カテゴリー: 倒産・上場廃止

2009/01/12 21:09

取引所が時価総額による上場廃止基準を緩める、やめて欲しい

~ 上場廃止基準に引っかかっている企業は株式相場のせいではなく、企業自身のせい。 ~

株価下落で時価総額が減少し、上場廃止基準に抵触する企業が続出している。 そこで、取引所はとりあえず時価総額基準を緩めて、上場廃止にならないよ

うにするという。言い分としては、今の株価は金融危機によってバカみたいに売り叩かれていてまともな株価ではないからって事ですな。

本当ですかね?東証1部、2部の時価総額基準は10億、マザーズは5億。

先週末時点でその基準を下回っている企業の一覧は以下の通り。これ見てどう思いますか?個人的には上場廃止になって当然の企業ばかりだと思いますな。

東証1部、2部

  • 1872 アゼル
  • 4779 ソフトブレーン
  • 8910 サンシティ
  • 8913 ゼクス
  • 1726 ビーアールホールディ
  • 1844 大盛工業
  • 2006 東福製粉
  • 3207 中央コーポレーション
  • 3238 セントラル総合開発
  • 3306 日本製麻
  • 3409 北日本紡績
  • 3583 オーベクス
  • 5905 日本製罐
  • 5964 東洋刃物
  • 6894 パルステック工業
  • 7736 ユニオンホールディン
  • 7934 メルクス
  • 8858 ダイア建設

マザーズ

  • 2345 システム・テクノロジ
  • 2352 エイジア
  • 2363 モック
  • 2405 FUJIKOH
  • 2409 ネクストジャパンホー
  • 2451 メディアクリエイト
  • 3245 ディア・ライフ
  • 3311 アップガレージ
  • 3330 アガスタ
  • 3716 アーティストハウスホ
  • 3731 京王ズホールディング
  • 3742 デュオシステムズ
  • 3753 フライトシステムコン
  • 3767 ネクステック
  • 3825 リミックスポイント
  • 3856 リアルコム
  • 4794 デザインエクスチェン
  • 6656 インスペック
  • 6726 オー・エイチ・ティー
  • 7853 YAMATO

2009/01/12, 日本経済新聞 朝刊

東証・大証、上場廃止基準を緩和、時価総額下限、4割引き下げ、株価急落企業増加で。

 東京証券取引所と大阪証券取引所は、時価総額が一定額を下回った企業を上場廃止や一部から二部に指定替えにする基準を緩和する方針を固めた。世界的な金融危機を受けて株価が急落し、基準に抵触する企業が急増しているためだ。東証一、二部の上場銘柄は現在、月末または月中平均の時価総額が十億円を下回った場合、その後九カ月の猶予期間内に水準が回復しなければ上場廃止となる。この基準を四割引き下げ、六億円とする方向で最終調整する。

(中略)

 たとえば東証一部の上場銘柄の場合、今は月末または月中平均の時価総額が二十億円を下回り、その後九カ月の猶予期間内に回復しなければ二部に指定替えとなる。さらに一、二部とも、時価総額が十億円を下回り、猶予期間内に回復しなければ上場廃止となる。東証マザーズは五億円が上場廃止の基準。東証と大証は基準の時価総額を一律で四割引き下げる方向で検討しており、月内に正式に決めて発表する。

 昨年秋以降、金融危機で株価が急落し基準に触れる企業が続出。東証は昨年十月に「異常事態が起きている」と判断し、十一月と十二月にルールの適用を一時的に凍結した。今年一月になっても状況は改善せず、基準を適用すると東証だけで三十社以上が上場廃止の猶予期間に入る可能性が出てきた。金融危機は続いており、先行き不透明感も強いため、基準を緩めることにした。基準を四割下げれば最近の株価水準でみた場合、抵触する企業は十社強に減る。

 大阪証券取引所など各取引所も独自の時価総額ルールを定めており、基準緩和で足並みをそろえる。ただ「基準引き下げは企業の経営改革の意欲をそぐことになりかねないため、一時措置とすべきだ」(取引所関係者)との声もある。上場廃止基準にはこのほか、株主数や流通株式数・比率、債務超過の状態が続くことなどがあるが、今回は変更しない見通しだ。

