アーカイブ: 2009年7月

2009/07/16 18:06

中国、インド、ブラジル、ロシアのマクロ経済がまとめられたレポート

~ 新光総合研究所のレポートに新興国のマクロ状況がグラフ入りで詳しい。 ~

新興国(BRIC)のマクロ経済状況。分かりやすくまとまっている。

新興国経済概観(09/07) 内需主導で底堅いインド、底打ち感示すブラジル、不透明感残るロシア

一言で無理矢理まとめれば、底打ちから回復している状況、と言えましょう。

統計・資料・調査
BRICs インド ブラジル マクロ経済 ロシア 中国 新興国 統計

2009/07/16 18:06

物語コーポレーション、6月月次でははっきりとモメンタム悪化

~ 株価は全然高くないものの、モメンタム的には一番美味しい時期は終わった。 ~

物語コーポレーションの6月月次数字。

平成 21 年6月期 6月度 月次売上高前期比(速報値)及び店舗数のお知らせ

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既存店は100%割れ。全店では114.6%。モメンタムは完全に下降線。

株価に割高感はなくむしろ割安感さえある。今期も新規出店で20%ぐらいの売上増を計画しているはず。それでもモメンタムを失うと株価は苦しい。既に物語コーポレーションの株価パフォーマンスで一番美味しいところは終わったはず。

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外食・レストラン・居酒屋
お好み焼き レストラン 中華 外食 物語コーポレーション

2009/07/16 17:05

総和地所、倒産しそうな不動産屋ナンバーワン、監査は大丈夫か

~ 業務停止になった監査法人ウィングパートナーズが辞任、さて次はどこに頼みますか? ~

総和地所の第1四半期。

平成22年2月期 第1四半期決算短信(非連結)

プロパストと並んで倒産しそうな不動産屋の最右翼。それにしても倒産しませんな。いつ倒産してもおかしくないのはこれまで通り。

監査法人はウィングパートナーズ。ウィングパートナーズは業務停止を食らったので、監査が受けられないというリリースが出ている。

苦しいねえ。ウィングパートナーズに辞められたら、一体どこに頼めばいいのか。A&Aパートナーズとか創研合同とか、その辺りですか?

クサイ会社・エグイ企業
ウィングパートナーズ マンション マンデベ 不動産 倒産 債務超過 総和地所

2009/07/16 17:05

プロパスト、倒産しそうな不動産屋の最右翼、持ちこたえている

~ いつ逝ってしまっても納得な状況は続く、短期売買のオモチャで今日はストップ高。 ~

プロパストの決算発表。

平成21年5月期 決算短信

不動産屋の中で倒産予備軍最右翼とも言えるプロパストですけど、まだ倒産しませんな。しかしながら、いつ逝ってしまっても当然なのは変わらない。

とりあえず、相場全体が強いためか、それとも倒産しないからか、今期予想が黒字だからか、本日の株価は高い。ストップ高。

まさか業績回復で株価が上がるとは誰も思っていない。短期売買でもてあそぶオモチャですよ。監査法人は明誠。

クサイ会社・エグイ企業
プロパスト マンション マンデベ 不動産 倒産 流動化

2009/07/16 17:05

違った意見は間違った意見ではない、他力本願で上手に説明

~ 自分が上手に表現できないことを誰かがしてくれると、スッキリするし、ほっとする。 ~

うぅーん、言いたいことをとても上手に書いてくれている。

打ち上げ花火への水かけ論

2ページ以降は登録しないと読めない。登録は無料なので適当なメルアドで登録して読んでみて欲しい。

自分自身も小田嶋さんと全く同じタイプなので、書かれている事、言いたい事がよく分かる。でも、自分ではとてもじゃないけどこんなに上手く文章で表現できない。文章じゃなくて言葉でも同じだけれど。だから、このコラムを読んでスッキリした気分になれた。

