アーカイブ: 2009年7月

2009/07/27 18:06

2009/7/27の相場メモ:忘れちゃいけないアレやコレ

~ 電子部品は底打ちしたが、アメリカの消費者が理由ではない、中国のバブルとインドの回復。 ~

電子部品

・底は打った
・2番底は来るか?単なる在庫調整の反発か?中国頼み?

電子部品(村田製作所)

・ケータイ、PC向けコンデンサー、高周波部品
・4~6月期 +40% VS 1~3月期
・受注1300億、受注残500億(+43% VS 3月末)
・派遣雇用再開

電子部品(京セラ)

・携帯電話、テレビ向け水晶部品、コンデンサー
・4~6月期 前年同期(好調期)の70%まで回復
・「7~9月期はさらに良くなる」

電子部品(日本電産)

・PC、ノートブック向けHDD用モーター
・4~6月期 +30% VS 1~3月期
・「7~9月期はピークを超えそう」

電子部品(TDK)

・HDD向け磁気ヘッド
・4~6月の稼働率70% VS 1~3月の50%

電子部品(昭和電工)

・磁気ディスク
・10~12月期 フル生産計画

機械受注

・5月 -3%(MOM) 3ヶ月連続減 予想は-2%
・-38%(YOY) 4月は-33%
・製造業 +5.4%、非製造業 -6.9%

アメリカ消費者

・AmexのCEO
・way too early to say that we are in economic recovery
・seeing some stabilization

中国の新規銀行融資

・6月 1兆5300億元 VS 予想1兆2000億、5月の6645億
・6月までの累計 7兆3700億元 VS 政府の通年目標 5兆

インド自動車販売

・6月 +8.3%(YOY)
・4~6月期 +3.8% 41万7000台 スズキ+9.6%の19万7千、現代+1.3%の6万9千

相場メモ・備忘録
AXP TDK インド 中国 京セラ 日本電産 昭和電工 村田製作所 機械受注 電子部品



2009/07/27 17:05

インフレはいずれ来る、気長に待ちながら準備する必要がある

~ 失業率の低下とCPIの上昇、この2つが出てきたらインフレに強気になる準備、考えておく。 ~

ウォーレン・バフェットが子供達にファイナンスと投資について教えるアニメが制作される。Secret Millionaire’s Clubというプログラム。バフェット自身が声優を務めている。ちなみに、ギャラはなしらしい。

アニメとは関係ないけれど、インタビューの中でインフレについて話している。特に新しい考えでもないし、今さらごちゃごちゃ言う話でもない。でもね、インフレはやがて来るっていう大前提だけは忘れないようにしておきたいと思うんです。ジム・ロジャースも言うように、輪転機を高速でグルグル回し続けてお金を刷れば、インフレは来る。

it isn’t because it’s going to happen next week or next month or ten months from now. But ten years from now the dollar will buy a lot less than it buys now. That will be the consequence of what we’re doing now. That doesn’t mean what we’re doing now is wrong at all. We’re doing the right things, but what we’re doing have consequences. And some of the medicines we’re delivering, it will be very hard to deliver a total offset to.

the Fed needs to be doing what it’s doing now. It will have, it will have after-effects, and we’ll be facing those, and they’ll be addressed at that time. But I don’t think you can do what we’re doing now, and are going to be doing, without having real inflationary possibilities down the road. But that doesn’t mean I think he’s doing the wrong thing.

アメリカのインフレは気長な話だ。将来起こるインフレを今考えて、なにがしかの投資行動を起こし、半年後や1年後に儲かるなんて話じゃない。中国の政府補助で液晶テレビが売れているから友達光電や部材メーカーを買う、というような、目先に儲かる話ではないって事。

しかし、いずれ大きなテーマになりましょう。その時にどうするか。考えておいて損はありますまい。

果たしてインフレがテーマになるキッカケはあるのかないのか?ビル・グロスは、失業率の低下が始まったときが一つのキッカケというような事を以前言っていた。キッカケというか、失業率の低下が始まらないうちはインフレも来ないという趣旨だった。

失業率の低下が始まり、CPIが上昇方向に舵を切れば、いよいよインフレが話題になってくるって事ですか?

ジュリアン・ロバートソンも5年以内のインフレに賭けているのも参照。

インフレがダイレクトに効いてくる投資対象としてすぐに思い浮かぶのは、コモディティーと利回りETF(TBT)ですか。いずれインフレプレイがいろいろと出てくると思う。気長にね。

ゲームプラン・投資戦略
Bill Gross Jim Rogers Julian Robertson Warren Buffett アメリカ インフレ

2009/07/27 17:05

水ビジネスで濾過膜やプラントはわずかの割合、管理や運営が重要

~ 世界の水ビジネスの90%は運営・管理、日本の企業は残り10%の部分で戦っている。 ~

200907271.gif世界の水ビジネスの市場規模。出所は住友信託銀行のレポート。2025年に100兆円というのはかなり大ざっぱな数字のはず。それでも参考にはなるかと。

100兆円という規模はデカイ。でも規模よりもハッと気づかされるのは、「水を作り出すビジネス」がわずか10%という部分じゃないですか?濾過膜やオゾン処理が1%の1兆円、プラント建設が9%の9兆円。合わせて10兆の部分が水を作り出すビジネス。

日本企業が活躍しているのは、この10%の部分だけなのです。日本企業にはズバリ水企業は無いので投資テーマになりにくい。

この RO膜法で利用するRO膜は、日本の企業が世界市場で高いシェアを有する製品である。世界シェア1位はダウ・ケミカルであるが、2位は日東電工、3位は東レと日本勢が続く。また、中東地域は海水中の不純物が多くRO膜では目詰まりを起こしやすいとされるが、東洋紡績はこの中東地域で強く、中東地域の RO膜受注の過半を占めている。