倒産・上場廃止
上場廃止 時価総額 東京証券取引所

2009/01/11 12:12

日本インテグランド、2.7倍の価格で公開買付け、上場廃止へ

~ 旧機動建設が公開買付けで上場廃止を計画、今日までどれだけの人が騙されてきたことか。 ~

日本インテグランドホールディングスが上場廃止になりそう。

エヌアイエイチ・インベストメント株式会社による当社株券等に対する公開買付けに関する賛同意見表明のお知らせ

日本インテグランドなんて言うと分かりづらいが、機動建設と言えば分かりやすいですな。こういう会社が株式市場から消えてくれるのは嬉しいことです。

とりあえず買付価格は76円なので、株価28円に対しては2.7倍。持ってる人はおめでとう。って言いたいけど、こんなボロ株をしこたま持っている個人投資家はいませんねえ。儲けの絶対額は知れている。

それより、昨日まででどれほどの人がどれほどの損をしてきたことか。

とにかく、消えるべき企業はどんどん株式市場から消えてくださいよ。その方がチェックする企業が減って楽だしね。

倒産・上場廃止
上場廃止 公開買付け 日本インテグランドホールディングス

2009/01/11 11:11

クリード、今年2番目の倒産、不動産ファンドの冬はまだ続く

~ これまで倒産した、またこれから倒産する不動産屋には共通点が多い、前兆もよくある。 ~

クリードが会社更正手続きを開始。今年2番目の上場企業倒産。不動産屋では2009年の第一号。負債総額は650億円。

会社更正手続開始の申立てに関するお知らせ

クリードの社長は宗吉敏彦。2008年の10月までは持ち株数が約21000株で、所有割合は12%を越えていた。

社長はその持ち株を担保に金を借りていて、株価下落で担保が処分されたのが2008年10月。

シティバンク銀行株式会社に対し担保として差し入れた保有株券が、2008年10月10日に1株、2008年10月14日に190株減少しております(減少後の担保提供株数は350株)。

株式会社新生銀行に対し担保として差し入れた保有株券が、2008年10月10日に7株、2008年10月14日に2,861株減少しております(減少後の担保提供株数は0株)。

Deutsche Bank AGに対し担保として差し入れた保有株券が、2008年10月14日に1,786株減少しております(減少後の担保提供株数は4,214株)。

持ち株比率は8%に下落したわけですよ。10月に入ってからの株価の猛烈な下落はこの担保処分のせいですな。

そういう形で、社長が持ち株を担保に金を借り、担保処分で株価が下がる例は他にもある。アーバンコーポレイション、プロパストパシフィックホールディングスなど。他にもあるだろけれど、把握しきれませんな。

社長が持ち株を担保に金を借りている不動産屋。そういう会社は倒産する危険性が高いと言えましょう。

今となればクリードオフィス投資法人の売却も倒産準備の一環だったんだなあと分かります。さらに、クリード・オフィスREITの借入金利が異常に高いのも、やっぱり信用なくて倒産可能性が高い証拠なんだなあと今さらながらかみしめる。

っていうか、倒産前に資産を処分するなんて、資産を逃がしたと考えられても仕方ないですな。上層部は倒産がヒタヒタ近づいていることなんて分かるはずで、え!倒産なの!?なんて状況であるはずはない。エゲツない。11月13日に1人11月28日にもう1人、取締役が辞任していますけど、倒産企業の前兆としては非常によくある現象です。

