2008/10/25 23:11

信越化学工業が大バーゲンだと思うんだけど

信越化学工業の中間発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

この会社についてあれやこれや考えたことがない。こういう優良な大企業というのは考えるだけ無駄だと思っているわけですね。例えば、トヨタの財務諸表を眺めてああだこうだ分析しても仕方ないし、武田薬品の業績予想を自分なりに考えてみても意味がないってこと。

そういう企業の場合、よってたかったアナリストが企業分析して業績予想を立てているわけで、そのコンセンサス数字を使うのが現実的です。

信越化学も超が付く優良企業だと思っているので、企業としてダメって事はない。ちょっと考えるのは世界的な景気の動向とか、アナリストの業績予想とか、過去の株価のバリュエーションとか。そういうことをざっと考えて、あまりに安すぎれば投資対象として面白いのではないかと。

優良企業というのは、あまり投資的には面白くない。なぜなら、業績は安定的に伸びるわけで、株価もぶっ飛んだりブッ壊れたりしないので儲からない。そりゃあ、新興企業の業績が売買になっていく会社の方が面白いですな。

ところが、今のマーケットでは超優良企業が信じられないほど売られたりする。信越化学も売られ過ぎじゃあないですか?今期はほぼ業績予想は達成する。来期が問題で、株価が言うとおり利益半減ぐらいの減益になるのだろうか?

信越化学は過去10年以上増益を続けている。四季報CD-ROMでは10年分の業績しか見られないけど、多分もっと長いこと増益でしょうな。2000年~2003年ぐらいの、どこの会社も業績が厳しかった時期も増益で乗り切ってきたわけです。

だからといって、世界に不景気風が吹く状況で、来期も増益を続けられない?

個人的には、ほとんど何の根拠もなく増益になると思う。どこかで聞いた話だけど、信越化学が優良企業である理由の一つは、その数字あわせの技術というか、利益コントロールにあると思う。

つまり、あれ100億ぐらい利益が未達になりそうじゃん、ってなると、ちょこちょこっと工場での生産をコントロールしたりすることで簡単に利益を生み出せる体質と言うこと。逆に言えば、あれ500億も余分に儲かりそうじゃん、ってなると、償却を加速させたり、生産を調整したりで、300億ぐらいを来期に残しておく事ができる。

それはもちろん、粉飾決算とかそういう類の違法なものではないですよ。あくまで生産コントロールだし決まりに沿った会計なんですね。

そういうことで、多少利益が出なさそうでも何とか増益になるんじゃないかと勝手に持っているわけですな。仮に、100歩譲って、今期決算発表時に減益予想が出てきたとしよう。

2009年が減益は痛い。でも2010年はどうなのか。業績は回復すると強く信じられる。真っ当な理由なんかない。でも信じられる。

で、現在の株価が3800円。PER8.2倍。PBR1.1倍。配当利回り2.6%。過去10年のPERレンジは15倍~30倍。時々40倍近くまで上がったり14倍ぐらいまで下回ったりという具合。

まさに大バーゲンなのではなかろうか。

化学銘柄
信越化学工業 有望



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