アーカイブ: 2009年3月

2009/03/31 07:07

2月の鉱工業生産指数・速報値

~ 製造立国日本は鉱工業生産指数が回復しないと景気が回復しない。 ~

200903311.gif2月の鉱工業生産指数・速報値。画像は日経オンラインより拝借。

先月比

結果 -9.4% (予想 -9.1%) 前回(1月) -10.2%

前年比

結果 -38.4% (予想 -38.1%) 前回(1月) -31.0%(前年比)

2009/03/31, 日本経済新聞 朝刊

2月、鉱工業生産9.4%低下、生産、下げ止まり探る―在庫調整が進展。

 急スピードで減少が続く鉱工業生産が三月以降に下げ止まる可能性が出てきた。経済産業省が三十日発表した二月の鉱工業生産指数は前月比九・四%低下したものの、在庫指数は四・二%低下し、在庫調整がひとまず進展してきたためだ。生産予測指数も三月、四月ともプラスの見通し。ただ世界経済は力強さに欠け、生産が増加基調に転じるかどうかはなお不透明だ。

 生産指数は前月比で五カ月連続のマイナスとなり、前年同月比では三八・四%の低下で過去最大のマイナス幅。自動車などの輸送機械は前月比二三・二%低下。前年同月比では五七・五%低下となり、前年水準の四割強の生産にとどまった。

統計・資料・調査
鉱工業生産指数



2009/03/30 13:01

個別銘柄ウォッチ(2009/3/30)

~ ディフェンシブをベースに、資源とハイテクの景気敏感株セクターにフォーカスする。 ~

200903301.gifトリドールが大きく反発。売ったり買ったりで忙しいけれど、とりあえずは利益確定モードへ。一本調子では上がらないから心配しないでも買い場は何度もやってくる。成長株のバイアンドホールドが儲かる相場じゃないってことを忘れない。

物語コーポレーションが動き出しそうで動かない。

ユニ・チャーム ペットケアの戻りは鈍い。全体マーケットがこれだけ反発してもユニチャームペットが上がらないのは仕方ないと思うんです。そもそもにして業績堅調な割高株であって、景気敏感株が反発する局面ではどうしてもおいて行かれる。逆に言えば、そういう反発局面で儲けようなんて理由で持つ株じゃないって事ですな。

200903302.gifスルガの今期業績がどうなるのか、気になる。原材料価格の下落で利益率はそれなりに回復すると考えたからこそ高配当・低PBR銘柄で魅力があった。四季報を見ると、今期の利益はそれほど回復しない。四季報の業績予想なんか当てにならないとはいうものの、意外と取材なんかで早耳情報な事もありますから。

仮に四季報のような数字になるのであれば、減配の心配をする事になりましょう。財務的には50円配当の継続になんの問題もないし、キャッシュフローだって豊富。出そうと思えば平気で50円は出せるのは間違いない。

出せる出せないじゃなくて、もし四季報の数字なれば出すような気がしない。裏付けはない。減配になれば持つ意味は無いんじゃないですか?

200903303.gifダイドードリンコが3月月次数字を発表。弱いの一言。株価は反応しないけれど、どちらかというとダメな方で考えた方が良いんじゃないですか?

なぜか突然強烈に叩き売られたアインファーマシーズ。期待通り、出来高が膨らんだところがとりあえず底になった。東証2部へ上場することが決まって、JQの上場も維持。いずれJQでは上場廃止を申請し、1部昇格を狙うんじゃないですか?

東証2部上場で新株発行が無かったのは良いですけれど、いずれの増資はありましょう。1部上場のタイミング?考えても仕方ありますまい。

200903304.gif全体相場はずいぶん反発した。きっかけはアメリカの瀕死金融機関の1月2月は儲かっているという発言。ここから始まったわけだけれど、何もそれが理由でこれだけ上げているのではないと思うんです。

売られすぎたところへ、だんだん良いんじゃないか?っていう話やデータがチラホラ出てきて、タイミングが良かった。結局、期待感だけ。もっと言えば、良くなって欲しいという願望ですか。

景気は悪い、良さそうな話やデータがほんの少し、売られ過ぎと期待感でラリー。

底打ち安全宣言は出せるわけもないですな。

同時に、景気なんて所詮は期待感や思いこみ。つまり、多くの人の気持ちが萎えれば不景気なり、ワクワク感が高まれば景気が良くなる。そういう事も忘れられないし、不景気からの回復なんて、難しいことを言わずにそういう人間の気持ちで始まるとも言える。

相場も同じ。

高配当なディフェンシブ株をしっかり持ち、景気敏感株を上がれば売り、下がれば買いのスタンスで売買。敏感株のセクターとしては、資源とハイテクの大型株にフォーカス。割安成長株や個別材料株は全体相場よりも個別の業績や材料だけで。トレーディングはアメリカの金融関連株。

ゲームプラン・投資戦略
アインファーマシーズ スルガ ダイドードリンコ トリドール ユニ・チャーム ペットケア

2009/03/30 06:06

今の自動車販売台数の低迷は続かない、自動車株はいずれ復活

~ 平均自動車保有年数27年というアメリカの数字は続かない、日本の15年は続いても納得。 ~

200903295.gifアメリカの自動車販売台数と平均自動車保有年数。平均自動車保有年数、というのは適当に作った言葉であって、計算式は自動車登録台数÷自動車販売台数。意味は分かるよね。このグラフはCaluculatedRiskから拝借。(このブログは良いです。データ関連についてのエントリーがメインで、このブログさえ見ていればアメリカのデータ数字に漏れはないと言えましょう。)

自動車販売台数を見ると、今回の不景気に入ってから猛烈に落ち込んでいるのが分かる。過去、どの不景気でも自動車の販売は落ち込んだわけですけれど、今回の落ち込み具合はそれらの比ではない。GMやFordが潰れる寸前で、トヨタ、日産を始め日本の自動車メーカーが大赤字になるのは当然ですな。

200903296.gif金融危機でアメリカ人の消費は変わるという人がいる。そりゃあ、変わるでしょうな。不動産の値上がりで借入枠がじゃんじゃん増え、ホームエクイティーローンを引き出しては高額商品を買うなんて芸当はできなくなる。

この辺りはピンと来ない人も多いかも知れませんけど、実際にそういう時期のアメリカを見ていた自分にとっては、まさに凄まじい勢いの消費でしたね。なーんにも知らない自分の周りの普通の人が、不動産投資だって言ってサブプライムローンを組んで不動産を買っていましたな。

それが終わり、自動車販売も戻らないとも言われる。しかし、そんなことは無いでしょうな。CalculatedRiskが指摘するように、平均自動車保有年数が27年というのはちょっとあり得ないでしょ。せいぜい長くて15年。

確かにアメリカへ行くと、日本ではお目にかかれないようなオンボロ車は沢山ある。27年となれば、そんな車ばかりになる。

結局、過去の歴史と同じ10年から15年が妥当なところで、弱い消費を背景に15年を少し超えるような数字までは最低でも戻るはずだと思いませんか?

日本でも同じデータがないかと探してみたが見つからない。仕方ないので面倒だけど作ってみた。

200903297.gif含まれているのは、乗用車、トラック、バス。二輪車や特殊車両などは含んでいない。ちなみに、上のアメリカのデータはFleetなわけだけど、具体的に何を含んでいるかは不明。ま、全体の趨勢として考えるのに不都合はありますまい。

自動車保有台数は2007年に初めてマイナスになった。2008年は正確な数字が出ていないが、かろうじてプラスでしょう。細かいことはどうでもいいけど、保有台数の伸びは頭打ちで、これからはマイナス成長が続く可能性が高いと言うことですよ。

販売台数はご存じの通り、減少の一途。改めてこうしてグラフにしてみると減少の激しさが分かると言えましょう。

200903298.gif平均自動車保有年数は2008年に14年以上まで上昇。アメリカの27年という数字はあり得ない数字ではありますが、日本の14年や15年は全然違和感がないし、これからこの数字が続くと言っても納得できる。いまどきの車は15年ぐらいは乗れるよね。

頭の中にグラフをイメージすれば、平均が15年の場合、前後5年で10年から20年ぐらいが盛り上がっているグラフになる。平均が27年の場合、前後5年で22年から32年ぐらいが盛り上がったグラフになる。

そういうグラフを考えると今の自動車販売台数は、アメリカは少なすぎ、日本は違和感無し。

200903299.gif世界各国の自動車販売台数。日本自動車工業界より拝借。

アメリカがダントツ。アメリカ以外の先進国では人口が増えないわけで、自動車販売台数も増えないと考えて投資上損はない。中国を始めとする新興国はまだまだ伸びるのは当たり前。

今の状況では、新興国で販売台数が20%や30%増えたところで、アメリカで十数パーセント落ち込めばチャラになってしまう。アメリカでは数十パーセント減じゃなくて半減の状況。

2009032910.gif結局、アメリカが復活しなければ車はダメってことですな。で、復活しないと言うような意見は間違っていると思うわけで、いずれまともなところまで回復する。自動車メーカーは苦しいのは間違いないが、勝つメーカーは勝つし、繁栄するんじゃないですか。

アメリカがまともになる段階で、トヨタやホンダの株は持ち直している。そこからは、当然新興国を制覇するメーカーの株価パフォーマンスが良いと考えるべきで、急先鋒はスズキですか。

2009032911.gifインドには格安車のタタTata Motors Ltd. (TTM)があるし、中国には電気自動車のBYD(01211)もある。

ハイブリッドとか電気自動車とか、技術的側面もいろいろありましょう。環境対応できない自動車メーカーは生き残れないわけだから。

いずれにせよ、一番忘れちゃいけないのは、自動車が終わったって事は無いってことじゃないですか?

車・自動車部品銘柄
BYD TTM トヨタ ホンダ 自動車

2009/03/29 14:02

不景気でもアメリカで売れているモノが10個

~ 不景気でも売れているモノを提供する会社の株は当然高い、Hershey'sだけが売られている。 ~

10 Winners in the Recession

200903291.gif

  • ・ガーデニング(家庭菜園):野菜の種・苗
  • ・映画レンタル:Netflix(アメリカのDMM.com)
  • ・恋愛小説:ハーレクイン
  • ・コンドーム:Trojan
  • ・履歴書サポート
  • ・大学
  • ・チョコレート:Hershey’s
  • ・ハンバーガー:McDonald’s
  • ・Career Development Websites:基本的に日本にはないサービス
  • ・珈琲メーカー:Green Mountain Coffee Roasters

200903292.gifどれもこれも理解できますな。大学というのは日本人には理解しがたいかもしれない。アメリカの場合、日本と違って、何歳になっても大学に行く。大学というのは広い意味で大学であって、具体的には大学だったり専門技術を身につける場所だったり、つまりより高等な教育を受ける場所って事。

不景気になると仕事を首になったりする。職探しは大変なので、ハナから再就職はあきらめて景気が良くなるまで勉強しておこうっていう人が増えるわけ。

とうてい日本人にはできない芸当ですな。そんな体制も整っていなければ文化もない。見習うべきじゃないですか?

200903293.gif投資的には、Hershey’sとMcDonald’s。MCDは超ディフェンシブな値動きで、MCDで今回の暴落相場を生き延びたって人がいそうですな。株価に限らず、MCDはディフェンシブかつ成長力のある企業であることは間違いない。

HSYはディフェンシブ高配当銘柄リストにある。

Green Mountain Coffee Roasters Inc. (GMCR)に至っては、最高値更新中。業績数字は強烈に強い。

200903294.gifNetflix, Inc. (NFLX)も最高値更新中。こちらも業績は良い。NFLXがまだ大赤字を出し続けていた数年前、レンタルDVDの宅配ビジネスはうまく行かないと思った。軌道に乗りそうになる頃には高速回線を使ったビデオオンデマンドが普及し出すのではないかと思ったわけ。

意外と通信インフラはその段階まで行っていない。とてもじゃないけどインフラ整備のカネが回収できるほどのコンテンツ需要が無いってことなんでしょうな。

アメリカ株・BRICS株・外国株
GMCR HSY MCD

2009/03/29 13:01

社債の利回りは異常に高い、買うのはBill GrossがOKを出したとき

~ 高格付企業の社債発行が過去最高まで増えてきた、クレジットクランチがこなれてきた証拠。 ~

社債発行が急回復しているというニュース。

#どうでもいいけど、こういうニュースを日経で初めて知るのはあまり無い事じゃないですか?少なくとも自分はあまり無い。日本限定のニュースは日経で知りますけど、世界的なニュースは海外の経済ニュースサイトで知る。だから、こういう社債のニュースなんかを日経で知るとなんか変な感じがするわけです。

2009/03/29, 日本経済新聞 朝刊

社債、世界で急回復、1―3月発行額最高、高格付け企業が調達。

 金融危機で低迷していた社債発行が世界で急回復している。英米調査会社ディール・ロジックによると、今年に入ってからの世界の企業(金融を除く)による社債発行額は四半期として過去最高ペースで推移している。金融機関が融資に慎重姿勢を維持するなか、格付けの高い企業が市場での資金調達に動いたためだ。

 ディール・ロジックによると、今年に入り三月十九日までの社債発行額(金融を除く)は四千三百四十五億ドル(約四十二兆五千二百億円)と昨年十―十二月期から倍増。四半期で過去最高だった昨年四―六月期(三千四百五十二億ドル)をすでに上回る。

 社債発行は昨年七―九月期から減少していたが、貸し渋りが続く中、比較的市場で資金調達しやすい高格付けの企業が、多少金利が高くても長期資金を手当てしている。スイスの製薬大手ロシュは二月末、ドル、ユーロ、ポンド建てで合計三兆円規模の大型起債に成功した。

 社債投資家の関心も高い。仏電力大手EDFが一月中旬に発行した計四十億ユーロの社債には、発行額を大きく上回る百三十億ユーロもの応募があった。(ロンドン=石井一乗)

社債の利回りは相変わらず高いまま。金利は下がってLIBORも下がったけれど、相変わらず金利とLIBORの差は開いたままだし、高格付社債型のファンド・ETFなどの利回りはバカみたいに高いまま。

でも、過去最高水準まで社債発行が増えてきたという事実があるわけで、クレジットクランチは少なからずこなれてきたって事じゃないですか?