クリードの筆頭株主はいちごアセット。いちごアセットは不動産企業ではアセットマネジャーズとアセットインベスターズにも投資している。全滅ですな。

2008年12月4日の時点ではタワー投資顧問が13%以上もクリード株を持っている。果たして売り抜けたのだろうか?売ってないだろうねえ。悲惨だねえ。

倒産・上場廃止
いちごアセット クリード ファンド 不動産 倒産 流動化

2009/01/11 11:11

東新住建、2009年最初の倒産、やっぱり不動産会社でした

~ 負債総額490億で民事再生手続き、2009年も不動産企業の倒産はまだまだ続く。 ~

東新住建が倒産。新年早々の上場企業の倒産一発目はやっぱり不動産企業でしたな。負債総額490億円。

民事再生手続開始申立てに関するお知らせ

分譲戸建事業においては、愛知県において業界1 位のシェアを占めるに至っておりました。

そんな地方の有力企業も今の不動産マーケットの荒波には勝てませんでした。銀行の支援を得られず資金繰りに窮し倒産。

確かに財務諸表を確認すれば納得の危うさなわけですが、不動参会者では珍しくもない危うさ。そんな中からこの会社だけ倒産するのを見極めることはできますまい。

まだまだ不動産屋の倒産は続きますな。短期トレーディングで割り切って投機するのが最善。どうしても投資したければ、自己資本が厚く保守的で社長や監査法人、主幹事、株主が臭くない会社。そうじゃなければ大手総合不動産ですな。

それぐらいしか手の打ちようがありません。

倒産・上場廃止
不動産 倒産 戸建て 東新住建

2008/12/30 21:09

アクセス、上場廃止は創業者、後継者、会社ぐるみで悪さした結果

~ 社長や創業者の名前を一切書かないなんて、会社ぐるみの悪事と理解してもいいですよ。 ~

アクセスがジャスダック上場廃止。2009年1月27日が上場廃止日。

上場廃止の決定に関するお知らせ

上場廃止は当然ですな。遅すぎですよ。

上場廃止理由。

株券上場廃止基準第2条第1項第10 号a(上場会社が有価証券報告書等に「虚偽記載」を行い、かつ、その影響が重大であるとJASDAQ 取引所が認めた場合)に該当するため。

お金がぐちゃぐちゃと動き回って、最期は社長を含め役員が刑事告訴されたわけですから上場維持できるはずはないですな。(社長の有罪・無罪は決まった?未確認。)

証券取引法で罰金も食らった。

悪さしたのは代表取締役は北博之と代表取締役専務の小路口謙治。筆頭株主の創業者は村上次男。創業者が社長をやっている時からおかしな取引があったと発表されている。

で、何があきれるって、いろいろと状況を知らせるプレスリリースなどで悪さした人をかばうような行為ですな。

刑事告訴されたとかナンチャラ委員会を設置したとか、経過具合とか。そういうリリースの中では話しが悪さした代表取締役や専務、創業者に及ぶわけです。

その言及の仕方ですが、当社元代表取締役、とか、創業者で元代表取締役、とかいう表現だけで、氏名は一切書かれてない。そんなアホな。「当社元代表取締役である北博之は。。。」とか書くのが普通というか筋じゃないですか?

唯一氏名が出てきたのは、代表取締役が山田から松浦に代わってから。山田さんにはまだまだ元の人の息がかかっていたって事ですか?

当社元役員2名に対する刑事告訴に関するお知らせ

結局、氏名を伏せたいわけですな。なるべく知られたくない。隠したい。隠れたい。そういう気持ちは分かりますけどねえ。

倒産・上場廃止
アクセス 上場廃止

2008/12/29 05:05

旭ホームズ、親会社倒産、債務超過、その他諸々で上場廃止

~ 黒い噂からの突然死ではなく、危篤状態継続からの最期ですから、すんなり受け入れられます。 ~

旭ホームズが上場廃止。

上場廃止等の決定に関するお知らせ

有報が提出できない企業は危ないというのは分かってますよね。旭ホームズににしても、上場廃止にちっとも驚きなんてありませんな。

株価は12月9日に1円をつけ、それからは5円以下でウロチョロ。株価も倒産か上場廃止を十分に折り込み済み。まさかこの株価で、半年ホールドして10倍になったらボロ儲け、なんて投資してる人はいませんな。全員1年抜きの短期トレード。

