2008/11/18 14:02

GMOペイメントゲートウェイ、ストック型で利益の質は高い

GMOペイメントゲートウェイの決算発表。

平成20年9月期 決算短信

200811184.jpg 14%増収で17%増益。前々期の成長率からはスローダウンしたものの順調と言えましょう。今期の計画は、15%の増収で19%の経常増益。これもまた悪くないですな。

四半期ごとの業績推移もきれいな右肩上がり。

決算説明資料には情報が詰まっている。

GMOPGを使うような中小のネット販売業者は、決済を提供する会社が沢山ある中からどうしてGMOPGを選ぶのか、考えてみたことがありますかねえ。決済サービス会社は沢山あって、どこも似たようなサービス内容だし、費用だってそう違うわけでもない。

結局、慣れている、勧められている、デフォルトである、そういう事で選ばれてるのではないかと思うね。

GMOPGはもちろんGMOインターネットグループなわけだが、GMOにはレンタルサーバーの子会社が山ほどある。ドメイン取得サービスもあればブログサービスもある。結局、そういうサービスを使ったときに、さて決済サービスはどうしようかとなる。その時、同じグループ会社ですよ、連携が楽ですよ、基本的にデフォルトみたいなものですよ、という感じでGMOPGが出てくるわけ。

そういう流れで、決済サービスだけを提供している会社よりは、ぜんぶひっくるめて提供している会社の方が選ばれやすいはずじゃないですか。特に、知識の低い小さなネットショップではね。大手は知識のある専門の人がいますから。

稼働店舗数の推移。

6,837店(2004年)→16,530(05)→21,245(06)→13,136(07)→19,237(08)

200811183.jpg 2007年にガクンと減っているのは大口顧客だった楽天が自社での決済サービスに切り替えたため。この時はさすがに一時的なダメージが大きかったが、今となれば逆に顧客ベースがものすごく分散される結果となり、業績の安定性が増した。

ストック型のフィービジネスなので、稼働店が増えれば増えるだけ収益は伸び、業績は安定する。安心感のあるビジネスモデルですな。

200811185.jpg 特に公共料金の支払いなどの継続的に発生する支払の処理手数料が順調に増えている。これは強い。お役所自治体は一度決めてしまえばなかなか変更なんかしない。不況は100%関係ない。

お役所以外でも保険や通信、CATV、NHK受信料、新聞・雑誌など、景気に左右されず継続的にカード支払がされるものは沢山ある。こういう支払の処理件数もグングン伸びている。

200811182.jpg 不景気で消費は停滞するのは明らかだけど、ネットショッピングは順調に伸びるんじゃないか。最近、楽天の三木谷社長は、ネットショッピングは不況に強いと宣言しましたな。アメリカでもそう言う風に言われ今まではその通りでした。しかし今回の不景気ではさすがにアメリカのアマゾンに代表されるネット通販企業も苦しいでいますけどねえ。とにかくネットで買物する方向に世の中はある。

200811181.jpg カード支払の比率も増える。不景気で買物全体は減るだろうけど、カードでの支払は増えるはず。とにかくカード支払う方向に世の中はある。

自己資本比率が44%と、フィービジネスのネット企業としては低い。これはカード会社から顧客へ流れるお金を一時的に預かっているためですな。実質的な自己資本比率は89%と極めて高い。

営業キャッシュフローは税引前純利益より多くて利益の質は高い。キャッシュフローはじゃぶじゃぶで金はドンドン貯まる。配当性向は35%だが、もっと上げてくれないか。

200811186.jpg 株価は見事な右肩下がりでようやくバリュエーションもこなれてきた。PERなんて今の相場では無視されるが、それでもPERは13倍。ストック型収益の企業が20%で成長しているのであれば安いですな。配当利回り2.7%も悪くない。ネット企業なのでさすがにPBRは高めだが。

相場が戻るときは他の銘柄より早く強く戻るんじゃないですか。

ビジネスサービス
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