どんな指標を見てもいいんだけど、せっかくなら投資できるモノを見ていた方がいい。

  • iShares iBoxx $ Invest Grade Corp Bond (LQD) 6%
  • PIMCO Corporate Opportunity Fund (PTY) 17%
  • PIMCO High Income Fund (PHK) 24%

後ろの数字は利回り。レバレッジが200倍を超えると配当は出ないというのがルールなので、価格の下落で配当が止まることがある。これは注意が必要でしょうな。

いずれ社債の利回りは落ち着く。じゃぶじゃぶ金をするアメリカにインフレが来て国債利回りがどこまで上がるのか、その辺りは難しいけれど、今の社債利回りは普通じゃない。どこで買うかだけれど、個人的にはBill Grossが買ってもいいよ、と言うときまで待ちたい。

もちろん、そういう大きな流れに関わらず、マーケットの安心感でPTYとかPHKの価格は動く。しかもでっかく動く。そういうのをタイミング良く取るのも悪くはない。難しいけどね。

ちなみに、数少ないトリプルA企業のセカンダリーマーケットでの利回りはこんな感じ。これは個人投資家が明日にでもすぐ買える値段ですよ。

  • JOHNSON & JOHNSON 残存6年:3.97%
  • PFIZER INC 残存5年:3.4%

参考までに、S&PのトリプルA格付を受けているアメリカ企業は5社しかない。

  • Pfizer Inc. (PFE)
  • Exxon Mobil Corp. (XOM)
  • Microsoft Corporation (MSFT)
  • Automatic Data Processing, Inc. (ADP)
  • Johnson & Johnson (JNJ)

ちょっとニュース
JNJ LQD PFE PHK PTY 債券 社債

2009/03/29 13:01

アーティストハウス、ようやく上場廃止、そもそも上場するのが変

~ 今さら上場廃止にするのは遅すぎ、主幹事と監査法人を見るだけで臭さはたまらない。 ~

アーティストハウスホールディングスが上場廃止に。

上場廃止決定等に関するお知らせ

ようやくですな。もう何年も前に上場廃止になるべきだったと言えましょう。っていうか、そもそも上場させるのがバカげてる。

とりあえず、こんな理由を会社では説明としている。

東京証券取引所は、当社が平成21年2月27日(金)に、当社連結子会社である株式会社ミュージックランドの株式すべてを売却することを決議した旨の開示を行ったことから、株式会社アーティストハウスホールディングス株式を同日より監理銘柄(確認中)に指定しました。当社が平成21年5月期に売却した複数の連結子会社等の売上高及び総資産は、当社の連結売上高及び連結総資産の大部分を占めており、売却した複数の連結子会社等を除く当社及びその連結子会社のこれまでの事業活動の状況を踏まえると、当社及びその連結子会社の事業活動が停止されたと本日認められた旨を発表しました。

ま、取引所は「酷すぎる、エグ過ぎる」って理由では上場廃止の決定を出来ない。なにか、上場廃止事由に相当する事実が無いとね。それがようやく出来たって事でしょうな。

主幹事は東海海上。監査法人はプライム。代表取締役社長は平原宏一。

倒産・上場廃止
アーティストハウスホールディングス プライム 上場廃止 監査法人

2009/03/29 13:01

ニトリ、今期も10%程度の増益を計画、家具業界には伸びしろがある

~ 家具マーケットは普通の競争経済を持ち込んだだけシェアが取れる旧態依然とした業界。 ~

ニトリの決算発表。

平成21年2月期 決算短信

今期も10%ぐらいの増収増益を計画。今時珍しい増配を予定。棚卸資産、買掛金、借入金は増えていない。ずいぶん値下げした印象があるけど、原価率は2%以上も改善。販管費がちょっと悪化。キャッシュフローは出店するのに十分ある。

いやはや、強いですな。

円高で恩恵を受けて値下げするというけど、円高だけでこれだけの事は出来ないでしょう。円安になれば値上げするのかと言えば、そうはならない計画。そういう体制を作り上げたというのが会社側の主張。嘘じゃないんじゃないですか?

そもそも、家具業界がどれほど非効率でバカげているか、町の家具屋に行けばよく分かる。あんなモノがあんな値段で売られているという、ただそれだけの事で十分でしょう?ニトリはそういう家具業界に当たり前の競争経済の概念を持ち込んでるだけ。

まだまだそういう業界だから出店余地は十分あるし、業績の伸びしろだって大きい。

2009032912.gifそうは言ってもこの不景気。さすが苦しいはずなのは間違いない。それでも増収増益計画なのだから立派ですね。

ところで、家具業界みたいな、旧態依然としたバカげた業界の一つが工場消耗品市場だと思う。特に中小工場向けの工場消耗品とか交換部品。そう、MonotaRoが頑張っている分野ですね。

とにかくモノが作られない不景気で、MonotaRoの業績も今期は停滞する。でも、景気が回復したときには業績はもうれつに伸びるはず。普通に常識を持って考えて理屈の通らない業界にはいずれ破壊者が現れる。工場消耗品ではMonotaRoがそれだと考えています。

専門小売銘柄
MonotaRo ニトリ 家具 工場消耗品

2009/03/29 12:12

カスミ、10%を超える下方修正、今期3度目の減額、食品も苦しい

~ ディフェンシブな食料品さえも売れなくなっているという不景気の強さを認識。 ~

カスミの下方修正。

業績予想の修正及び特別損失の計上に関するお知らせ

売上げの減額幅は少しであるものの、利益は10%以上の下方修正。価格競争が激しくて利益が出ないという会社側の説明はその通りでしょうな。

今期3度目の下方修正。食品スーパーも予想を超えてどんどん悪い状況になってるって事。

専門小売銘柄
カスミ 食品スーパー 食料品

2009/03/29 12:12

クスリのアオキ、調剤薬局部門は順調、興味があるのはそれだけ

~ 2000億の売上げがない中小ドラッグストアに興味はない、調剤薬局の確認をするだけ。 ~

クスリのアオキの3月月次。

平成21 年3 月度 月次営業速報に関するお知らせ

くどいけど、ドラッグストアとしては興味は全くない。ドラッグストア業界の競争はこれから猛烈になるわけで、売上げ規模で言えば最低2000億ない企業の株はとてもじゃないけど買えない。

合併とか買収とか、今後はどんどん起こる業界でしょ。それを見越して、収益性が高くて財務がよい中小のドラッグストアを買っておくなんて事は難しい。日本の中小型株のドラッグストアはオーナー企業が多いので、どうしても経済合理性よりオーナーの感情と気持ちがM&Aを決めるからですな。

いずれにせよ、月次で見たいのは調剤薬局部門がどうなっているか。3月も相変わらずの順調さで、全店が113.2%、既存店が112.8%。

調剤薬局はアインファーマシーズと日本調剤。

医薬品・医療品・調剤薬局
アインファーマシーズ クスリのアオキ ドラッグストア 日本調剤 調剤薬局

2009/03/26 12:12

ダイドードリンコ、3月の数字は最悪、売上げ計画は未達になりそう

~ タスポと不景気でマイナス10%以上缶コーヒーが売れない、厳しいの一言。 ~

ダイドードリンコの3月月次数字。

平成22年1月期  3月度販売状況 のお知らせ

珈琲は82.9%、飲料全体が86.1%。酷い数字ですな。昨年1月からでも最悪の数字です。こんな数字では売上げ計画達成はできません。

タスポの導入が2008年7月。1年後までは前年度比の売上げに影響が出る。それにしても落ち込みは大きすぎますな。

食品・飲料・日用品
ダイドードリンコ 自動販売機 食料品 飲料

2009/03/26 12:12

今日より明日の方が良い毎日が来ることを誰もが待っている

~ 少しずつ良いニュースが出ているのは間違いない、「もしかして感」だけは持っておく。 ~

日本電気硝子が上方修正

業績予想の修正並びに四半期業績の見通しに関するお知らせ

上方修正したとは言っても、前期比では大きく減収減益には変わりない。説明内容からも厳しさはヒシヒシ伝わって来ますな。

市場の動向などを踏まえた資産の整理・縮小の実施その他の要因により、第4四半期については連結ベースで、営業外損益(純額)が70億円程度の損失に、また特別損益(純額)が200億円程度の損失になる見込です。

4Q赤字です。そして、来期の1Qの計画も発表されているけれど、それもまた酷い。

第1四半期の業績としては、前年同期比較で、売上高は-50%~-40%程度を、また営業利益は -110%~-80%程度を予想しております。

営業利益はヘタすると赤字になるって事ですな。

絶対的な数字は醜悪なのは間違いない。でも、上方修正したという事実はとても気になる。予想していたより良かった、考えていたより良くなりそうだ、想像していた最悪よりはましになりそうだ。そういうのが底打ちの前には必ず来る。

底打ちは、絶対的な数字が良いときじゃない。絶対的な数字がボロボロでも、悪化が止まったときですな。つまり、明日は今日より悪い、っていう毎日が、明日は今日より良いっていう日々に変わるとき。

日本電気硝子の上方修正だけで判断出来ないのは当たり前。ただ、徐々にではあるけれど、良いニュースが増えてきたのは間違いない。

Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd. (TSM)がガイダンスを引き上げたのは既に書いた。オラクルもコンセンサスを上回る数字を出した。アメリカの2月の中古住宅の数字は良かった。ローン申請は急上昇。石油や銅は高い。中国では2月に過去最高の車が売れた。アメリカの2月耐久消費財受注は予想外に良かった。

今までは間違いなく、明日はもっと悪い毎日だった。それが終わったとは言わないけれど、もしかすると終わるのかもね、っていう考えを持っておいて損はありますまい。今日より明日は良い日になるっていう毎日が来るかもしれない、という期待を持つ必要はあるんじゃないですか?

ゲームプラン・投資戦略
TSM オラクル 日本電気硝子

2009/03/26 12:12

マイナス3%でも食品としては売れ行きがかなり悪いと言える

~ アメリカでの食品の落ち込みが日本でも見られるのか、まさかマイナス5%とか10%とか。 ~

イズミヤの下方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

ずいぶんと大きな減額ですな。もともと第3四半期決算の内容から考えて通期計画の達成は出来ないことは間違いなかった。それにしても、今回の減額は予想以上に大きい。

昨年9月の米国発の金融危機が実体経済に波及し、雇用情勢の悪化へと発展したことから消費者の節約志向が益々加速し、衣料品や家電、ホームファニシングなどの中・低頻度品から買い控え傾向が表れ、前回公表時に想定していた数値と大きく乖離いたしました。また、内食化傾向で好調に推移しておりました食料品や日用品も1月後半から失速し、既存店ベースで昨年を割り込み当初の想定を下回りました。

総合スーパーと食品スーパーでは、総合スーパーの方が厳しいのは間違いない。衣料品とか家電品とか、全然売れないからですな。イズミヤに限らず、イオンにしても7&Iにしても、非常に苦しい。7&Iはコンビニがあるのでまだましだけどね。

200903241.gifそういう事は既に分かり切っていたことで、だからこそ、食品スーパーを個別銘柄ウォッチにしてきたわけです。

しかしながら、食品の売れ行きが非常に悪いという事も書かれている。「食料品や日用品も1月後半から失速し」と。食品だって売れなくなるのは間違いない。ただ、その売れなくなる程度が問題なわけで、程度は家電製品や衣料品に比べて軽い。

2009/03/24, 日本経済新聞 朝刊

スーパー2月売上高、18年ぶり1兆円割れ、既存店、5.4%減。

 日本チェーンストア協会が二十三日発表した二月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比五・四%減った。前年割れは三カ月連続。新店を含む全店ベースの売上高は、九千五百二十六億円と単月では十八年ぶりに一兆円を割り込んだ。前年のうるう年の影響で営業日が一日少なかったうえ、衣料品や住居関連品の落ち込みも響いた。堅調だった食料品も五カ月ぶりに前年を下回った。

 衣料品は一五・五%減と三十八カ月連続のマイナス。住居関連品も七・六%減と十二カ月連続の前年割れで不振に歯止めがかからない。暖冬傾向でコートなどの冬物衣料、住居関連では電気ストーブなど暖房器具の動きが鈍かった。総合スーパー大手が衣料品などの販促セールを実施したが、月を通しての販売押し上げ効果は薄かった。

 食料品は三%減。家庭での調理機会を増やす「内食」回帰を追い風に好調を維持していたが、節約志向の波は食材にも及んできた。「消費者による購入が特売品やプライベートブランド品へ集中」(チェーン協)するなど、単価の安い商品に需要がシフトしている。

 チェーン協では「営業日が一日少なかったことで三ポイント程度下押しされた」とみているものの、単月で販売額が一兆円を割ったのは一九九一年二月以来。三月の見通しも「引き続き厳しい」という。

程度が軽いと言っても、マイナス3%は食品にとって大きい。この記事で2月が悪いと言っているし、イズミヤのリリースでは1月後半から悪くなったと言っている。辻褄はあっていますな。

アメリカでは過去なかった程に食料品の売上げが落ち込んでいる。不景気はそこまで深刻と言うことだと思うんです。

日本も今のところは3%のマイナスですけれど、5%とか10%なんていう恐ろしい数字が出てきたりするのだろうか。そうなれば食品スーパー株もディフェンシブなんて言っていられない。

食品・飲料・日用品
イオン イズミヤ ディフェンシブ 総合スーパー 食品スーパー 食料品

2009/03/26 11:11

岩井証券がこの時期にベトナム株取扱いを開始するのは立派

~ マーケットが低迷している時期に敢えてベトナム株を始めるという先見性には好感が持てる。 ~

岩井証券がベトナム株の取扱いを開始する。

ベトナム株式の取次ぎ開始について

200903252.gifこのプレスリリースの中にベトナムVN指数のチャートが載っている。数年前の世界的な株式マーケットの上昇時には、いろいろな新興国のチャートを眺めている人も多かったんじゃないですか?当然、BRICの次に来るのはVISTAだってことで、VN指数も見られていたと思うんです。

今、VN指数を見ている人はいないでしょうな。見るのも嫌って人は結構いそうですが。

このチャートを見ると、ベトナムマーケットは低迷しているのは間違いない。こういう時期にベトナム株の取扱いを開始する岩井証券はなかなかやるなあと思う。

今そんな事始めたって、口座開設する人は少ない。まして、取引量なんて知れている。岩井証券は儲からないだろうし、赤字でも納得ですよ。やっぱり個人投資家はマーケットの調子がいいときにワラワラとマーケットに集まってくるわけで、じゃんじゃん口座が開設され、取引量が増えるのはチャートが右肩あがりで、ユメのような話が飛び交っているときなわけです。

だから今始める岩井証券は先々を読んで先手を打っていると言えましょう。

その先手が正しい先手なのかどうか、それは分かりませんよ。ただ大切なのは、先を考えて先手を打つってこと。株式投資でもいつも同じですな。

で、ベトナム株はどうなんでしょうね。ベトナムの前に中国だと思いますけどね。

ちょっとニュース
BRIC ベトナム株 岩井証券 新興国

2009/03/23 22:10

ライトオンとジーンズメイトの3月月次、今期最悪の数字が並ぶ

~ 最悪の月次数字に株価はどう反応するか、悪いニュースにもはや反応しないのか。 ~

ライトオンとジーンズメイトの3月月次。

まずはライトオン。

月次売上高前年比情報に関するお知らせ

200903232.gif全社が90.1%、既存店が85.3%。今期最悪の数字を更新。

ジーンズメイトの状況も酷い。

2010年2月期 前年比速報

全店が79.9%、既存店が82.2%。ライトオンと同じく、今期最悪の数字。

200903233.gif昨年まで業績も株価もそれなりに順調だったアパレル関連小売り。外需景気敏感株に比べて業績は全然良いという比較があったわけです。だけど、年末からの景気急減速を確認して外した。正解だったと言えましょう。

株価の方はずいぶん売られた。ここまで売られると、業績ボロボロの景気敏感株と同じ感じになる。そうなってくると、悪いニュースでももう株価は下がらないところまで行く。アパレル小売り系銘柄がそういうところまでいったのかどうか、もう少し様子見が必要かと思う。

これは何もライトオンとジーンズメイトに限ったことではなく、他のアパレル系小売り銘柄でも同じ。結局、ユニクロやポイントなどの業績が非常に強い一部の銘柄を除いて、セクター全体として同じように動く。