でも思うんです。多分、小田嶋さんや私と同じタイプでない人がこれを読んでも、???な部分が多くて理解できないのではないかと。それは小田嶋さんが書いている。

ひとつのあり得べき異論として、尊重することをしない。

違った意見は間違っている、そういう風に考える人が多いわけです。違った意見は違っている、そういう風に考えられないということ。

世の中ほぼ全てのことに絶対は無い。「ムカつく奴は殴って殺していい」、そんな考えに対しては、「その意見は間違っている」、と誰もが言える。「あ、そう、私はそうは思わないけど、あなたの意見は私と違っているのね。」と済ますわけには行かない。

こういう違った意見が間違っているケースは非常に少ない。99%の事は意見の違いでしかない。

だから、「ああ、違う意見なのね。」でいいじゃないか。

よもやま話(投資以外の話題)
コラム

2009/07/12 10:10

2009/7/12の相場メモ:忘れちゃいけないアレやコレ

~ 景気悪化の底が見えたような内容が多い中に、嫌な感じの数字が時々顔を出す。 ~

太陽光発電

・YGEから強気のコメント 2Qの出荷は1Q比+70%
・マーケットコンディションは良い、シリコンは安い
・SPWR、STPからも強気コメント

素材

・エチレン設備 5月の稼働率 91.7% 先月比+3.2
・90%超は2008年8月以来
・鉄鋼 減産幅はどんどん縮小、前年比では大幅減変わらず

中国

・内陸部で成長率が高い 重慶市、四川省、雲南省
・重慶市 人口3000万、台湾から投資誘致、GDP+12%予想
・四川省 人口9000万(成都市1000万)、GDP+2桁予想、震災需要
・雲南省 昆明市、東南アジア貿易、GDP+2桁予想
・沿岸部は輸出不振 上海、広東省
・長江デルタ地区(江蘇省~浙江省) 半導体、電子部品輸出基地が苦境

モンゴル

・GDPの30%は銅
・通貨ツグリク

コンビニ

・見切り販売制限は不当
・7-11の廃棄ロスは全店で600億円

アメリカ中古住宅

・5月の中古住宅販売 +2.4%(mom)、-3.6%(yoy)、3分の1は差し押さえ
・在庫 それなりに下げ基調
・month of supply 9.6ヶ月(ノーマルは6ヶ月) それなりに下げ基調
・「隠れ在庫」は不動産マーケットの改善と共に出てくる

アメリカ新築住宅

・5月の新築住宅販売 過去最低数字 年率34万(2005年ピークは140万)
・month of supply 10.2ヶ月 減少だけど高い数字(1月の12.4ヶ月が最高)
・在庫 ノーマルレベル

中国クレジットカード

・6ヶ月以上の滞納 前年比+133% Y4.97B($730M)=総額の3%(5月)
・5月のクレジット残 Y166.8B 前年比+88%
・カード発行枚数 150M(1人当たり0.11枚) 前年比+43%
・一人当たり アメリカ4.4枚、ブラジル0.95枚

OECD

・2年ぶりに世界アウトルックを改善方向へ変更
・2009年 -4.3% → -4.1%
・不景気は底に近づいている

アメリカ消費者クレジット

・貸し倒れ償却率10%超 6ヶ月連続最高更新
・ストレステスト more adverse senario = 18%~20%(2年で)

相場メモ・備忘録
アメリカ コンビニ モンゴル 中国 住宅 太陽光発電 素材

2009/07/12 10:10

ウォーレン・バフェットの3つの投資アドバイス@ABCインタビュー

~ 常識を持って考える、その後で株式投資の指標やら何やらを考える。 ~

Warren BuffettがABCのインタビューで投資の3アドバイス。

1. If it seems too good to be true, it probably is.
2. Always look at how much the other guy is making when he is trying to sell you something.
3. Stay away from leverage. Nobody ever goes broke that doesn’t owe money.

