カテゴリー: 市況株

2009/05/08 21:09

大阪チタニウム、業積は悪いが、株価のボラは高くて面白い

~ 業績の回復は全然期待できない、それでも株価の動きだけで買うこともできる銘柄。 ~

大阪チタニウムテクノロジーズの決算発表。

平成21年3月期 決算短信(非連結)

200905062.gif今期業績も前期に引き続き大きく下落。しかし、底は今期の前半で、後半は回復というシナリオ。これから先、半年後、1年後がどうなるかで株価が決まる。

後半回復とは言うものの、回復の程度は小さいですな。大きいはずがない。チタンの需要先は航空機、電力・化学プラント、船舶、鉄鋼。そういうところからの需要がぐいぐい回復してくるわけはない。多結晶シリコンは数量こそ横這いは期待できても価格は下落する。

業績面では強気になんて到底なれないわけですけど、株価は非常に面白い。何と言ってもボラが高い。

2000円まで下げた株はあっという間に倍の4000円。倍になったかと思えば一気に30%の下落で3000円へ。今後も上へ下へと忙しそうじゃないですか?

市況株
チタン プラント 大阪チタニウムテクノロジーズ 航空機 鉄鋼



2009/04/27 06:06

中国が金を買っている、IMFの金売却を一瞬で飲み込んで欲しい

~ スイスを抜いて中国が金保有量5位、これからも増えることはあっても減ることはない。 ~

中国が金を買っている。中国の金保有量が1054トンになり、これは2003年時点の保有量から76%の増加。基本的に先進国は金を買い増ししないわけで、中国の増加はデカイですな。

各国の金保有量。

  • No1. U.S. 8,134t
  • No2. Germany 3,413t
  • No3. France 2,487t
  • No4. Italy 2,452t
  • No5. China 1,054t
  • No6. Swiss 1,040t

日本はどれぐらい金持ってるんですか?

あと金を持っているのはご存じIMF。保有量は3217トン。IMFは資金調達のために始めて債券を出すらしいですが、金を売って現金確保する方向にも当然動く。このIMFの金売却計画というか思惑が金価格の上値を抑えている大きな要因のひとつですな。

でも、中国の金買いを考えると、IMFが売った分は中国が買えばすんなり収まりそうな気がしませんか?株式マーケットで言えば、場外の大口同士のクロス取引みたいな感じ。そうなればIMFの金売却は一瞬で終わりですな。

豚インフルエンザの影響(じゃなくても、そういう後付講釈でも何でもいい)で相場が安くなれば金は堅調になりそうでもある。ま、そんな材料でどうこうしませんけどね。

市況株
IMF 中国 豚インフルエンザ

2009/03/20 19:07

チタンの需要減と減産、業績悪化は当然だけど株価はここまでか

~ 景気が回復し、飛行機が作られるようになったとき、業績と株価の爆発力は折り紙付き。 ~

200903195.gif東邦チタニウムがスポンジチタンの減産を発表。

スポンジチタンの減産及び収益改善に向けた諸施策に関するお知らせ

世界的な景気低迷により一般工業用及び民生用の需要が減少したことに加え、新型航空機ボーイング787型機の納入遅れをはじめとした航空機需要の縮小によります。

飛行機会社はチタン会社にとって重要なお客さん。飛行機が作られれば作られるほど、チタン需要は伸びて価格も上昇する。景気が良くなければ飛行機は作られませんな。

200903192.gif東邦チタニウムは生産能力の40%減で生産をする。そして、新工場の稼働は延期。足下、チタン販売量は減少し、販売価格は低下を続けている。

来期も減収減益が続くのは確実じゃないですか。まさか景気が急回復して生産が急激に戻るなんてないでしょうな。

200903193.gif東邦チタニウムだけじゃなくて、大阪チタニウムも状況は全く同じ。

株価は底を打ったようにも見える。先週までの暴落にも株価はびくともしていない。単に、それまでに十分業績悪化を織り込んで暴落し尽くしていたとも言えましょう。

長期のチャートを見れば底打ちからの上値の大きさに可能性があることは分かる。数年前、たったの数年で30倍や50倍になった株価が記憶に新しい。しかしあれは強烈な上昇でしたな。忘れられない人も多いんじゃないですか?