上がるときは月次が底を打ち、業績が良くなる銘柄から上がっていく。だから、悪いニュースでも株価が下げなくなり、月次が上向き、その中でも強い企業を先に買っていく。買うべき局面が来たならば。

とりあえず、月次が回復する気配全然ない。

アパレル・ファッション銘柄
アパレル ジーンズメイト ファッション ライトオン

2009/03/23 22:10

個別銘柄ウォッチ(2009/3/23)

~ 全体マーケットが強いとディフェンシブは弱い、もう一度相場が悪くなったときにどうなるか。 ~

200903231.gifプロシップの株価は全く動かない。3月が期末なので今週権利落ちを迎えるわけで、6.3%の配当利回り分はがっくりと下落するんじゃないですか?配当以上に株価が下落することはよくあるので、そういうのが心配な人は権利落ち前にいったん売って、権利落ち後に買い戻すのも一考かと。

他にも3月末銘柄はありますな。高配当・低PBR銘柄はその名の通り高配当利回りなので、権利落ちで5%以上株価が下落しても驚きませんな。

コマツと三菱UFJの上昇が一番大きい。全体相場の反発局面では当然そういう結果になる。逆に、ディフェンシブや内需、小型株は動かない。だからといって、慌てて景気敏感株に飛び乗っていたのでは、いくら資金があってもあっという間に大損して終わりですな。

飛び乗った頃が天井、やっぱりダメだって投げたところが底、繰り返しては資金を減らす。

介護関連と金は基本的に横這い。さすがに全体マーケットが堅調になると無視されますな。もう一度相場が苦しくなったときにどうなるか、要注目です。

アインファーマシーズの暴落がとても気に入らないですけれど、何なんでしょうね。とりあえず出来高が膨らんで一気に下げたので、底打ちしたと考えたいところ。特にニュースなどは見あたりません。

もう一つの調剤薬局、日本調剤の株価はびくともしない。

ゲームプラン・投資戦略
アインファーマシーズ コマツ プロシップ 日本調剤

2009/03/20 19:07

ディフェンシブなアメリカの優良大型株が過去にない利回りを実現

~ 10年で4倍の長期投資をするなら今、市況株の爆発力と比べるのはナンセンス、目的が違う。 ~

S&P500インデックスに含まれて、配当利回りが5%を超え、食品セクターか日用品セクターに属する銘柄。高配当利回り順。

  • Sara Lee Corp. (SLE)
  • Kraft Foods Inc. (KFT) 5.0 3.5 4.0 12 13
  • Kimberly-Clark Corporation (KMB) 5.1 3.5 2.1 11 13
  • ConAgra Foods, Inc. (CAG)
  • HJ Heinz Co. (HNZ)
  • The Coca-Cola Company (KO) 4.0 3.2 2.4 14 18
  • Campbell Soup Co. (CPB)
  • Kellogg Co. (K) 3.6 4.8 1.6 12 14
  • Hershey Co. (HSY) 3.4 3.0 2.4 18 14
  • Clorox Corporation (CLX)
  • Pepsico, Inc. (PEP) 3.5 2.3 3.1 13 17
  • The J. M. Smucker Company (SJM) 3.4 4.0 2.0 11 12
  • Pepsi Bottling Group Inc. (PBG) 3.5 1.9 32.5 9 11
  • Procter & Gamble Co. (PG) 3.3 2.5 2.5 11 20
  • General Mills Inc. (GIS) 3.2 3.7 1.3 12 13
  • Colgate-Palmolive Co. (CL) 3.0 2.3 2.4 14 18

後ろに数字が5つあるものは、2008年度までの過去10年間で減配がない銘柄。4つの数字はそれぞれ、現在の配当利回り、2007年度までの過去10年の最高利回り、過去10年で配当額が何倍になたか、今期予想PER、2007年度までの過去10年間の最低PER。

10年最高利回りと最低PERは、突発的に株価が突っ込んだときのもの。株価が底の底でそういう数字だったということ。

5%の利回りが3%になるまで株価の上昇を期待するのであれば、株価は66%上昇することになる。これから10年で配当額が2倍になるのであれば、株価は2倍になる。合わせて10年で株価4倍ぐらいは考えられないか。10年4倍は年複利15%。

市況株は1ヶ月で66%上がる、半年で2倍になる、1年で4倍になる。確かにそれは間違いない。でも、それとこれとは考え方が違う。

数字だけを見れば、KFT、KMB、KO、PEP、PBG、PG、CLが魅力的。

バフェットはKFT、KO、PGを持っている。

2007年のアメリカの新生児数は過去最高を記録。日本と違ってアメリカの人口は増え続けている。これから不景気で子供を持つことをやめたり、延期したり、そういう事もあるかも知れない。でも子供は財布の紐を引き締めて買うのをやめる耐久消費財じゃない。

アメリカ株・BRICS株・外国株
CL GIS HSY K KEF KMB KO PBG PEP PG SJM ディフェンシブ 日用品 食料品

2009/03/20 19:07

ビックカメラ、不正会計で上場廃止の可能性から復活した、株は上

~ 配当と株主優待で20%の利回り、倒産せず利回りが維持されるなら、絶対に負けない投資。 ~

ビックカメラが上場廃止の瀬戸際からカムバック。

2009/03/19, 日本経済新聞 朝刊

ビックカメラ、上場維持へ、監理銘柄指定を解除。

 東京証券取引所は十八日、上場廃止の是非を検討していたビックカメラの「監理銘柄」指定を解き、上場を維持する方針を固めた。有価証券報告書の虚偽記載の実態を審査してきたが、上場廃止にするほどの悪質性や組織性はないと判断した。東証の自主規制法人が近く臨時理事会を開き、決定する。

 ビックは二〇〇二年に池袋本店などの不動産をSPC(特別目的会社)に売却する会計処理を実施した。ただ、この会計処理について証券取引等監視委員会が調査に入ったのを受け、昨年十二月に過去の決算を見直すと表明。今年二月には二〇〇二年八月期から二〇〇八年八月期までの七期分の決算を訂正した。

ビックカメラの配当利回りは5%。決算修正で大赤字ではあるものの、あくまで過年度決算を修正した特損。キャッシュアウトはない。配当は出ると考えますよ。

株主優待も充実していて、3000円の買物券がもらえる。優待利回りは驚きの15%。配当と合わせて総合利回りは20%とバカみたいな数字なわけです。

もともと過年度決算の問題が出る前より、ビックカメラの総合利回りは10%を超えていた。つまり、優待狙いの個人投資家がたっぷりいた。そこへ爆弾が落ちて株価は暴落し、さらに利回りが高まった。

その理由は、上場廃止になるんじゃないかという心配だけですな。

その心配がなくなった今、20%の利回りを取るべく買いが集まるんじゃないですか?とりあえず日経記事の翌日はストップ高。何日か続いてもおかしくないですね。20%利回りがあって、倒産や上場廃止にならない株を買って負ける事なんてあり得ない。

ところで、監理銘柄指定を解除は日経の記事にあるだけで、東証からは正式に発表されていませんな。これについてはビックカメラもプレスリリースを出している。

当社に関する一部報道について

裏付けもなくそんなこと記事にしないだろうから、大丈夫だとは思いますね。

専門小売銘柄
ビックカメラ 上場廃止 不正会計 家電販売 株主優待 配当 高利回り

2009/03/20 19:07

チタンの需要減と減産、業績悪化は当然だけど株価はここまでか

~ 景気が回復し、飛行機が作られるようになったとき、業績と株価の爆発力は折り紙付き。 ~

200903195.gif東邦チタニウムがスポンジチタンの減産を発表。

スポンジチタンの減産及び収益改善に向けた諸施策に関するお知らせ

世界的な景気低迷により一般工業用及び民生用の需要が減少したことに加え、新型航空機ボーイング787型機の納入遅れをはじめとした航空機需要の縮小によります。

飛行機会社はチタン会社にとって重要なお客さん。飛行機が作られれば作られるほど、チタン需要は伸びて価格も上昇する。景気が良くなければ飛行機は作られませんな。

200903192.gif東邦チタニウムは生産能力の40%減で生産をする。そして、新工場の稼働は延期。足下、チタン販売量は減少し、販売価格は低下を続けている。

来期も減収減益が続くのは確実じゃないですか。まさか景気が急回復して生産が急激に戻るなんてないでしょうな。

200903193.gif東邦チタニウムだけじゃなくて、大阪チタニウムも状況は全く同じ。

株価は底を打ったようにも見える。先週までの暴落にも株価はびくともしていない。単に、それまでに十分業績悪化を織り込んで暴落し尽くしていたとも言えましょう。

長期のチャートを見れば底打ちからの上値の大きさに可能性があることは分かる。数年前、たったの数年で30倍や50倍になった株価が記憶に新しい。しかしあれは強烈な上昇でしたな。忘れられない人も多いんじゃないですか?

200903194.gif2009/02/26, 日本経済新聞 朝刊

チタン、5年ぶり値下げ、輸出価格10―15%、航空機需要など急減

国内価格に影響も

 レアメタル(希少金属)の一種で、航空機エンジンや電力・化学プラントなどに使うチタンの輸出価格が五年ぶりの引き下げとなった。日本メーカーと海外需要家との二〇〇九年積みの価格交渉は前年比一〇―一五%の値下げで決着した。世界景気の減速で需要が低迷し、需要家が在庫調整を進めていることが理由。〇九年度(〇九年四月―一〇年三月)の国内向け価格交渉にも影響を与えそうだ。

 チタンの中間原料となるスポンジチタンについて大阪チタニウムテクノロジーズと東邦チタニウムの国内二社と、需要家である米タイメットなど海外のチタン展伸材メーカーが合意した。新価格はおおむね一キロ一四・五―一八・五ドルとなったとみられる。

 世界的な景気減速の影響で、昨年後半から需要が急減している。航空機向けでは米大手ボーイングの〇八年の航空機受注数が六百六十二機と前年比五三%の大幅減。同社の主要労働組合によるストライキも影響し、〇八年の引き渡し機数も前年比約一五%減少した。  化学プラントや海水淡水化プラント向けなども一転して需要が減退。中国や中近東などで「予定物件のキャンセルや工事遅延が出ている」(スポンジメーカー)という。需要家のチタン展伸材メーカーが在庫調整に動くなど需給が緩和したことで価格の引き下げにつながった。

 日本チタン協会(東京・千代田)のまとめによると、〇八年のスポンジチタン輸出量は一万一千六百四十二トンと前年比一・九%の微増。内需を加えた出荷量は前年比〇・七%増の三万八千八百二十六トンとなったが当初見込みの三万九千トンを下回った。

 ▼スポンジチタン 原料のチタン鉱石を塩素ガスやマグネシウムなどと反応させて精製する中間原料。形状が海綿状であることからこう呼ぶ。需要家のチタン展伸材メーカーはスポンジチタンをさらに精製した地金を板や棒、管などの展伸材に加工して販売する。

 スポンジチタンの世界生産量は約十五万トンで、このうち国内二社が約三割を供給する。価格は輸出向けは年単位、国内向けは年度単位で交渉する例が多い。

市況株
チタン 大阪チタニウム 東邦チタニウム

2009/03/16 11:11

この世でいちばん大事な「カネ」の話 by 西原理恵子 ★3

~ 投資して儲けるカネではなくて、人生・生活の何たるかのカネ、についてのお話。 ~

ようやく今年2冊目の読書。なるべく沢山の本を読もうと毎年思うわけですが、なかなかどうして。。。

この世でいちばん大事な「カネ」の話
西原理恵子

 ・総合得点:★★★☆☆(満点★5)
 ・こういう人向き:ギャンブルの怖さを知らない人、投資とギャンブルの区別ができない人、自伝が好きな人
 ・向かない人:投資本を探している人、お金の大切さや怖さを知っている人、専門的知識を求めている人

「カネ」の話、とありますが、読む人によっては全然カネの話に感じないと思う。筆者にとっては深く深くカネの話なんだろうけれど、投資的なカネを考えようと思っている人にはカネの話にならない。

つまり、カネのなんたるか、が書かれている。人にとってカネはどういうものなのか、みたいな。だから投資してカネを儲ける方法、どうやってカネを儲けるか、について書かれているわけではない。投資本じゃないって事です。

筆者はとても貧乏な子供時代を過ごしてきているそうで、それが具体的に書かれている。貧乏話は沢山あるので特に新鮮味はないかも知れませんけど、個人的には読んでいて面白いですね。

面白い、というと語弊がある。ありすぎる。面白いの意味するところは、笑えるとか楽しいとかではないですよ。心に響くというか、考えさせられるというか。

それは、ああそうか、そんな貧しい人もいるんだ、っていう「考えさせられる」ではない。もしかすると明日は自分がそんな風になっているかも知れない、っていう事。

そういう意味で、投資するにしてもよくよく考えないといけないし、まさか自分の投資行動が実はギャンブルなんじゃないかって、考える機会になる。

そもそもこんな事は、長いこといろんな投資をしてきて今さら考えることではない。けれど、どうしても忘れがちになるし、芯がぶれることもある。だから機会あるごとに思い出すのは悪い事じゃない。

株をやっている人たちだって、「この瞬間に決済をすれば、何千万円の儲けが出る」といいうことがわかっていても、まだじーっと株価の様子を見ている。もしかしたら、もっと儲かるんじゃないかと思うと、なかなか決済の判断ができない。

商売だってそう。売り上げがいまいちになってる店が、五百万円かけて店をリニューアルしたとしようよ。それでも客の入りが悪い。一ヶ月に百万円ずつ赤字が出る。その赤字は毎月増えていく。でも「五百万もかけて店を新しくしたんだから」って思うと、ここでもうやめようという決心ができないものなのよ。

そうして「引き時」を見誤って、お店を潰してしまう。

大手の企業なんかだと、「赤字がこのくらい出たら、その部門は撤退」というマニュアルをあらかじめ決めてあるんだよ。そのくらい引き時を見極めて、ちゃんと「やめる」という決断をするのって、本当に難しいものなんだって思う。

ここでやめたら、ゼロどころかマイナス地点に立つしかない。「あとがない」という状況に立たされたら、マニュアルのない個人が、なかなか、やめられるものじゃない。

分かっているんです。みんな心では分かっているんです。でも損切りができない人、一杯いる。ここまで下げたんだからもうそろそろ反発だ。反発してから売るんだ。そうやってずるずるとどこまでも行く。ここで大逆転だって、信用レバレッジで突っ込んでしまう人もいる。

筆者はFXも体験していて、1000万円を溶かしたという。あっという間に。どうやら、何かの雑誌の連載で、1000万という身銭を切ってFXをやったらしい。麻雀でもトータル5000万は持って行かれたらしい。

貧乏からお金持ちになれて良かったね、っていう話じゃないですよ。

内容紹介(Amazonより)

西原理恵子が「カネ」を通して自らの生き様と理念を語る初の自伝的エッセイ登場!故郷での貧しさゆえの八方ふさがりの生活。東京に出てきて学校に通いながら自分の絵を出版社に持ち込み次第に認められて行く。そしてギャンブル、アジアへの旅で出会った貧しい子ども達、大切な家族の事。

「お金」について考える事は人間関係・仕事関係、つまり自分と世界との関わりにつながっていくのです。漫画で描かれた西原ワールドがより深く・よりリアルに迫って来る1冊。西原ファンならずとも納得・感動の1冊です!