監査法人は新橋。主幹事は丸三。親会社は倒産。債務超過。きりが無いのでもう書かない。代表取締役社長は坂谷賢一。

上場廃止日は2009年1月27日。

上場廃止理由。

株券上場廃止基準第2条第1項第10 号b(上場会社の四半期財務諸表等に添付される四半期レビュー報告書において、公認会計士等によって、「結論の表明をしない」旨が記載され、かつ、その影響が重大であると当取引所が認めた場合)に該当するため。

不健全な企業が株式市場から消えるのは良い事ですな。

倒産・上場廃止
上場廃止 債務超過 旭ホームズ 結論不表明

2008/12/20 13:01

ダイア建設、34社目の倒産、不動産企業の民事再生は続く

~ バブル崩壊を経験し、身が重いままマンションバブルに乗ることもできず、ついに倒産。 ~

ダイア建設が倒産。上場企業の倒産は今年34社目。負債総額300億円。不動産関連企業がバタバタと逝ってしまう。

当社の民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ

プレスリリースは何か哀愁たっぷり漂わせていますな。

当社は、平成元年、東京証券取引所市場第二部への上場を果たし、最盛期には、連結子会社を10 数社有して、それらの連結子会社を通じて、不動産事業以外のファイナンス事業やホテル事業なども手掛け、積極的な事業展開を行いました。

確かに哀愁を漂わせるだけの歴史はある。1976年の設立からマンションを売り、その後バブル経済を経験したマンデベなわけです。バブル後に創業し身軽な状態で2000年以降業績を伸ばした新興マンデベとはひと味違いますよ。

1999年3月期には売上は2000億を越えていた。2003年からから2006年あたりの、マンデベが好業績を謳歌している時期にも売上は伸びず、利益も伸びなかった。売上はどんどん減少して今期は400億の計画。

数年前にレオパレス21の傘下となったが特に良い影響があった感じはしませんな。

株価は10月から一桁台をウロチョロ。倒産を十分に織り込んでいたと言えましょう。週明けはレオパレスの株価も圧迫されそうな気配ですな。

代表取締役社長は西島康二。監査法人は新橋。

倒産・上場廃止
ダイア建設 マンション マンデベ レオパレス21 不動産 倒産

2008/12/17 06:06

松本建工が倒産、不動産・建設関連の倒産はまだまだ続く

~ 130億の売上で30億円のプロジェクトを10年以上かけてやるのに無理があったのか? ~

松本建工が民事再生手続きを開始。今年の上場企業倒産はこれで33社目。負債総額130億円。不動産、建設関連企業の倒産は、上場、非上場関係なく、止まりませんな。

民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ

致命傷となったのは、30億以上もしている事業じゃないですかね?札幌市南あいの里土地区画整理組合っていう南あいの里の開発事業なんですが、これに30億以上使っているようで、この事業が完成するには10年以上もかかるらしい。売上が130億円の企業にとって30億を10年以上かけてやるのはちょっと無理があったのかもしれませんな。

いずれにせよ、北洋銀行からもうお金は出せませんよってことで資金繰りがつかなくなったわけですね。

代表取締役社長は松本節也。筆頭株主であり創業者。大株主は松本さん関連で、50%以上を持っている。監査法人はトーマツ。

倒産・上場廃止
不動産 倒産 建設 松本建工

2008/12/09 01:01

2008年12月9日までの企業倒産状況

~ 上場企業の倒産数は戦後最多を余裕で更新、特に建設・不動産会社が多い。 ~

今年ここまでの倒産状況。

200812092.jpg 図は朝日新聞から拝借したものだが、ITバブル崩壊後から不景気が底打ちする2003年~2004年、そこから景気が拡大を続けた2005年まで、倒産件数は順調に減ってきていますな。新興市場がピークを付けた2006年から倒産件数は増え始め、今年に入って負債総額も一気に増加基調へ転換。

