アーカイブ: 2009年2月

2009/02/04 14:02

アールエイジ、妙な株価急騰と株式分割、1ヶ月で半値以下は覚悟

~ 意味もなく株価が急騰を続け、株式分割が発表され、そして1ヶ月後に株価は無くなった・・・。 ~

アールエイジが株式分割。

株式分割及び株式の分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ

今時珍しいですな。株式分割するって事は株価が高いって事で、本当か?と思って株価をチェックしてみると・・・。なんですか、これ?

200902044.gifまず最初に株価がぴょこんと上げたのが11月12日。この時はプレスリリースもニュースも何もない。

勢いづいたのは12月9日で、この日も何も理由はない。

そして決算発表が12月12日。そこから株価上昇はスピードを増し、11月11日から株価は実に4倍になった。

なぜですか?決算内容を見ると、別に悪い決算じゃないが今期は減益予想。不動産屋と言っても賃貸管理が中心で危なさは低い。でもだからといって、株価が4倍になる理由は全然見あたらない。

監査法人が優成と言うことで、どちらかと言えばファンダ面からは手を出す気が起きない。

まあよく分からんが、手出し無用でしょうな。空売りできるわけでも無し、上がる方だけに賭ける勇気がある人はいいんじゃないですか?チキンレースでうまく行けば儲かるってこと。

1ヶ月後には半値になっている覚悟でね。

不動産・マンデベ・流動化
アールエイジ マンション 不動産 優成 株式分割 監査法人 賃貸管理

2009/02/04 14:02

バルス、1月の既存店は久しぶりのマイナス、必需品ではなく厳しい

~ 生活雑貨は不景気だったらフラフランで買わなくてもいい、株価が安くなっても買わなくてもいい。 ~

バルスの1月月次数字を確認。

平成21年1月期月次売上概況(1月度)

全店は116.7%、既存店は99.8%。既存店の100%割れは少なくとも過去2年間はなかったわけで、久々のマイナスですな。イヤーな感じがしますねえ。

1月末決算なので2009年1月期が終わり。年間での全店売上高は120.5%、既存店売上高は107.9%。この数字だけ見れば文句無しの結果ですよ。

200902043.gifさて、2月からはどうでしょうな。株価的にはもうダメですよと言っている感じがしませんか?

フランフランで扱う商品は生活必需品でもないわけで、懐具合が寂しいときにはカットされても仕方ない物。そういう物なワケだから、株の方はどうしたって慎重にならざるを得ないでしょ。いや大丈夫だ、っていうのはガッツっていう古い言葉がピッタリな態度と言えましょう。

そんなリスクを犯す局面じゃない。

専門小売銘柄
バルス フランフラン 小売り 雑貨

2009/02/04 14:02

ファーストリテイリングの1月月次は減速感があるが引き続き好調

~ 高値から25%下落しても株価はまだ安くない、一人勝ちユニクロだからもう下げないか? ~

ファーストリテイリングの1月月次。

平成21年8月期 国内ユニクロ事業 売上推移速報

相変わらずの好調さ。既存店売上が105.7%、全店売上が109.4%。今期ここまで既存店113.7%、全店117.3%。

スローダウンしてはいるものの、誰もがうらやむ数字ですな。

200902042.gif株の方は、12月に内需系銘柄が一斉に売られたのにつられて高値から25%の下落。それでもたったの25%ですな。十分高評価なわけであって、まだとてもじゃないけど買いたいとは思わない。

まあ、ユニクロといいABCマートとといい、好業績な小売りの株価は下げても知れているのかもね。買われる株はどこまでも、売られる株もどこまでも。だったら素直に買っておけっていう方法もありましょう。

個人的には今はそういう事をする相場じゃないと思っているので様子見ですな。

専門小売銘柄
アパレル ファッション ファーストリテイリング ユニクロ 小売り

2009/02/04 14:02

エービーシー・マート、足取り軽く、数少ない月次数字好調の小売業

~ 12月の悪数字からは回復、株価は下げたと言え高い、太陽ASGには注意が必要。 ~

エービーシー・マートの1月月次数字。

平成21年2月期 1 月度概況について

12月の大きく落ち込んだ数字からはずいぶん回復。既存店は+0.3%、全店は+13.9%。この数字自体は相当立派じゃないですか?