アマゾンのおすすめ度は結構高くて、53件のカスタマーレビューで4.5星(5星満点)。ベストセラー順位は89位、エッセー・随筆部門では4位。それなりに話題の本なのかもしれない。

 

読書・書籍・雑誌
エッセー ギャンブル 投資

2009/03/16 11:11

個別銘柄ウォッチ(2009/3/16)

~ 小型に加えて中・大型も、銘柄絞り込み、景気敏感株を見る、少しずつ変えていく。 ~

200903162.gifトリドールがずいぶん下げた。ただまだ買いたい水準までは下がっていない。たとえここで反発して上へ行ってしまうとしても、それはそれでいいと思うんです。今の相場は、そういう事を心配するんじゃなくて、下を心配するときだから。

新しい四季報では来期は上方修正されている。40%以上の増益、EPS27,500円を出していますな。当たらずとも遠からず、じゃないですか?

来期も積極出店は続くので、ファイナンスは覚悟しておいて損はないでしょう。

200903163.gif物語コーポレーションは2月月次を発表http://www.monogatari.co.jp/ir/pdf/getsuji/getsuji0902.pdf。全店は順調、既存店はスローダウンしている雰囲気があるような無いような。株価は全然動かない。動いたときは上か下か、いずれにしても大きいような気がする。

ユニ・チャーム ペットケアが見事な下落。買ってもいいんじゃないですか?売るのも忘れずに。日興シティとGSは引き続き買い推奨ですな。

介護関連銘柄ではツクイだけがなぜか下落を継続。ツクイは上げも一番大きいので下げも大きいって事ですか。

200903164.gif全体相場がとりあえず先週で下落をいったん止めた。昨年10月の底から先週のバブル後最安値を更新したマーケットで、高配当・低PBR銘柄は非常に強かった。伊藤園優先株はダメですけどね。昨年10月の暴落から、先週までの厳しい相場は至極当然なわけで、そういう中でいかに踏ん張るかという視点で選んだ高配当・低PBR銘柄は今までのところ正解だったと言えましょう。

ただ、同様の思惑でディフェンシブ株を選んでいたわけですけど、予想外に苦戦ですな。いわゆるコテコテのディフェンシブ株ではなく、少しひねってディフェンシブと考えた銘柄だったのが相場にマッチしなかった。

200903165.gifとはいうものの、普通にディフェンシブと呼ばれる銘柄だってボロボロだったわけで、そういう比較では良かったのかも知れない。

高配当・低PBRにしてもディフェンシブにしても、小粒な企業が多かった。単に小型株に魅力的なものが多かったというのもあるし、外国人投資家の需給を考えた場合でも小粒の方が良かった。

先週の下落で、中型・大型のディフェンシブ株も安くなった。そうなれば、徐々に大型ディフェンシブにシフトしてもいいんじゃないですか?

銘柄を減らして厳選するのも必要かと。

割安成長株は今まで通り、個別に企業を考えるだけ。

セクターローテーションでは、景気敏感株を見ていく形に持っていきたい。これまで景気敏感株は無視してきた。業績も悪いって事だけ確認してまともにチェックはしていない。チャートを見て底打ちしたっぽい銘柄を気にすることもなかったわけです。

そういう態度を改めても良いと思うんです。もう少しよく見ていくってことですな。

なぜなら、嘘か本当か皆目見当は付かないものの、ちらほらと底を確認できそうなニュースとか雰囲気とか出てきたような感じるからですね。そういう感じが本当かなんてどうでもいい。そういう感じが出てきたときから見始めないと、本当にそうなったときには分からないものだし、慌てて高値で飛び乗るなんていうのはよくある話じゃないですか?

ゲームプラン・投資戦略
ツクイ ディフェンシブ トリドール ユニ・チャーム ペットケア 介護 物語コーポレーション

2009/03/16 09:09

GLD(金ETF)の金保有量が世界6位のスイスを追い越した

~ 資金が金に流れているのは確実、プレイするなら原油価格の暴騰・暴落は忘れない。 ~

金ETFとは具体的にはGLDの事。とりあえず資金が流れ込んでいるのは確認できる。

原油価格の高騰・暴落を忘れない。忘れずに、乗るなら乗る。

2009/03/16, 日本経済新聞 朝刊

金ETF最大手、残高1050トン突破(ダイジェスト)

 【シカゴ=毛利靖子】金上場投資信託(ETF)の残高が拡大している。世界最大手でニューヨーク証券取引所などに上場するSPDRゴールド・シェアーズの残高は十三日時点で千五十六・八二トンとなり、世界六位の金保有国であるスイスの残高を抜いた。米金融危機で投資先の倒産リスクに警戒を強める米欧の年金基金が金ETFの購入を増やしている。

市況株
ETF GLD 原油

2009/03/16 09:09

TSMがガイダンスを引き上げ、半導体強気ニュースは珍しい

~ チップ需要底打ちで買うのはファウンドリートップのTSM、2009年1Qが底になるのか。 ~

半導体セクターで久しぶりの強気ニュースが出た。Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd. (TSM)台湾セミコンダクターがガイダンスを引き上げたことです。

TSMC Announces February 2009 Sales Report and Revises First-Quarter Business Guidance

2月の売上げは前年比では-59%と相変わらず酷い数字ですけど、1Qは予想以上になる計画。

Primarily due to quick orders from customers, especially from the mainland Chinese market, and a stronger US dollar, TSMC now expects first-quarter revenue to be between NT$36 billion and NT$38 billion, higher than the previous expectation of between NT$32 billion and NT$35 billion.

中国からの需要と言っている。やっぱり中国か。

マージンについても強烈に上方修正。

TSMC’s expectation for first-quarter gross profit margin is now between 14% and 16%, and operating profit margin is between -2% and 0%, compared with the previous guidance of 1% to 5% for gross profit margin and -19% to -15% for the operating profit margin.

上方修正でも赤字ですよ。しかし、これまでずっと下方修正の連続でどうにもならなかった会社が、いよいよ下げ止まりに入ったんじゃないかと思われる時が転換点なのは言うまでもない。絶対的な業績の良さは全然重要じゃない。

一気に回復してウハウハ儲かる状況にならないことは間違いない。そんなに景気は良くないので当たり前。ただ単に、底打ちしたのではないか、という第一歩。

いずれ来る底打ちを夢見て、とりあえずセミコンのファウンドリーをメモしておく。Morningstarのレポートにまとまっている。

Taiwan Semiconductor(TSM)が最大手。売り上げ$9.7Bでダントツ。売上げ規模だけではなくて、技術や資金力、収益性などで頭一つも二つも抜け出ているというのがコンセンサス。ファウンドリーセクターでのシェアは44%。

2番手がUnited Microelectronics Corp. (UMC)。これも台湾の企業。売上げは$3.1B。シェアは15%。

そしてSemiconductor Manufacturing International Corp. (SMI)、Chartered Semiconductor Manufacturing Ltd. (CHRT)が続く。SMIは中国企業、CHRTはシンガポール。残りは中小が玉石混淆。

大手は汎用品は作らない。そういうのは中小の中国ファウンドリーが儲からなくてヒーヒー言いながら作る。

Samsungなどの開発・製造が統合されたチップメーカーが、余剰生産力をファウンドリーみたいな形で使うようになってきていて、ここにも競争がある。

200903161.gif競争は激しいし、何より景気の波をもろに受ける。設備投資がデカイので景気が悪くなればすぐに赤字。逆に景気が良くなると一気に儲かる。資金力がものを言う典型的な設備産業。金がかかるので参入障壁は高い。もちろんどんどん高度化する技術に追いつき追い越す必要がある。

景気が回復し、チップ需要が伸びれば、最初に上げるのは間違いなくTSM。最大手で利益が最初に出る。TSMは上がって2番手以下が上げてないから2番手以下を買う、なんて言うのは間違いですな。

TSMの足下の株価は異様に強いのを発見し驚く。

ハイテク・IT・テクノロジー
CHRT Samsung SMI TSM UMC ファウンドリー 半導体

2009/03/16 09:09

不景気で工場が動かず電気・ガスが使われない、高配当も見送り

~ 公共株の3%利回りはなかなか見られる数字ではない、アメリカ株との比較では見劣りする。 ~

先週は電力株が急落した。週の後半は別として、全体マーケットもボロボロだったという理由も当然ありましょう。けれど、問題はそう言う事じゃない。

200903153.gif発受電電力量の激減が日経にニュースになっているけど、このニュース以前に中部電力の2月分リリースで既にマイナス22%という数字は確認していた。22%のマイナスという数字を見て、急落した株価を考えてもさすがに電力株を買う気にはならなかった。

そりゃあ、中部にはトヨタ関連の自動車産業が集まっていて、自動車が作られないんだから、電気は使われない。

2009/03/14, 日本経済新聞 朝刊

発受電電力量、マイナス幅最大、2月15%減、自動車向けなど減少。,

 電気事業連合会(会長・森詳介関西電力社長)が十三日にまとめた二月の発受電電力量(速報)は前年同月比一五・八%減の七百四十四億七千万キロワット時で、電力十社体制で統計を取り始めた一九七二年以来、過去最大の落ち込みとなった。前年実績割れは七カ月連続。自動車や鉄鋼など産業用大口需要の減少が続いていることを反映した。

 前年同月はうるう年だったが、日数補正をしても一二・八%減と過去最大の減少率となる。これまで落ち込みが最も大きかったのは二〇〇三年七月の一二・三%減だった。

 中部電力(二二・七%減)や中国電力(二一・〇%減)といった自動車産業への依存度が高い地域のマイナス幅が大きかった。電源別では原子力が一一・六%増。水力は二七・〇%増、火力は二九・六%減だった。

発受電電力量がマイナス16%(うるう年補正後でマイナス13%)で、過去最大の落ち込み。電力量がこれだけ大きなマイナスというのは、いかに厳しい景気か分かるというもの。

設備稼働率が半分に落ち、生産量を半分にまでカットし、派遣を全部切り、工場を止めている。そんな状況だから、電気がいらないのは当たり前。

良いニュースとしては、発電に使う一般炭の2009年度価格が前年比で-43%に決まった事ですな。中部電力は国内最大の一般炭使用者。中国電力は発電量の50%以上が石炭と石炭比率が高い。

もっとも、石炭価格にスポット価格はがっくり下げていたわけで、2009年度の一般炭価格が同じ程度下がることは周知の事実。いまさら原料価格減、といってニュースにはなりませんな。

電気に限らずガスも同様。

2009/03/14, 日本経済新聞 朝刊

東ガス販売量、減少幅最大、2月14.2%減。

 東京ガスが十三日にまとめた二月のガス販売量は前年同月比一四・二%減の十一億九千百四十八万立方メートルと、過去最大の落ち込みとなった。全体の三割を占める工業用は生産活動の減退を受け、二一・三%減と大幅減だった。また暖冬の影響で暖房・給湯需要が減少したため家庭用も一〇・五%減、業務用も七・五%減となった。二〇〇八年四月―〇九年二月の販売量は二・三%減だった。

配当利回りが3%を超えてきた電力株もある。日本の電力株で3%というのはなかなか無い水準ではある。しかしながら、いつものことで、どうしてもアメリカ株との比較になる。電力株みたいな公共株で3%を超えているのはうじゃうじゃある。5%や7%なんかもいっぱい。10%でも驚かない。

結局そういうことになる。

公共株・電気・ガス・鉄道
ガス 中国電力 中部電力 配当 電気

2009/03/15 22:10

ウィングパートナーズ、金融庁から業務停止命令を食らう

~ ウィングパートナーズに監査を任せている企業の一覧をよーく眺め、臭さを感じ取る。 ~

200903152.gif金融庁がウィングパートナーズに業務の停止を命じる。

監査法人の処分について

とにもかくにも、問題の多い監査法人ですな。とりあえず、ウィングパートナーズにお世話になっている会社の一覧でも眺る。見てくださいよ、この壮観な顔ぶれを。類は友を呼ぶってやつですか。

手出し無用と言うことを覚えておきましょう。

クサイ会社・エグイ企業
ウィングパートナーズ 業務停止 監査法人

2009/03/15 21:09

仕事はあるところには十分ある、ミスマッチが問題なだけ

~ 大切なのは、必要なところへ人材が移動できるような制度・態勢を整えること。 ~

派遣切りだ、正社員の解雇だと、世間は日本には全然仕事が無いような事をいうけど、仕事は間違いなくある。あるのは求職と求人のミスマッチだけ。

人手が足りないのは例えば介護分野。

009/03/15, 日本経済新聞 朝刊

介護関係の職種、人材流入広がる、有効求人倍率1月下落。

 介護を含む社会福祉専門職の一月の有効求人倍率(季節調整値)が前年同月に比べて〇・一六ポイント下がり、二・三四倍となったことが厚生労働省の調べで分かった。労働条件の悪さなどから他業種と比較して人手が慢性的に不足していたが、急速な景気後退により、人材の流入が加速していることが背景とみられる。

 介護大手各社は四月の介護報酬引き上げをにらみ採用を強化。失業者や介護分野の離職者受け入れが進んでいるようだ。

他にも、サービス業は常に人が足りていない。飲食関連なんかは代表的ですな。しかし、足りていない職場へ行くことも難しい。第一に嫌だという理由があり、第二に技能・技術・資格がないという理由がある。

何とかしていかなければ、日本は成り立たないんじゃないですか?

ちょっとニュース
介護 求人 求職 派遣

2009/03/15 21:09

パーク24、稼働率は下げ止まらない、株は底打ちしても買えない

~ 株価の底打ち気配で期待を抱かせた稼働率の回復、夢物語の淡い期待でした。 ~

パーク24の2月月次。

2009年10月期 速報数値

200903151.gif売上は104.6%、売上総利益は85.7%。ますます減益が加速していますな。台数が112.2%なので、売上は台数ほど伸びていない。

稼働率は39.3%。前期が45.7%。稼働率は回復しない。横這いどころか下げ基調。どうにもならない。

一瞬だけ稼働率が底を打ったか、なんて淡い期待を抱きましたけど、そんなはずもなかった。株価は底を打ったかも知れないが、とてもじゃないけど買っては行けますまい。

消費者サービス
パーク24 駐車場

2009/03/13 18:06

マーケットの潮目は変わったのか、いや、まだディフェンシブだ

~ 時々来る反発局面で景気敏感株が底打ったかなんて考えは甘い、まだそうはならないはず。 ~

一つ前のエントリーでミライアルのボロボロな業績、受注、受注残高を確認した。なにも、これはミライアルに限った話じゃない。

電気、精密、自動車、機械、およそ日本が日本であるためのセクターの業績はボロボロ。株価もボロボロ。来期も酷いのは分かっている。

こんなことは既知の事実。じゃあ素直に株価も下げ続けるので気にする必要もないのでしょうか。わかりませんな。

そういう株は既に叩き売られている。悪い決算発表やニュースを見ても、もう売られないのではないか。もうどれだけ悪いニュースが出ても株は下げないよ、っていう水準まで売られているのではなかろうか?それともまだまだ織り込み足りないのか。

株価はだんだん悪いニュースに反応しなくなってきているように感じるわけです。この、悪いニュースに反応しない、というのは、マーケットの底を見届ける際の、それなりに大切な要素だと思うんです。

ここのところのマーケットでは、比較では業績の良い内需ディフェンシブ銘柄がとても弱い。それなりの決算を出しても株価は下に反応する。一方で、外需輸出景気敏感株は、悪いニュースや決算数字であっても株価は下に反応しないことが多い。

全体として、内需系は株価が下げ、外需系は値を保つ。

こんな感じで、底まで行ったのかも知れない、強いセクターにも変化があるような気もする、というような、「いよいよ感」を感じる人も多いと思う。単なるベアマーケットでの一時的な流れなのか、それとも潮目が変わる時期にさしかかって来たのか、投資家は判断しないとダメですな。

個人的には、まだまだ潮目は変わっていないと思う。

確かに、景気敏感株が力強く上げる局面があるかも知れない。底値から言えば、50%ぐらいは平気で騰がることもありましょう。2倍になったっておかしくない。でも、それはあくまで短期的な反発。

うまく取れればおめでとさん。

そういう態度であって、自分ではそんな反発を取れないと思うわけです。なぜなら、上がっては下げ、下げては上げ、ジグザグしながら横這いが続くと考えていて、それをうまく波乗りする事なんて自分にはできないから。

ここはやっぱりバカみたいに売られたディフェンシブ銘柄じゃないですか?例えば、花王やキリン。東京電力を筆頭とする電力株。などなど。

業績云々ではなく、売らざるをえないから売られている。他にもう売るものが無いから売られている。

状況はアメリカのマーケットでも同じ。ディフェンシブな国際優良銘柄がバカみたいな配当利回りまで売られている。

そういう株だって当然もっと下げることもある。しかし、歴史的に考えて、どうやってもそれなりの配当利回りにまで株価は回復するんじゃないですか?

