アーカイブ: 2009年8月18日

2009/08/18 17:05

2009/8/18の相場メモ:忘れちゃいけないアレやコレ

~ 中国政府の銀行指導がマーケットに与えるインパクトは要注意、ネトゲも注目。 ~

中国のインターネット販売

・過去6ヶ月でインターネットショッパーの数は+19%で8800万人。
・インターネットユーザーの25%がショッパー(欧米は65%)

中国の粗鋼生産

・6月 +6.4%(MoM) 4942トン=過去最高
・1~6月 +1.2%(YoY) 上半期として過去最高
・オーバーキャパシティーは変わらず

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コンビニ

・値下げ加速、PB増加 ← DS、スーパーとの競争

シリコンウエハー

・信越半導体(世界シェア35%でトップ)が値上げ要請(300mm) 30~40%
・実現はともかく、2006年春(10%UP)以来3年ぶりの値上げ要請
・300mm価格 2008年秋以降に40%ダウン
・単価 2008年夏 2万円 → 現在 1万~1万5千円
・300mm需要 2008年夏 300万枚 → 2009年初 130万枚 → 現在 260万枚

スーパー売上高

・1~6月 全国スーパー売上高 -3.7%(既存店ベース) 6兆3500億円
・13年連続の上半期減
・衣料品 -11.9%、住居関連 -4.9%、食品 -1.4%(2年ぶりマイナス)
・6月 -4.4%(既存店ベース) 7ヶ月連続の減
・衣料品 -12.3%、食品 マイナス

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アメリカ雇用

・4週平均新規雇用保険申請者数 減少
・ピークを打ったっぽい、高原続くはず

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中国のネトゲ

・2009年予想 Y24B~Y27B($3.5B~$4B)、30~50%の成長
・2008年の成長率 77%

中国の石炭

・上半期の輸入 +126.3%の48Mt

アメリカミシガン信頼感指数

・7月 66 VS 6月 70.8(5ヶ月ぶりの減)

アメリカの景気循環

・歴史的に、不景気後の初年度の成長スピードは、不景気の深さに等しい
・谷(不景気)深ければ山(回復スピード)高し
・今回はどうやら谷深くても山低し

中国の政府対応

・追加の消費刺激策を検討
・家電下郷の拡充=価格上限の撤廃、補助金上限の設定

日立

・上場5社をTOB

アメリカ住宅

・2つの底 A.新築住宅販売・着工件数とB.価格
・Aは実現したっぽい、Bはまだ
・6月の新築住宅販売(年率換算) 384000戸 VS 5月 345000戸
・6月の販売個数(実数) 36000 過去2番目の最低数字
・新築住宅 Months of Supply 8.8ヶ月(順調に減少) VS 1月 12.4ヶ月
・在庫戸数 通常レベルまで下落

天然ガス

・UNGがOTCのスワップマーケットに行かざるを得ない状況

中国政府

・銀行指導 融資が株や不動産へ向かわないように
・莫大な新規融資の一部分は株や不動産を押し上げてきていた

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相場メモ・備忘録
アメリカ コンビニ シリコンウエハー 中国 天然ガス 日立製作所



2009/08/18 17:05

東京都心部のAクラスビルの賃料動向、2003年水準まで急落している

~ 前回のオフィスビル賃料の底は流動化銘柄が勃興した頃、今回は何が出てくる? ~

ニッセイ基礎研究所のまとめたデータ。

底値は近い?東京都心部 Aクラスビルのオフィス賃料

東京都心部のAクラスビルの賃料動向。

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2009年2Qの賃料は2003年~2004年の水準にまで急落している。2003~2004年といえば、不動産流動化銘柄が強烈なデビューを飾った頃ですな。不動産マーケットが底を打った時。

単にその水準まで下がったからもうこれ以上は下がらない、と解釈するのは無理があるものの、非常に低い水準であることは間違いない。ニッセイでは賃料が底打ちするのは2011年と予想している。

東京23区にある大規模ビルの空室率。

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今回の底では何か新しい不動産ビジネスが勃興してくるのだろうか、それとも流動化銘柄などがもう一度勢力を盛り返すのだろうか?

何にせよ、見逃すわけにはいかない。

不動産マーケット
オフィスビル ファンド 不動産 流動化 賃料

2009/08/18 17:05

OTC薬(大衆薬)のPB商品が登場、シェアを伸ばす可能性は十分

~ 食品や日用品で市民権を得たPBはOTC薬へ勢力を広げる、消費者に受け入れられるか? ~

食品や日用品ではずいぶんプライベートブランド商品が増えた。ジャスコやイトーヨーカドーへ行けば、メジャーな商品にはほとんどPB商品がある。ラーメンから始まって、牛乳、豆腐、納豆、洗剤、トイレットペーパー、コピー用紙、テープ。もはや常日頃使うものであればPBは必ずある。

過去、PB商品は不景気になると現れ、景気が良くなると消えていったよね。それは、PB商品は安かろう悪かろうで、不景気という貧乏時代の単なる一時しのぎ商品だったからだと思うんです。

でも、今は状況が変わった。PB商品の品質は確実に上がったし、PB商品で十分満足している人は多いと思うんです。個人的にも、全部のPB商品に満足できるわけではないですけれど、値段との兼ね合いで十分満足できる商品は多い。