200902041.gif景気敏感企業が軒並み大赤字、内需関連企業もずいぶん差が付いてきた中で、これだけの数字を出している小売企業はなかなかない。ユニクロのファーストリテイリングぐらいか。ニトリとかアスクルもそうだな。

株価は12月の高値から30%も押したけれど、それでもまだ全然安くはなっていない。この業績じゃあ安くなるはずもないわけだが、だからといって買う気にもならない。

それから、残念なことに、ABCマートの監査法人は太陽ASGなんですよね。これは引っかかりますな。

専門小売銘柄
エービーシー・マート 太陽ASG 小売り 監査法人

2009/02/04 14:02

日本綜合地所、評価損もあり大赤字、ヘタすれば資金繰りに窮する

~ 財務制限条項に触れる可能性があると、そうなればさらに倒産の危険性は高まる。 ~

日本綜合地所の下方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

大赤字へ減額ですな。棚卸資産の評価減やら有価証券の評価減やらで300億円の純損失を計上する計画。1000億円売って300億の赤字ですからね、酷いものですよ。

300億の赤字を出すと、自己資本は90億円まで減少する。自己資本比率は当然一桁ですな。一桁前半。

さすがに倒産の可能性が高いマンデベに数えられるだけのことはあります。

なお、今回の業績下方修正により、当社が借入人となっているシンジケートローンの財務制限条項に抵触する恐れがあります。

詳細は見ていないが、通常こういった財務制限条項はどこの会社も同じ。純損失を計上しないとか、自己資本をどれだけ持っておくとか、そういう財務の条件。それが満たされない場合は、借金は耳を揃えて返せよなっていう事です。

これは決算短信のBSの注記として載っている。

大赤字でそういう状況になりますよって日本綜合地所は言っている。

そうなった場合、銀行と話し合って制限条項を緩和してもらったり、一時的に勘弁してもらったりする。さもなければ借金返済だけれど、そんな金はあるはずもなく、資金繰りに窮することとなる。

もしそうなればとジ・エンドですな。

不動産・マンデベ・流動化
マンション マンデベ 不動産 日本綜合地所 流動化

2009/02/02 23:11

個別銘柄ウォッチ(2009/2/2)

~ ダイドードリンコと日清食品の食品関連株はこれから業績が回復してくる局面。 ~

200902025.gif

ウォッチ銘柄のニュース・材料

ダイドードリンコの1月月次数字。相変わらず酷い数字。
物語コーポレーションが中間期を上方修正。通期は修正無し。
東急コミュニティーの第3四半期決算。通期計画の達成は難しそう。
プロシップが下方修正を発表。予想以上に悪い数字。
トリドールが第3四半期決算を発表。ブッちぎりの好決算。
日本調剤の第3四半期。後発薬製造事業が赤字。
スルガの第3四半期決算。原油安が意外と効いていない。
ユニ・チャーム ペットケアの第3四半期決算。文句無しの好決算。
日本エス・エイチ・エルの第1四半期決算。あまり意味のない数字。
日清製粉は第3四半期決算を発表。数字は悪くない。
日清食品ホールディングスの第3四半期決算。数字は悪い。
ファーストリテイリングがリンク・セオリーを子会社化。世界征服へ向けて頑張れ。

コメント

200902026.gifトリドールの株価上場はどうにも止まりませんな。第3四半期の数字はブッちぎりの良い数字だし、月次の数字も大丈夫。ここまで来ると業績云々より、買うから上がる、上がるから買うの領域じゃないですか?

物語コーポレーションは中間のみの上方修正で通期は据え置き。いずれ通期も上方修正されるでしょうね。四季報速報では通期上方修正されていますな。まあ、四季報の予想数字ほど当てにならないものはない。

200902027.gif予想通りの好決算を出したユニ・チャームペットケア。ディフェンシブでありながら成長力もあるという、優れた銘柄ですな。しかしながら、いかんせん株価は高い。好決算でぴょこんと上へ跳ねたし、なかなか買い場を与えてくれない。

200902028.gifプロシップが予想以上の大きな下方修正を発表。株価はあまり反応していない。もう十分株価は下落していること、6%を超えるジューシーな配当があること、もともと高利益率で財務が強い優秀な企業であること、そこら辺が下支えかと。

ダイドードリンコの1月月次数字は相変わらず醜悪ですな。当然ながら2009年1月期の業績は悪い。これは終わった期なので、問題は今期。業績は底打ちから回復へ向かう局面になるはず。っていうか、そう思うから個別銘柄ウォッチに入っている。

200902029.gifコマツの株価は下方修正・決算後冴えない。しかしながら、中国の景気刺激策が動き出しているというニュースもある。公共事業は全土でそうとう盛り上がってきているようですな。コマツの社長によれば、受注の底は1-3月期を見ている。

日清食品はいまいちな第3四半期ながら株価は無反応。悪い業績数字は十分に織り込まれていると言えましょう。ここからは利益回復に目を向ける局面なんじゃないですか?