株価の回復が遅れて、結局、全体的に景気が良くなってから他セクターの銘柄と同時に回復するなんて事があるかも知れない。そうなれば当然ですけど、景気敏感株に比べて回復のスピードは遅い。

もしそんな状況になれば、ディフェンシブ銘柄を担保に禁断の信用取り引きしてもいいと思うわけです。なぜなら、そこまで行けば、ディフェンシブ銘柄はもう下げないから。

でも、そんな状況にはならないと考えている。

つまり、まともなディフェンシブ株は戻る。下げては上げて、下げては上げて、結局一番早くにそれなりの水準に戻る。同時期に、景気敏感株が大きく上げることもありましょう。しかし結局、上げては下げ、の下げで景気敏感株は大きく下げる。

終わってみれば、ディフェンシブ株は上に位置し、景気敏感株は横這いで下に位置している。そんなイメージ。

ところで、花王やキリンを具体的に出したけど、それらに比べるとアメリカマーケットの銘柄の方が断然魅力的。だから日本株では個別の中小型の安い株を狙ったりすることが多くなる。ディフェンシブはアメリカに魅力的なのがいっぱいあるからね。

ゲームプラン・投資戦略
アメリカ株 キリン ディフェンシブ 景気敏感 花王

2009/03/13 18:06

ミライアルの受注と受注残の数字、分かっていたけど、酷い数字

~ 半導体関連がダメなのは分かり切っている、それでも酷すぎる数字に唖然とする。 ~

ミライアルの決算発表。

平成21年1月期 決算短信

200903132.gif今期も大きく減収減益の計画。とりあえず黒字は確保する計画ではあるものの、赤字も視野に入ってくるんじゃないですか?

半導体関連業界の設備稼働率は地に落ち、回復する見込みは無い。世界全体の景気が回復しなければどうにもならない。ミライアルに仕事があるわけない。

受注高と受注残高を見れば、いかに酷い状況か分かるというもの。ま、こんな事は今さらいうまでもなく分かり切っていることではありますけどね。

それにしても酷い数字ですな。

電気機器・精密機器
シリコンウエハー ミライアル 半導体

2009/03/13 18:06

エスグラントコーポレーション倒産、そうなって当たり前の理由ばかり

~ 主幹事インヴァスト、大株主ユニマット、名証セントレック上場、これだけで投資不適格。 ~

エスグラントコーポレーションが倒産。負債総額190億円で民事再生手続を開始。

民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ

200903131.gif順当な倒産と言えましょう。第2四半期報告書の提出は遅延していて、監査法人はアークが明誠に変更になり、明誠が辞めてしまった。アークや明誠に見捨てられれば終わりに決まってますな。

主幹事はインヴァスト。大株主はユニマット。上場は名証セントレック。

時価総額はたったの5800万円。近所の居酒屋じゃないですよ。

こういう会社が倒産せずして、どこが倒産しましょう。

倒産・上場廃止
エスグラントコーポレーション マンション マンデベ 不動産 流動化

2009/03/11 10:10

総合メディカル、下方修正は調剤薬局より他部門の影響が大きい

~ 調剤薬局は成長株ではない、あかまで不景気相場でのディフェンシブ、これを忘れない。 ~

総合メディカルの下方修正。

連結業績予想の修正に関するお知らせ

部門別ではコンサルティングやリースの減額幅が大きくて、調剤薬局部門の減額幅は小さい。そう言う意味で、純粋に調剤薬局セクターのマイナスをイメージするのはちょっと違うと思うんです。

薬局関連事業は景気の急速な悪化などを背景に昨年12月以降で患者さんの受診抑制がみられることに加え、インフルエンザの流行が小規模のまま例年より早期に終息局面に入ったことなどから、患者数が減少し処方せん枚数が計画より下回る見通しとなったためです。

インフルエンザのような季節性も当然ありましょう。

日経の記事によれば、調剤薬局の新規出店数が予定から半減という。既存店売上はマイナス。この辺の話は注意が必要かと。

2009/03/11, 日本経済新聞 朝刊

総合メデカル一転23%減益、今期純利益、景気減速で利用者減。

 調剤薬局が主力の総合メディカルは十日、二〇〇九年三月期の連結純利益が前期比二三%減の十三億円になりそうだと発表した。従来予想を四億円下回り、増益見通しから一転、減益予想になる。景気減速で調剤薬局の新規出店数が予定から半減。利用者数も減る。医師の転職や開業を支援するコンサルティング事業も需要が縮小する。

 売上高は従来予想を四十億円下回り、三%増の六百六十三億円になる見込み。資金調達が難航し医師の新規開業や設備投資が減り、医療機器リース事業が振るわない。

 調剤薬局は薬価改定による価格下落や利用者減で既存店売上高が前期比マイナスになる見通し。ただ、十店舗を新規出店し増収は確保する。

 営業利益は二〇%減の二十四億円。医師不足を背景に医療機関が勤務医を引き留める傾向にあり、好採算の医師の転職支援コンサルティング事業が前期並みの水準にとどまる。

調剤薬局を成長株として考えているわけではないことは忘れない。あくまでディフェンシブ銘柄。加えて、セクター全体として少しずつは成長ができる。寡占化がこれから進むので大手には有利。

売上半減、利益大赤字の企業が沢山ある中で、業績の安定性からディフェンシブなわけです。

そういう視点での投資になりましょう。

医薬品・医療品・調剤薬局
ディフェンシブ 総合メディカル 調剤薬局

2009/03/11 10:10

パシフィックホールディングス、予想通りの倒産、中国資金は嘘っぱち

~ 裏で儲けている人がいるはず、そう言う人のカモにならないように、変なものには近寄らない。 ~

パシフィックホールディングスが倒産。負債総額1630億円で会社更正手続を開始。

会社更生手続開始の申立てに関するお知らせ

200903111.gifま、予想通りの展開でしたな。倒産の前触れはてんこ盛りなわけで、順当な倒産と言えましょう。

何度も書いてきているとおり、中国から資金を引っ張ってくるって言う話は眉唾ものでした。話が出て、本当に最後まで計画通りに進んで、ちゃんとお金が入ってきて、ようやく信じられる。

裏ではお金がぐちゃぐちゃと流れていたんだろうけれど、それは単に一儲けしたい人達がパシフィックをうまいこと使ったということ。こんな話、裏付けなんて無いですよ。単に想像でものを言ってるだけですよ。

しかしながら、世の常として、そう言うところでは大きく儲けている人が必ずいる。それが誰かなんて、知る由もない。とりあえず、そう言う人達のカモにならないようにすることだけですな。

パシフィック傘下のREIT2つはどうなるんでしょうな。理屈上はパシフィックの倒産は関係ないわけですが、理屈じゃないのはみんな知っている。

2009/03/11, 日本経済新聞 朝刊

不動産ファンド、パシフィック更生法申請、負債総額1940億円。

 経営再建中の不動産ファンド大手、パシフィックホールディングスは十日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、財産の保全命令を受けたと発表した。子会社二社を含めた負債総額は千九百四十億円と、二〇〇八年度に倒産した上場企業で四番目の規模。不動産不況で業績が悪化、中国企業から資本支援の受け入れを目指したが、合意を得られず、資金繰りに行き詰まった。傘下に不動産投資信託(REIT)二社を抱えており、新たなスポンサー探しが急務となる。

 同日記者会見した織井渉社長は「(資本参加を目指した)中国からの入金が二月末になかった段階で信用不安が広がり、資金繰りが厳しくなった」と説明した。

 東京証券取引所は同日、パシフィック株を十一日から整理銘柄とし、四月十一日付で上場廃止にすると発表した。

 パシフィックは日本レジデンシャル投資法人、日本コマーシャル投資法人の二つの不動産投資信託(REIT)の設立母体(スポンサー)。今後、新たなスポンサー探しに着手し、両REITの運用会社の株式を譲渡する方針だ。

 パシフィックは一九九五年に創業。機関投資家向けの私募ファンドの組成やREITの運用、物件開発などで業容を拡大したが、金融危機の影響で業績不振に陥っていた。昨年末には中国の不動産十社が資本参加することで一度は合意したが、その後、〇八年十一月期に五十三億円の債務超過に転落したことが判明。資本参加は白紙になった。中国側に投資の助言をしたのは、元産業再生機構専務の冨山和彦氏が代表を務めるコンサルタント会社だった。

 パシフィックが発行した総額三百七十億円の公募普通社債は債務不履行(デフォルト)となる。〇一年のマイカル債以来の規模。すでに格付けは投機的水準だったことなどもあり「社債市場への影響は限定的」(みずほ証券の香月康伸チーフクレジットアナリスト)との見方が多い。

倒産・上場廃止
REIT パシフィックホールディングス ファンド 不動産 流動化

2009/03/11 10:10

アセット・インベスターズ、新社名はマーチャント・バンカーズ

~ 倒産しない事に賭けるのは宝くじを買うよりは当たる確率が高いような気がする。 ~

アセット・インベスターズが社名変更。

商号(社名)変更に関するお知らせ

新社名はマーチャント・バンカーズ株式会社。どーでもいいけどね。

株価は倒産価格の8円。けれど、倒産するような気はしませんな。千株買って8千円。ずっと知らん顔して持ち続けて、気がつけば株価100円。8千円は10万円。宝くじ買うよりは当たる確率が高いような気がしませんか?

もちろん、倒産覚悟でね。

不動産・マンデベ・流動化
アセット・インベスターズ ファンド マーチャント・バンカーズ 不動産 流動化

2009/03/10 16:04

マックスバリュ東海、食品スーパーとしては魅力的な利回り水準

~ 優待+配当の総合利回り8.6%は高い、利益水準的にも株価は安いところまで売られている。 ~

マックスバリュ東海の2月月次。

2009年2月期  2月度月次売上高前年比速報(個別)

200903102.gif食品スーパーとしては普通に数字を出していて、何も驚きはありません。株価はずいぶん下げていて、配当利回りは3.8%、優待利回りが4.8%、合計利回りが8.6%。文句なしに魅力的な水準じゃないですか?

利益から考えても株価は全然高くない。

問題は、配当も優待も2月期末まとめてなので先が長いこと。中間配当出すようにして欲しいですな。

専門小売銘柄
スーパー ディフェンシブ マックスバリュ東海 優待 高利回り

2009/03/10 15:03

サイゼリヤ、トップの取締役がまとめて3人辞めるのは危ない

~ 一身上の都合でトップが3人も辞める、何も問題がない可能性もあるが、傍観が賢明。 ~

200903101.gifサイゼリヤの取締役が3人まとめて辞任。

取締役の辞任に関するお知らせ

四季報データで単純に上に記載されている人が上のポジションとすれば、No2、No3、No5の3人が辞めることになりますな。No5の正垣和彦は、正垣泰彦社長の親近者でしょうか?名字が同じ。

当然ながら辞める理由は一身上の都合。他に何がありましょう。

おかしくないですか?いきなりトップの取締役が3人もまとめて辞めるって言うのは。

何がどう出るか分かりませんけど、とりあえず傍観しておくのが賢明かと。

外食・レストラン・居酒屋
イタリアン サイゼリヤ 外食

2009/03/09 10:10

個別銘柄ウォッチ(2009/3/9)

~ 中流の食料品関連株はとりあえず外すものの、上流、下流の食品は引き続き有望セクター。 ~

200903091.gifユニ・チャーム ペットケアが下落スピードを増してきた。それでもまだまだ安くないので我慢を続けながら買い場を探りたい。

タビオは2月月次を発表。いつものことですけど、適時開示サービスを使わないので見落としますな。全店が-14.5%、既存店が-19.7%。突然の急減速。

やっぱり、というか、ついにというか、こういう数字が出てきた。醜悪な数字は継続するんじゃないですか?遅すぎの感は十分にありますが、個別銘柄ウォッチから削除。

200903092.gif決算発表後のダイドードリンコ。一旦は売られたものの、その後の株価は堅調。みなさん迷っている感じじゃないですか?

日清製粉の四季報先取りが出ている。それによると、2010年3月期は減収減益。小麦粉価格の引き下げが決まったので減収は当然。

食用油の需要が弱い。価格も弱い。日清オイリオにとって良いニュースであるはずはない。

200903093.gifとりあえずは小麦やコーン、大豆などのコモディティー価格は継続してウォッチするとして、関連する個別銘柄はウォッチからは外す。相変わらず無視できないのは変わりないし。

食料品の川上が弱くなれば川下が強くなるのは自然な流れで、小麦粉価格の下落、食用油価格の下落は日清食品にはプラス。もう一つ株価の下げが足りない感じでなかなか買いづらい。

200903094.gif伊藤園が第3四半期決算を発表。特に驚きもない内容ですけど、株価は下げました。下に突き抜けたわけでもないで予想通りの決算と言うことでしょう。考えるべきは来期。今のところ考えは変わらない。

チェルトは配当利回り6.3%まで株価が下落。下げすぎですな。

200903095.gifアインファーマシーズが第3四半期決算を発表。上方修正が期待できるんじゃないですか?

介護関連は調整十分な感じ。

金価格は強い。急いで買う必要はないので、下げれば買い、上げれば売る。どちらにしても、数回にわけて行動できるような資金配分が必要かと。

ゲームプラン・投資戦略
タビオ 介護 日清オイリオグループ 日清製粉グループ本社 日清食品ホールディングス

2009/03/06 11:11

アインファーマシーズ、3Q決算は順調、上方修正は十分期待できる

~ ディフェンシブな調剤薬局としては文句無しの業績、増額が期待できるし、株価は安い。 ~

アインファーマシーズの第3四半期決算。

平成21年4月期 第3四半期決算短信

文句無しのディフェンシブ銘柄決算。通期業績数字に変更は無いですけど、このままだと4Q単独では前期比3%増収、15%経常減益になってしまう。それはちょっと考えづらいので、いずれ上方修正されるのは確実でしょうね。

仮に4Qの利益が横這いでも2億以上、今の通期計画経常利益に対して5%程度は上乗せされる。5%~10%の間で利益上方修正でいいんじゃないですか?

