アーカイブ: 2009年8月15日

2009/08/15 07:07

アイエー、好ニュースとの組み合わせで株主優待廃止、見習うべき

~ 優待廃止と順調な業績、増配、自己株取得をセットで発表、問題はA&Aパートナーズ。 ~

アイエーグループが株主優待を廃止する。

株主優待制度廃止に関するお知らせ

オートバックスFCのアイエーが割引券の優待を廃止するのは意外ですな。それはいいとして、アイエーの優待廃止の仕方が気に入ったわけ。

通常、業績が悪くなると優待は廃止される。そりゃねえ、赤字で優待に金かけるわけには行かないし、こんな経済状況では少しでも経費削減したいからね。だから、優待が廃止になる企業は、優待廃止、下方修正、酷い決算短信、減配、などがセットで発表されることになる。

そうなると、優待族は株を投げるから暴落する。

今回のアイエーはちょっと違う。

業績は決して良くは無いけれど、それほど悪くない。普通に順調な業績と言える。ETC特需なんかもあるので、ひょっとすると今後上方修正があるかも知れない。

平成22年3月期 第1四半期決算短信

同時に増配を発表。配当利回りは3.7%。

さらに自己株取得を発表。取得するのは発行済株式数の0.6%(6万株)と小さいものの、出来高が数千株の銘柄にとっては大きな数字。

アイエーとしては、優待廃止で株価暴落を心配していたんじゃないですか?

だから、それなりに良い業績発表と増配、自己株取得に合わせて優待廃止を出してきた。

良いニュースと悪いニュースで、株価が暴落しない対策をする。好感が持てますな。実際株価は下げていない。

と、アイエーの立派な株主優待廃止を見たけど、アイエーの監査法人はA&Aパートナーズですな。その前が優成。

粋な優待廃止発表も、これがあるから100%ブチ壊しなのが無念残念。

株主優待
A&Aパートナーズ アイエーグループ カー用品 株主優待 監査法人 自動車



2009/08/15 07:07

ダヴィンチ、資金繰りは大丈夫か、流動化ビジネスに光は差さない

~ ファンドの手数料だけで成り立つビジネスモデルではなかったのか?それが強だったような? ~

ダヴィンチ・ホールディングスの第2四半期決算。

平成21年12月期 第2四半期決算短信

数字的には悲惨ですな。かといって驚くようなことでもない。継続企業の前提に関する注記はついたまま。

いつも発表される決算説明資料。

2009 年12月期(第12 期)第2四半期決算の概況

とりあえずツッコミどころ。

REITによる物件購入の動きが始まれば、私募ファンドの出口戦略にも明るい兆しが見えてくると考えられる。

結局、REITが復活しないと最後の押し込み先が無いのでどうにもならない。ファンド間で転がして儲かった数年前の状況は返ってこないのだからね。でも、あと10年もすればそういう時代がもう一度やってくるのは歴史の示すとおりでもある。

実際の不動産取引においては、立地が良く需要が強い賃貸住宅の取引はされているものの、オフィスについては大型物件の取引は細ったままで、確認できる取引の殆どが小型物件の投売りという状況が続いている。

以前は賃貸住宅が全然動かずオフィスがそれなりに取り引きされている、という趣旨でしたけれど、それとは正反対になったようですな。

東京都心については、オフィス賃料の水準が低下してきているので、ビルの空室率はそう遠くないうちに底打ちすると予想される。

そうでしょうねえ。

ダヴィンチが一番得意とする不動産私募ファンドの運用に集中し、それ以外の事業については来年度までに譲渡する

川上、川中、川下を全部抑えるビジネスモデルは失敗でした。

BNPパリバプリンシパルインベストメンツジャパンとのコミットメントライン契約に基づく借入金250億円のうち、30億円を7月1日付けで期限前弁済している。借入金の最終弁済期限延長に向けた基本合意は得ており、現在はその具体的な方法についての協議を行っている。

BNPパリバからの借金については基本合意ができている模様。決算短信には基本合意とかいう言葉はない。ニュアンスから予想しろって事ですか?「基本合意は得ており」という言葉があるかないかでずいぶん違うような気がする。

ダヴィンチ芝パークについては複数のレンダーと新規のローン調達および期限延長について交渉しており、パシフィックセンチュリープレイス丸の内については既存債権者との間で協議を行っている。

まだ協議が終わらないんですね。

地方の物件を中心にデフォルトが発生し、ファンドに一定程度の損失が発生する見込み。 地方は苦しい。

V号ファンド「ノービル」については、エクイティの募集は完了しており投資可能な状態にあるが、不動産マーケットにノンリコース・ローンの供給が戻るまで投資の開始は見合わせる。

デットは集まらない。不動産ファンドに貸し付ける金融機関はまだ無い。ダヴィンチでこんな状態なのだから、他のファンドの状況も想像に難くない。

リアルエステイト・オポチュニティ・ファンドのIII号「ムーンコイン」及びIV号「カドベ」の運用手数料収入のみで会社運営が成り立つ規模まで組織をスリム化する。

ダヴィンチの以前の言い分では、運用手数料収入だけでもやっていけるのがダヴィンチモデルの強みではなかっただろうか?確かそういう説明があったはず。そういう時期があったのは事実だけど、組織肥大化で今はそうではなくなったということですか。

不動産流動化企業に光は見えない。

株価は相変わらず高ボラティリティーなのでトレードには非常に良いですな。それに、倒産さえせず生き延びるのであれば、株価が底値圏であるのは間違いないはず。もっとも、「圏」は広いけどね。

不動産・マンデベ・流動化
REIT ダヴィンチ・アドバイザーズ ファンド 不動産 流動化

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