(中略)

水処理膜は RO膜を含め5種類あり、これを組み合わせて用いることで下排水であっても商工業用水などとして再利用可能な水準まで浄水を行うことが可能である。東レは自社技術でこの全5種類をラインナップし、需要拡大を見越して既に拠点拡充による生産能力増強を進めている。また、各種膜を揃える日東電工も、MBR(膜分離活性汚泥法)に強みを持つ三菱レイヨンと合弁で水処理膜開発を共同して進めている。今後、重要性を増すと考えられる水リサイクルまで視野に入れれば、複数の膜をラインナップしていることは競争上優位性を持っていると言えよう。

日本では水道はお役所が運営しているし、水不足に悩まされることも(特定の地域を除いては)ほとんどないので、なかなか水がビジネスとつながりにくい。せいぜい日本企業が活躍している水処理やプラント建設ぐらいが水ビジネスの中心と考えてしまいそうになるわけですよ。

残りの90%は水ビジネスの運営・管理。この部分で活躍している日本企業はない。

この市場で強みを持つのは水メジャーと呼ばれる一部の欧州企業である。早くから民営化の進んだ欧州に比べ、日本の水道事業は依然として公的セクターが手掛ける分野であり、日本の民間企業には十分なノウハウ蓄積がなされていない。

レポートにある欧州の水メジャー企業がどこだったか、忘れた。フランスの企業だったかな?

中国にはズバリ水企業がある。香港上場が北控水務(下水処理)、中国水務(水道供給)、天津創業環保(下水処理)。アメリカ上場がDouyan Global Water(下水処理装置・部品)。香港銘柄はパッとしない。Douyanは魅力的。

アメリカ株・BRICS株・外国株
DGW 中国水務 北控水務 天津創業環保 日東電工 東レ 東洋紡

2009/07/27 17:05

ウィングパートナーズが監査をしていた企業は上場廃止もあり得る

~ 赤坂・吉野ペアに頼めなくなった企業は、一体誰に頼めばいいんでしょうか? ~

ウィングパートナーズと赤坂・吉野ペアが行政処分を受けて業務停止になった話のその後。

担当していた13社の監査は当然辞めた。そりゃ当たり前。13社の中で新しい監査人が決まったのは今現在のところ1社だけ。日経の記事にもあるように、有報を出すことができなくて上場廃止に陥る企業も出てくるんじゃないですか?

え?新しい監査人を探せばいいだけだって?そうなんですけどね、ウィングパートナーズに負けないぐらい強力な監査人を探さないとといけないわけで。。。

ウィングパートナーズが会計監査を担当していた13社。

リンク・ワン、NowLoading、インスパイアー、総和地所、ゼンテック、オープンインタフェース、ECI、デザインエクスチェンジ、NFKホールディングス、ゼクス、ランド、クロニクル、サハダイヤモンド

うわああ、スゴイ名前ばかりですな。

2009/07/23, 日本経済新聞 朝刊

ウィングパートナーズ、担当13社の監査人辞任、後任の決定、まだ1社。

 監査法人ウィングパートナーズが、担当する全上場企業13社の会計監査人を21日までに辞任した。同監査法人は適正と監査証明したゼンテック・テクノロジー・ジャパンの財務諸表で重大な虚偽が見つかり、金融庁から8月14日まで1カ月の業務停止処分を受けた。後任の一時会計監査人を選任したのはNFKホールディングスだけで残る12社は決まっていない。

 東京証券取引所やジャスダックは会計監査人の不在が理由で上場廃止にはしない。だが、有価証券報告書や四半期報告書を出すには監査やレビューが必要だ。金融商品取引法の定めた期限を過ぎてから原則、1カ月たっても報告書を出せないと上場廃止になる。8月中旬に四半期報告書の提出を控える企業は早急に後任の会計監査人を選ぶ必要がある。  ウィングパートナーズの代表社員の赤坂満秋会計士は「処分を受けたため会計監査人を辞任した。ほかの監査法人を紹介するなどできる限りのことはしたい」と話している。

クサイ会社・エグイ企業
ウィングパートナーズ 上場廃止 監査法人

2009/07/27 17:05

The Onionにまんまと騙された、中国系を疑う自分が情けない

~ 中国ではあり得るかもね、などという考え方をしていると間違える、罠にはまる、儲からない。 ~

まずはこれを観賞。


Police Still Searching For Missing Productive, Obedient Woman

The Onionというサイトを全く知らなかった。知らない状態でこのクリップを見たので一瞬驚いた。ええっ!まさかこれって本当なの?こんな番組あり得るの!?ってね。

Wikipediaの説明。

The Onion is a Peabody Award-winning American “fake news” organization. It features satirical articles reporting on international, national, and local news as well as an entertainment newspaper and website known as The A.V. Club.

The Onion’s articles comment on current events, both real and imagined. It parodies traditional newspaper features, such as editorials, man-on-the-street interviews, and stock quotes, as well as traditional newspaper layout and AP-style editorial voice.