スルガも同様に、数字が良くない決算ながら株価は逆行高。悪い数字は織り込まれているし、原油価格の下落がプラスに作用してくるのはこれからですな。

東急コミュニティーの通期業績達成は難しそうな雰囲気。高配当が下支え要因なわけだから、とりあえずは問題はない。配当利回りが4%を下回るまで上昇したら素直に売り始めたいですな。

ビーエスピーは第3四半期決算を5日に発表する。厳しい数字になるんじゃないですか?念のため、ここでいったん外しておいて、決算を見てから買い戻すなりするというのも決して悪い事じゃないですよ。

ゲームプラン・投資戦略
ダイドードリンコ プロシップ ユニ・チャーム ペットケア 小松製作所 物語コーポレーション

2009/02/02 11:11

アメリカ、4QのGDPは年率マイナス3.8%成長、27年ぶりの下げ幅

~ いずれの数字も歴史に残る醜悪なもの、底打ち感はないし、まだ悪化しそうな雰囲気。 ~

アメリカ、10-12月期の実質GDP伸び率(年率)はマイナス3.8%。(米商務省)

醜悪な数字です。1982年以来27年ぶりの悪い数字。

3Qの7-9月期の数字はマイナス0.5%だったので大きく下落スピードが拡大しいますな。予想はマイナス5.4%なので、それよりは良かった。この予想よりどうこう、というのはかなり重要ではある。

2008年としては実質成長率が1.3%。2001年の0.8%以来の低い数字。

個人消費は3.5%のマイナス。マイナスは17年ぶり。3Qのマイナスは3.8%だったので、その数字と比べれば多少はまし。耐久消費財支出が-22.4%と特に酷い。自動車や家具なんか売れているはずもなし。

民間設備投資は-19.1%減。3Qの1.7%減から急速に悪化。

民間住宅投資は-23.6%。

統計・資料・調査
GDP アメリカ

2009/02/02 11:11

12月の鉱工業生産指数、2ヶ月連続で下げ幅は過去最大

~ 輸送機器と電子部品・デバイスは特に酷い下落率、底打ちはまだまだ見えてこない。 ~

鉱工業生産指数、12月の数字。

84.6

酷い数字ですな。前月からは9.6%の下落。下げ幅としては、1953年以来で最大。先月11月の下落が8.5%で、これも当時としては最大の下落幅。つまり、2ヶ月連続で過去最大の下落率を更新。

特に酷いのは輸送機器。12.1%の低下。電子部品・デバイスもボロボロで、下落率は18.8%。

底打ちは見えてこない。

統計・資料・調査
鉱工業生産指数

2009/02/02 11:11

アメリカの景気刺激策、財政支出の今のところの内訳

~ 直接的に関係銘柄があるのは、道路・鉄道・輸送とエネルギーぐらい、大まかな線は抑えておく。 ~

今さらながらですけど、アメリカの財政支出の内訳。修正されたりするだろうけど、ほぼこういう線で行くって事です。

株式マーケットに直接関係のあるのは、高速道路・鉄道・輸送とエネルギーぐらいですかね。

直接関係って言うのは、それで恩恵を受けて株価が上がるという銘柄がダイレクトに存在するかって事ですよ。回り回っていろんな企業が恩恵を受け、景気が回復すれば善美関係するのは当たり前。

参考はCNBCの記事

高速道路・鉄道・輸送

  • ・300億ドル-高速道路建設
  • ・190億ドル-浄水、洪水調節、環境回復投資
  • ・100億ドル-交通渋滞緩和とガソリン消費量削減
  • ・60億ドル-公共交通間のバス購入
  • ・30億ドル-空港改修(安全と混雑緩和)
  • ・11億ドル-都市間パッセンジャー鉄道の速度と収容力改善
  • ・20億ドル-既存の輸送システムの近代化
  • ・10億ドル-新規通勤鉄道の認可