まずは常識的に考えろ、という事かと。

誰かのアドバイス通りに株を買えば儲かるのであれば、世の中に貧乏人はいない。何かを飲むだけで痩せられるのであれば、世の中に肥満はいない。

そういう常識。

その後で、しばしばバフェットと結びつけられて語られる、長期投資とか、トールゲート型企業とか、ROEとか、企業の本質的価値とか、そういう事を考える。

著名投資家の考えと行動
Warren Buffett ウォーレン・バフェット

2009/07/12 10:10

トーセイ、不動産マーケットの底打ちと物件取得の再開を宣言

~ 不動産マーケットの底が見えたような説明が不動産企業の短信に増えてきた。 ~

トーセイの第2四半期決算。

平成21年11月期 第2四半期決算短信

おっ!と思わず声を上げたくなるのはこの部分じゃないですか?

なお、当社は、これまで、来るべき投資機会に備え、低価法の早期適用・棚卸資産の販売促進・有利子負債の圧縮を推進し、経費削減策を進めるなど、財務健全性の強化に努めてまいりました。その結果、当第2四半期末で自己資本比率約35%を実現するなど財務基盤の再構築が進展いたしました。今後は資金調達環境の改善状況および市況に鑑み、住居系物件及び10 億円以下の収益物件(オフィス・マンション)を中心に、来るべき投資機会が到来したと判断し、昨年来差し控えていた仕入れを再開することといたしました。平成21 年5月にアクイジションチームを編成し、東京23 区を中心としたオフィス、マンション等の収益物件を中心に仕入れを行ってまいります。

来るべき投資機会が来た。つまり、不動産マーケットは底だと。それは何も、不動産価額が下げ止まったとか、空室率がピークアウトしたとか、そういう不動産だけの事を言っているのではないはず。

マクロ経済や資金調達環境、自分のバランスシートや経営体制、そういう諸々の状況を全部ひっくるめて、来るべき時が来た、って事ですよね?

結果として、「住居系物件及び10 億円以下の収益物件(オフィス・マンション)」の仕入開始ですか。ただ、「収益物件」と説明しているのは、賃貸用物件って事ですか。しかしそういう物件だって、不動産マーケットが底と思わなければ買わないでしょ。

トーセイの言うことを鵜呑みにできないのは言うまでもない。

ポイントは、最近チラホラと不動産会社の短信で「そろそろ不動産マーケットは底ですよ」的な説明が見られるようになった事。

で、株ですけど、不動産銘柄は相変わらずものすごいボラが高い。デイトレがうまい人には最高のセクターじゃないですか?安くなったところは思い切って買い、吹いたところは躊躇なく売り、そうくしながら中期ポジションを持てたら最高ですね。そうはうまく行かないけどね。

不動産・マンデベ・流動化
トーセイ ファンド 不動産 流動化

2009/07/12 09:09

ウィングパートナーズ、赤坂・吉野ペア、金融庁から処分食らう

~ 君子危うきに近寄らず、短期売買以外でウィングパートナーズ監査企業は無視してOK。 ~

ウィングパートナーズに金融庁から業務停止命令が出た。

監査法人及び公認会計士の処分等について

株式会社ペイントハウス(以下「ペイントハウス」といいます。)が作成した財務書類について、証券取引法に基づく監査証明を行った公認会計士に対して、並びに、株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(以下「ゼンテック」といいます。)が作成した財務書類について、金融商品取引法に基づく監査証明を行った監査法人ウィングパートナーズ及び監査法人の業務を執行する社員(以下「業務執行社員」といいます。)として監査証明を行った公認会計士に対し、本日、下記の処分を行いました。

監査法人ウィングパートナーズについては、ゼンテックの平成20年3月期の財務書類に係る監査において、同監査法人の業務執行社員が、相当の注意を怠り、重大な虚偽又は脱漏のある財務書類を重大な虚偽及び脱漏のないものとして証明した。