部門別では調剤薬局はOK、ドラッグストアが相変わらずの赤字、不動産事業も赤字。ドラッグストアは力を入れていく方向なのは変わらず。

200903061.gif資本を受け入れ業務提携したセブン&アイ・ホールディングスとの協業も順調な様子。その資本増強で株主資本比率は+5%の25%。それでも低い数字。株価が上がれば増資も覚悟しておくべき。

配当25円は大丈夫でしょう。利回りは1.5%と魅力はゼロ。

何か知らないけど株は叩き売られていたので、この決算で上へ戻して欲しいですな。株価は全然高くない。

医薬品・医療品・調剤薬局
アインファーマシーズ ディフェンシブ ドラッグストア 調剤薬局

2009/03/06 11:11

Bill Gross、Jim Rogers、Christopher Woodの考え。

~ 金価格の予想はともかく、至極真っ当な意見に思える著名人の言葉。 ~

PIMCOのBill Gross。

Genral Electric(GE)のトリプルAはダブルAぐらいで市場評価されている。株価が下げているのはGEの流動性の問題というよりテクニカルな理由。つまり、トリプルAから格下げされれば売らざるを得ない機関が沢山ある。

格下げは確実な情勢で強制的な処分売りが出ている。

Jim Rogers。

AIGや銀行はなるようにすべき。つまり潰れるなら潰せ。

農家がこれから最高の職業。食料貯蓄は50年で最低レベル。農家は肥料を買うためのローンが組めないような状況。自分はブラジルとカナダに農地を買って農業を始めた。

いずれインフレになる。紙幣を刷りまくってインフレにならなかったことは歴史上無い。

日本円をロング。スイスフランは手仕舞いした。

CLSAのChristopher Wood。

金価格は2010年までに$3500まで上昇する。

著名投資家の考えと行動
AIG Bill Gross Christopher Wood GE Jim Rogers コモディティー 農業

2009/03/06 10:10

7&Iの格安スーパーが売れている、同業他社を確認して損はない

~ 格安スーパー、大黒天物産にしても確かに激安、7&Iでも業態転換で売上が2倍になる。 ~

格安スーパーがかなり売れるらしい。セブン&アイ・ホールディングスがイトーヨーカ堂を格安スーパーに転換したら客が増えたというのは知っていた。しかし、その増え具合は相当なもののようですね。

2009/03/06, 日本経済新聞 朝刊

セブン&アイ、格安スーパー出店増、業績好調受け09年度20店に、全店舗の1割強。

 セブン&アイ・ホールディングスは格安スーパーを現在の二店から二〇〇九年度中に二十店強へ増やす。〇八年に既存のイトーヨーカ堂を格安店に転換し販売価格を一〇―三〇%下げたところ、節約志向をとらえて業績が好調なため。ヨーカ堂は全国に約百八十店あり、〇九年度中に格安スーパーが全体の一割強を占めることになる。

 ヨーカ堂よりパート比率を高め、チラシ回数を減らすなど運営経費を約三割削減して、販売価格の引き下げ原資とする。生鮮品にも力を入れ、ピーマン十五円、サンマ一尾八十八円などの目玉商品をそろえる。

 昨年八月に都内に開いた一号店は、店舗転換前に比べ売上高が約五割伸びた。最近は低価格志向に拍車がかかり、転換前の二倍で推移している。このため当初十店程度だった〇九年度の出店計画を上方修正した。

 大手小売りではイオンが昨秋から格安店「アコレ」の出店を始め、現在三店を運営。ローソンが運営する「百円コンビニ」も好調だ。消費者の生活防衛意識は一段と強まるとみられ、ディスカウント型の小売店が各地で急速に増えそうだ。

売上が50%増とか2倍とか、スーパーでは驚異的と言えましょう。転換前のヨーカ堂が相当酷かったということがあるにしても、信じられないような増え具合かと。

何も7&Iやイオンが展開するまでもなく、既に格安スーパーはある。

例えば、つい先日、大黒天物産が展開するラ・ムーへ初めていく機会があった。

確かに安い。3パックの納豆が55円、もやし18円、牛乳119円。正確な値段ではないにしても、ほぼそう言う感じ。全体として、ああちょっとは安いね、って感じじゃない。何これすごく安いね、って感じ。こういう価格はセール価格ではなくて、毎日価格なのですよ。

試しに納豆を買ってみた。味は良くない。納豆はかなり好きな食品なので納豆にはうるさいと言うこともありましょう。普通に食べるには十分なのかも知れない。

それにしたってですよ、55円という納豆とジャスコに売ってる99円の納豆と、値段が違いすぎる。

価格に敏感な消費者は不景気でますます敏感になる。食品も安いものを買う。当たり前と言えば当たり前。

大黒天物産の業績は非常に良いし、株価も強い。

7&Iの格安店の売上がヨーカ堂の2倍になるのも頷けるし、積極出店していこうという気にもなりましょう。

今まであった格安スーパーだと、食の安全で少し躊躇する人がいたと思うんです。ヨーカ堂やイオンの看板があれば、そういう心配はぐっと和らぐんじゃないですか?現実は別として、安全や安心にはイメージが大切ですからね。

格安スーパーが大手総合スーパーの業績に貢献するのはまだまだ先の話。株価インパクトなんて当然ない。ただ、既にある格安スーパーを見直してみる良い機会になるんじゃないですか?

専門小売銘柄
イオン セブン&アイ・ホールディングス 大黒天物産 総合スーパー 食品スーパー

2009/03/06 10:10

パシフィックは上場廃止にならない、東証の基準変更のおかげ

~ 上場廃止基準をユルユルにして退場すべき企業が退場しないのはいかがなものですか。 ~

こんな発表が東証からされていたんですね。

上場管理等に関するガイドラインの一部改正新旧対照表

東証が時価総額基準による上場廃止をユルユルにしたことは知っていた。アホらしいけど、この時価総額基準を緩めるのはアメリカでもやっている。他でやるなら自分もやらなきゃ損ですな。

今回の改正は、プレスリリースを読むより日経の記事が分かりやすい。

2009/03/06, 日本経済新聞

東証、上場廃止基準を緩和、企業の一時的な窮地救済、投資家保護と両立課題。

 東京証券取引所が年明け以降、上場廃止基準を相次いで緩和している。上場廃止の対象となる時価総額の基準を年内に限って四割引き下げたほか、経営の継続に疑義があるとして監査法人が意見を表明できないとした企業について三カ月間は廃止の判断を猶予することにした。金融危機や株安の影響で一時的に窮地に追い込まれる企業を救済する狙い。ただ対象が継続的な経営不振企業まで及ぶ可能性もあり、投資家保護の観点では適切な運用が求められる。

 「上場管理等に関するガイドラインの一部改正について」――。不動産ファンド大手のパシフィックホールディングスを監理銘柄に指定すると発表した二月二十七日、東証は短文の規則改正をひっそりと同時公表した。経営継続の前提(ゴーイングコンサーン)に疑義があるとの理由のみで監査意見の不表明を受けた企業は、次の四半期まで実態を見極めたうえで廃止の是非を審査するとの内容。改正は即日実施され、適用対象となったパシフィックの廃止判定は六月以降に延期される見通しとなった。

そういうわけで、パシフィックホールディングスは上場廃止にならない。

どさくさに紛れて上場廃止されるべき会社がそうならないのは良くないですな。

ちょっとニュース
パシフィックホールディングス ファンド 上場廃止 不動産 流動化

2009/03/05 10:10

NB食品企業とPB食品企業、流れはPB、長期投資は高利回りなNB

~ 立派な食品株が5%の利回り、退職ポートフォリオであれば文句なしに組み入れたい水準。 ~

アメリカのプライベートブランドを作っている会社の業績は非常に良いです。

日本でもようやくPB商品が市民権を得てきて、イオンにしても7&Iにしても、PB商品の売り上げはグングン伸びている。イオン系ならトップバリュー。こういうPB商品は一度使ってみると分かるけれど、自分の納得いく水準の商品もあれば納得いかない商品もある。

結局、安さと品質と安心感と、総合的にどうなのかって事。結果として十分消費者に受け入れられているからこそ、各社のPB商品が売れている。

そういう状況であれば、当然ながらPB商品を作っている会社は儲かっていると考えるのが自然ですな。

ただ残念ながら、日本ではPB製造会社が上場していない。そもそも、PB商品は製造者が全面に出てこない。トップバリューの商品のラベルを見ても、販売者がイオンと書いてあるだけで、誰が製造しているか書いていない。

製造者は中小企業の場合もあるし、大手のナショナルブランドの場合もある。大手の場合、自社の名前を出したがらない。そりゃそうですよね。仮に、日清食品がトップバリューのラーメン作っていたらどうですか?トップバリューのラーメンに製造者日清食品と書いてあれば、カップヌードル買うのは馬鹿らしいでしょ。(ちなみに、日清食品はそんなことしてませんよ。たとえ話。)

このPB商品はアメリカではもうずっと昔から市民権を得ている。

Safewayなんかのスーパーへ行くと、ほとんどの商品にはPB商品がある。しかもデザインがナショナルブランドに非常によく似ている。(よくそんなことして怒られないなと思うことが多い。)

折からの不景気でPB商品が売れているのはアメリカも同じ。景気に左右されにくい食品需要が過去にないほどマイナスになっているというデータが出ているアメリカ。それほど懐の痛んだ消費者が価格の安いPB商品に目を向けないはずはありませんな。

ナショナルブランド品が高いというのもある。

例えば、昨年までの穀物価格の高騰で値上がりしたシリアル。

#ところで、シリアルは日本語ではコーンフレーク。それほど食べられるものではないですけど、アメリカでは誰でも食べるポピュラーな商品。スーパーに行けばものすごい種類のシリアルが大量に陳列されている。え!こんなにシリアルがあるのって日本人は驚く。

ナショナルブランドのシリアルもずいぶん値上がりした。個人的に好きなシリアルはPOST(特にHoney Bunches of Oats)だけど、これにしても値上げされた。値上げされたのはいい、原材料の穀物価格が高かったんだから。

じゃあ、今はどうなの?穀物価格は下がったでしょ。軒並み50%以上OFFにはなっている。シリアルは値下げされたか?いやされていない。

この辺りは、ボラの高い穀物価格に合わせて商品価格を頻繁に上げ下げしたくないと言う食品会社側の考えもありましょう。またいつ穀物価格が暴騰するか分からないし、そうったら値下げ後の再度の値上げなんて難しい。

しかし小売り側からの突き上げは厳しい。そりゃ当たり前。値上げの理由であった穀物価格が下がったんだから、商品値下げしろって。ナショナルブランドがそうしないなら、勢いスーパーの姿勢はいっそうPB商品に傾く。

消費者の姿勢もPBに傾く。

PB業者は儲かり、ナショナルブランドは儲からない。

200903052.gifS&P500に入っている大手食品の株価を見ればよく分かる。Kraft Foods Inc. (KFT)、ConAgra Foods, Inc. (CAG)、Kellogg Co. (K)、General Mills Inc. (GIS)、Campbell Soup Co. (CPB)、HJ Heinz Co. (HNZ)。どれも株価はディフェンシブな大手食品株とはしてはひどいですな。

一方、PB商品をスーパーに供給している企業。Ralcorp Holdings Inc. (RAH)、Treehouse Foods Inc. (THS)、Lance Inc. (LNCE)、Seneca Foods Corp. (SENEA)。まさにディフェンシブな株価だし、2年チャートで全然下げていないと言うのは今の相場で強烈に強いと言えませんか?

200903053.gif実際、業績はすこぶる好調で、アナリスト予想のEPSは上表修正されている。今時あまり無い。

で、ここからどちらのセクターを買っていくかと考えれば、個人的にはナショナルブランドの方を取りたいと思うんです。

NB食品各社の株の配当利回りは軒並み高い。過去にないほど高くなっているわけです。業績が悪い、と言ってもその悪い程度は50%減益とか赤字とか、そんなことになっていないことは説明するまでもない。食品会社としては悪いと言うことであって、製造業や金融業みたいに無配転落や配当半減にはならないでしょうな。

こういう状態はそれほど長くは続かない。予想外に長く続いたとしても、いずれ修正される。

つまり、長期投資するなら絶好の買いチャンスってことだと思うんです。まともな食品株が5%の利回りで買えるのであれば、長期ポートフォリオに組み入れない理由はないでしょう。業績は回復し、ゆっくりだが伸び、いずれ増配もされる。退職ポートフォリオであれば数十年の間にどれだけの利回り株になるか。考えてみても損はありますまい。

もちろんですけど、相場のうねりを取る投資では食品株はおいて行かれるでしょうな。

ここまで全体相場が叩き売られた今、大きく反発するところを取る心算であればNB食品株なんてまどろっこしい。

用途に合わせて買うことができるって事です。

アメリカ株・BRICS株・外国株
CAG CPB GIS HNZ K KFT LNCE RAH THS アメリカ株 プライベートブランド 食料品

2009/03/05 09:09

資源をプレイするならダイレクトなアメリカ市場銘柄、商社はいまいち

~ 資源価格に素直に反応するし、株価上昇の糊代も大きいアメリカ株の方が醍醐味がある。 ~

日本で資源をプレイするとすれば総合商社になる。そもそも日本には資源が無いわけで、どうしても総合商社ぐらいしか選択肢が無いわけです。

個人的には、ダイレクトに資源ではないし、商社という商売がイマイチピンと来ないので、どうせ資源に投資するならズバリそのもののアメリカ市場に上場している銘柄を買いますよ。

200903051.gifそういう理由もあって、それぞれの総合商社が得意とする資源など調べたこともなかった。その辺りが今日の日経に載っていたのでメモしておく。

なるほどね、三菱商事は石炭、三井物産は鉄鉱石、そんな風に得意分野があるわけです。伊藤忠とか丸紅とか出ていませんけど、資源ではそんなに存在感が大きくないのかも知れない。食品コモディティーとかエンジニアリング関連とか、そういう方向なのかもね。

いずれにしても、先に書いたように、どうせ投資するならズバリを好みます。つまり、図に載っている海外企業ですな。他にもどうであればFreeport-McMoRan Copper & Gold Inc. (FCX)とかSouthern Copper Corp. (PCU)がある。

ズバリ銘柄の方が素直だし糊代も大きい。

ゲームプラン・投資戦略
アメリカ株 三井物産 三菱商事 資源総合商社

2009/03/05 09:09

粉飾で倒産したプロデュース、詐欺売上の程度も酷いものです

~ 粉飾金額はちょっとやそっとの金額ではない、本当の売上の数倍にも水増ししていた。 ~

粉飾決算で上場廃止になり、その後倒産したプロデュース。粉飾決算の程度がどれほどかなんて、上場廃止になった段階で関係ないと言えばそれまで。

嘘の売上高は、58億(2006年)、97億(2007年)、163億(2008年)。本当の売上高は、58億(2006年)(だと思う。記事にははっきり書かれていない。)、32億(2007年)、36億(2008年)。こりゃ酷い。