そりゃあそうだよねえ。。。まさか本当のワケないよね。

でも、一瞬でも信じてしまいそうになったのは、The Onionを見ると、どうやらThe Onionは中国系らしいと思わせる作りになっているからだと、後から思った。その中国系を思わせるようなデザインにしているところも実はニセなんです。

ああやっぱりね、とつくづく思った。何がああやっぱりね、か?あり得ないモノでもそれが中国系であれば、信じてしまいそうになる自分がいるってこと。

日本や欧米ではあり得ないモノでも、中国であれば万が一にもあり得る。ナンでもカンでもそういう風に考えると大きく間違えると頭では理解している。偏見や感情や島国根性で外を見ることはしないようにしているつもりだ。客観的に見ても(って、こんなこと客観的に見られる分けないけど)自分は物事にたいしてはかなりオープンだ。

なのに、The Onionを知識ゼロで見たとき、中国系なのであり得るのか、と心の奥で一瞬思った。まんまとThe Onionの罠に引っかかった馬鹿者です。

そんな罠が仕掛けられるのは、それに引っかかる人が多いから。つまり、そういう風にモノを捉えている人が多いって事でしょ。ああ、自分もそんな大多数の1人だったとは。

よもやま話(投資以外の話題)
The Onion ウェブサイト コラム 中国

2009/07/25 23:11

景気敏感株は追わない、ディフェンシブと成長株、新エネルギー

~ 世界景気はV字回復しない、その前提で日本株の投資戦略を練る、景気敏感株は味付け。 ~

先の3つのエントリーは景気敏感株に関するもの。半導体や液晶パネル関連は、急激に落ち込んだ景気の影響をもろに受け、業績はかつてないほど急落した。それがここに来て一気に戻し始めているという話。株価はとっくに底を付け、どの株も数倍ぐらいにはなっている。

そういう株がこれからも上げ続けるだろう、という考えで業績についてメモしているわけではない。基本的には、こういう株をここからじっくりと腰を据えて持ち続けるなんて自分にはできない。もしそういう気持ちがあるのなら、それは、中国だけじゃなく、アメリカもヨーロッパも日本も、世界全体で景気が元に戻ると信じている人じゃないですか?つまり、世界景気のV字回復を前提にしているってこと。

相場は今起こっていることでは動かない。これから起こることで動く。そして何より、人々の期待と絶望、欲望と恐怖で動く。

だから、こういう景気敏感株はもっと上がるかもしれない。その可能性は十分ある。だってね、7~9月期は4~6月期より業績が良いわけだし、景気の底は打ったわけだし、先々良くなっていくという期待が渦巻いているわけだから。もしかしてV字回復なの?って感じ。

でも自分はV字の景気回復は信じていない。だからこれ以上にこういう株を買って行くことはできない。

しかしながら株価には勢いがある。相場と自分が合わなければ無視しておけば良いのですけれど、それはちょっとモッタイナイ気持ちもある。となれば、こういう景気敏感株は相場つきを眺めながらのスイングトレード的に売買になる。

ある程度の中期で持ち続ける銘柄は、やはり景気に左右されないディフェンシブな銘柄になる。ただしガチガチのディフェンシブはつまらないし、何より儲からない。損しなくても儲からないのでは意味がない。

ディフェンシブな性格を持ちながらも、成長していくことが確実な企業。これが今のところちょこまか売買せず持ち続ける銘柄になる。調剤薬局や後発医薬品などの医療関連、老人ホームや通所介護、デイケアサービスなどの介護関連、犬や猫のペット関連などが当てはまる。

このようなセクターの株は確かにここ数ヶ月の景気敏感株に比べたら、屁のつっぱりにもならないパフォーマンスだった。でもそれは問題じゃあない。そんな事を分かり切っていたこと。

それから、主に小型株で個別に成長力のある銘柄は外せない。ネット関連企業やIT関連企業に多いですけど、業績がグイグイと伸びている会社は沢山ある。それらはビジネスモデルを見て、業績を見て、流行り具合を見て、将来性を考えて、個別に買っていける。

できることなら、例え株価が上がっても、中長期的な視点での成長を信じて持ち続けていきたいとは思う。でも、今はまだそういう相場じゃない。成長が十分評価されたり、噴き上がったりすれば利益確定する。

最後に、新エネルギー関連株。日本の企業で新エネルギー関連といえば、太陽光発電と電池関連になる。新エネルギー関連といっても、純粋に新エネルギーだけをプレイできる銘柄はなく、どうしても景気敏感株の側面を併せ持つ。その辺りは難しい。

じわり成長するディフェンシブ株を持ちながら、小型の成長株で爆発力を補い、悩みながら新エネルギー株に投資し、相場次第で景気敏感株のスイングトレードで味付けする。

日本株の投資戦略はこんな感じで今までと大きくは変わっていない。(アメリカ株と中国株はまた違っている。)

ゲームプラン・投資戦略
ディフェンシブ 投資戦略 新エネルギー 日本株 景気敏感株 相場観

2009/07/25 23:11

ディスコ、四半期業績は前四半期比で急回復、2Qの黒字も見えそう

~ 前年同月比の大幅マイナスだけを見ていても業績回復は分からない。 ~

ディスコの第1四半期速報値。

平成22 年3月期 第1 四半期 連結売上高・個別業績の速報値に関するお知らせ

前年同期比では相変わらずの大幅マイナス。でも、前四半期からは大きく回復。この売上高ではまだ赤字圏内だろうけれど、順調に行けば2Qには黒字になるまで売上げが回復しそう。

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電気機器・精密機器
ディスコ 半導体 半導体製造装置 電子部品

2009/07/25 23:11

日本電気硝子、液晶用ガラスをフル生産でも足りないほど

~ パネルメーカーの受注は上向きでパネル価格は上昇中、部材メーカーの生産は急回復。 ~

日本電気硝子の第1四半期決算。

平成22年3月期 第1四半期決算短信

前年同月比ではマイナスの数字ばかりが並んでいるわけですけど、大切なのはそこではない。前四半期比ではプラス。

このような状況下、当社グループの経営環境は、液晶用ガラスの需要が得意先業界の急速な稼動上昇に伴い急回復したほか、その他の事業分野においても一部には底打ちの動きが見られましたが、全体としてはなお厳しい局面が続きました。

これですな。液晶用ガラスは急回復を通り越して、不足している。今時足りていないものはそうそう見つからない。日本電気硝子がこんな状況なんだから、旭硝子の液晶用ガラスだってもちろん絶好調であることは100%疑いがない。