ウィングパートナーズの1ヶ月の業務停止。エグイね。エグイって、金融庁の処分がエグイんじゃなくて、ウィングパートナーズのやってることがね。まあ、ウィングパートナーズが監査している企業の一覧を眺めれば、ため息しか出ないですな。

200907129.gifウィングパートナーズに監査を頼んでいる企業には何かと面倒も出てきそう。報告書が出せないとかあるかもね。右のリストは最新の四季報の情報。監査法人の変更をする企業があるので、必ずしも正確ではない。

それから、公認会計士の処分。処分対象者。

公認会計士 赤坂 満秋(登録番号: 第8922号 住所:東京都世田谷区)
公認会計士 吉野 直樹(登録番号:第10355号 住所:神奈川県横浜市)
公認会計士 森下 賢二(登録番号:第19013号 住所:東京都世田谷区)

赤坂満秋とか吉野直樹とか、あっちこっちでよく出てきますな。俗に言う、赤坂吉野ペアですか。この2人は業務停止が1年以上。。。。資格剥奪ととかってできないんですか?こういう風に処分された人はググって見るとヒジョーに奥が深い。読み出したら止まらなくなって、時間がどんどん過ぎる。無駄な時間なので、ダメって事だけ理解すれば良いでしょう。

処分理由。

赤坂会計士と吉野会計士は、ペイントハウスの平成17年8月期の財務書類に係る監査において、相当の注意を怠り、重大な虚偽のある財務書類を重大な虚偽のないものとして証明した。

赤坂会計士と森下会計士は、ゼンテックの平成20年3月期の財務書類に係る監査において、相当の注意を怠り、重大な虚偽のある財務書類を重大な虚偽のないものとして証明した。

事案の概要はこんな感じ。

(1)ペイントハウス案件

ペイントハウスは、平成17年10月21日に社債管理会社との間で和解契約を締結したことにより、約117億円の債務免除が行われたが、当該債務免除益約117億円を、平成17年8月期に計上した重大な虚偽のある財務書類を作成していた。

赤坂、吉野両会計士は、債務免除の実現時期について、ペイントハウスの主張や法律専門家の意見書を入手したことなどから、社債権者及びペイントハウスの意思は8月末に債務を免除することにあると考え、平成17年8月末時点で債務免除は行われており、債務免除益を平成17年8月期に計上できる旨の判断を行った。

しかしながら、赤坂、吉野両公認会計士は社債権者の意思が8月末に債務免除をすることにあることを証明するために十分な監査証拠は収集していなかった。また、平成17年8月末に債務免除益を計上できるとの結論について複数の否定的な見解を入手していた。このため、債務免除益の実現時点について、更に別の法律専門家の意見を聴くなど、追加的な検討が必要であったところ、当該検討を怠り、債務免除益が平成17年8月末に計上できるとの誤った判断を行った。

(2)ゼンテック案件

ゼンテックは、①実態のない事業譲渡に基づくのれんの計上、②架空売上の計上、③売上の繰上計上、④債権譲渡契約の偽装による貸倒引当金計上の回避の方法により、重大な虚偽のある財務書類を作成していた。

森下会計士は、①について、実質的な事業譲渡が行われたと判断してのれんの計上を認めていたが、事業譲渡契約が締結されないまま相手方が営業を続けている状態で、ゼンテックの子会社の事業の実態の観察や事業譲渡契約の交渉状況の確認等を十分行わないまま、のれんの計上を認めていた。

また、②及び④について、取得した商品リストにない商品の売上や、ゼンテックの説明と契約書の記載内容の相違といった、入手した監査証拠間の矛盾について追加的な確認手続を行なっていなかった。

赤坂会計士は、総括的な立場でゼンテックの監査に関与していたが、監査調書の査閲等を十分行わなかったことから、森下会計士が上記の事項について十分な監査手続を行わなかったことを看過した。