まさに株価と逆相関と言えましょう。そりゃそうですね、企業の調子良さを表すのが株式市場で、調子悪さを表すのが倒産件数・倒産負債総額なんですからね。

上場企業の倒産に限っていえば、戦後最多だったのは2002年の29件。今年は太洋興業までで既に32社で過去最高を余裕でクリア。32社のうち23社が建設・不動産関連企業というのも不動産バブルがはじけた様子をよく表していると言えましょう。

年末に向けてもう何発か上場企業が倒産しますかねえ。

倒産・上場廃止
不動産 倒産 建設

2008/12/09 00:12

太洋興業が倒産、10年以上も粉飾決算を続ければ当然

~ 倒産したのはビジネス環境ではなくて粉飾したから。倒産までの経緯はシンプル。 ~

太洋興業が民事再生手続きの申し立て。これで今年の上場企業倒産は32社目。負債総額148億円。

民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ

倒産までの流れは次の通り。

2008年8月8日、第3四半期決算を発表。この短信を見る限り倒産するとは思えない。赤字かつ財務状況は良くはないながらもキャッシュフローは黒字だし、こんな状況で何年もずっとビジネスをしてきている。配当もきっちり支払われている。

2008年11月17日、「不適切な会計処理の判明および平成20年9月期決算発表の遅延ならびに調査委員会の設置について」を発表。監査法人の太陽ASGから不適切な会計処理を指摘され、過去の数字も含め嘘っぱちがありそうだと。しかも重大になりそうですと。

この発表前に既に株価はずいぶん売られて100円を割っている。ボロ株の仲間入り。インサイダーっぽい怪しい値動きは全然ないので普通に売られて下がってきたんでしょうな。発表後から株価は暴落。暴落ながらも出来高は全然多くなくて、大丈夫なんじゃないの?的な楽観的株主が多いのが分かりますな。

2008年11月27日、「不適切な会計処理に関する調査の進捗状況について」を発表。なんと10年以上も前から架空の利益計上を行っていたんですなあ。棚卸資産や売掛金などの不適切な計上があって、修正すれば債務超過に転落。同時に、過年度も債務超過の可能性。ここまで来ると上場廃止がはっきりして来ますな。

200812091.jpg 翌日より株価は出来高を伴って再暴落。ああダメだこの会社、とようやく認識して慌てて売りに回った様子がこの出来高から分かりましょう。

2008年12月1日、「公認会計士等の辞任に関するお知らせ」を発表。太陽ASGが、もう知りません付き合い切れません、と去っていった。おいおい、今さらですか?何かと太陽ASGの周りでは臭いことが沢山起こりますな。

株価は下げ続けて今日の終値で26円。そして引け後の倒産発表となりました。で、倒産の理由が書かれているが、しっくりこない部分もある。

しかしながら、バブル崩壊の影響により弊社の売上は減少し、さらに近年は、原油価格の高騰や米国サブプライムローン問題、高齢化による農業就業人口の減少等の影響も受け、平成4 年9 月期のピーク時には年間約380 億円を計上していた売上高は、平成19年9 月期には約219 億円にまで減少いたしました。

さらに、本年11 月、社内調査チームによる調査により、連結ベースで約25 億円に及ぶ不適切な会計処理があることが判明いたしました。

そういうわけで倒産したと仰るわけだけど、バブル後売上が減ったことは倒産の直接的原因じゃないですよ。粉飾決算が倒産の理由なわけです。粉飾せず正直にやってきていれば、メーンバンクの助けがあったかもしれない、どこかが買ってくれたかもしれない、こりゃいけないと社員全員がものすごい頑張ったかもしれない。

