しまむら、不景気対応株の期待を裏切る業績、節約派はユニクロへ
しまむらの第3四半期決算。
今期ここまでわずかながら減益。売上は微増。通期では売上はもう少し伸びて+2.7%、利益は+6%と増益の計画。通期計画達成は難しいんじゃないですか?つまり、下方修正がでるってことですな。
しまむらの商品は安い。非常に安い。ファッションには好みの問題があるし、そもそもトレンドとかお洒落とかが分かっていないので難しいわけだけど、しまむらのファッション性は低い。男性物なんかちょっとヤンキーっぽい人が好きこのみそうな物しかないような気がするが皆さんいかが?
ファンション性については正直分からないので無視するとして、低価格は間違いないですな。不景気には強そうな気がするわけですよ。
景気が悪くなると、それまでちょっと贅沢していた人達は消費を抑えるようになる。消費を抑えるというのは具体的には、買わなくなるか安い物を買うようになるか、その両方かですな。
買わなくなるのを思いとどまらせたり、安い物に移る人を取り込んだりするのが低価格商売が不景気に強い一つの理由なわけです。そういうところにしまむらは位置するような気がするけど、業績はそうなっていない。
それはやっぱり、ファッション性に問題があるからではないですか?トレードダウンした人達はしまむらに行かない。トレードダウンしてもファッションですからね、自分がかっこわるいと思う物は着られないし、お洒落じゃない物は安くてもいらない。しまむらのファッション性はそういう類なんですよ、きっと。
トレードダウンはユニクロに流れていると考えるのが自然じゃないですか。もっとお洒落なブランド物や一つか二つ上の価格帯で消費していた人達が節約しようって言うときに、お洒落の満足も十分に満たされるのはユニクロのファッション性ということね。
しかしながら、しまむらには元々のお客さんであるおばちゃんやおじちゃんがいる。その人達は相変わらず安いしまむらで買い続けるか、買わなくなるかで、トレードダウンのしようがない。そんな流れでしまむらの業績は伸び無いながらもそれなりに持ちこたえているんじゃないかと。
今後もそれは同じじゃないですか。
伸びてきた会社が頭打ちになると、財務が悪くなるが、さすがしまむら、相変わらずしっかりしてますな。棚卸資産なんて全然増えてない。ここは20%や30%増えても、ああやっぱり業績悪いからね、って誰でも納得できますよ。そういう事がないのはしまむらの強さと言えましょう。
優良大企業なのに四半期決算にキャッシュフロー計算書を載せないのはダメですな。決まりとかそういう事じゃなくて、当然載せるべきものですよねえ。どっかのボロ会社じゃないんだから。
月次も良くないので上がり気味だった株価はすぱっと落ちた。高値が2005年12月と、新興企業みたいなのは何だか不気味ですな。それにしても安くなったと思う。今の株価6500円は2003年~2004年ぐらいの水準なわけだけど、売上は1.5倍以上、利益は2倍以上になっているんですから。配当だって倍以上ですよ。
長い目で見ればこの水準での買いで間違いないんじゃないですか?
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