アーカイブ: 2009年3月30日

2009/03/30 13:01

個別銘柄ウォッチ(2009/3/30)

~ ディフェンシブをベースに、資源とハイテクの景気敏感株セクターにフォーカスする。 ~

200903301.gifトリドールが大きく反発。売ったり買ったりで忙しいけれど、とりあえずは利益確定モードへ。一本調子では上がらないから心配しないでも買い場は何度もやってくる。成長株のバイアンドホールドが儲かる相場じゃないってことを忘れない。

物語コーポレーションが動き出しそうで動かない。

ユニ・チャーム ペットケアの戻りは鈍い。全体マーケットがこれだけ反発してもユニチャームペットが上がらないのは仕方ないと思うんです。そもそもにして業績堅調な割高株であって、景気敏感株が反発する局面ではどうしてもおいて行かれる。逆に言えば、そういう反発局面で儲けようなんて理由で持つ株じゃないって事ですな。

200903302.gifスルガの今期業績がどうなるのか、気になる。原材料価格の下落で利益率はそれなりに回復すると考えたからこそ高配当・低PBR銘柄で魅力があった。四季報を見ると、今期の利益はそれほど回復しない。四季報の業績予想なんか当てにならないとはいうものの、意外と取材なんかで早耳情報な事もありますから。

仮に四季報のような数字になるのであれば、減配の心配をする事になりましょう。財務的には50円配当の継続になんの問題もないし、キャッシュフローだって豊富。出そうと思えば平気で50円は出せるのは間違いない。

出せる出せないじゃなくて、もし四季報の数字なれば出すような気がしない。裏付けはない。減配になれば持つ意味は無いんじゃないですか?

200903303.gifダイドードリンコが3月月次数字を発表。弱いの一言。株価は反応しないけれど、どちらかというとダメな方で考えた方が良いんじゃないですか?

なぜか突然強烈に叩き売られたアインファーマシーズ。期待通り、出来高が膨らんだところがとりあえず底になった。東証2部へ上場することが決まって、JQの上場も維持。いずれJQでは上場廃止を申請し、1部昇格を狙うんじゃないですか?

東証2部上場で新株発行が無かったのは良いですけれど、いずれの増資はありましょう。1部上場のタイミング?考えても仕方ありますまい。

200903304.gif全体相場はずいぶん反発した。きっかけはアメリカの瀕死金融機関の1月2月は儲かっているという発言。ここから始まったわけだけれど、何もそれが理由でこれだけ上げているのではないと思うんです。

売られすぎたところへ、だんだん良いんじゃないか?っていう話やデータがチラホラ出てきて、タイミングが良かった。結局、期待感だけ。もっと言えば、良くなって欲しいという願望ですか。

景気は悪い、良さそうな話やデータがほんの少し、売られ過ぎと期待感でラリー。

底打ち安全宣言は出せるわけもないですな。

同時に、景気なんて所詮は期待感や思いこみ。つまり、多くの人の気持ちが萎えれば不景気なり、ワクワク感が高まれば景気が良くなる。そういう事も忘れられないし、不景気からの回復なんて、難しいことを言わずにそういう人間の気持ちで始まるとも言える。

相場も同じ。

高配当なディフェンシブ株をしっかり持ち、景気敏感株を上がれば売り、下がれば買いのスタンスで売買。敏感株のセクターとしては、資源とハイテクの大型株にフォーカス。割安成長株や個別材料株は全体相場よりも個別の業績や材料だけで。トレーディングはアメリカの金融関連株。

ゲームプラン・投資戦略
アインファーマシーズ スルガ ダイドードリンコ トリドール ユニ・チャーム ペットケア



2009/03/30 06:06

今の自動車販売台数の低迷は続かない、自動車株はいずれ復活

~ 平均自動車保有年数27年というアメリカの数字は続かない、日本の15年は続いても納得。 ~

200903295.gifアメリカの自動車販売台数と平均自動車保有年数。平均自動車保有年数、というのは適当に作った言葉であって、計算式は自動車登録台数÷自動車販売台数。意味は分かるよね。このグラフはCaluculatedRiskから拝借。(このブログは良いです。データ関連についてのエントリーがメインで、このブログさえ見ていればアメリカのデータ数字に漏れはないと言えましょう。)