繰り返すが、粉飾決算が倒産の理由ですよ、太洋興業さん。あたかもビジネスが苦しくなって倒産したような言い方しないでよね。

代表取締役社長は中村哲雄。監査法人は太陽ASG。東京三菱UFJとみずほが大口の借入先。

倒産・上場廃止
倒産 太洋興業 太陽ASG 民事再生手続 監査法人 粉飾

2008/11/29 18:06

モリモト、2008年31社目の倒産、不動産屋は苦しい

~ 上場してから9ヶ月での倒産は酷い、主幹事野村と経営者は責任を取れ。 ~

モリモトが民事再生手続開始の申立を発表。今年31社目の上場企業の倒産。負債総額は1615億円と結構デカイ。

民事再生手続開始の申立てについて

最近流行の(?)不動産会社の倒産。流行りなんて言ったら不謹慎だと怒られるけど、まさに2008年のヒット番付横綱を取れると思いますね。

200811291.jpg エゲツないのは上場したのが今年の2月で、上場してからわずか9ヶ月で倒産という事実。これは主幹事証券の大和も含めて大いに非難されるべきでしょう。アメリカなら会社と主幹事、経営者が訴えられるのは確実ですよ。

倒産の理由はごちゃごちゃと説明があるにしても、ビ・ライフ投資法人に物件売却ができなくなったことでしょうな。一応、有価証券報告書にもリスクとしては記載されている。

何らかの理由により同投資法人にて資金調達ができず物件の取得ができない場合には、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 傘下のREITに物件を売却できないとにっちもさっちも行かないのはモリモトに限ったことではなくて、新興不動産ファンド企業はどこも同じですな。

倒産・上場廃止
REIT ビ・ライフ投資法人 ファンド モリモト 不動産 流動化

2008/11/27 23:11

オリエンタル白石の倒産でインサイダー取引がある

~ 空売り筋を調べればインサイダーは分かるのだからしっかり調べて。 ~

オリエンタル白石が会社更正手続きを開始。今年30社目の上場企業の倒産。負債総額は605億円。

会社更生手続開始申立てに関するお知らせ

200811274.jpg 大株主は太平洋セメント、新日鐵だけど、さすがに支援は無かったという事ですな。資金繰りに行き詰まっての最期でした。

倒産はいいんだけど、何がダメだって、インサイダー取引があったことですな。

倒産の発表があったのは11月26日の場が引けてから。株価が暴落したのは発表前の26日寄付から。寄付にガクッと下がって10時過ぎにはもう一段の暴落。出来高は異常な程に膨らんでますな。チャートは上が日中足、下が日足。暴落と出来高を見てくださいな。

200811275.jpg貸借状況も確認。売残の推移は、20日32200株、21日40600株、25日34900株、とここまでは普通。これが26日には231000株と急増。インサイダーで売り建てた人がいるってことですよ。

本日27日は当然ストップ安売り気配。インサイダーでしこたま空売りした人は今日買い戻す必要もなく、しばらく持ってボロ儲けですな。こんなのは、誰が売っているか調べれば分かるんだから、即調査してしょっ引けばいいじゃないですか。頼みますよ、本当に。

倒産・上場廃止
インサイダー オリエンタル白石 倒産

2008/11/24 08:08

ディックスクロキ、2008年29社目の倒産

~ 不動産会社の民事再生手続きは終わるところを知らない。監査は三優。 ~

ディックスクロキが倒産しました。負債総額181億円。

当社民事再生手続き開始の申立てに関するお知らせ

これで今年の上場企業の破綻は29社目。今までの戦後最多が29社なので過去最高に並びましたな。

倒産の理由は他の不動産屋と同じ。不動産市況が悪化して思うように不動産が売れない。金融危機も手伝って金融機関の貸出し姿勢はますます厳格になる。資金繰りは悪化する。ついに息絶える。

会長は黒木透。代表取締役社長は板倉雅明。監査は三優監査法人。三優がお手伝いしている企業の一覧は是非ご覧下さいな。大株主は会長の黒木透が筆頭株主。

倒産・上場廃止
ディックスクロキ マンション 三優 不動産 流動化 監査法人

2008/11/24 07:07

タスコシステム、遅すぎる上場廃止、ようやく市場から退場

~ 社長の経歴、関係する会社、監査法人、どこをどう切っても臭ってきますな。 ~

タスコシステムが上場廃止になる。

上場廃止等の決定に関するお知らせ

遅すぎる上場廃止ですな。もう何年も前に退場処分を食らっているべき会社ですよ。こんなプレスリリース一枚で上場廃止にしてねえ。

会社の金は全部使ってしまった。貸付金だの預け金だの、ぜーんぶ消えた。消えたって言うけど、どこへ消えるかねえ。どこへ使ったかって?聞くだけ野暮ですよ。

監査法人はKDA。KDAが監査している企業の一覧

社長は山本健一郎。経歴がすごいですな。ジェイブリッジ監査役、小杉産業監査役、多摩川電子(多摩川ホールディングスの子会社)取締役、キムラヤセレクト社長、機動建設工業取締役。