クサイ会社・エグイ企業
ウィングパートナーズ 監査法人 行政処分

2009/07/12 09:09

機械受注は回復していない、長期グラフを眺めて流れを把握

~ 1997年からの機械受注の推移、急落した受注額は相変わらず下げ止まりの気配なし。 ~

機械受注の状況。グラフの出所は新光総合研究所のレポート

1997年からの機械受注の推移。100年に一度のショックの大きさが分かる。まだ底打ちしてはいない。

200907091.gif

製造業と非製造業の機械受注。

200907092.gif

機械受注はブレの大きな統計ではあるものの、鉱工業生産指数と合わせてチラ見しておきたい日本の経済指標です。

統計・資料・調査
マクロ マクロ指標 機械受注 経済統計

2009/07/12 09:09

東京エレクトロン、受注の底が見えた、韓国・台湾の状況は良い

~ 台湾や韓国の半導体、液晶パネルメーカーの業績は改善している、ようやく製造装置も。 ~

東京エレクトロンの受注が上向いた。

四半期受注額

200907101.gifやっとです。半導体・液晶パネル製造装置の受注が上向き、製造装置業界にも底入れの兆しが見えた。図は日経より拝借。

半導体・液晶パネルの製造装置は日本勢が強い。だからってわけじゃないだろうけれど、半導体や液晶パネルと言うと、何やら日本のメーカーを想像する人も多いのでしょう。(どこかの半導体メーカーが国から資金をもらって、日本にとって最重要な産業・会社みたいな事を言われているけれど、全くもって筋違いかと思うね。)半導体・液晶パネルと言われれば、韓国と台湾を真っ先に考えるのは当たり前。

台湾の半導体、液晶パネルメーカーの業績はグイグイと回復している。もちろん、世界好景気まっただ中のピークには届かない。それでも前月比の数字ではとっくに底を打ったし、前年同月比のマイナス幅も縮小を続けている。

韓国についてはあまり状況を把握していないものの、半導体関連については回復しているのは間違いない。

セミコン、エレク、PC、コミュニケーションなどの産業ニュースは、最近DigiTimesというサイトを見つけた。特に台湾の状況がよく分かる。と思うんですけど、このサイトってどうなんでしょう?とにかく最近のニュースは超強気な物ばかりで、まさか万年強気のニュースサイトではないよね?

いずれにせよ、東京エレクの受注が底を打ったっぽいなあ、という事は頭の片隅の置いておくべき。

こういう情報はこれだけでは単なる点なわけですけれど、点が集まって線になり、やがて線が束になって流れになる。今ある線に点を加えることもできる。投資とはそういう作業の繰り返しなのかと。

2009/07/10, 日本経済新聞 朝刊

東エレク、受注、4~6月82%増、1~3月比、半導体装置が底入れ。

 東京エレクトロンが9日発表した2009年4~6月期の半導体・薄型パネル製造装置の連結受注高(速報値)は、直前四半期(1~3月期)に比べ82%増の490億円となった。台湾や韓国などの半導体メーカーが半導体回路の微細化に向けた設備投資を再開し、半導体製造装置の受注が増えたほか、保守サービスの受注も回復した。

 連結受注高の前年同期実績(1047億円)との比較では53%減と低水準にとどまる。ただ、受注高が直前四半期に比べて増加したのは3四半期ぶりで底入れが鮮明になってきた。

 装置の種類別では半導体製造装置の受注高が480億円となり、直前四半期と比べると約2・4倍に増加した。携帯電話などに使われるNAND型フラッシュメモリーの需給が改善。韓国の大手メモリーメーカーが設備投資を再開した恩恵を受けたほか、台湾のファウンドリー(受託生産会社)大手からの注文も入ったとみられる。

 一方、薄型パネル製造装置の受注は直前四半期比84%減の10億円にとどまり、低調だった。大型案件の受注がなかったことが響いた。成長分野に位置づける太陽電池向け装置の受注もなかったようだ。

