2009/07/27 17:05

水ビジネスで濾過膜やプラントはわずかの割合、管理や運営が重要

200907271.gif世界の水ビジネスの市場規模。出所は住友信託銀行のレポート。2025年に100兆円というのはかなり大ざっぱな数字のはず。それでも参考にはなるかと。

100兆円という規模はデカイ。でも規模よりもハッと気づかされるのは、「水を作り出すビジネス」がわずか10%という部分じゃないですか?濾過膜やオゾン処理が1%の1兆円、プラント建設が9%の9兆円。合わせて10兆の部分が水を作り出すビジネス。

日本企業が活躍しているのは、この10%の部分だけなのです。日本企業にはズバリ水企業は無いので投資テーマになりにくい。

この RO膜法で利用するRO膜は、日本の企業が世界市場で高いシェアを有する製品である。世界シェア1位はダウ・ケミカルであるが、2位は日東電工、3位は東レと日本勢が続く。また、中東地域は海水中の不純物が多くRO膜では目詰まりを起こしやすいとされるが、東洋紡績はこの中東地域で強く、中東地域の RO膜受注の過半を占めている。

(中略)

水処理膜は RO膜を含め5種類あり、これを組み合わせて用いることで下排水であっても商工業用水などとして再利用可能な水準まで浄水を行うことが可能である。東レは自社技術でこの全5種類をラインナップし、需要拡大を見越して既に拠点拡充による生産能力増強を進めている。また、各種膜を揃える日東電工も、MBR(膜分離活性汚泥法)に強みを持つ三菱レイヨンと合弁で水処理膜開発を共同して進めている。今後、重要性を増すと考えられる水リサイクルまで視野に入れれば、複数の膜をラインナップしていることは競争上優位性を持っていると言えよう。

日本では水道はお役所が運営しているし、水不足に悩まされることも(特定の地域を除いては)ほとんどないので、なかなか水がビジネスとつながりにくい。せいぜい日本企業が活躍している水処理やプラント建設ぐらいが水ビジネスの中心と考えてしまいそうになるわけですよ。

残りの90%は水ビジネスの運営・管理。この部分で活躍している日本企業はない。

この市場で強みを持つのは水メジャーと呼ばれる一部の欧州企業である。早くから民営化の進んだ欧州に比べ、日本の水道事業は依然として公的セクターが手掛ける分野であり、日本の民間企業には十分なノウハウ蓄積がなされていない。

レポートにある欧州の水メジャー企業がどこだったか、忘れた。フランスの企業だったかな?

中国にはズバリ水企業がある。香港上場が北控水務(下水処理)、中国水務(水道供給)、天津創業環保(下水処理)。アメリカ上場がDouyan Global Water(下水処理装置・部品)。香港銘柄はパッとしない。Douyanは魅力的。

アメリカ株・BRICS株・外国株
DGW 中国水務 北控水務 天津創業環保 日東電工 東レ 東洋紡



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w3zero72009年7月27日 20:26

スエズとヴェオリア

uchapo2009年8月 4日 21:19

w3zero7さん、

情報ありがとうございました。その2社ですね、大手は。2社名でググってみると、いろいろ情報があります。
こんなのとか。http://gwaterjapan.com/writings/0703envbiznews.pdf

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