友達光電を筆頭として、液晶パネルメーカーの出荷は既に底を打ち、グングン回復している。液晶用ガラスに限らず、部材メーカーもそれに合わせて受注が急回復している状況。一番の問題はこの状況がいつまで続くのか?という事。これをどう考えるかで投資家の態度が決まるわけですよ。

日本電気硝子の用途別の概況。

・ディスプレイ用ガラス:液晶用ガラスの販売が需要の急回復により好転する一方、ブラウン管用ガラスの販売が落ち込みました。

・電子部品用ガラス:光通信関連やイメージセンサー用ガラスを中心に販売が回復に転じました。

・ガラスファイバ:主力の自動車部品向け用途の販売は、需要面で底打ちの動きが見えてきたものの、低い水準に止まりました。

・建築・耐熱・照明薬事用その他:国内外の住宅・建築需要低迷の影響を受け、販売が振るいませんでした。

急回復しているのは液晶用ガラスのみ。その他は低水準ではあるものの、下げ止まりしていることは間違いなさそう。

今後の見通し。

液晶用基板ガラスは、第2四半期(平成21年7月1日~9月30日)も引き続き旺盛な需要が予想されます。当社といたしましては、供給能力の一層の引上げを図るとともに、生産性の改善やコスト低減を推進することにより、収益性の向上に全力を上げてまいります。一方、その他の事業分野においても、ガラスファイバや電子部品用ガラスが回復基調に転じており、タイムリーな稼動の引上げなどにより需要動向に適確に対応してまいります。

とりあえず液晶用ガラスは引き続き好調な見込み。足下が強くなければこのような言葉は出てこないだろうから、2Qに入っても需要は強いはず。

2009/07/25, 日本経済新聞 朝刊

4~6月、日電硝、経常益80億円。

 日本電気硝子が24日に発表した2009年4~6月期の連結決算は、経常利益が前年同期比76%減の80億円だった。四半期ベースで過去最高益だった前年同期と比べると大幅減益となったが、主力の液晶用基板ガラスでは顧客のパネルメーカーの工場稼働率の改善により販売が回復。光通信関連や自動車部品向けガラス繊維も中国などでの需要増で底を打った。

 売上高は40%減の626億円。純利益は96%減の8億3200万円。ブラウン管用ガラスの生産子会社を解散するなど特別損失が約40億円発生した。

株価は順調。

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電気機器・精密機器
日本電気硝子 液晶 液晶パネル 液晶用ガラス 自動車ガラス

2009/07/25 23:11

日本電産、HDD用モーターが急回復、上方修正はもう一度ありそう

~ 小型モーター(HDD用)は底を打った、2Qにはさらに業績が改善する可能性は高い。 ~

日本電産が第1四半期決算を発表。

平成22 年3月期 第1四半期決算短信(米国会計基準)

同時に上方修正を出した。

業績予想の修正に関するお知らせ

売り上げはこれまで通りの計画数字に変わりなし。第2四半期の利益が今までの計画値+30%の上方修正で、通期では2Qまでの修正幅をそのまま上乗せ。結果、通期の利益は従来計画比で+10%。

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修正の理由。

当期第1四半期は日本電産グループの総力を上げた取組みを展開中のWPR(ダブル・プロフィット・レシオ=利益率倍増)プロジェクトの改善活動成果が本格的に上がり始め、収益性の改善が大きく進展致しました。当期第1四半期は期初予想に対し売上高は4つのキーワード、省エネ、エコ、軽薄短小、ハーフプライスを掲げたスリー新活動による積極的な新分野の開拓により、ほぼ予想に沿った進行を示す一方、利益面はWPR効果により予想を大幅に上回り、更に一段と高いWPRの目標利益も上回り達成を致しました。これらを踏まえて、第2四半期連結累計期間および通期業績予想の修正を致します。

平たく言えば、利益改善が進んだと。

1Qの数字は前年同月比では大きなマイナスではあるものの、前四半期比ではかなりの増益となっている。特に、小型モーター(主にHDD用モーター)の業績改善が著しい。ここはまさに最近のいろんなニュースと合致する部分。

売上高の進捗率は、2Q計画の49%、通期計画の22%。経常利益の進捗率は、2Q計画の48%、通期計画の18%。

下半期にぐっと業績が改善する予想は、これまでと変わらない。

電子部品業界の受注は上向いているわけであって、7~9月期は4~6月期より業績が改善するはず。少なくともコンセンサスではそう見られているはず。となれば、進捗率から考えて、中間期はもっと上に着地するのではなかろうか。多分そうなる。

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株価は極めて順調。

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2009/07/25, 日本経済新聞 朝刊

純利益、日本電産、今期6%増、上方修正、4~6月は61%減。

 日本電産が24日発表した2009年4~6月期の連結決算(米国会計基準)は純利益が前年同期比61%減の58億円だった。ハードディスク駆動装置(HDD)などに使う主力の精密小型モーターは低価格パソコン向けなどの需要が回復、1~3月期と比べて利益が改善した。4~6月期の業績回復を受け、10年3月期の純利益は前期比6%増の300億円と期初予想を30億円上方修正した。(関連記事を投資・財務面に)

 4~6月期の売上高は前年同期比29%減の1236億円、営業利益は45%減の101億円。1~3月期と比べると営業利益は10倍となった。営業利益率は8・2%と、景気後退による需要減で落ち込んだ業績が、改善してきた。

 回復が目立つのがHDD用モーター。出荷台数は1億台と前年同期比で6%増え、1~3月期比では28%増だった。中国では「ネットブック」と呼ばれる低価格パソコンの販売が3倍になるなど好調。HDD関連は各社が在庫と生産を絞っていたこともあり「今は在庫より供給が心配」(永守重信社長)という。