自動車販売台数を見ると、今回の不景気に入ってから猛烈に落ち込んでいるのが分かる。過去、どの不景気でも自動車の販売は落ち込んだわけですけれど、今回の落ち込み具合はそれらの比ではない。GMやFordが潰れる寸前で、トヨタ、日産を始め日本の自動車メーカーが大赤字になるのは当然ですな。

200903296.gif金融危機でアメリカ人の消費は変わるという人がいる。そりゃあ、変わるでしょうな。不動産の値上がりで借入枠がじゃんじゃん増え、ホームエクイティーローンを引き出しては高額商品を買うなんて芸当はできなくなる。

この辺りはピンと来ない人も多いかも知れませんけど、実際にそういう時期のアメリカを見ていた自分にとっては、まさに凄まじい勢いの消費でしたね。なーんにも知らない自分の周りの普通の人が、不動産投資だって言ってサブプライムローンを組んで不動産を買っていましたな。

それが終わり、自動車販売も戻らないとも言われる。しかし、そんなことは無いでしょうな。CalculatedRiskが指摘するように、平均自動車保有年数が27年というのはちょっとあり得ないでしょ。せいぜい長くて15年。

確かにアメリカへ行くと、日本ではお目にかかれないようなオンボロ車は沢山ある。27年となれば、そんな車ばかりになる。

結局、過去の歴史と同じ10年から15年が妥当なところで、弱い消費を背景に15年を少し超えるような数字までは最低でも戻るはずだと思いませんか?

日本でも同じデータがないかと探してみたが見つからない。仕方ないので面倒だけど作ってみた。

200903297.gif含まれているのは、乗用車、トラック、バス。二輪車や特殊車両などは含んでいない。ちなみに、上のアメリカのデータはFleetなわけだけど、具体的に何を含んでいるかは不明。ま、全体の趨勢として考えるのに不都合はありますまい。

自動車保有台数は2007年に初めてマイナスになった。2008年は正確な数字が出ていないが、かろうじてプラスでしょう。細かいことはどうでもいいけど、保有台数の伸びは頭打ちで、これからはマイナス成長が続く可能性が高いと言うことですよ。

販売台数はご存じの通り、減少の一途。改めてこうしてグラフにしてみると減少の激しさが分かると言えましょう。

200903298.gif平均自動車保有年数は2008年に14年以上まで上昇。アメリカの27年という数字はあり得ない数字ではありますが、日本の14年や15年は全然違和感がないし、これからこの数字が続くと言っても納得できる。いまどきの車は15年ぐらいは乗れるよね。

頭の中にグラフをイメージすれば、平均が15年の場合、前後5年で10年から20年ぐらいが盛り上がっているグラフになる。平均が27年の場合、前後5年で22年から32年ぐらいが盛り上がったグラフになる。

そういうグラフを考えると今の自動車販売台数は、アメリカは少なすぎ、日本は違和感無し。

200903299.gif世界各国の自動車販売台数。日本自動車工業界より拝借。

アメリカがダントツ。アメリカ以外の先進国では人口が増えないわけで、自動車販売台数も増えないと考えて投資上損はない。中国を始めとする新興国はまだまだ伸びるのは当たり前。

今の状況では、新興国で販売台数が20%や30%増えたところで、アメリカで十数パーセント落ち込めばチャラになってしまう。アメリカでは数十パーセント減じゃなくて半減の状況。

2009032910.gif結局、アメリカが復活しなければ車はダメってことですな。で、復活しないと言うような意見は間違っていると思うわけで、いずれまともなところまで回復する。自動車メーカーは苦しいのは間違いないが、勝つメーカーは勝つし、繁栄するんじゃないですか。

アメリカがまともになる段階で、トヨタやホンダの株は持ち直している。そこからは、当然新興国を制覇するメーカーの株価パフォーマンスが良いと考えるべきで、急先鋒はスズキですか。

2009032911.gifインドには格安車のタタTata Motors Ltd. (TTM)があるし、中国には電気自動車のBYD(01211)もある。

ハイブリッドとか電気自動車とか、技術的側面もいろいろありましょう。環境対応できない自動車メーカーは生き残れないわけだから。

いずれにせよ、一番忘れちゃいけないのは、自動車が終わったって事は無いってことじゃないですか?

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