200903194.gif2009/02/26, 日本経済新聞 朝刊

チタン、5年ぶり値下げ、輸出価格10―15%、航空機需要など急減

国内価格に影響も

 レアメタル(希少金属)の一種で、航空機エンジンや電力・化学プラントなどに使うチタンの輸出価格が五年ぶりの引き下げとなった。日本メーカーと海外需要家との二〇〇九年積みの価格交渉は前年比一〇―一五%の値下げで決着した。世界景気の減速で需要が低迷し、需要家が在庫調整を進めていることが理由。〇九年度(〇九年四月―一〇年三月)の国内向け価格交渉にも影響を与えそうだ。

 チタンの中間原料となるスポンジチタンについて大阪チタニウムテクノロジーズと東邦チタニウムの国内二社と、需要家である米タイメットなど海外のチタン展伸材メーカーが合意した。新価格はおおむね一キロ一四・五―一八・五ドルとなったとみられる。

 世界的な景気減速の影響で、昨年後半から需要が急減している。航空機向けでは米大手ボーイングの〇八年の航空機受注数が六百六十二機と前年比五三%の大幅減。同社の主要労働組合によるストライキも影響し、〇八年の引き渡し機数も前年比約一五%減少した。  化学プラントや海水淡水化プラント向けなども一転して需要が減退。中国や中近東などで「予定物件のキャンセルや工事遅延が出ている」(スポンジメーカー)という。需要家のチタン展伸材メーカーが在庫調整に動くなど需給が緩和したことで価格の引き下げにつながった。

 日本チタン協会(東京・千代田)のまとめによると、〇八年のスポンジチタン輸出量は一万一千六百四十二トンと前年比一・九%の微増。内需を加えた出荷量は前年比〇・七%増の三万八千八百二十六トンとなったが当初見込みの三万九千トンを下回った。

 ▼スポンジチタン 原料のチタン鉱石を塩素ガスやマグネシウムなどと反応させて精製する中間原料。形状が海綿状であることからこう呼ぶ。需要家のチタン展伸材メーカーはスポンジチタンをさらに精製した地金を板や棒、管などの展伸材に加工して販売する。

 スポンジチタンの世界生産量は約十五万トンで、このうち国内二社が約三割を供給する。価格は輸出向けは年単位、国内向けは年度単位で交渉する例が多い。

市況株
チタン 大阪チタニウム 東邦チタニウム

2009/03/16 09:09

GLD(金ETF)の金保有量が世界6位のスイスを追い越した

~ 資金が金に流れているのは確実、プレイするなら原油価格の暴騰・暴落は忘れない。 ~

金ETFとは具体的にはGLDの事。とりあえず資金が流れ込んでいるのは確認できる。

原油価格の高騰・暴落を忘れない。忘れずに、乗るなら乗る。

2009/03/16, 日本経済新聞 朝刊

金ETF最大手、残高1050トン突破(ダイジェスト)

 【シカゴ=毛利靖子】金上場投資信託(ETF)の残高が拡大している。世界最大手でニューヨーク証券取引所などに上場するSPDRゴールド・シェアーズの残高は十三日時点で千五十六・八二トンとなり、世界六位の金保有国であるスイスの残高を抜いた。米金融危機で投資先の倒産リスクに警戒を強める米欧の年金基金が金ETFの購入を増やしている。

市況株
ETF GLD 原油

2008/11/08 21:09

ダイハツディーゼル、中間期は絶好調だけど買いではない

~ 海運と造船に影響を受け、それらは結局バルチックドライ指数に連動する。 ~

ダイハツディーゼルの中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

いやー、数字はブッちぎりで良いんですがね、株価はボロボロですな。通期は中間期比べて増収増益幅が小さいけど、いずれ上方修正されるんじゃないですか。

株価は当然これから起こりうる厳しい業績を見込んでいるわけですね。が、とりあえず足下の受注状況は悪くない。受注高はほぼ前年並みで、受注残は+30%ぐらいで推移。すぐに業績ががくっと落ち込むことも無さそうではある。

問題は船関連と言うことですな。

ご存じの通り、船は景気が悪くなればダメ。景気はこれからもっともっと悪くなる。船とは具体的には造船と海運。造船と海運の株は基本的にバルチックドライ指数に連動します。バルチックドライ指数の落ち込みは信じがたいぐらいですねえ。チャートは青線がバルチックドライ指数。

ダイハツディーゼルとしては、他の船株が好調でなければ上がりようがないと言えましょう。業績はまだ良いのに上がらない、なんて思っていると、そのうち業績が悪くなって、結局業績並の株価と言うことになる。業績数字だけを追っかけて株を買うと失敗する典型ですな。

市況株
ダイハツディーゼル 海運 造船

2008/11/03 13:01

チタン2社、大阪チタニウム、東邦チタニウムの中間決算

~ ボーイングの飛行機生産が軌道に乗れば復活の第一歩なのでは。 ~

チタン会社の中間決算。

最大手の大阪チタニウムテクノロジー。

平成21年3月期 第2四半期決算短信(非連結)