州・教育

  • ・790億ドル-州への財政援助
  • ・390億ドル-学区・大学へ
  • ・260億ドル-新しい学校(幼稚園から高等学校)の建設
  • ・156億ドル-ペル奨学金の増額(連邦政府が行う低所得者用の給付奨学金)
  • ・6億ドル-高等教育現代化

エネルギー

  • ・310億ドル-長期エネルギー貯蔵の為の公共基盤整備
  • ・110億ドル-送電網の現代化のための研究開発
  • ・80億ドル-再生可能エネルギー発電と送電の為の融資
  • ・69億ドル-州・地方政府の省エネ
  • ・67億ドル-連邦政府建築物の省エネ化のための改善・修理
  • ・24億ドル-炭素隔離技術
  • ・20億ドル-自動車バッテリーの補助金

健康

  • ・870億ドル-連邦政府による医療負担
  • ・303億ドル-健康保険適用の失業中の期間拡大
  • ・86億ドル-失業者の医療補助への資金提供
  • ・41億ドル-予防医療とその評価制度
  • ・37,5億ドル-病院・外科センター建設のため国防総省へ
  • ・30億ドル-慢性伝染病対策
  • ・9,5億ドル-老朽化病院の現代化
  • ・90億ドル-生医学的な研究、インフルエンザ

ブロードバンド、テクノロジー

  • ・200億ドル-医療ミス防止の為の医療情報技術へ
  • ・60億ドル-農業地域企業のインターネット接続拡大
  • ・10億ドル-コンピューター研究の学校技術
  • ・4億ドル-社会保障庁のコンピューター交換
  • ・2,76億ドルー国務省のセキュリティーアップ
  • ・2,45億ドル-農業サービス庁の業務効率改善

住宅

  • ・62億ドル-低所得者向け家庭用断熱材導への補助
  • ・50億ドル-公共住宅の修繕
  • ・42億ドル-抵当物件の再生
  • ・15億ドル-グリーンエネルギーを使用している低所得者層の住宅修復と地域再生

環境、水資源

  • ・60億ドル-浄化槽システム向上への融資
  • ・45億ドル-環境回復、洪水防止、水力発電、航法インフラ
  • ・20億ドル-飲料水基盤の融資
  • ・8億ドル-汚染水質の清浄化

失業者

  • ・270億ドル-失業手当給付金の33週へ延長(2009年末まで)
  • ・40億ドル-職業訓練(公的補助金含む)

他、各種

  • ・100億ドル-科学研究施設のため
  • ・31億ドル-連邦政府のプロジェクト
  • ・21億ドル-軍事施設の再生
  • ・12億ドル-軍住宅の新築・改修
  • ・6,5億ドル-デジタルTV買換えへのクーポンプログラム
  • ・4,3億ドル-中小企業融資促進と融資保証

減税

  • ・1人当たり500ドル、夫婦で1000ドルの戻し税
  • ・中小企業を対象とした設備投資減税の拡充
  • ・損失の繰越期間拡大などの優遇措置
  • ・若者を雇用した企業に対する税控除、一人当たり3000ドル

アメリカ株・BRICS株・外国株
アメリカ 景気対策 財政支出

2009/02/02 11:11

日本エス・エイチ・エル、1Qは重要ではない、高利回りは変わらず

~ 採用活動がある2Qに業績が偏る季節性がある、それよりEPS増加と増配と高利回りがポイント。 ~

日本エス・エイチ・エルの第3四半期決算。

平成21年9月期 第1四半期決算短信(非連結)

業績数字はどうでもいい。この会社の場合、2Qに業績が大きく偏る季節性がある。顧客企業の採用活動が2月から4月に集中しているので当然ですな。そういうわけで、第1四半期の業績数字をどうこういっても仕方ありますまい。

