アーカイブ: 2009年6月 8日
東京精密、景気が業績を激変させ、景気の先行きだけで株価決定
~ 半導体の各製造工程で使われる装置を売るのは、まさに景気そのものを作って売る商売。 ~
東京精密の決算発表。
決算説明会資料が分かりやすい。
東京精密が作っている物。各マシン、装置の説明文は東京精密のホームページより拝借。
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(1)半導体製造装置関連事業
ウェーハプロービングマシンとは、ウェーハ上に形成された全てのチップの電気的特性を試験する装置です。このウェーハテストにより、チップの良品、不良品の選別を行います。
・ウェーハダイシングマシン
ウェーハダイシングマシンとは、多数のICが形成されたウェーハを1個1個のチップに分離する装置です。当社では、レーザーを活用した完全ドライプロセスのウェーハダイシングマシンも市場投入しています。
ポリッシュ・グラインダとは、ACCRETECH独自の発想から生まれた、各種ICカード、システム・イン・パッケージ(SiP)や三次元実装技術に要求されるウェーハの薄片化とダメージ除去を1台の装置で実現する装置です。
・ウェーハ外観検査装置
・CMP装置
CMPとは、IC製造工程におけるウェーハ表面の平坦化技術の一種で、化学研磨剤、研磨パッドを使用し、化学作用と機械的研磨の複合作用で、ウェーハ表面の凹凸を削って平坦化する装置です。
・真円度・円柱形状測定機
輪郭形状測定機、円筒形状の真円度、同心度、円筒度などを測定する
・表面粗さ・輪郭形状測定機
表面の微細な凹凸を測定する
・三次元座標測定機
・電気マイクロメータ
・マシンコントロールゲージ
加工中あるいは加工前後に測定したデータをもとに加工機を制御する装置で、加工不良防止や加工精度と生産性向上のために不可欠なシステム
・各種自動測定・選別・組立機
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兎にも角にも、景気の波をもろに受ける物を作っている。そのため、業績の変動は猛烈に激しい。売上げが倍になったかと思えば半減する。めちゃくちゃ儲かっているかと思えば、突然赤字に陥る。
つまり、個別の企業としてああだこうだ言っても仕方がない。景気動向が全てで、景気の動きを先取りする形で株価は上下する。
半導体事業、計測事業、どちらも今期下半期からはプラス成長になる計画。プラス成長になって当たり前と言えるまで業績は落ち込んだ。
受注も受注残も同じで、今期下半期からはプラス転換する予想。半導体事業では前期4Qは受注がマイナスになるという酷い状況。マイナスって事は、キャンセルがジャンじゃ出たって事ですな。
下半期からプラス成長でも絶対水準はとても低い。でも、最悪期は脱した。ここからは弱いながらも回復していく。つまり、株は上がる。もう上がった。
電気機器・精密機器
ウエハー 半導体 半導体検査装置 東京精密 計測器
サンマルク、外食ナンバーワンの高収益、超優良企業、黙って長期で
~ 株価に爆発力はないし、業績にはかつての高成長はない、それでも評価は低すぎ。 ~
サンマルクホールディングスの決算発表。
サンマルクが優秀な企業なのは今も昔も変わらない。さすがに不景気で落ちたとはいえ、経常利益率は10%台後半。ざっくりと20%と言っても文句は言われますまい。
言ってみれば、サンマルクがやっているのは普通の飲食店ですよ。それが経常利益率20%なわけですからね、こういう会社を優良企業と呼ばないわけにはいかない。
前期はわずかに減益となった。今期は1桁後半%の増収増益の計画。これまでと何も変わらず、新規業態を開発しながら、軌道に乗った業態は出店を着実に重ねていく。景気が良かろうが悪かろうが変わらない。
サンマルクの決算短信にも書かれていますけど、不景気の中で賃料が下落していて、それを好物件取得に生かそうという小売店・飲食店は結構ある。そういう説明が見られることが多い。
賃料下落局面を好物件確保につながる出店のチャンスとして捉え、着実な新規出店を継続する
アメリカのスターバックス(SBX)は、既存の店舗も含め(確か)25%の賃料ダウンを多くの店舗で交渉しているというニュースが出ていた。アメリカでの商業不動産の状況は日本より悪い感覚なので、25%という数字が出るような強気の賃料交渉ができるのでしょう。
程度の差こそあれ、日本でも同じ状況があるんじゃないですか?
外食企業とは思えない鉄壁のBSは相変わらず。キャッシュフローがじゃぶじゃぶなのも変わらない。文句なしですね。
株価は2008年10月から底這い。今期予想PERは9倍。配当利回り2.9%。
サンマルクは過去ずっと高評価だった。高収益で高成長がそのまま高評価につながっていた。前期はマイナス成長、今期の成長率も小さいということで、さすがに過去の高評価はもらえない。それでも、外食ナンバーワンの高収益企業の評価としては低すぎだと思う。
株価に爆発は期待できない。黙って長期的な会社の成長を待つつもりであれば、今買わずしていつ買うのかという株価なのではないですか?