東邦チタニウム。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

両社揃って下方修正も発表していますな。その下方修正の理由だが、航空機向けがダメって事が大きい。つまり、ボーイングの飛行機。2週間に及んだストがようやく終わったっぽいが、いずれにせよB787の製造が遅れに遅れているわけです。チタンは飛行機でたんまり使われているわけであって、ボーイングの生産動向がチタニウム各社の業績に多大な影響を与える。

そんな状況で両社の業績はあまり良くない。しばらくは在庫調整も続くし販売量、販売価格共に苦しそうですねえ。

だからこそ、しばらくして受注をしこたま抱えたB787の生産が軌道に乗れば業績は回復する可能性が高い。

ボーイング以外にも需要先は当然ある。チタンは鉄鋼添加物として使われるので鉄の動向に左右される。今でこそ鉄会社の業績数字はよく見えているが、景気は悪くなるので鉄は重く沈んでいくのは間違いないですな。プラント関連も同じでしょう。

大阪チタニウムの場合は多結晶シリコンもやっているが、こちらも需要が弱くなっている。ここ数年の多結晶シリコン価格の高騰で増産を決め、設備投資し、プラントが完成し増産体制が整ったところで需要がゆるんだという、なんだかありがちな設備投資をしていますな。

スポンジチタン年産32,000 トン体制及び多結晶シリコン年産1,400 トン体制の完成に関するお知らせ

個人的には、チタンと多結晶シリコンというフォーカスは好きですけどね。

200811032.jpg

株価の動きは凄まじい。不動産流動化銘柄の株価も激しいが、チタンも負けていない。いずれまた上へ行く動きが出てくるに違いないので、それを逃さないように今から準備しおいて損はないんじゃないか。今の株価は業績が半分以下になるのを期待しているような感じがしますな。

チャートは、どれだけチタン銘柄が暴騰したかを分かりやすくするためにダヴィンチを加えてみた。いやはや、驚きですなあ。

市況株
チタン ボーイング 多結晶シリコン 大阪チタニウムテクノロジー 東邦チタニウム 航空

2008/10/28 00:12

アサヒプリテック、結局は金価格とドル円相場

~ 貴金属のリサイクルはますます進む、が、結局は金価格次第。 ~

アサヒプリテックが大きな下方修正を発表。

業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ

事業としては好調なのだが、いかんせんこのところの金価格の下落で在庫に持つ金の評価減を計上。先物なんかを使ってヘッジしているわけだけど、急激な金価格の変動にはどうしてもついていけない。なんだかんだ言って、結局は金価格に連動する株と考えれば間違いないよねえ。

肝心の金価格だけど、高値からは30%下げている。通常、景気が悪いときなんかは金に資金が逃避するものだが、そういう状況になっていない。特に、金融がボロボロで、安全な場所にお金は流れていくはずなのに、金価格は下げているわけですな。

もちろん、ドル高は金価格の下落になるけどねえ、天秤に掛ければ安全性が今は優先されるように思うのだが。

東証に金価格連動のETFが上場されたが、それなりに取り引きされている。円高の今、円建ての1326は下げ幅が拡大する。これは仕方ないですな。逆に言えば、円安と金価格の上昇が同時に来れば、1326にとってはダブルで追い風になります。

そういうときが来るんじゃないですか。

市況株
ETF アサヒプリテック

2008/10/06 23:11

イハラケミカルの上方修正、跳ねれば売り

~ 穀物がピークを打った今、農薬と肥料もピークを打つ。 ~

農薬は肥料と同じ流れで考えられるのだろうか?ちょっと分からない。過去数年の穀物高で肥料の企業はえらい儲かった。既にピークを打ったので、肥料も同時にピークを打った。アメリカに大きな企業が多いけど、先日は日本の肥料銘柄ではコープケミカルがぶっちぎりの上方修正だけど、もうおしまいです。

で、農薬も肥料と同様でいいのかな?農薬についてはなぜか今まで考えたことがなかった。今日のイハラケミカルの上方修正を見てハタと気が付いた。

業績予想の修正に関するお知らせ

コープケミカルと同じでブッちぎりの上方修正。売上の半分が海外向け、特にアメリカが多いので、穀物相場にやっぱり関連するはずだと思うんです。そうなればこれもまたおしまいですな。