 価格下落と円高の影響を受けたものの、内製比率の上昇や工程見直しなどで生産性が向上した。精密小型モーターの営業利益率は14・7%と過去最高となり、収益改善をけん引した。カメラ用部品などモバイル機器向けの需要が大きく回復した。一方で自動車や家電向け中型モーターなどは苦戦が続いた。

 10年3月期の営業利益予想は前期比3%減の500億円と、期初より50億円上方修正した。永守社長は「無駄な作業を減らすなど業務の効率化を進めて、営業利益率を前期比2倍にしたい」と語った。

下の図は決算説明資料から。

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電気機器・精密機器
HDD用モーター モーター 日本電産 精密機器

2009/07/20 11:11

2009/7/20の相場メモ:忘れちゃいけないアレやコレ

~ アメリカの商業不動産はまだこれから、中国の新エネルギーのこれからを忘れない。 ~

アメリカ商業不動産

・ホテルの差し押さえ率が一番高い
・20%のホテルが2011年までにデフォルトする勢い
・小売りスペースは全然作られていない

アメリカ建設投資

・非住宅投資はプロジェクト完工でこれから急落する
・住宅投資は低位安定する

ISM

・6月は44.8、17ヶ月連続50以下、6ヶ月連続改善

中国の原子力

・現在は9GW、11原子炉、24建設中
・2012年までに12GW、20年までに86GW、35原子炉
・前回計画は60~70GW(トータルキャパの5%)
・風力は2012年に35GW、2020年に150GW

中国の太陽光発電

・2008年は140MW
・2012年までに2GW、この段階で政府支援はY1.09/kw
・2020年までに18~20GW
・5月に補助決定、50KW以上をビルの屋上へ設置で設置費用の50%
・地上設備にFIT、Y1.09/kw(一例)、出力ベース(キャパベースではない)
・FITは太陽光発電で儲けられる規模ではない、それにはY1.3~Y1.5必要

中国の発電量

・6月は+3.6%(YOY)、2008年9月以来の実質プラス

ドラッグストア

・大手5社(マツキヨ、スギ薬、ツルハ、サンドラッグ、カワチ)
・大手5社の今期出店は284、+21%で過去最高
・2008年の市場規模 5兆2300億円(+5.4%)、9年連続増
・大手5社の占有率は26.4%、過去5年で+5ポイント

インド

・選挙後の予算 財政赤字はGDP比6.8%で16年ぶりの大きさ
・インフラ投資などの内需型、規制緩和の具体策は無し
・マーケットは-5.8%と急落

中国の政治

・新疆ウイグル自治区での暴動
・新疆ウイグル自治区 石油生産の14%、カザフへのパイプライン
・英語はXinjiang Uygur Autonomous Region

リチウム

・三井物産 カナダ(カナダリチウムコープ)から大量調達
・2013年から年2000トン=国内需要の8% → 日・韓のリチウム電池メーカーへ
・日本のリチウムは全量輸入
・チリがメジャー、2008年産出量は22870トン(チリが10400トンの45%)
・電池向けが15%、2020年には40%へ
・リチウム原料=炭酸リチウム 現在1トン6500ドル、07年から高値維持

相場メモ・備忘録
アメリカ インド エネルギー ドラッグストア リチウム 不動産 中国 原子力発電 太陽光発電

2009/07/20 11:11

三猿金泉秘録 by 喜多村政一、300年前からの投資原則

~ 相場の三猿を知ること此儲けの極意なり、三猿住まうは己の心中奥深し欲望と恐怖の海なり。 ~

2009年、3冊目の読書。6ヶ月で3冊の読書というのは、ちょっと少ないんじゃない?なんて考えはナンセンス。今はネットに書籍と同じかそれ以上の情報があるわけで、その「読ネット量」を考えれば、相当な読書量です。書籍には知性、有用性、真実性など、プラスのバイアスがかかり過ぎなので、ついつい何冊読んだという事を基準にしがちです。

読了した本はこれ。

「三猿金泉秘録」 by 喜多村政一

三猿金泉秘録は牛田権三郎が1700年代(江戸時代)に書いた本らしい。牛田権三郎は大阪堂島の相場師で、当時は米相場で腕を鳴らしていた。牛田権三郎が米相場と格闘して悟った相場の何たるかを記した書物が三猿金泉秘録。

そして今回読んだ本は、その三猿金泉秘録を解説したもの。三猿金泉秘録は昔の書物なので、昔風の言葉で書かれているし、エッセンスだけが記されているだけなので、どう理解するかの解説が必要になる。それを目的として書かれたのがのが喜多村政一の本。

相場の秘密はこういうことらしい。

三猿とは、見猿、聞猿、言猿の三なり。
目に強変を見て、心に強変の淵に沈むことなかれ。只心に売りを含むべし。
耳に弱変を聞いて、心に弱変の淵に沈むことなかれ、只心に買いを含むべし。
強弱変を見聞とも、人に語ることなかれ。言えば人の心を迷わす。
是三猿の秘密なり。

自分風に訳すと、

目の前にガンガン強気の相場がある時、自分の心までガンガンの強気になったらダメ。売りを考えるときだ。
聞くこと全てが総弱気の相場で、自分まで弱気になっていたら失敗する。買いを入れるときだ。
相場の強気や弱気を考え、良いニュースや悪いニュースを見聞きしても、そっと自分の中にしまっておけ。口にすれば他人を惑わし、自分さえも惑わす。
これが三猿の秘密だ。

つまり、一言で言うと、かの有名な相場格言に行き着くのではなかろうか。

人の行く裏に道あり花の山

三猿金泉秘録はこのことを何やら呪文のような昔の言い回しで説いている。

300年前の相場でも今の相場でも、人間の行動はちっとも変わらないとつくづく思った。投資家の行動は2つしかなくて、どちらを取るかで金儲けになるか金損になるか決まる。

バブルの麻酔で痛みと恐怖を忘れて買いまくり、暴落で投げ売って大損する。バカげていると強気相場で売りを入れ、恐怖のどん底でチビリながら買いを入れる。結局、投資家にはその2通りしかないわけですか。

それは300年前からずーっと同じであって、300年前に相場師が知っていたことであり、300年間多くの投資家が知っていたけど実行するのが難しかったこと。

三猿金泉秘録はそれを教えてくれる。

さて、ここで問題は、じゃあバブルの絶頂ってどうやって判断するの?恐怖のどん底買時はどうやって分かるの?ってこと。PERを見ればいいの?GDPを知ればいいの?女性週刊誌の株式特集を眺めればいいの?