そういう嘘で増資をしていたわけで、まさに詐欺ですな。

朝日新聞 2009年3月5日

新潟の工作機械メーカー、虚偽決算で40億円増資か

 新潟県長岡市の工作機械メーカー「プロデュース」(08年10月にジャスダック上場廃止)が有価証券報告書などにうその内容を記載し、虚偽決算に基づき増資した疑いが強まったとして、さいたま地検は、前社長(40)や監査を担当した公認会計士(39)ら数人と法人としての同社について、証券取引法(現・金融商品取引法)違反容疑で強制捜査する方針を決めた。証券取引等監視委員会と合同で長岡市の本社など関係先を家宅捜索し、容疑が固まり次第、逮捕するとみられる。

 捜査関係者によると、前社長らは、取引先と伝票上のやりとりだけで架空の商品売買を繰り返す「循環取引」と呼ばれる方法などで売り上げや利益を水増しし、有価証券報告書などにうその決算内容を記載して関東財務局(さいたま市)に提出。07年12月には虚偽の決算内容に基づき増資を行い、40億円を調達した疑いを持たれている。また、前社長は同月、保有する同社株を売却して利益を得た疑いもあるとされる。

 同社は報告書などで06年6月期の売上高を58億円、07年6月期は97億円、08年6月期は163億円と記載していたが、同社の民事再生手続き関連資料によると、実際は07年6月期は32億円、08年6月期は36億円だったとされる。

 会計士は東京都千代田区の監査法人の元代表者で、05年12月の上場時に決算監査を担当したほか、上場後も大半の決算期で会計監査を担当。虚偽の決算内容と知りながら監査報告書で適正意見の表明を続けていたとみられ、見返りに報酬を受け取っていた疑いもある。

 同社は92年に前社長が創業し、新興市場の主力株のひとつとされた。しかし、08年9月に同法違反容疑で監視委の家宅捜索などを受けた後、前社長は取締役に降格。信用低下から新規借り入れが困難となり、新潟地裁に民事再生手続きの開始を申し立てて決定を受けた。

クサイ会社・エグイ企業
プロデュース 上場廃止 倒産 粉飾決算

2009/03/04 13:01

ユナイテッドアローズ、予想以上に2月は健闘、悪いのには変わりない

~ アウトレット部門は絶好調、利回り5%で魅力的、しかし全体としては悪いし、景気も悪い。 ~

ユナイテッドアローズの2月月次。

平成21年2月度(平成21年3月決算期)月次売上概況(速報)についてのお知らせ

全店107.3%、既存店92.6%。

アウトレットの売上は121%と引き続き絶好調。まさに不景気の中で安いものを消費者が求めている。

というか、不景気うんぬんは関係なく、アウトレットは人気ですな。アウトレットモールは単に安いものを買う場所ではなくて、ある意味、1日をエンジョイするための場所。どこのアウトレットモールも景気に関係なく流行っている様子です。

どうでもいいけど、アウトレットモールにはアウトレットではない店も結構入っていますよね。普通の店舗と変わらない品揃えで、値段も変わらない。端の方に型落ちしたものとかB級品が少し置いてあるような。

お客さんの気分としてはアウトレットモールにあるんだから安いような気がして買ってしまったりするのでしょう。

アウトレットはアウトレット商品をメインにするべきだと思いませんか?最低50%以上はアウトレット品にすること、みたいな入店条件作ってくださいよ。

で、UAの月次ですけど、考えていたほどは悪くない。もっともっと悪化するようなイメージを投資家は持っていたようない思いますね。

減配されなければ配当利回りは5%。

アパレル・ファッション銘柄
アウトレット アパレル ファッション ユナイテッドアローズ

2009/03/04 13:01

バルス、不景気で敢えてフランフランで買物する理由はない

~ 2月の月次数字は急激にスローダウン、自社株買いもあるが、雑貨という業態で業績はダメ。 ~

バルスの2月月次数字。

平成22年1月期月次売上概況(2月度)

200903047.gif全店104.8%、既存店87.1%。既存店の数字は猛烈な落ち込み。全店にしてもプラスではあるものの、1月までの数字を考えれば相当なスローダウンと言えましょう。

自社株買いの発表もあり、それはプラス。今の相場は自社株買いを発表すると株価が跳ねる。跳ねたらすぐ戻る。

フランフランで売っているようなものは不景気で敢えて買おうというものじゃないですよね。

専門小売銘柄
バルス フランフラン 雑貨

2009/03/04 13:01

伊藤園、予想通りの悪決算、考えるのは来期の利益がどうなるか

~ 原価率と販管費率の上昇はまだ止まらないが、これからは良くなる方向と考える。 ~

伊藤園の2月月次。

平成21年4月期2月度販売状況(単独・速報値)のお知らせ

200903045.gif全体売上は-2.5%。今期累計では+1.8%。ミネラルウォーターが爆発的に伸びているけど、これは伊藤園に限ったことではなくて、だいたいどこの飲料会社でも同じ。流行りですか。

第3四半期決算も発表された。

平成21年4月期 第3四半期決算短信

売上+2%、営業利益-47%、経常利益-47%、純利益-56%。通期計画は変更無しで、売上+3%、営利-48%、経利-47%、純利-59%、EPS-63%。

数字自体は予想通りの悪さで驚きはないですな。

利益面におきましては、原材料及びエネルギーコストの高騰、景気先行き不安に伴う消費者の生活防衛、また、激化する企業間競争等、収益を圧迫する要因が多いなか、積極的な営業を展開すると共に、中長期のマーケティング戦略を展開し、飲料市場におけるシェア向上を図るための投資を行いました。

「シェア向上を図るための投資」なんてかっこいい言葉を使ってますけど、要は販促費を投入したってことでしょう。それで利益が大きく圧迫されている。

2009/03/04, 日本経済新聞 朝刊

伊藤園、純利益56%減、5―1月、販促費増加が重し。

 伊藤園が三日発表した二〇〇八年五月―〇九年一月期の連結決算は、純利益が前年同期比五六%減の三十六億円だった。緑茶の販売拡大を目指し積極投入した販売促進費用が重しになった。消費者の中国産野菜への警戒感を背景に野菜飲料が落ち込んだことや原材料高も響いた。

 売上高は二%増の二千五百五十三億円だった。主力の「お~いお茶」など日本茶飲料の販売は数量ベースで三・六%伸び、七・五%減の野菜飲料の不振を補った。

 営業利益は四七%減の八十三億円となった。シェア向上に向けて積極的な営業を展開し販売促進費用が増加。競争激化に伴い販売単価の下落も響いた。果汁や包装資材などの価格高騰も約十八億円の減益要因となり収益を圧迫した。

 同日発表した二月の販売状況では、野菜飲料の販売が回復傾向にあるが、日本茶飲料は一・七%増にとどまり、成長が鈍化。コーヒー飲料も他社との競争激化を受け苦戦している。

 〇九年四月期通期の業績予想は、連結売上高が前期比三%増の三千三百九十二億円、純利益が五九%減の四十一億円と従来予想を据え置いた。販促費の抑制などを進める方針。

200903046.gif四半期ごとの数字から考えると、通期の売上は未達でしょうな。逆に利益は上方修正されても驚きはない感じ。

原価率の悪化は止まっていない。

・今期 50.5%→50.5%→50.9%(3Q)
・前期のQごと 48.2%→48.1%→49.0%→50.3%
・前々期のQごと 49.0%→48.3%→47.5%→49.2%

販管費率も同じ。

・今期 47.0%→44.1%→47.5%
・前期 45.9%→42.8%→47.8%→45.1%
・前々期 45.0%→41.8%→46.0%→43.9%

原価率についてはプロダクトミックスの変化などもありましょう。それにしても、これから数字は下がる方向にあるんじゃないですか?販管費にしても同じで、販促費や広告宣伝費を削ってくるはず。

来期の数字には効いてくる。

食品・飲料・日用品
伊藤園 食料品 飲料

2009/03/04 12:12

ファーストリテイリング、ユニクロは売れ筋が豊富で月次数字も堅調

~ ヒートテックなどのヒットが相次いで月次は良い、アパレル小売りならユニクロかポイント。 ~

ファーストリテイリング(ユニクロ)の2月月次。

平成21年8月期 国内ユニクロ事業 売上推移速報

200903043.gif全店が109%、既存店が104.2%。スローダウンしてきているとはいえ、文句無しの数字じゃないですか?

200903044.gifアパレル小売りではユニクロとポイントで決まりかと。

2009/03/04, 日本経済新聞 朝刊

ユニクロ、上期2ケタ増収、12.9%、8年ぶり――ヒット相次ぐ。

 ファーストリテイリングは三日、二〇〇九年八月期の上期(昨年九月―今年二月)にカジュアル衣料品店「ユニクロ」の国内既存店の売上高が前年同期比一二・九%増えたと発表した。上期の二ケタ増はフリースブームの〇一年八月期の上期(六七・四%増)以来八年ぶり。発熱保温の肌着「ヒートテック」、女性向け美脚パンツやパーカーなどヒットが切れ目無く続いたことが奏功した。

 当初の上期の既存店売上高は一・八%増を予想していた。今年一月に九・六%増へ上方修正したが今回、さらに上振れした。上期のユニクロの客数は九・二%、客単価も三・四%それぞれ増えた。百貨店や他の衣料品専門店が苦戦するなか、一人勝ちだった。

 二月単月の既存店売上高は四・二%増と四カ月連続で前年を上回った。昨年はうるう年のため今年は営業日が一日少なかったにもかかわらず、パーカーやカラージーンズなど春物がけん引した。

株は安くないので買いづらいのは間違いないでしょうな。ただ、アパレル小売りで業績堅調なものが限られている状況で、買うとすればユニクロかポイントを買うしかないという状況ではある。

アパレル・ファッション銘柄
アパレル ファッション ファーストリテイリング ユニクロ 小売り

2009/03/04 12:12

エービーシーマート、2月は急速な悪化は止まらず、目先も厳しそう

~ 内需小売り各社の業績は強弱はっきりする段階、株価にもメリハリがつく、ABCマートは弱い。 ~

エービーシー・マートの2月月次。

平成21年2月期 2 月度概況について

200903042.gif全店+3.1%、既存店-8.1%。月次数字としては過去1年で最悪の数字。2月末決算なので、通期の数字としては、全店+13.1%、既存店+1.1%。Qごとに見てみれば、1Q、2Q、3Qは好調で、4Qに入ってがっくりと悪化。まさに10月からの急速な景気悪化と同じ。

ABCマートはユニクロやポイント、ニトリ、あさひなどと並んで、昨年は業績好調な小売業の一つだった。これら以外にも、ボロボロの外需景気敏感企業との比較で業績悪化の程度が少ない内需小売企業は沢山ありましたな。そして、株価にしてもその状況を反映して、よく上がりました。

10月からの景気の変調でいよいよ相対的に業績・株価堅調な内需小売り系も厳しくなると判断した。

そのなかでどの企業が持ちこたえるかなんて分かりようもない。だから一斉に全部売られた。

今年も2月まで来て、だんだん持ちこたえている企業がはっきりしてきたと思いませんか。結局、ユニクロ、ポイント、あさひ。順調なところ。

相対的に業績の良い内需小売りに資金が集まり→いよいと景気の急悪化で一斉に売られ→絶対的に業績好調な小売りがはっきりし→小売企業の株価に大きくメリハリがつく。

そういう流れかと。

買うとすれば大きいメリハリが上へ付くものだけになりましょう。

専門小売銘柄
あさひ エービーシー・マート ニトリ ポイント ユニクロ 小売り

2009/03/04 12:12

システムプロ、1Qは予想以上の好決算、ビジネス環境は悪い

~ 悪いはずの携帯分野なのに業績は悪くない、対極の強弱を併せ持っているので難しい。 ~

システムプロの第1四半期決算。

平成21年10月期 第1四半期決算短信

売上+16%、営業利益+43%、経常利益-14%、純利益-47%。通期計画は変更無しで、売上+2%、営利+6%、経利+14%、純利+31%、EPS+32%。予想を超えて強い数字ですな。

携帯電話向けの開発等は+12%、ウェブサイト開発等は+26%。どちらも売上は順調。経常利益の大きなマイナスは持分法会社のカテナの保有する株式評価損のため。

携帯電話は売れていない。割賦販売が主流になってから0円端末が少なくなったこともあるだろうし、もう充分高機能化された携帯を買い換える必要性もなくなってきている。既にみんな携帯を持っていて新規加入者の需要は無いし。

そうなれば携帯電話開発メーカーは開発スパンを伸ばすし、開発数も絞るし、開発費も抑える。システムプロにとって全部が全部マイナス。

それでもシステムプロの売上は落ちない。利益も落ちない。

システムプロの言い分としては、開発が減っても無くなるわけではなく、メーカーはより優れたところへ発注する、飛び抜けて優れたシステムプロには注文が集まる、って事。

今まで短信やら説明資料やらビデオやら見てきた中で一番感じるのは、うちは優れていて他社とは比較にならないぐらいですよ、っていう自信というか主張。

それが果たしてどれほどのものなのか、よく分かりませんけど、数字として現れているのは、そういう主張が嘘では無さそうだという事じゃないですか?

だから会社としても今期の業績予想が増収増益なわけです。

が、株式市場はそうは見ていない。

200903041.gifどう考えても携帯端末の設計・開発・評価は全体として縮む。いくらシステムプロが優れていてもパイが小さくなればダメでしょ。そういう評価だと思うんです。それで株は売られて下げ続けている。

個人的にもそういう考えでシステムプロの業績はガクンと落ち込むと思っていた。とりあえず蓋を開けてみると、1Q業績は良かった。意外。

それなりの1Q業績を見ても、どうしても納得できない。それは上に書いたように、どう考えても全体的な状況はシステムプロにとってむちゃくちゃ向かい風なわけで、期待できる要素なんて何もないから。

そういうわけで、ヘタすると株価は倍ぐらいになってもおかしくないな、という思いがある一方で、とてもじゃないけど買えないという結論になる。

配当利回りは6.5%。高くて魅力的。

主幹事が東洋で、KFEの大株主というのはとても気に入らない。しかし有報を眺めてみても全然怪しさはない。

つまり、業績数字とビジネス環境が全く正反対、株価の下がり具合と急騰の可能性が全く正反対、変な怪しさと有報の大丈夫さとが全く正反対。

システムプロはたくさんの対極を持っているような気がしますな。ウォッチは続けて損はないでしょう。

ハイテク・IT・テクノロジー
システムプロ 携帯電話 配当 高利回り

2009/03/04 12:12

粉飾決算で上場廃止になったプロデュースの佐藤社長を逮捕

~ 数百億の被害を出してたいした罪にもならないのでは納得できないのは当たり前。 ~

かつて成長株の代表だったプロデュース。粉飾決算であっという間のスピード上場廃止になった。自分も被害を被った一人です。

社長や監査法人には厳罰が下るべきだと思うわけですけど、うやむやになって過ぎていってしまうのが日本のシステム。

どうやら逮捕される事は決まったらしい。(もう逮捕されていて、追加で再逮捕?)