とりあえずは増配が発表され、つまりそれはEPSの増加を意味していて、配当利回り7%以上ってところが問題。

ビジネスサービス
日本エス・エイチ・エル 配当 高利回り

2009/02/02 11:11

トプコン、株主優待の廃止で優待族の大量投げ売りが出るのは確実

~ 優待利回りが10%もある企業の零細個人投資家の数はものすごい、株価は売り叩かれる。 ~

トプコンが株主優待を改悪。

株主優待制度の変更に関するお知らせ

これまでは100株で4000円のクオカードをくれたので、株価400円で10%の優待利回りがあった。これはデカイ。

それをいきなり廃止に。酷いですな。

配当が10円なので、株主優待があれば総合利回りは12%以上。これで個人投資家、特に株主優待族、に人気が出ない方がおかしい。

逆に言えば、優待目当ての単元株だけ所有の零細個人株主がものすごい数いるってことですよ。

つまり、株は売り叩かれる。

まあ、絶頂下方修正で大赤字転落して減配ですので、分厚い株主優待だけを維持することもできますまい。

業績予想ならびに期末配当予想の修正に関するお知らせ

10円の配当を出すだけ立派じゃないですか?

株主優待
トプコン 株主優待 高利回り

2009/02/02 11:11

ユニ・チャーム ペットケア、日本で成長している数少ないペットセクターの代表

~ 子供の数より多いペットにはお金を惜しまないのが今の日本社会の流れ、これは止まらない。 ~

ユニ・チャーム ペットケアの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信(非連結)

文句無しの好調さ。売上+15%、経常利益+38%。通期では売上+9%、利益+15%を計画。通期は上方修正されてこの計画。もう少し上でも全然おかしくないんじゃないですか?

当ペットケア業界におきましては、社会の少子・高齢化が進行していく中、ペットに対する関心は益々増大し、ペットケア市場への期待は非常に大きなものとなってきております。

まさにこの通りですな。

200902022.gifペットの数は今は子供の数より多い。犬を外に鎖でつないでおくなんて一昔も二昔も前の話ってものです。(田舎行くとそういう犬はまだ多いけどね。)子供以上にかわいがって、人間と同じようにお金をかけるのが今のペットなわけ。

株式投資的にはペットセクター銘柄は限られてくるけれど、日本の産業としては不景気の中でも十分すぎるぐらいに明るいセクターです。その中で代表格なユニチャームペットの業績は良いのはよーく理解できる。

株は相変わらず高い。なかなか買わせてくれる場面はないですな。もっとも、こういう株はとにかく買って持っておけっていう意見もある。個人的にはそういうのは好きじゃない。

食品・飲料・日用品
ペット ユニ・チャーム ペットケア

2009/02/02 10:10

スルガ、予想以上に利益が出ていない、原油安が効くのはこれから?

~ 原油価格の下落が全然利益率に反映されていない、これから効いてくるのか、それとも? ~

スルガの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

予想外に利益が回復しませんな。原油価格が下がった今、スルガの原材料価格も下げる方向にあるはずで、いずれそれが大きく原価率の改善に効いてくる、っていうのが理由付けだったわけですよ。

それが全然実現しない。原価率は悪化を続けている。

原油及び原材料価格の高騰に伴い調達・輸送コスト等が増大しており、経営環境は非常 に厳しいものとなりました。

当然ながら、原油が下がったからっていきなり原価率がぎゅっと改善するなんて期待してませんよ。そろりそろりと悪化がとまり、底打ちから徐々に改善ってこと。しかしながら、そういう傾向さえ全く見えていない。

まだ時間がかかるって事じゃないですか?

スルガの場合、食品企業とは違って、材料費が上がったからといって値上げは出来ない。なぜなら顧客の半分は100円ショップだからですな。100円ショップは100円で売らなきゃいけない。スーパーとは違って値上げできない。

スルガはそういう店に商品を売っているのだから、値上げなんてできっこない。これは非常につまらないですな。

とりあえずは配当利回り5%、株主優待利回り5%、合計利回り10%を取っていればいいんですよ。現金修正PBRはたったの1.2倍。

一抹の不安としては、最近は財務が非常に良い企業も平気で減配したり株主優待を改悪したりする例が多い。特に金券系の株主優待は危ない。スルガの株主優待もギフトカードだけにハラハラさせられますな。

化学銘柄
100円ショップ PBR スルガ 原油 株主優待 配当 高利回り

2009/02/02 10:10

日本調剤、調剤薬局はディフェンシブでOK、後発薬製造は赤字

~ 今期に収益トントン計画の後発薬製造事業が相変わらずの赤字垂れ流し、手は引かない。 ~

日本調剤の第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

調剤薬局事業はディフェンシブで増収増益。利益の伸びは少しだけれど、ディフェンシブ銘柄に他に何を求めましょう。

相変わらずの問題は後発薬の製造販売事業ですな。四半期ごとに2億円の赤字を垂れ流している。計画では今期にこの事業が利益トントンまで良くなるって事でしたね。なりませんな。