残念ながら三猿金泉秘録はそれを教えてはくれない。少なくとも具体的には教えてくれない。

三猿金泉秘録に限らずそれを教えてくれる書籍は無い。

結局、三猿金泉秘録が含蓄するように、自分の心に聞くしかない。

バブルとその崩壊を一回り経験した人なら誰でも経験しているはず。株なんて簡単だ、楽してこんなに儲かる、一生株で生きていける、そう信じた。もうダメだ破産だ、株なんて一生やるものか、株なんて儲からない、そう嘆いた。それが自分の心に聞くと言うことに他ならない。

三猿はその時に出没する。

そういうことで、この本は、投資を始めたばかりの初心者や、PERやREO、財務諸表にビジネスモデルなどの解説が必要な人などにはそれほど役に立たないように思う。それよりは、相場の春夏秋冬を経験した人が、相場の節々で読み返し、忘れちゃいけない事を思い出すためのキッカケとして使った方がいいと思うんです。

300年も前から生き続ける猿達を自分の近くにおいて損は無い。猿達はごく当たり前な事を思い出させてくれるのだから。

最後に自分風で三猿金泉秘録を一句。

相場の三猿知ること此儲けの極意なり、三猿住まうは自己心中奥深し欲望と恐怖の海なり。

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2009/07/19 07:07

クックパッドが新規上場、IPO初日は値が付かない超人気ぶり

~ 相場が強いときの高成長人気ネット銘柄、傍若無人な値が付く事を皆が期待している。 ~

クックパッドがIPO。

個人投資家の性別では女性より男性の方が多いでしょう。一方、料理をするのはやっぱり女性の方が多いはず。男女平等とか言っても、まだまだ男が外で働き株をやり、女が家で料理する傾向は間違いなくある。(個人的にこういう傾向はホントに嫌いですね。)

だから、レシピサイトと言われても、いまいちクックパッドの強さが分からない男性投資家諸君が多いんじゃないですか?

私は料理を結構するので、レシピを探すことも多い。検索エンジンでトップにヒットするのは、クックパッドの場合が多い。トップリスティングではなくても、トップページには必ずいる。検索を征するものはネットを征する。クックパッドは出だしで勝っている。

レシピサイトは沢山ある。何かある1つの料理レシピを知りたいだけなら、クックパッドでなくても事足りる。材料と手順と写真があればいいわけですからね。でも、料理というのは、単品で終わらないし、調べた料理のレシピのバリエーションが沢山あった方がいい。つまり、横の広がりが欲しい。

クックパッドでは、何かのレシピを調べると、そこからどんどん次へつながっていくんです。それは例えば「つくレポ」と呼ばれる機能で、あるレシピを見て料理を作った人が、私はこのレシピを元に、こんな風にアレンジしてこんな料理ができて美味しかった、みたいなレシピの連鎖機能です。

何かの料理レシピを調べることができるのは当然として、そこからバリエーションを見つけたり、作る物は決まってないけど何か無いかなという流れも満たしてくれる。これができるレシピサイトはあまり無い。なぜなら、目次を作って、料理ごとに1ページ作り、レシピを書いて終わりだから。昔ながらのレシピ本をホームページにしただけのイメージ。横の広がりが無い。

#クックパッドが料理サイトとして人気な理由をこれだけ書きましたけど、自分はあまりクックパッドは使わない。なぜなら、クックパッドには「お手軽レシピ」が多すぎるから。本格的な料理を作りたいので、お手軽は好きじゃない。でもこれは極めて少数派の意見で、、大多数の人は日々のご飯を食べるのに簡単ですぐできるレシピを求めているよねえ。

ネット上のデータベースをユーザーが自発的に膨らませ、自然に横の広がりが作られ、アメーバ的に増殖していく。そういうわけで、クックパッドがレシピサイトとして優れていると思うのです。クックパッドの上場が決まる前、きっとこの会社はIPOするに違いないと踏んでいましたが、その通りになった。

クックパッドの目論見書を確認。

売上構成

2009年4月期の3Qまでの数字をグラフ化したもの。

200907191.gif

マーケティング事業が売上げの63%。マーケティング事業とは広告主とタイアップしての宣伝や販促。例えば、何かの食材やスパイスを使ってのレシピコンテストを開催する。そうすればみんながその食材やスパイスを使うことになるし、そのレシピも沢山集まるし、そのコンテストを見た人は食材やスパイスを買って作ることになる。

目論見書の説明文。

当事業では、食品、飲料、家電・調理器具製造・販売事業者、流通事業者等を顧客としており、顧客の扱う商品やサービスの認知度の向上や、利用方法の理解促進といったマーケティング支援を行う目的で、当社サイト「クックパッド」及び「モバれぴ」内にタイアップ広告を掲載することで顧客から収入を得ております。

(中略)

レシピコンテストでは、当社サイト上で利用者に対し顧客の扱う商品を使用した料理レシピを募集します。顧客は料理レシピの募集を通じて利用者に実際に商品を使用してもらうことにより、認知度の向上に繋げるとともに、投稿されたレシピから新しい商品や既存商品の新しい利用方法を生み出し、商品の開発及び販売促進に役立てます。また、投稿されたレシピは当社サイト内に保存されるため、レシピコンテスト後も利用者の検索対象となり商品の需要底上げが期待できるといった特長があります。