ハイテク・IT・テクノロジー
半導体 半導体製造装置 台湾 東京エレクトロン 液晶 韓国

2009/07/07 08:08

伊藤園の6月月次、業績計画を大幅に上回って好調に推移

~ ミソくそ相場の景気敏感株を利食いし、高配当利回りのディフェンシブへシフト。 ~

伊藤園の6月月次数字。

平成22年4月期6月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

200907071.gif6月は+4.5%、今4月期ここまで+3.2%。良い数字です。今期の業績計画は、第2四半期売上げ+0.1%、通期売上げ+0.8%。今のところ、この計画をはるかに上回る推移ですね。

伊藤園については優先株の配当利回りが5.9%もあることから、ミソくそ相場の終わりに向けてシフトするのはどうかと書いたたわけです。それからのパフォーマンスは横這いで、これではちっとも儲からない。値を飛ばした銘柄ばかりの相場で伊藤園のパフォーマンスは不満足と言えましょう。

しかし相変わらず流れとしては、大きく利の乗った景気敏感株のポジションは徐々に縮小しつつ、伊藤園みたいな株にシフトするのを基本としたいと思うんです。

食品・飲料・日用品
ディフェンシブ 伊藤園 優先株 配当 食料品 飲料 高利回り

2009/07/07 08:08

エヌ・ピー・シー、セクシーな太陽光発電テーマの本命銘柄

~ テーマやセクターは業績に先行して考えられるし、株価においても先行する。 ~

エヌ・ピー・シーの第3四半期決算。

平成21年8月期 第3四半期決算短信

太陽光発電関連銘柄のど真ん中本命です。

数字が良いのは分かっていたこと。先月末には上方修正を発表している。今時貴重な上方修正ですな。

当社グループの主力事業である太陽電池製造装置事業におきましても、前連結会計年度と比較して引き合い数が若干弱含むなどの影響が出ております。しかしながら、技術力や実績のある太陽電池メーカーでは依然、事業が堅調に推移していることから、景気後退による太陽電池の最終需要の落ち込みは一時的なものと予測されます。さらに、各国における新エネルギーの電気の利用を促進する制度等を追い風に、太陽電池市場の普及は地域的な広がりをみせてきております。これらのことにより、地域的に時間差を伴うものの、製造装置市場は早ければ今秋あたりから徐々に回復基調になるものと予想しております。

受注の状況(太陽電池製造装置のみ)を確認すると、受注高は前年同期比で-27%、受注残高は-24%。確かに引き合いが弱含んでいる。

普通は受注が減っているような状況は嫌われる。でも、こと太陽光発電関連については、将来性ばかりに注目が集まるし、それで株価が決まる。

つまり、NPCの言うように、今秋ぐらいから再び引き合いが活発になる。そして、太陽光発電マーケットは成長軌道に戻り、受注がグングン回復し、業績が伸びる。そういう流れをマーケットは期待し、株価に反映させているわけです。

太陽光発電関連銘柄はテーマが業績に先行し、株価も業績よりテーマで動く。これは忘れちゃいけない。

太陽光発電というテーマは、新エネルギーというセクターの一部。新エネルギーというセクターに関しても、セクターが業績に先行し、株価も業績よりセクターで動く。

その中で、より優秀で将来性があり、業績が追いついてくる銘柄の株価が、テーマ・セクター銘柄の中でも飛び抜けて株価が上がる。

そういう銘柄と、どこかにポツンと取り残された、セクシーなテーマやグラマーなセクターに属していない好業績銘柄と、同じように投資していたのではダメじゃないですか?

