メイテック、技術系人材派遣の最大手、同業に頭一つ以上抜けている
メイテックは技術系人材派遣の最大手。
2009年3月期の業績
売上げ800億円のうち、派遣事業が744億円で売上げに占める割合は93%。そのうち、自動車、電気・電子機器、産業用機械、半導体、情報通信の5業種で73%。
残りはエンジニアリングソリューションの32億円(4%)とグローバル事業、キャリアサポート。後ろの2つは無視して良い。エンジニアリングソリューション事業は、3次元CAD、プリント基板及び解析関連技術等の技術支援。
前期比でそれほど大きな減収減益になっていないのは、派遣契約が切れるのは3月末だから。これは、今2010年3月期の数字を見れば分かりやすい。
2010年3月期は4月から契約更新がされず、大きく減収で大赤字。業績予想数字には雇用調整助成金は含んでいない。会社曰く、「本業だけの数字が本当の数字だから。」
今期業績の前提条件
稼働率は下半期に82%まで回復。稼働率80%で黒字になる。この数字が高いのかどうか、下の方に稼働率の推移を載せる。
1996年からの業績推移
世界中が好景気に浮かれて業績を伸ばしていた2003年から、メイテックはそれほどは業績を伸ばしていない。景気が良いと企業は自社で採用する。そうするとメイテックは採用難になり、仕事はあれど、人がいないような状況だった。
好景気では人がいなくて業績が伸びず、不景気では契約が無くなって業績が伸びず。これをどうするのか、社長の言い分としては、今回の不景気で技術者が就職すべき企業をはっきり認識するはずだ、と。
セグメント別の売上高
自動車、電気・電子機器、半導体の関連が多い。日本が日本である産業ですな。
トップ10の顧客
日本を代表する企業ばかり。売上げ依存度が高い顧客はないし、顧客ベースはとても広い。良いです。
月間新規受注件数
250件が好調の目安数字。足下は100件という悲惨な数字。
稼働率の推移
95%が好調の目安。2009年4月は71%で過去にない低さ。
稼働時間
一人当たりの稼働時間が9.2時間を超えると忙しい状況。残業などが十分あるって事ですな。
技術社員の数
派遣単価の推移
業界平均の派遣単価が3300円のところ、メイテック全社で5000円。フィールダーズが3600円。
月次の稼働率が発表されているので確認する必要あり。直近5月の稼働率は68.8%。4月の69.8%からさらに悪化。通常であれば、4月の稼働率が一番低くて、徐々に上がっていく。新卒社員が派遣されるから。
自己資本比率は66%。借入金はゼロで、現金をたっぷり持っている。キャッシュフローは非常に良い。
2009年3月期の原価率は93%、経常利益率は11.6%。
株主還元は積極的で、配当がしっかりしているし、自社株買い・償却も進めている。
外国人持株比率が高い。
技術系人材派遣の会社の中ではダントツに内容が良い。
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