スポンサードキッチンでは、当社サイト上で顧客自ら取扱う商品を使用した料理レシピの掲載を行うことにより利用者に対し商品の認知拡大と需要促進を行っております。利用者は、スポンサードキッチンに掲載されたレシピを実際に調理した結果(感想)をレポートする「つくれぽ」を投稿することができます。「つくれぽ」はレシピに対する評価として、スポンサードキッチンに参加していない他の利用者にも閲覧されるため、顧客にとっては商品を利用したレシピの波及効果を期待できるといった特長があります。

広告宣伝事業が25%。バナー広告とか。

会員事業が残りの12%。レシピ保存機能とかの有料サービス。月額294円。

利用者推移

200907192.gif

綺麗な右肩上がり。3月~8月は利用者が伸びず、9月~2月に伸びる傾向にある。これはなぜだろう?3月と4月は新年度関係で忙しいから料理しないって事?7月8月は暑くて料理する気にならない?

IPOで資金調達するまでもなく財務は無借金で良好。ネット企業がスタート時に儲からない時期はとっくに過ぎ去っていて、キャッシュフローはじゃぶじゃぶ、儲かって仕方ない状況。上場で集めた金は、特に使い道も無いんでしょうねえ。。。

上場日の寄り前に決算発表があった。

東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ

今2010年4月期の計画数字は売上げ+68%、営業利益+54%、経常利益+49%、純利益+48%、EPS+34。文句無しの高成長。

IPO価格は9500円。今期予想PERで34倍。PEGはちょうと1倍。3月からの全体相場の強さもあって主幹事の野村は強気の値段設定をしたと思う。

初日は値が付かず、19,100円の買い気配で終了。いきなり倍。引けでは売りが15万株、買いが30万株ぐらいだったと思う。売りは327,000株で、これは流通株の半分の数字。買い気配値で今期予想PERは69倍。

相場が強いときの高成長人気IPOの傍若無人な考え方。高成長ネット企業で来期業績は+30%は最低線だ、来期EPSを360円として、来期予想PERはまだ53倍、人気を考えて来期予想100倍までは買われるから36,000円目標。こんなのが実際に通用するのが恐い。

そういう無茶苦茶な理屈なわけですけれど、高値3万6千円を予想しておく。そこのあなた、大和撫子特攻隊に志願しませんかぁ?

株価は高いものの、期待の成長株であるのは間違いない。

IPO・新規上場
IPO インターネット クックパッド 広告宣伝 消費者サービス

2009/07/19 06:06

タクトホーム、今期は強気の数字、流れは微妙に変化している

~ 飯田産業と並んで業績回復を計画、盲目的に信じられないが、微妙な変化は感じられる。 ~

タクトホームの決算発表。

平成21年5月期 決算短信(非連結)

200907172.gif前期は期中に2度の下方修正があって、最後は赤字で終わり。期初の計画では不動産屋としてはそれなりに良い数字出していた。終わってみれば赤字。

販売棟数は期初計画比で-10%ほどで、それほど狂いはなかった。結局、不動産マーケットの軟化が激しくて、売価を下げて利益が圧迫された。

今期の計画は、売上-31%、営業利益+640%、経常利益と純利益は黒字転換、EPSが3000円。販売棟数の計画は1400(上半期650、下半期750)。

信憑性はどうなのか?問題は、果たして前期と同じように、売れないから値下げして、結局は儲からないという結果にならないかということ。

前期よりはその心配は少ないと思う。前期は棚卸資産300億円以上でスタートしたわけですが、今期は160億円。仕入は極力抑えてきているので、それほど高値で掴んでしまった土地はないと予想。そうなれば、計画以上に安く売らなければならない物件も少ないはず。

もっとも、建て売りはマンションと比較して、仕入れと販売のサイクルは短く回転率の高いビジネス。これを忘れて棚卸資産の規模だけ考えると間違える。

既に飯田産業は強気の計画出している。飯田産業に比べればタクトホームの業績は大人しいものだ。

不動産企業がだんだんと業績回復を匂わせ、不動産マーケット回復の可能性をほのめかすようになっている。もちろん会社側の予想数字を鵜呑みにするのは危険ですけれど、流れが微妙に変化してきている事を感じる必要はあると思う。

不動産・マンデベ・流動化
タクトホーム パワービルダー 不動産 住宅 建て売り

2009/07/16 18:06

2009/7/16の相場メモ:忘れちゃいけないアレやコレ

~ 中国のイケイケどんどんとアメリカのじんわり回復、底は打った。 ~

アメリカ消費者

・貯蓄率6.9% 過去15年で最高
・個人消費 2008年3Q、4Qの急落、2009年1Qのリバウンド、2Qフラット
・PCEと住宅消費が通常は不景気脱出を先導 今は両方弱い
・ミシガン指数 5月70.8 VS 4月68.7
・自動車販売(年換算) 5月9.9M VS 4月9.3M

・外貨準備に占める金の割合
・中国1.6%、米76%、伊65%、独・仏60%

電池

・三洋 ハイブリッド車用ニッケイル水素電池 月産100万個→350万個
・250万個の計画を引き上げ 今年中
・ホンダのインサイト、フォード それ以外は今後

原油

・中国の備蓄計画 5年後に現在の2.6倍の2億6千万バレル
・備蓄基地の増設

金融機関

・金融機関が雇用を開始、高給を出している
・いつか来た道@1929

鉱工業生産指数

・5月は+5.9%(MoM) 3ヶ月連続上昇(4月は+5.9%、予想は+7.3%)
・単月では過去2番目に高い数字
・予想 6月+3.1% 7月+0.9%(これでも絶対額はピークの75%)
・回復スピードは減少へ、在庫調整の反動終わり
・出荷指数 +4.5%(MoM) 3ヶ月連続UP
・在庫指数 -0.6%(MoM) 5ヶ月連続UP