この上方修正で飛び乗れって人がたくさん出るなら、そこは売りのチャンスじゃないですか。

市況株
イハラケミカル 上方修正 穀物 農薬

2008/10/06 22:10

どれだけ上方修正しても古野電気は船株

~ 船株の相場はもう終わってる、上方修正にだまされるな。 ~

船関連の株をどうするか?どうするかって、もうほとんどの人は売っていると信じてますが。まさかこの期に及んで船株だ!って人はいないはず。

古野電気が景気の良い上方修正を発表。

業績予想の修正に関するお知らせ

とりあえず中間期の業績を利益で+50%の増額。通期は不透明で修正はないけど、いずれ増額されると考えても不自然ではない。最終的に、前期比でも大きくプラスで終わるはず。

じゃあ、株は買いか?否、買っちゃダメですな。船株は終わりです。古野電気に限らず、船株はここ数年でこれだけの業績と相場を作って、今は下落の真っ最中。もう数年は忘れ去るべきだと思うんですね。

もしこの上方修正でストップ高にでもなろうものなら、空売りを仕掛けるべきですな。

市況株
上方修正 古野電気 空売り

2008/10/04 11:11

大阪製鐵、増額。けど、鉄は絶対終わりだ。

~ 神戸製鋼所や合同製鐵も調子良いけど、これが最後ですよ。 ~

大阪製鐵が絶好調の増額。

業績予想の修正に関するお知らせ

神戸製鋼所合同製鐵も同じように目の覚めるような上方修正をすでに発表している。内容も一緒で、原料の鉄スクラップ価格が突然の急落で粗利がえらい出てしまった。今のところ製品価格がそれに連れて暴落していないですな。

だけど、鉄はやっぱり終わりです。

これから不景気はまだまだ続く。不景気に市況株はダメですよ。それに、ここまで一つおの大相場を作った鉄なので、後は数年黙って見過ごすのが良いのではないかと。

市況株
合同製鐵 大阪製鐵 神戸製鋼所

2008/10/01 00:12

コープケミカルの超好業績は続かない

~ 絶頂上方修正で早まってお手つきしてはいけません。 ~

コープケミカルが目の覚めるような上方修正を発表してる。

業績予想の修正に関するお知らせ

数年前の不動産流動化銘柄も負けてしまうぐらいの絶頂上方修正と言えましょう。けれど、早まってはいけない、これは一過性です。

売上の増加は肥料価格が大幅に上がったのが理由で、数量はそんなに伸びていないはず。だから、需要が急激に増えてそれが続くというのは間違いなんですね。

利益の伸びは、原価率の改善。肥料原料の価格はここ数年で暴騰したわけだけど、コープケミカルはうまい具合にそれを見越して、暴騰する前に結構な量を仕込んだわけですね。今その原価が低い材料を使って製品を作っているわけだから、原価率は下がり、利益がものすごい勢いで伸びた。しかも、原価は安いのに海外製品が値上がりするものだから、コープケミカルも値上げできた。

そういう状況はもう続かない。

ここから肥料価格は下がる方向。なぜなら原料価格が下がってきているから。この原料価格の暴騰は、石油や食料などのコモディティの暴騰と同じように来た。下げるのも一緒。

ここが業績のピークですね。

市況株
コープケミカル 肥料

2008/09/30 19:07

神戸製鋼所の上方修正

~ 景気が悪くなれば鉄は儲からない。散る寸前の桜です。 ~

相変わらず鉄鋼が儲かっています。神戸製鋼所は上方修正の発表です。

業績予想の修正に関するお知らせ

繰り返しになるけど、鉄鋼などの市況株は今が本当に桜が散るときだと思うんですね。景気が悪くなっていくのに、鉄が儲かることはないです。今の上方修正は、原油とか為替とか、金属類の原料とか、そういう鉄の需要には関係ないところで利益が出る要因があるはず。

今は市況株を楽しむときじゃない。

市況株
市あ況株 神戸製鋼所

2008/09/25 18:06

合同製鐵、春を謳歌する上方修正?

~ シクリカル株の代表、鉄銘柄。もう春は終わって冬が来ようとしている。 ~

合同製鐵の大幅な上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

この不景気な世の中で、これ以上望めないと程の上方修正を発表。まさに我が世の春。

だけど、ここで間違っちゃいけない。鉄はもう終わり。世界の景気を見渡してみれば、どこもスローダウンは間違いない。景気の方向が下向きなのに、鉄が上向きでいけるというのはどう考えても矛盾している。

今回は原料の鉄スクラップ価格が急落し、原価改善でぐっと上方修正が出たけど、原料価格の下落は製品価格の値下げに必ず結びつく。需要かもバカじゃない。

我が世の春を謳歌してきた鉄関連は今が最後なんじゃないか?

市況株
上方修正 合同製鐵


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