アプレシオが倒産、負債総額22億円で民事再生手続、驚きはゼロ
~ 名証セントレック、HS証券(旧KOBE証券)、優成監査法人、文句無しの組み合わせ。 ~
アプレシオが倒産。負債総額22億円で民事再生手続を開始。
アプレシオが倒産しそうなのは既に書いたとおりであって、そうなっても全然不思議はありませんな。
ネットカフェ、アプレシオは複合カフェと呼びますが、は市民権を得たし、うまくやればそれなりにキャッシュフローがあって潰れないビジネスではある。しかし、いろいろな犯罪の温床になったり、個人事業に毛の生えたネットカフェで事故が起きたり、ネット難民など問題は多い。(ネット難民はネットカフェの問題ではなくて、使う人の問題ではあるけど)
問題のあるビジネスには問題のある企業が参入することが多い。問題のあるビジネスでは問題のある企業が良く見つかる。それは間違いないでしょうな。
アプレシオは悪名高き名証セントレック上場。主幹事はHS証券(旧KOBE証券)。監査法人が優成。アエリア、インデックス、ドリームインキュベーターなどが大株主に名を連ねる。他にもカタカナのよく分からない会社が大株主。
いずれにせよ、大赤字の業績がずっと続き、債務超過、報告書の提出は遅延。
まさに起こるべくして起きた倒産と言えましょう。
ホームページのプレスリリースで、倒産のお知らせに赤文字でNEW!となっている。新着情報には自動的に赤NEW!が付くんだろうけど、倒産のお知らせがそんな嬉しいような感じで出てしまうのが、何とも情けないですね。。。。
日本国がの株式投資資金は50兆、石油でも買った方がいい
~ 国が株式マーケットを買い支えるなんて無理、石油などの資源を備蓄したほうがいいのでは? ~
50兆円で国が株(ETF)を買うという話、なくなりそうですな。そりゃあそうですよ、国がそんなアホな博打してどうするんですか?バカげた法案が成立しなさそうで良かったですな。
まあ、もともと口先介入というか抜かない伝家の宝刀というか、本気じゃなかったということもありましょう。そうは言ってもねえ。。。
50兆円も投資っぽい事に使えるのであれば、中国みたいに石油などの資源をどんどん備蓄するとかどうですか?
2009/06/04, 日本経済新聞 朝刊
「50兆円」株買い支え法案、成立見送りへ―副作用懸念、自民の腰引ける(底流)
公的資金50兆円枠を設けて株急落時に買い支える「資本市場機能保全法案」の今国会での成立が見送られる公算が大きくなった。予算関連法案でありながら切り離されていた3法案のうち、日本政策投資銀行法の改正法案など2法は3日に衆院委員会を通過したが、株買い上げ法は放置されたままだ。民主党が反対しているためだが、提案している自民党の腰が引けている事情も見逃せない。
4月末に議員立法で提出された法案は政府出資の資本市場危機対応機構を設立する内容。50兆円の政府保証の資金枠を使い、上場投資信託(ETF)を購入する形で株買い支えを可能にする。
これほど公然と株式市場に政府が介入する手法は欧米にも例がない。実際に株購入をした場合は、長期間にわたって塩漬けにせざるを得ない可能性が高い。購入資金の金利負担も小さくなく、市場機能を阻害するとの見方も根強い。要するに副作用の多い劇薬だ。 手法を編み出した自民党の関係者も実は「禍根を残すのではないか」との思いが否めないでいる。野党は「審議入りにあたる法案の趣旨説明にも反対したら、自民党があっさり降りた。本気じゃない」と見透かしている。
背景にあるのは、株価の回復だ。アイデア浮上時の3月には7000円台とバブル後最安値を更新し、「買い支え案が取りざたされるだけで株が上げた」(自民党議員)ほど上げ材料が乏しかったが、いまは1万円台をうかがう水準まで戻った。危機感は薄れ、法案がかかっている衆院財務金融委員会の自民党メンバーは「審議を強行するかは、足元の経済状況次第」と成立にはこだわらないと漏らしている。
だが、株式相場の代表的な指標であるPER(株価収益率)は40倍を超え、現在の株価には割高感もつきまとう。何かをきっかけに株価が大きく下げるリスクは残る。 副作用が懸念される「ちょっと筋悪」(民主党)にも見える策だが、もともと危機対応策として何でもありの空気のなかで浮上した。会期延長で審議の時間はできた。どこまで緊急事態対応は許されるのか、「その線引きを審議してみてもよいのでは」(民間経営者)との声も聞かれる。(土)