小売業販売額

・5月は-2.8%(YoY) 9ヶ月連続下落

中国

・1~5月の新規融資の20%は株式マーケットへ($170B=Y1.16T)
・1~5月の新規融資 Y5.84T、今年のターゲット=Y5T、2008年トータル=Y4.9T
・中国の名目GDP=Y30T(年) → 1~5月ではY12.5T
・1~5月の融資は年GDPの30%、1~5月GDPの47%
・日本で言えば、5月で23兆円の新規融資 デカイ

PB

・イオン、7&I 100円の第3のビール(サントリー)
・将来的にはビールも

液晶テレビ

・販売回復 日・韓・台メーカーはフル生産
・AUO(3位) 前倒しで設備稼働→中国向け
・サムスン(1位) 新ライン稼働、月産倍増
・パナソニック 生産能力+20%、プラズマフル生産
・数量OK、価格は厳しい

アメリカ住宅

・4月のケース・シラー
・20都市140.1(3月は141.36) -0.9%(MoM)、-10.2%(YoY)
・10都市 -1.0%(MoM)、-18.1%(YoY)、-33.1%(ピーク比)
・プライムモーゲッジの滞納数サブプライムより多い(%ではない、数)
・(プライムの数はサブプライムよりずっと多い)
・差し押さえの数は減っている、手続き中の数は急増中

農作物作付け

・コーン 1946年以降で2番目の大きい面積、+1.0%(YoY)、予想上回る
・小麦 -5%(YoY)、面積は予想上回る
・大豆 +2%(YoY)、過去最高の作付け面積、しかし予想以下

中国

・6月のPMI 53.2、5月は53.1 4ヶ月連続上昇

電池

・日立 ハイブリッド車用リチウムイオン電池 年産倍増の70万台 by2015
・GMなどへ供給

スーパー

・イオン ディスカウントスーパー本格展開 7&Iに対抗

短観

・業況判断指数(DI) 大企業で2年半ぶりの改善、水準は48と低い

相場メモ・備忘録
アメリカ 中国 原油 農作物 鉱工業生産指数 電池

2009/07/16 18:06

IFRS(国際財務報告基準)が採用されると利益の質は大きく変わる

~ 企業の利益の算出方法が根本的に変更になりそうな会計制度の変更に注意。 ~

会計基準の変更はいつでも起きている。従来までの方法との相違の大きさには大小がありますが、とにかく毎年毎年なにがしかの会計基準が変更されている。

今注目されているのはIFRS(国際財務報告基準)。

もともとEUの会計基準だったわけですが、アメリカが採用する方向になって、国際会計基準への道をまっしぐらという感じです。日本も当然ながら折り合いをつけていく方向。

IFRSはどういうものかというと、

今までの日本の会計基準では損益計算書が重視され、特に一定期間の企業の活動結果である経常利益や純利益が重視されてきた。しかし、IFRSでは貸借対照表を重視しており、金融資産および負債の各項目について原則として公正価値評価を行い、フローである純利益に加算して包括利益を算出する。つまり、資産と負債の差は利益の一部として認識され、事業の推移だけでなく企業そのものの価値変動も損益に織り込まれる。貸借対照表は、その時点で会社が将来にわたってキャッシュ・イン・フローを生み出す力があるかどうかを表現するものとして捉えられる。

これはアクセンチュアの「IFRS(国際財務報告基準)対応に向けて~潮流に乗り遅れるな」より抜粋。図も同じレポートの中から。

200907161.gif

具体的な会計手順の変更まで理解しなくとも、これだけの説明でインパクトの大きさは分かるというもの。企業の利益と言うものの質が、これまでとは根本的に違ってくると言える。

アクセンチュアのレポートは、企業の会計対応の観点から書かれているので、イマイチ投資家視点で考えるのには役立たない。しかしそのうちに、投資家視点のIFRSについてあちこちで話題になるんじゃないですか。

ちょっとニュース
IFRS 会計 国際財務報告基準

2009/07/16 18:06

ドラッグストアセクターには弱気、それでも安すぎる銘柄がゴロゴロ

~ 改正薬事法や合従連衡など、ドラッグストア業界には向かい風ばかりで株は安い。 ~

基本的に、ドラッグストアセクターにはベアです。ベアと言うよりは、ネガティブが多いので無視というのが正確ですか。

薬事法改正で大衆薬が(ほぼ)どこでも売ることができるようになった。薬で儲けて他商品を安く売るビジネスモデルは苦しいわけです。

加えて、ドラッグストアは中小企業が好き勝手に店舗を出しているので、これから合従連衡が進まざるを得ない。大手には有利でも、中小には不利。でも、2つの企業が1つになるのは日本の企業文化だとなかなか進まない。だから苦しい。

そういう考えだから、ドラッグストアセクターは時々まとめてチャートを眺め、出てきた決算短信をさらっと読み流す程度なんです。業績が良くて株が安くても、チャートが良さそうでも興味がわかない。

しかしながら安い株が多いね、ホントに。薬王堂とかクスリのアオキ。他にも小型のドラッグストア株。あまりに安すぎませんか?

小型のドラッグストアに激安銘柄が多いのは、先に書いたように、規模が小さければ小さいほど向かい風が強いと思われているからでしょう。実際その通りに風は強いと思う。

ひょっとすると、ふとしたきっかけで、あれ?これっていくら何でも安すぎなんじゃない?という投資家の心変わりがあるかもしれない。そうなればぐーんと株価は伸びる。

個人的にはやっぱり無視だけどね。

ゲームプラン・投資戦略
クスリのアオキ ドラッグストア 医薬品 改正薬事法 薬王堂

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