アーカイブ: 2009年3月

2009/03/04 12:12

粉飾決算で上場廃止になったプロデュースの佐藤社長を逮捕

~ 数百億の被害を出してたいした罪にもならないのでは納得できないのは当たり前。 ~

かつて成長株の代表だったプロデュース。粉飾決算であっという間のスピード上場廃止になった。自分も被害を被った一人です。

社長や監査法人には厳罰が下るべきだと思うわけですけど、うやむやになって過ぎていってしまうのが日本のシステム。

どうやら逮捕される事は決まったらしい。(もう逮捕されていて、追加で再逮捕?)

上場廃止で数百億円の被害を出したわけですよ。逮捕されて有罪になって、執行猶予の罰金数百万円、なんてすっとぼけた結果に終わって欲しくないと願いますな。

2009/03/04, 日本経済新聞 朝刊

長岡の機械メーカー、粉飾決算の疑い、前社長ら逮捕へ。

 民事再生法の適用を申請しジャスダック上場廃止となった工作機械メーカー「プロデュース」(新潟県長岡市)が、二〇〇六年六月期と〇七年六月期の二期で、売上高計約百億円を粉飾していた疑いがあることが三日、証券取引等監視委員会の調査で分かった。

 さいたま地検特別刑事部は同社の佐藤英児前社長(40)と、会計監査を担当した公認会計士(39)ら数人を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで近く逮捕する方針。

マーケットの歴史
プロデュース 上場廃止 粉飾決算

2009/03/03 12:12

ワークマン、月次数字はつるべ落とし、商品は景気敏感な仕事向け

~ 12月まで踏ん張ってきたが、1月から急落、これからまだ悪くなるが株価は折り込み済み。 ~

ワークマンの2月月次。

平成21 年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ

200903033.gif全店売上高が88.6%、既存店売上高が85.7%と強烈なスローダウン。12月までは100%をほぼ維持してきて、1月2月とつるべ落としの状況。

ワークマンの商品は景気敏感な仕事をしている人向けなので当然と言えば当然。第3四半期決算の時に考えた通りと言えましょう。

まだまだ数字は悪くなりますよ。

株価はそんなことはとっくに折り込み済み。相変わらず利益は今の計画から半分ぐらいにはなってもおかしくない株価ですな。

専門小売銘柄
ワークマン 作業着

2009/03/03 12:12

ダヴィンチの新株予約権、転換価額の下方修正でほぼ下限価格に

~ 17万だった転換価格は4027円へ、下限まであと1円、2500円の株価も下限(倒産)に近そう。 ~

ダヴィンチ・ホールディングスの新株予約権の続き。

行使価額修正条項付新株予約権の月間行使状況に関するお知らせ

今のところ行使はゼロ。

行使価額はまた下方修正。新しい行使価額は4028円。転換価額の下限は4027円なのであと1円。

転換価額の推移

・当初 17万円
2008年12月12日 6196円
2008年12月18日 5638円
2009年1月16日 4987円
・2009年3月2日 4028円

それにしてもね、17万が4027円ですよ。一体どれだけの希薄化が起きるのか、前に書いた事を見直す気にもなりませんな。

株価は2500円なので、次の修正では下限になるんじゃないですか?1円ぐらいどうでもいいけど。それにしても2500円というのは倒産価格と言っても言い過ぎじゃないですな。

不動産・マンデベ・流動化
ダヴィンチ・ホールディングス ファンド 不動産 新株予約権 流動化

2009/03/03 12:12

ポイント、2月月次数字は好調、ユニクロと並びアパレルの勝ち組

~ この不景気で増収増益は立派、アパレルで好調な企業は少なく、今期も増収増益なら株価は上。 ~

ポイントの2月月次。

国内月次売上高前年比に関するお知らせ

200903031.gif全店が121.8%、既存店が101.2%。既存店の100%越えは久しぶり。

アパレル関連小売りは昨年の10月辺りから各社急降下している。今年になっても回復している会社は少ない。そんな中でポイントの数字は相当強いですな。

トップにユニクロ、2番にポイント。今までもそうでしたけど、状況は変わっていない。

同時に上方修正も発表。

200903032.gif通期業績予想の修正に関するお知らせ

前期比でマイナス成長だった今期予想を増額したとかではない。元々増収増益のものをさらに増額。立派じゃないですか、この不景気で。

今期も増収増益が期待されるのだろうから、数少ないアパレル小売りの勝ち組として株は買われるんじゃないですか?結局というかやっぱりというか、ユニクロとポイントですな。

