2008/10/04 16:04

ふしぎなお金 by 赤瀬川原平

ふしぎなお金 by 赤瀬川原平

「大人の絵本」的な趣で、字は少ない。どれぐらい少ないかというと、数分で読み終わってしまう少なさでありますな。

だけど、それはあんまり問題じゃなくて、実に示唆に富んでいて面白い。なんとも言葉に表すのが難しいんだけど、ずっと胸に支えていた小骨がスッと取れた感じがするわけです。

目次

  • I 財布と拳銃
  • II 現金は血液
  • III お金の祖先
  • IV ニナの手形
  • V 悪貨は良貨を駆逐する

お金をむき出しで手に持って歩いたことありますか?そうしたとすると、多分、何かしっくりこなくないですか?いけないことをしているような、危ないことをしているような、見せちゃいけないものを見せているような。お金をむき出して手に持って歩いている人を見ても同じ事を感じないですか?

なぜそういう風に感じるんですかね?実はこれ、数日前に「なんでだろう?」ってまさに考えていた事なんですが、その一つの答えが書いてあるんです。もちろん、その答えが正解、というわけではなく、一つの視点なんだけど、これがしっくりくるんです。

株式相場で損したり得したり。世界中の人達が金儲けしよう、だましてやろう、出し抜こう、そうしているのが株式市場だし資本主義経済なんです。今一番問題になっているサブプライムだって同じ。なぜそんな「悪いお金」が世の中にこれほどまでに広がって、日本で細々と生活している庶民にまで影響を与えているのか?

小難しい金融理論はさておいて、悪化は良貨を駆逐する、ってことでサブプライムを考えると気が抜けていい感じ。

力が抜けている感がいいんですな。

読書・書籍・雑誌
ふしぎなお金 書籍 赤瀬川原平



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