そうなると、今回の不景気が去っても、PB商品は生き残る。完全に市民権を得たと言えましょう。

で、そういうPB商品の中で、いつ出てくるかと思っていた物がようやく登場するようです。

2009/08/07, 日本経済新聞 朝刊

PB医薬品、来年度投入、アインと開発のドラッグ店、1号店、千葉で開店。

 セブン&アイ・ホールディングスは6日、グループのドラッグ店、アインファーマシーズと共同開発したドラッグストアの1号店を千葉県のイトーヨーカ堂の店内に開いた。2010年度には大手メーカーより3割以上安い風邪薬などのプライベートブランド(PB=自主企画)も導入する。

 店舗名は「セブン 美のガーデン」で、ヨーカ堂船橋店(千葉県船橋市)に開いた。売り場面積は約930平方メートルで、薬剤師と登録販売者を置く。初年度の売上高目標は10億円。

 ヨーカ堂とアインファーマシーズなどが共同出資で設立したセブンヘルスケア(東京・千代田)が運営する。09年度中にヨーカ堂四つ木店(東京・葛飾)と立場店(横浜市)を改装し、美のガーデンを入れる計画だ。

 同日、記者会見したセブンヘルスケアの水島利英社長はPB医薬品について「高品質を維持しながら価格をメーカー品より3割以上安くする」と語り、まず販売数量の多い風邪薬などから導入する方針を明らかにした。

OTC薬ですね。OTC薬のPB商品。

例えば、風邪薬。パブロンとかストナとか、風邪薬は沢山ある。風邪を引いて医者に行かなければ、そのようなCMでやっていて名の知れた風邪薬を薬局で買うことになる。

風邪薬ってバカみたいに高いよね。風邪薬に限らず、薬は高い。薬は儲かる商品なわけであって、そういう物にはPB商品が現れるのは自然な流れ。

薬という商品の性格上、なんとなくPBには抵抗があるかも知れない。まあ、製薬会社に言わせれば、「安全、信頼、ああだこうだで、PB薬が消費者には受け入れられませんよ。ガハハハ。」なんて事のなりそう。

アメリカでは風邪薬とか胃薬とか、およそ普通に使う薬にはPB商品がある。

セーフウェイなどのスーパーに行けばセーフウェイブランドのPB薬があり、ウォルグリーンなどのドラッグストアに行けばウォルグリーンブランドのPB薬がある。PBの風邪薬は、ナショナルブランドの風邪薬のすぐ隣に陳列されていて、価格差は一目瞭然。しかも、パッケージが非常に似ている。(これはどうかと思うけどね。。。)

そういう状況に一歩近づくのが、上の日経記事の内容。

アメリカのような状況になるには長い月日がかかるのは間違いない。でも、その方向に向かっているのは止められない。

処方薬の後発薬品率はたったの18%(2008年の数字)。政府目標は2012年までに30%。OTC薬のPB商品もそんな数字は期待できるのではないかと思う。

医薬品・医療品・調剤薬局
OTC薬 PB 処方薬 医薬品 後発薬

2009/08/18 17:05

日本に反対する国はあっても、中国に反対する国はありません

~ 中国の支持さえあれば国際標準にできる、中国とビジネスできなくなれば困るから。 ~

NHKの番組で「追跡AtoZ」というのがある。何か一つのテーマを深く追求する番組で、NHKとしては思い切ったライブ感やスピード感がある。でもやっぱりNHKはNHKで、とにかく最初から最後までガチガチの枠にはまった作り方で、ライブ感を出そうとする意味が全くなくなっている。だから個人的には好きじゃない。NHKらしい普通の番組にすればいいじゃない。ま、そんな事はどうでもいい。

先日やっていた番組のテーマが送電力設備の国際標準。日本には1100KVを効率よく送る技術があって、これを国際標準の1つとして認定してもらいたい。認定してもらえなければ、携帯電話のようにガラパゴスの技術になってしまって儲からない。ヨーロッパには日本の技術を認定したくない国がいくつかある。

各国の思惑が絡み合い綱引きがいろいろあって、最終的には投票で国際標準採用が決まる。

投票の段階で反対すると考えられていたのが欧州の各国。欧州にはシーメンスなどの巨大企業があるので、それらに有利な方向に持っていくには日本の技術を国際技術から外そうとするのは当然。

最終的な投票結果としては、反対すると心配されていた欧州勢は賛成に回って、日本の技術が国際標準として認められた。良かったね。

これからは何をするにも国際標準。日本にはそれに対応した人材も必要だし、国の援助も必要だし、技術立国の最重要課題。

そういう趣旨なんですが、一番印象に残ったのは、欧州各国が賛成に回った理由。それは言うまでもなく簡単で、中国が日本の味方に付いたから。中国が日本の技術を使いたがっているから。

つまりですよ、中国の代表が欧州各国の代表に、うちは日本の技術を使いたいから反対票投じないでね、って一言言えば、全てが決まるってことなんです。

番組に出演していた国際標準のプロが言っていた。

「日本に反対する国はあっても、中国に反対する国はありません。」

そういうこと。

ちょっとニュース
エネルギー 中国 電力

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