ゲームプラン・投資戦略
エヌ・ピー・シー セクター テーマ 太陽光発電 太陽電池 新エネルギー

2009/07/07 07:07

静かなハイブリッド車に疑似エンジン音かメロディーを乗せる

~ 後ろから近づくハイブリッド車に気づかずヒヤリとする、事故を防ぐために自動車に音は必要。 ~

ふと気がつくと自分のすぐ後ろの車が来ている。これはびっくりする。

通常、車が近づいてくるとエンジン音がするので、後ろから来ても分かる。でも、ハイブリッド車が電池で動いているときは音がしないので、後ろから来ると気が付かない事が多い。

だってね、プリウスって自分で運転していても、あれエンジンかかってる?と真剣に思うわけです。交差点で止まった時とか、エンジンが止まってしまったかと心配になる。静か過ぎなのです。もちろん、慣れれば何でも無いんだろうけれど、しばらくは戸惑うんじゃないですか?数回乗ったことがあるだけなのだけど、そう思った。

そういうわけで、国交省がハイブリッド車が音を出すような装置をつけようとしているのもうなずける。

009/07/03, 日本経済新聞 朝刊

ハイブリッド車、静かすぎて危険、「音で警告」国交省検討。

 国土交通省は2日、ハイブリッド車や電気自動車が走行時に出す音が小さく視覚障害者らが接近に気付かない危険があると指摘されていることを受け、音を出して接近を知らせる装置の導入などを検討する有識者委員会の初会合を開いた。年内に報告書をまとめる。  ハイブリッド車は電気モーターを使う発進時や低速走行時の音が小さい。特に町中での低速走行時などは、電気自動車も含め高速走行時より歩行者と接近する可能性が高いと考えられる。

 委員会では今後、低速走行時などに自動的にメロディーや疑似エンジン音を鳴らす装置の導入などを検討。導入を義務化した場合、販売済みの車に追加導入するかどうかなども話し合う。

大きい道ならともかく、歩道もないような狭い道だと、音がしなければ車が来ていないと判断して横断しませんか?そこにハイブリッド車が来ている。音がしないと気が付かないので、後ろを確認せずふらっと道を横断しようとしたりして事故になる事も増えそう。

しかし、運転している方は静かで快適なのに、そこに疑似エンジン音を持ち込まれたらハイブリッド車の魅力が半減すると思う人もいるんじゃないかと。

まー、事故を起こすよりは疑似エンジン音を我慢する方がよっぽどマシという人が多いでしょうねえ。でも、個人的には、メロディーは我慢ならんよ。。。メロディーはやめてね。

よもやま話(投資以外の話題)
ハイブリッド車

2009/07/03 12:12

メイテック、技術系人材派遣の最大手、同業に頭一つ以上抜けている

~ 業界平均3000円を遥かに超える5000円という高単価がメイテックの全てを物語る。 ~

メイテックは技術系人材派遣の最大手。

2009年3月期の業績

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売上げ800億円のうち、派遣事業が744億円で売上げに占める割合は93%。そのうち、自動車、電気・電子機器、産業用機械、半導体、情報通信の5業種で73%。

残りはエンジニアリングソリューションの32億円(4%)とグローバル事業、キャリアサポート。後ろの2つは無視して良い。エンジニアリングソリューション事業は、3次元CAD、プリント基板及び解析関連技術等の技術支援。

前期比でそれほど大きな減収減益になっていないのは、派遣契約が切れるのは3月末だから。これは、今2010年3月期の数字を見れば分かりやすい。

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2010年3月期は4月から契約更新がされず、大きく減収で大赤字。業績予想数字には雇用調整助成金は含んでいない。会社曰く、「本業だけの数字が本当の数字だから。」

今期業績の前提条件

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稼働率は下半期に82%まで回復。稼働率80%で黒字になる。この数字が高いのかどうか、下の方に稼働率の推移を載せる。

1996年からの業績推移

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世界中が好景気に浮かれて業績を伸ばしていた2003年から、メイテックはそれほどは業績を伸ばしていない。景気が良いと企業は自社で採用する。そうするとメイテックは採用難になり、仕事はあれど、人がいないような状況だった。

好景気では人がいなくて業績が伸びず、不景気では契約が無くなって業績が伸びず。これをどうするのか、社長の言い分としては、今回の不景気で技術者が就職すべき企業をはっきり認識するはずだ、と。