アパレル・ファッション銘柄
アパレル ファッション ポイント ユニクロ

2009/03/03 12:12

アサックス、株主優待を休止、不動産担保融資は厳しく株価もつらい

~ ビジネスモデルが今の経済状況にマッチしない、資金提供してくれる人なんていない。 ~

アサックスが株主優待を休止。

株主優待制度の休止に関するお知らせ

廃止じゃなくて休止というのが何ともねえ。

アサックスの優待は6000円のクオカード。クオカードはギフトカードなんかと同じで、ほぼ現金に等しい。使う人にとっては現金と全く変わらない。こういう優待の人気は当然高い。

この6000円にしても、ついこの前までは1万円だった。優待改悪が11月、同時に少しだけ下方修正減配。そして2月に出た第3四半期決算はそれほど悪いものではなかった。これは以前書いた通り。

にも関わらず優待休止。

普通に考えてアサックスの業績は相当悪いに違いない。そもそもにして、不動産を担保に金を貸すというビジネスが今の経済環境にどれほどマッチしていないか、簡単に想像がつく。

不動産が急激に値下がりをしてるわけで、価値が下がるものを担保に取るのは良くない。100歩譲って、担保価値を相当低く見積もっていて、返済が滞ったときに担保不動産を売れば十分にカバーできるとしましょうよ。つまり担保価値はOK。

例えそうだとしても、貸すべき資金を一体どこから引っ張ってきているんですか?

銀行やノンバンク、プライベートエクイティー、個人投資家、なんでもいいですけど、どこからか貸付金になる金が入ってこないことには金は貸せない。今のご時世、不動産担保融資の会社に喜んで資金提供する人はいませんな。

株価が55000円なので、優待利回りは11%と超高利回り。減配されたとはいえ配当額は3150円。配当利回りは5.7%。合計利回りは16.6%。

そういう株が株主優待を出さないとなればどうなるか。火を見るより明らかですな。

優待・配当目当ての個人投資家は投げ売りですよ。まあ、当分はストップ安が続くんじゃないですか?

株主優待
アサックス ノンバンク 不動産 株主優待 融資 配当 高利回り

2009/03/02 13:01

個別銘柄ウォッチ(2009/3/2)

~ 介護関連と金がセクターとして妙味がありそう、権利落ちで急落している銘柄がちらほら。 ~

200903024.gifユニ・チャーム ペットケアは徐々に買いモードへ。ようやく下がってきたものの、それでも割安感は全然ない。ペット関連は不景気でも唯一不景気を感じないセクターだし、人間の食べる食品よりペットフードの方がディフェンシブという側面もある。ペットフード以外のペット関連グッズにしても同じ。

繰り返しになりますけど、いかんせん割安さが無い。この辺の折り合いをどうつけるかですな。

伊藤園は今週4日が第3四半期決算。

200903025.gifチェルトが権利落ち後バカみたいに売られ続けている。イオングループの業績が悪いので、チェルトの業績も連れて悪くなると言う先読みがあるのだろうか。

ダイドードリンコは決算を発表。今期の業績計画は、売上、利益共に微減。売上はともかく、利益は回復するという流れで考えていたわけで、さてどうすべきか。

200903026.gifもともとダイドードリンコは保守的な業績予想をする会社ではある。原料価格の上昇リスクを挙げているが、どうも納得しがたい。積極的に買っていくことは出来ないものの、とりあえずは様子見にしたい。

200903027.gif小麦粉の政府売り渡し価格の値下げが決まった。平均で14.8%の値下げになる。製粉各社の場合、仕入値の下落はほぼそのまま製品価格の下落につながり、利益には基本的に影響はない。商品価格の下落による需要増の期待はある。