上場廃止で数百億円の被害を出したわけですよ。逮捕されて有罪になって、執行猶予の罰金数百万円、なんてすっとぼけた結果に終わって欲しくないと願いますな。

2009/03/04, 日本経済新聞 朝刊

長岡の機械メーカー、粉飾決算の疑い、前社長ら逮捕へ。

 民事再生法の適用を申請しジャスダック上場廃止となった工作機械メーカー「プロデュース」(新潟県長岡市)が、二〇〇六年六月期と〇七年六月期の二期で、売上高計約百億円を粉飾していた疑いがあることが三日、証券取引等監視委員会の調査で分かった。

 さいたま地検特別刑事部は同社の佐藤英児前社長(40)と、会計監査を担当した公認会計士(39)ら数人を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで近く逮捕する方針。

マーケットの歴史
プロデュース 上場廃止 粉飾決算

2009/03/03 12:12

ワークマン、月次数字はつるべ落とし、商品は景気敏感な仕事向け

~ 12月まで踏ん張ってきたが、1月から急落、これからまだ悪くなるが株価は折り込み済み。 ~

ワークマンの2月月次。

平成21 年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ

200903033.gif全店売上高が88.6%、既存店売上高が85.7%と強烈なスローダウン。12月までは100%をほぼ維持してきて、1月2月とつるべ落としの状況。

ワークマンの商品は景気敏感な仕事をしている人向けなので当然と言えば当然。第3四半期決算の時に考えた通りと言えましょう。

まだまだ数字は悪くなりますよ。

株価はそんなことはとっくに折り込み済み。相変わらず利益は今の計画から半分ぐらいにはなってもおかしくない株価ですな。

専門小売銘柄
ワークマン 作業着

2009/03/03 12:12

ダヴィンチの新株予約権、転換価額の下方修正でほぼ下限価格に

~ 17万だった転換価格は4027円へ、下限まであと1円、2500円の株価も下限(倒産)に近そう。 ~

ダヴィンチ・ホールディングスの新株予約権の続き。

行使価額修正条項付新株予約権の月間行使状況に関するお知らせ

今のところ行使はゼロ。

行使価額はまた下方修正。新しい行使価額は4028円。転換価額の下限は4027円なのであと1円。

転換価額の推移

・当初 17万円
2008年12月12日 6196円
2008年12月18日 5638円
2009年1月16日 4987円
・2009年3月2日 4028円

それにしてもね、17万が4027円ですよ。一体どれだけの希薄化が起きるのか、前に書いた事を見直す気にもなりませんな。

株価は2500円なので、次の修正では下限になるんじゃないですか?1円ぐらいどうでもいいけど。それにしても2500円というのは倒産価格と言っても言い過ぎじゃないですな。

不動産・マンデベ・流動化
ダヴィンチ・ホールディングス ファンド 不動産 新株予約権 流動化

2009/03/03 12:12

ポイント、2月月次数字は好調、ユニクロと並びアパレルの勝ち組

~ この不景気で増収増益は立派、アパレルで好調な企業は少なく、今期も増収増益なら株価は上。 ~

ポイントの2月月次。

国内月次売上高前年比に関するお知らせ

200903031.gif全店が121.8%、既存店が101.2%。既存店の100%越えは久しぶり。

アパレル関連小売りは昨年の10月辺りから各社急降下している。今年になっても回復している会社は少ない。そんな中でポイントの数字は相当強いですな。

トップにユニクロ、2番にポイント。今までもそうでしたけど、状況は変わっていない。

同時に上方修正も発表。

200903032.gif通期業績予想の修正に関するお知らせ

前期比でマイナス成長だった今期予想を増額したとかではない。元々増収増益のものをさらに増額。立派じゃないですか、この不景気で。

今期も増収増益が期待されるのだろうから、数少ないアパレル小売りの勝ち組として株は買われるんじゃないですか?結局というかやっぱりというか、ユニクロとポイントですな。

アパレル・ファッション銘柄
アパレル ファッション ポイント ユニクロ

2009/03/03 12:12

アサックス、株主優待を休止、不動産担保融資は厳しく株価もつらい

~ ビジネスモデルが今の経済状況にマッチしない、資金提供してくれる人なんていない。 ~

アサックスが株主優待を休止。

株主優待制度の休止に関するお知らせ

廃止じゃなくて休止というのが何ともねえ。

アサックスの優待は6000円のクオカード。クオカードはギフトカードなんかと同じで、ほぼ現金に等しい。使う人にとっては現金と全く変わらない。こういう優待の人気は当然高い。

この6000円にしても、ついこの前までは1万円だった。優待改悪が11月、同時に少しだけ下方修正減配。そして2月に出た第3四半期決算はそれほど悪いものではなかった。これは以前書いた通り。

にも関わらず優待休止。

普通に考えてアサックスの業績は相当悪いに違いない。そもそもにして、不動産を担保に金を貸すというビジネスが今の経済環境にどれほどマッチしていないか、簡単に想像がつく。

不動産が急激に値下がりをしてるわけで、価値が下がるものを担保に取るのは良くない。100歩譲って、担保価値を相当低く見積もっていて、返済が滞ったときに担保不動産を売れば十分にカバーできるとしましょうよ。つまり担保価値はOK。

例えそうだとしても、貸すべき資金を一体どこから引っ張ってきているんですか?

銀行やノンバンク、プライベートエクイティー、個人投資家、なんでもいいですけど、どこからか貸付金になる金が入ってこないことには金は貸せない。今のご時世、不動産担保融資の会社に喜んで資金提供する人はいませんな。

株価が55000円なので、優待利回りは11%と超高利回り。減配されたとはいえ配当額は3150円。配当利回りは5.7%。合計利回りは16.6%。

そういう株が株主優待を出さないとなればどうなるか。火を見るより明らかですな。

優待・配当目当ての個人投資家は投げ売りですよ。まあ、当分はストップ安が続くんじゃないですか?

株主優待
アサックス ノンバンク 不動産 株主優待 融資 配当 高利回り

2009/03/02 13:01

個別銘柄ウォッチ(2009/3/2)

~ 介護関連と金がセクターとして妙味がありそう、権利落ちで急落している銘柄がちらほら。 ~

200903024.gifユニ・チャーム ペットケアは徐々に買いモードへ。ようやく下がってきたものの、それでも割安感は全然ない。ペット関連は不景気でも唯一不景気を感じないセクターだし、人間の食べる食品よりペットフードの方がディフェンシブという側面もある。ペットフード以外のペット関連グッズにしても同じ。

繰り返しになりますけど、いかんせん割安さが無い。この辺の折り合いをどうつけるかですな。

伊藤園は今週4日が第3四半期決算。

200903025.gifチェルトが権利落ち後バカみたいに売られ続けている。イオングループの業績が悪いので、チェルトの業績も連れて悪くなると言う先読みがあるのだろうか。

ダイドードリンコは決算を発表。今期の業績計画は、売上、利益共に微減。売上はともかく、利益は回復するという流れで考えていたわけで、さてどうすべきか。

200903026.gifもともとダイドードリンコは保守的な業績予想をする会社ではある。原料価格の上昇リスクを挙げているが、どうも納得しがたい。積極的に買っていくことは出来ないものの、とりあえずは様子見にしたい。

200903027.gif小麦粉の政府売り渡し価格の値下げが決まった。平均で14.8%の値下げになる。製粉各社の場合、仕入値の下落はほぼそのまま製品価格の下落につながり、利益には基本的に影響はない。商品価格の下落による需要増の期待はある。

一方、小麦粉を使う食品メーカーは商品を値下げするか価格据置するかで利益に大きく影響する。日清食品は値下げしない方向。つまり増益期待ですな。加えて、食用油の価格も下げ基調なのは既に書いたとおりで、これも増益期待につながる。

ちなみに、山崎パンは値下げ、菓子メーカーは価格据置の方向。

200903028.gifセクターとしては介護・デイサービス・有料老人ホームが短期的に面白い。具体的には、ツクイ、やまねメディカル、ケア21、セントケア、メッセージ、ロングライフ。介護報酬アップがカタリスト。

金セクターも目先押し目を買っていく局面。

アインファーマシーズはなぜか急落している。特に理由は見あたらない。ネットでの医薬品販売規制なんて関係ないし。大口の売りが出ているのかも。何かあるのだろうか。

ユニバースは第3四半期決算を発表。順調な業績推移で文句無し。上方修正があってもおかしくない。

ベルクが急落中。一部昇格と権利落ちで下がる理由はあっても上がる理由はない。ディフェンシブではあるものの、食品ががっくりとマイナスになるほど不景気度合いは深刻という懸念もありそうではある。

ゲームプラン・投資戦略
ダイドードリンコ チェルト ユニ・チャーム ペットケア 介護 小麦 日清食品ホールディングス

2009/03/02 13:01

バフェットのバークシャーの2008年は過去2度目のマイナス成長

~ Buffett2008年最大の失敗はスッ高値で買ったCOP、デリバティブは投資家の一番の懸念。 ~

今年もWarren Buffettの株主への手紙が発表されました。世界中で一番読まれる株主への事業説明でしょうな。

Warren Buffett’s Letters to Berkshire Shareholders

バフェットがバークシャーの価値を計るのはBPS。1965年からBPSが減少したのはこれまで2001年のITバブル崩壊時のみ。-6.2%のBPS成長。

そして2008年は-9.6%と過去最大のマイナス成長を記録。さすがに厳しい相場でしたな。

The period was devastating as well for corporate and municipal bonds, real estate and commodities.

言うまでもなく、長期的には相場は回復するのがバフェットの変わらぬ考え。

America’s best days lie ahead.

目先の経済は当然厳しいですよ。相場がどうなるかなんて分かりようもない。

We’re certain, for example, that the economy will be in shambles throughout 2009 - and, for that matter, probably well beyond - but that conclusion does not tell us whether the stock market will rise or fall.

200903022.gif2008年末時点で$500M以上の持株。リストにMoody’sとBurlington Northern Santa Feが入っていないのはリスト下の説明の通り。

2008年最大の失敗はConocoPhillips (COP)をスッ高値で買ってしまったこと。COPを買ったタイミングは間違いでも、$40みたいな原油価格は激安だと考えている。

Without urging from Charlie or anyone else, I bought a large amount of ConocoPhillips stock when oil and gas prices were near their peak. I in no way anticipated the dramatic fall in energy prices that occurred in the last half of the year. I still believe the odds are good that oil sells far higher in the future than the current $40-$50 price. But so far I have been dead wrong. Even if prices should rise, moreover, the terrible timing of my purchase has cost Berkshire several billion dollars.

16ページから長々とデリバティブについて説明がある。これはやっぱり株主が一番気にしていることだからでしょうな。今の金融危機はデリバティブなどのレバレッジから始まったわけだし、かつてデリバティブは殺人マシーンだみたいなことを言っていたバフェットがなぜデリバティブを売買するのか気になりましょう。

200903023.gif結局バフェットが言いたいことは、ほぼ確実に負けないデリバティブですよ、って事じゃないですか?そうじゃなければ取り引きしませんと。どこかの金融機関と違って、バークシャーが売買する全てのデリバティブの詳細をバフェット自身が100%把握してますよ、という点も重要かと。

足下の相場つきに右往左往しても仕方ない。これが分かっていても相場が苦しいときはどうしても近視眼的になるし絶望的になる。長期投資って言っている投資家でもね。

そういう投資家はもちろんのこと、デイトレーダー以外はみんな読んでおいて損はないですね。

ちなみに、バークシャーの株価はBerkshire Hathaway Inc. (BRK-A)を買うなら今でしょうな。

著名投資家の考えと行動
Berkshire BRK-A COP Warren Buffett バフェット バークシャー

2009/03/02 13:01

金がかつての原油のようなブル相場になっている可能性は十分

~ 金ETFが金をがぶ飲み、金に資金が向かっている、金マーケットは小さい、トレーディング対象。 ~

金が上げている。アナリストからは2000ドルとか3000ドルという声も聞こえてくる。

目先半年や1年ぐらいのスパンで儲けることを考えるのであれば、金価格の上昇をファンダメンタルで説明しようとするのはナンセンスですな。ファンダメンタルは100%無視してもいいと思うんです。

アメリカがお金を刷りまくっているからいずれ大きなインフレになる。だから金は買いだ。足下、世界はデフレ傾向なんだから金価格が上がるのはおかしい。金本位制が崩壊してからああだこうだ。

そういう感じで、経済の本質と金の性質を結びつけるような、まことしやかなお話がファンダメンタルですな。

長期的にはそうなると言われれば、それは確かにそうなのです。けれど、繰り返しになるけど、半年から1年ぐらいで金の上昇で儲けたいのであれば、そんなファンダなお話は必要ない。

とりあえず、金は上だと思う。相場がそう動いていると思うから。

個人に限らず投資家はGLDなどのETFを使って金の上昇を取っている。ETFが保有する金の量はグングン伸び続けていて、このまま行けば一体どうなるんだろうかと思うような感じです。その流れは止まらない。

所詮考え方は単純なわけですよ。あの会社は危ない、資金が回らない、景気は悪い、誰も信用ならない、じゃあ実物安全資産の金買おうって。そんな流れがあるだけで十分。

金マーケットなんて小さい。ちょっと資金が入ってくればその方向にグングン動く。これは金に限った話じゃなくて、原油でも嫌と言うほど思い知らされたでしょ。

一番の心配事は、金ETFが大きくなりすぎていることじゃないですか?

先日、原油ETFのUSOについてCFTCが調査を始めた。

CFTC probes big oil ETF on February roll

USOが大きくなりすぎて、原油価格をトレースすると言うよりも原油価格を動かすような性格になってきている側面がある。原油の先物を乗り換えることでUSOは成り立っていて、その乗り換え時に何やら問題がありそうな雰囲気。詳細な技術的側面は、まあ、どうでも良い。

GLDは実物の金を保有している。これはUSOとは大きな違いではある。

それにしても、GLDなどの金ETFの金需要が全需要に占める割合がとても大きくなってきている。USOでETFが問題視されたり、実際に何か犯罪臭い事実が出たり、そういう事が起こるとGLDにとばっちりは来てもおかしくない。

もっと言えば、ウルトラとかプロという名前の付く、レバレッジの効いたETFもやり玉に挙がっているわけで、そこにもETFの火種がある。

この辺りの話で、金価格も突然「アれっ!」ってなる可能性を秘めていることは覚えておきたい。

金が上がるとなれば、投資するのはETFか金関連株。日本マーケットでは金連動のETFになりましょう。残念ながら金関連株はありませんな。

200903021.gifアメリカマーケットであればこの辺り。

Gold Fields Ltd. (GFI)、Barrick Gold Corporation (ABX)、Newmont Mining Corp. (NEM)、Agnico-Eagle Mines Ltd. (AEM)、AngloGold Ashanti Ltd. (AU)、Eldorado Gold Corp. (EGO)。

チャートは分かりづらいけど、-5%あたりにあるのがGLD。+10%がEGO。残りは何とか判別できるかと。

スタンスとしてはいつでも撤退できるトレーディングを絶対に忘れずに、それでも3ヶ月、半年、1年ぐらいは行けそうだという前提。ポジションを膨らませすぎない。原油の暴騰と暴落を忘れない。

ゲームプラン・投資戦略
ABX AEM AU EGO ETF GFI GLD NEM USO

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