2008/10/05 09:09

最新行動ファイナンス入門 by ジョン・ノフシンガー

最新行動ファイナンス入門 by ジョン・ノフシンガー

読んでみたいと思って既に5,6年は経っているような気がする。ようやく読むことができた。

難しい名前の投資理論はたくさんあって、例えば、ブラックショールズ理論なんていうのがあるし、資産評価モデルとかポートフォリオ理論とか、挙げ出せばきりがないわけです。そういう理論の前提となっているのは、投資家は期待収益率とかリスクとか、そういうものの確率にしたがって行動するって言うこと。常に人は合理的な判断をするって事です。

だけどね、自分の投資行動を振り返ってみて、いつもいつも合理的でしたか?合理的だったと信じ込んでいるだけじゃないですか。

人間誰しも感情を持っていて、なかなか勘定だけでは動けないものです。

そういう感情や思いこみ、雰囲気などなど、何か数字的に合理的でない「心理的バイアス」があって、そういう所に焦点を当てるのが行動ファイナンスってやつですね。自分なりの解釈なので、学問的な解釈は違うかもしれないけど、ほぼそういう感じです。

例えば、1.毎月1万円払って12ヶ月後(12万円払った時点で)冷蔵庫をもらう。2.冷蔵庫を今すぐもらって毎月1万円を今後12ヶ月払う。という選択肢がある場合、どっちを選びますか?普通2ですよね。その方がお得です。理屈的にも2の方が合理的です。

じゃあ、1.毎月1万円貯めて12ヶ月後(12万円貯まった時点で)海外旅行に行く。2.今すぐに海外旅行に行って毎月1万円を今後12ヶ月払う。どちらを選ぶ?最初の冷蔵庫の例をすでに読んでいるので、ああ2の方が合理的だな、と今は思う人が多いかもしれない。だけど、冷蔵庫の例がない状態でこの質問をすると、ほとんどの人は1を選ぶ。はず。

が、その選択は合理的ではないです。その理由は冷蔵庫の例で分かりますな。

そういう心理的バイアスが投資行動に影響を与えて、投資家は間違った選択を正しいと思いこんだり、間違いを無理にねじ曲げたり、いろいろやっちゃうわけです。

だから、そんな心理的バイアスがあることを理解し知っておくことで、それが投資に生かせるはずなのです。って、世の常だけど、理解し知ってるからって投資成績が上がるとは限りませんけど。少なくとも、知っておいて損はなし。

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