セグメント別の売上高

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自動車、電気・電子機器、半導体の関連が多い。日本が日本である産業ですな。

トップ10の顧客

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日本を代表する企業ばかり。売上げ依存度が高い顧客はないし、顧客ベースはとても広い。良いです。

月間新規受注件数

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250件が好調の目安数字。足下は100件という悲惨な数字。

稼働率の推移

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95%が好調の目安。2009年4月は71%で過去にない低さ。

稼働時間

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一人当たりの稼働時間が9.2時間を超えると忙しい状況。残業などが十分あるって事ですな。

技術社員の数

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派遣単価の推移

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業界平均の派遣単価が3300円のところ、メイテック全社で5000円。フィールダーズが3600円。

月次の稼働率が発表されているので確認する必要あり。直近5月の稼働率は68.8%。4月の69.8%からさらに悪化。通常であれば、4月の稼働率が一番低くて、徐々に上がっていく。新卒社員が派遣されるから。

自己資本比率は66%。借入金はゼロで、現金をたっぷり持っている。キャッシュフローは非常に良い。

2009年3月期の原価率は93%、経常利益率は11.6%。

株主還元は積極的で、配当がしっかりしているし、自社株買い・償却も進めている。

外国人持株比率が高い。

技術系人材派遣の会社の中ではダントツに内容が良い。

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ビジネスサービス
メイテック 人材派遣 技術系人材派遣 研究開発

2009/07/03 11:11

技術系の人材派遣は日本企業の研究開発には欠かせない

~ 常用型の技術系人材派遣は、事務などの登録型派遣や製造現場派遣とは別に考える。 ~

個人的には終身雇用制度には反対だし、企業はもっと柔軟に従業員を解雇できた方が良いと思う。その方が雇用は安定するし、人材も育つし、企業の競争力は上がる。もちろん、最初はものすごく痛みを伴うだろうけどね。

全く正反対の考えの人は多い。特に政治家や企業経営者には反対の考えの人が多い。

でもね、実際には、政治家や経営者の中には表向きそう言っているだけの人が沢山いるんじゃないですか?そう言わないと世論の袋叩きにあうからね。

現実問題として、日本の雇用が欧米型になることはないのでしょうね。そういう文化、と、文化という言葉で簡単に片づけてしまうのは気が引けますけど、それが簡単だし的を射ていて良いでしょ。

だから派遣が増えるのは仕方ない。フリーターも増える。非正規雇用ってやつですな。

これから派遣にはいろいろ規制がかかりそうだし、少なくとも追い風は全く吹いていない。特に製造業派遣は禁止されてもおかしくない。事務などの派遣を含めて登録型派遣はそういう状況。

でも、常用型派遣はちょっと違う。専門の技術や技能を持った技術系人材派遣。これはなくならない。最大手のメイテック。2位集団がアルプス技研とVSN。後は小粒で日本テクシード、アルトナー、ヒップ、ジェイテック。ちょっと対象範囲が違ってWDB。

メイテックは最大手だけあって同業他社に比べて全てが頭一つ以上優れている。

ファンドマネージャーの山本潤氏がメイテックのレポートを書かれているので読んでみるべし。最近山本さんが個別企業について書くことはほとんど無くなってしまった。久しぶりに個別企業レポートを読んで、ボトムアップアプローチ型の個別企業調査の面白さを再認識したわけです。

研究開発は、その性格を考えると、山本さんの言うとおり、企業の業績回復よりずっと先に動き出すのでしょう。7~9月にメイテックの稼働率が急速に持ち直す可能性があるという指摘もうなずけるし、希望的観測だと切り捨てるわけには行きますまい。

で、メイテックなんだけど、株は安い。

せっかくの機会なので、これまで余り投資対象として気にしたことがなかった技術系人材派遣会社の概要をいくつかのエントリーで調査メモしておく。

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VSN アルプス技研 メイテック 技術系派遣 派遣

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