグネシウムなどと反応させて精製する中間原料。形状が海綿状であることからこう呼ぶ。需要家のチタン展伸材メーカーはスポンジチタンをさらに精製した地金を板や棒、管などの展伸材に加工して販売する。

 スポンジチタンの世界生産量は約十五万トンで、このうち国内二社が約三割を供給する。価格は輸出向けは年単位、国内向けは年度単位で交渉する例が多い。

市況株
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