しかし日本調剤としてはこのセグメントには力を入れている。中間期の説明会を見れば分かる。

医薬品・医療品・調剤薬局
ディフェンシブ 医薬品 後発薬 日本調剤 調剤薬局

2009/02/02 10:10

トリドール、利益倍増の好決算、通期上方修正される確率は高い

~ うどんの原材料の小麦価格は未だ高いのになぜ原価率が改善するのか、米粉混ぜたり? ~

トリドールの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信(非連結)

売上高+46%、経常利益2倍。通期計画は修正無しで、売上+42%、経常利益+59%、EPS+50%。予想通りのブッちぎり好決算と言えましょう。

通期上方修正はいずれ出るでしょうね。

200902021.gifこのご時世に公募増資をしたわけだけれど、そんなものは一切関係なく株価は上昇を続けていますな。マーケットが弱いと増資は単純に嫌われて、株価はがっくりと下げるのが普通。そうならないことからも、相当業績期待は大きいのがわかるってもの。

が、業績期待だけじゃない。ここまで来ると上がるから買う、買うから上がるになっている。まあそれはそれでいい。チャートはIPO時の高値を目指しているようにも見えますな。まさか底まで行くかね?

トリドールで不思議なのは原価率じゃないですか?

うどんやラーメン、焼きそばなど、基本的に小麦を原材料としているわけですけど、小麦価格はずっと高い。コモディティー小麦価格は大きく下がったものの、国内の小麦価格に反映されるのはこれからですからね。

それなのにトリドールの原価率は改善している。言い分としては、大量仕入とか長期契約とかいろいろある。しかしながら、そういう要素が高騰した小麦粉価格をオフセットできるんでしょうかねえ?

不思議ですな。米粉なんかを混ぜたりしているのだろうか?

外食・レストラン・居酒屋
うどん コモディティー トリドール 外食 小麦

2009/02/02 10:10

食品銘柄の3Q決算をまとめてチェック、投資は先々を考えてから

~ 原材料価格の下落と値上げで利益は出ているがそれだけで飛びついてはいけないのが食品株。 ~

1月30日は3月決算企業の3Q発表がピーク。大量の発表があったわけだけれど、全体を総括するのは非常に簡単ですな。

自動車、電機、資源、素材、機械などなど、およそ景気敏感な企業の業績はボロボロ。絶頂なのに絶頂とは思わなくなってしまった下方修正で大赤字転落も全然珍しくない。

一方で、食品、小売り、外食などの内需株には意外と業績堅調な銘柄が多い。セクター内でも企業ごとに業績の強さは全然違っていて、良い会社と悪い会社に二極化している。

例えば食品関連ではこんな企業は好業績を出しているわけです。

ブルボンが大きく上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

平成21年3月期 第3四半期決算短信

前期の業績は前々期に比べてかなり減益だったので、その反動も確かにある。しかし、回復できるだけでも立派ですよね、景気敏感企業に比べれば。個人的にはブルボンのお菓子は好きじゃないけれど、そんなことはどうでもいい。

日本食品化工はブッちぎりの業績数字。売上高こそ減額したけれど、利益は大きく上方修正。

平成21 年3 月期通期業績予想の修正に関するお知らせ

平成21年3月期 第3四半期決算短信

理由は簡単で、製品値上げで販売数量が落ちたので売上は減ったけれど、利益率が改善して儲けが沢山出たってこと。

利益率の改善は値上げだけでじゃなくて、原材料価格の下落もありましょう。トウモロコシが原材料。トウモロコシの価格がどうなっているか、今さら言うまでもない。

ハウス食品にしても第3四半期は好決算で、通期も減収ながら大幅増益を計画。まあこの減収は売上計上方法の変更のためであって、従来方式での売上では増収ですな。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

消費者は懐が寂しくなると外食を控えるようになる。そりゃあたりまえ、外食は内食に比べて高いから。そういう流れもハウス食品にプラスに作用する。

原材料価格の高騰は落ち着きを見せ始めたものの

と書かれはいるが、原価率は改善しない。売上以上に利益が伸びているのは販管費をカットしたためですな。広告宣伝費や販売手数料、販売促進費などコントロールできるものが多いわけ。