一方、小麦粉を使う食品メーカーは商品を値下げするか価格据置するかで利益に大きく影響する。日清食品は値下げしない方向。つまり増益期待ですな。加えて、食用油の価格も下げ基調なのは既に書いたとおりで、これも増益期待につながる。

ちなみに、山崎パンは値下げ、菓子メーカーは価格据置の方向。

200903028.gifセクターとしては介護・デイサービス・有料老人ホームが短期的に面白い。具体的には、ツクイ、やまねメディカル、ケア21、セントケア、メッセージ、ロングライフ。介護報酬アップがカタリスト。

金セクターも目先押し目を買っていく局面。

アインファーマシーズはなぜか急落している。特に理由は見あたらない。ネットでの医薬品販売規制なんて関係ないし。大口の売りが出ているのかも。何かあるのだろうか。

ユニバースは第3四半期決算を発表。順調な業績推移で文句無し。上方修正があってもおかしくない。

ベルクが急落中。一部昇格と権利落ちで下がる理由はあっても上がる理由はない。ディフェンシブではあるものの、食品ががっくりとマイナスになるほど不景気度合いは深刻という懸念もありそうではある。

ゲームプラン・投資戦略
ダイドードリンコ チェルト ユニ・チャーム ペットケア 介護 小麦 日清食品ホールディングス

2009/03/02 13:01

バフェットのバークシャーの2008年は過去2度目のマイナス成長

~ Buffett2008年最大の失敗はスッ高値で買ったCOP、デリバティブは投資家の一番の懸念。 ~

今年もWarren Buffettの株主への手紙が発表されました。世界中で一番読まれる株主への事業説明でしょうな。

Warren Buffett’s Letters to Berkshire Shareholders

バフェットがバークシャーの価値を計るのはBPS。1965年からBPSが減少したのはこれまで2001年のITバブル崩壊時のみ。-6.2%のBPS成長。

そして2008年は-9.6%と過去最大のマイナス成長を記録。さすがに厳しい相場でしたな。

The period was devastating as well for corporate and municipal bonds, real estate and commodities.

言うまでもなく、長期的には相場は回復するのがバフェットの変わらぬ考え。

America’s best days lie ahead.

目先の経済は当然厳しいですよ。相場がどうなるかなんて分かりようもない。

We’re certain, for example, that the economy will be in shambles throughout 2009 - and, for that matter, probably well beyond - but that conclusion does not tell us whether the stock market will rise or fall.

200903022.gif2008年末時点で$500M以上の持株。リストにMoody’sとBurlington Northern Santa Feが入っていないのはリスト下の説明の通り。

2008年最大の失敗はConocoPhillips (COP)をスッ高値で買ってしまったこと。COPを買ったタイミングは間違いでも、$40みたいな原油価格は激安だと考えている。

Without urging from Charlie or anyone else, I bought a large amount of ConocoPhillips stock when oil and gas prices were near their peak. I in no way anticipated the dramatic fall in energy prices that occurred in the last half of the year. I still believe the odds are good that oil sells far higher in the future than the current $40-$50 price. But so far I have been dead wrong. Even if prices should rise, moreover, the terrible timing of my purchase has cost Berkshire several billion dollars.

16ページから長々とデリバティブについて説明がある。これはやっぱり株主が一番気にしていることだからでしょうな。今の金融危機はデリバティブなどのレバレッジから始まったわけだし、かつてデリバティブは殺人マシーンだみたいなことを言っていたバフェットがなぜデリバティブを売買するのか気になりましょう。

200903023.gif結局バフェットが言いたいことは、ほぼ確実に負けないデリバティブですよ、って事じゃないですか?そうじゃなければ取り引きしませんと。どこかの金融機関と違って、バークシャーが売買する全てのデリバティブの詳細をバフェット自身が100%把握してますよ、という点も重要かと。