タスコと手を組んでいろいろやってる企業は沢山ある。篠崎屋、日本インテグランドホールディングス(旧機動建設工業)、TRNコーポレーション(店舗流通ネット)。

臭くて息が詰まりそうですな。

倒産・上場廃止
KDA タスコシステム 上場廃止 監査法人

2008/11/08 22:10

ダイナシティ、ようやくの倒産、監査法人はアヴァンティア

~ 問題だらけだったクサイ企業がいよいよ民事再生法の適用を申請。 ~

ダイナシティが倒産。負債総額520億円。

当社民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ

ついに台無しになってしまった。なんてオヤジギャグ言ってる場合じゃございません。

もともと悪い話が絶えない会社でした。社長が(麻薬だったかな?で)逮捕されたり、7億の所得隠しで追徴されたり、元ライブドアの参加だったりと。倒産の急先鋒と言ってもよかったが、いよいよさよならとなりました。クサイ会社には退場してもらうのが一番良いかと存じます。

代表取締役は吉田雅浩。監査法人はアヴァンティア。大株主はインボイスで50%以上所有。親会社ですな。

インボイスは前期末時点ではかなりの金額を貸し付けている。こっそり回収したんですか?発表によれば、貸付金は203億、保証債務が24億、17億だけ評価損を計上すると。残りは回収できるって計画ですか。まじで?

あとは、訳の分からない名前の貸し主が多い。基本、メガバンクが大貸し主でないと危険性がましますな。もちろん、メガバンクだってあっというまに資金引き上げるけどねえ。 参考までに、アヴァンティアが監査する企業。そうそうたる顔ぶれですな。

  • 2467 バルクホールディングス
  • 2497 ngiグループ
  • 3857 ラックホールディングス
  • 7562 安楽亭
  • 8901 ダイナシティ
  • 9448 インボイス

倒産・上場廃止
アヴァンティア インボイス ダイナシティ マンション 不動産 倒産 流動化

2008/11/06 22:10

ノエル、やっぱりというか倒産

~ ずっと危なっかしかったノエル、ついに力つき逝ってしまった。 ~

ノエルが倒産。負債総額414億円。

破産手続開始決定のお知らせ

この会社は上場したときから危うい財務だった。もちろん不動産屋なわけだから株主資本比率は低いのが当たり前なのだが、そうい不動産会社の中にあっても資金繰りがおっかなびっくりだった。不動産マーケット全体がぐちゃぐちゃになる前からそんな状況だったから、今まで生き延びて来られたことに拍手をしたいですなあ。

会社の目指すところとしては、賃貸、売買、流動化、開発などなど、不動産業の全面展開を、しかもバランス良く、展開する事だったわけだが、そんな目標とはほど遠かった。

会社のホームページは既に消えてしまってアクセス不可。こういう所だけは素早い対応。不動産マーケットにもっと素早く対応してよねえ。

有報を確認する。売掛金の最大相手はエルカクエイ。以前倒産している会社で、ジョイントの子会社ですな。そういう所が最大売掛金先というのは危ない印でもあります。金額は2億と小さいので重要性は低いが。

借入先は、横浜銀行が一番大きく、関西アーバン銀行、オリックス、東京スター銀行、東京三菱UFJなどが続く。不動産会社の倒産にはよく顔をだす関西アーバン銀行。

監査法人はトーマツ。

代表取締役社長 金古政利

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ノエル 不動産 倒産 流動化 関西アーバン銀行

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