東洋水産は40%近い利益の増額。

業績予想の修正に関するお知らせ

平成21年3月期 第3四半期決算短信

販売環境の変化、原料価格の値上がりなど厳しい環境下であったものの、一部製品の値上げや販売促進費等の減少

この説明の通り、原価率は改善していない。原料価格、この場合は小麦ですな、は猛烈に下がってはいる。しかしながら、日本の小麦価格は政府が決めるわけで、価格改定は年2回。よって、コモディティーとしての小麦価格の下げは、すぐに日本国内の小麦価格には反映されない。

しかし、今、が問題じゃない。

これから原料価格は確実に下がる。そういう先々が株式投資には必要なのは言うまでもない。

もっと言えば、今さら原料価格が下がるとか、そんなことを言っていては遅過ぎって事ですよ。そんなことはもうみんな知っているし、株価にも織り込まれている。

だからそんな材料で今さら買っていくのはバカげているわけ。

日清製粉の第3四半期を見ればそれがよく分かると言えましょう。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

業績は良い。しかし株価は上がっていない。

結局、コモディティーとしての小麦価格の上下がどう製粉会社に影響するのか、そしてその影響で製粉各社は製品価格をどうするのか、その価格変動が消費活動にどう影響するのか、そういう流れで株価は決まっているわけ。

だから、今さら業績数字を眺めてどうこう出来るはずもないでしょ。それじゃあ遅すぎなんですな。さらにここからどうなるかを考えないとね。

業績がダメなのは飲料ですな。例えば、コカ・コーラ ウエストは下方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

なにもこういう減額はコカ・コーラ ウエストだけじゃなくて、コカ・コーラのボトラー各社は下方修正を連発している。伊藤園やダイドードリンコだって厳しいのは変わらないはず。

同じ食品でもコカ・コーラなどの飲料系がダメな理由はただ一つ。値上げできないから。

そのそも缶飲料なんてものは120円だか150円だかと決まっている。それを10円値上げするのはえらいことなんですよ。

昨年には、2009年の春には値上げする、っていう方向にあったわけですが、結局それも今の経済状況では消費者に受け入れられないだろうって事で飲料値上げは撤回された。これは致命的じゃないですか?

でもね、それだからこそ投資対象としてはいいんじゃないかと。

飲料各社の原材料は砂糖とアルミと原油と香料。香料は別としても、その他の原材料価格は下がる。業績の悪さに気を取られ、そういう要素が全然織り込まれていないような感じがするわけですよ。ちなみに、砂糖って言うのはトウモロコシから作る砂糖ですな。異性化糖と呼ばれる。

これを作っているのが、上に出てきた日本食品化工。日本食品化工が儲かっていることから、異性化糖の値段が高いことが分かりますな。実際、この異性化糖は原料トウモロコシの価格や運送燃料費、つまり原油価格、の上昇と共にずっと上がってきた。

それがようやく下げる気配がある。飲料各社がこの恩恵を受けるのは間違いない。

最後に日清食品ホールディングスの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

好業績であって欲しいわけだが、業績数字は良くない。東洋水産は良い数字なので、当然日清にしたって良い数字を期待するわけだけれど、そうもなっていない。

日清は2008年1月にラーメンの値上げをした。この時、ラーメンの売上は信じられないほど落ち込んだ。こうなるともう恐くて値上げは出来なくなる。

4月と10月に輸入小麦の政府売渡価格がそれぞれ約30%、約10%引上げられましたが、当社グループでは、改めての希望小売価格の引き上げはお客様に受け入れられないため、再値上げは行わず現状の価格を据え置きました。

それにカップラーメンの異臭騒ぎなんかもあり、その分のコストもかかった。

ここまで出てきた食品関連企業は30日に決算発表があった会社だけ。他にも食品関連企業で業績の良いところは沢山ある。各社、流れは基本的に同じですな。

で、こういう感じで食品各社の業績を眺めてどうなの?

何度も繰り返しになるけれど、業績好調だから買いって、そういうのは遅すぎる。株式相場はそんなにのろまじゃない。

それに関しては、長くなったので別のエントリーでメモっておこう。

食品・飲料・日用品
ディフェンシブ ハウス食品 日本製粉 日清食品ホールディングス 東洋水産 食品 飲料

 1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  |  7  | All pages

patch