足下の相場つきに右往左往しても仕方ない。これが分かっていても相場が苦しいときはどうしても近視眼的になるし絶望的になる。長期投資って言っている投資家でもね。

そういう投資家はもちろんのこと、デイトレーダー以外はみんな読んでおいて損はないですね。

ちなみに、バークシャーの株価はBerkshire Hathaway Inc. (BRK-A)を買うなら今でしょうな。

著名投資家の考えと行動
Berkshire BRK-A COP Warren Buffett バフェット バークシャー

2009/03/02 13:01

金がかつての原油のようなブル相場になっている可能性は十分

~ 金ETFが金をがぶ飲み、金に資金が向かっている、金マーケットは小さい、トレーディング対象。 ~

金が上げている。アナリストからは2000ドルとか3000ドルという声も聞こえてくる。

目先半年や1年ぐらいのスパンで儲けることを考えるのであれば、金価格の上昇をファンダメンタルで説明しようとするのはナンセンスですな。ファンダメンタルは100%無視してもいいと思うんです。

アメリカがお金を刷りまくっているからいずれ大きなインフレになる。だから金は買いだ。足下、世界はデフレ傾向なんだから金価格が上がるのはおかしい。金本位制が崩壊してからああだこうだ。

そういう感じで、経済の本質と金の性質を結びつけるような、まことしやかなお話がファンダメンタルですな。

長期的にはそうなると言われれば、それは確かにそうなのです。けれど、繰り返しになるけど、半年から1年ぐらいで金の上昇で儲けたいのであれば、そんなファンダなお話は必要ない。

とりあえず、金は上だと思う。相場がそう動いていると思うから。

個人に限らず投資家はGLDなどのETFを使って金の上昇を取っている。ETFが保有する金の量はグングン伸び続けていて、このまま行けば一体どうなるんだろうかと思うような感じです。その流れは止まらない。

所詮考え方は単純なわけですよ。あの会社は危ない、資金が回らない、景気は悪い、誰も信用ならない、じゃあ実物安全資産の金買おうって。そんな流れがあるだけで十分。

金マーケットなんて小さい。ちょっと資金が入ってくればその方向にグングン動く。これは金に限った話じゃなくて、原油でも嫌と言うほど思い知らされたでしょ。

一番の心配事は、金ETFが大きくなりすぎていることじゃないですか?

先日、原油ETFのUSOについてCFTCが調査を始めた。

CFTC probes big oil ETF on February roll

USOが大きくなりすぎて、原油価格をトレースすると言うよりも原油価格を動かすような性格になってきている側面がある。原油の先物を乗り換えることでUSOは成り立っていて、その乗り換え時に何やら問題がありそうな雰囲気。詳細な技術的側面は、まあ、どうでも良い。

GLDは実物の金を保有している。これはUSOとは大きな違いではある。

それにしても、GLDなどの金ETFの金需要が全需要に占める割合がとても大きくなってきている。USOでETFが問題視されたり、実際に何か犯罪臭い事実が出たり、そういう事が起こるとGLDにとばっちりは来てもおかしくない。

もっと言えば、ウルトラとかプロという名前の付く、レバレッジの効いたETFもやり玉に挙がっているわけで、そこにもETFの火種がある。

この辺りの話で、金価格も突然「アれっ!」ってなる可能性を秘めていることは覚えておきたい。

金が上がるとなれば、投資するのはETFか金関連株。日本マーケットでは金連動のETFになりましょう。残念ながら金関連株はありませんな。

200903021.gifアメリカマーケットであればこの辺り。

Gold Fields Ltd. (GFI)、Barrick Gold Corporation (ABX)、Newmont Mining Corp. (NEM)、Agnico-Eagle Mines Ltd. (AEM)、AngloGold Ashanti Ltd. (AU)、Eldorado Gold Corp. (EGO)。

チャートは分かりづらいけど、-5%あたりにあるのがGLD。+10%がEGO。残りは何とか判別できるかと。

スタンスとしてはいつでも撤退できるトレーディングを絶対に忘れずに、それでも3ヶ月、半年、1年ぐらいは行けそうだという前提。ポジションを膨らませすぎない。原油の暴騰と暴落を忘れない。

ゲームプラン・投資戦略
ABX AEM AU EGO ETF GFI GLD NEM USO

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