アーカイブ: 2009年2月23日
Kinder Morgan(KMP)はディフェンシブで高配当、今の相場に最適
~ 資源価格はKMPの売上・利益に関係ない、ディフェンシブなフィービジネス、高配当は当然。 ~
Kinder Morgan Energy Partners LP (KMP)のディフェンシブ性について質問がありました。
KMPが扱うのは天然ガスとガソリン。天然ガスやガソリンと聞くと、資源関連じゃん!?って言うことで、ディフェンシブ性なんて見つからないと思うかも知れませんな。
しかしながら、天然ガスやガソリンの価格はKMPの売上や利益には関係しない。なぜなら、KMPのビジネスはパイプラインを通るそれらの資源の量に課金するフィービジネスだから。
天然ガスが1ドルであろうと100ドルであろうと、パイプラインを通る量が同じならKMPのフィーは変わらない。
折しも景気は悪い。景気が悪ければ資源の使用量は減る。実際、アメリカのガソリン消費量は過去にないほど下落をしている。一方、天然ガスの使用量は今のところ意外と減っていない。
これからどうなるか?を考えれば、消費量が増えるよりも減る方に賭ける方が理にかなっていますな。不景気は続くわけだし、天然ガスを使う工場の稼働率は下がっていて、アメリカ人はガソリン消費を控えている。
そうなれば当然KMPのパイプラインを通る資源の量も減りましょう。
しかしKMPの売上は減らない可能性が高い。既存のパイプラインを通る資源の量が減るので、その分は当然減収になる。一方、KMPはパイプランをどんどん新設しているし、買収で規模拡大をしている。そういう売上増分が減分を補ってお釣りがくる。
天然ガスやガソリンの使用量が減ると言っても減るのはせいぜい数パーセント。天然ガスの使用量がいきなり50%のマイナスになることはあり得ない。20%だってないだろう。
#ところで、アメリカでは家庭の暖房は天然ガスを使うことが多い。
例えば、日本が不景気でも電気は使われるでしょ。東京電力は変わらず電気を作り続け、多少電気使用量が減るぐらい。KMPも同じ事。
消費量が減るのはあくまで目先、ってことも大切。消費量が減り続けることはない。太陽光発電やバイオ燃料に代替されないのかって、そういう新エネルギーの立ち上がりは心配しないでもそんなに早くない。
日本の場合、人口が減るっているし、電力はすでに寡占の状態だし他から奪える需要もない。電力使用量がじわじわ減り続けると言われても不思議じゃない。東京電力にはビジネスを拡大する余地なんてない。
アメリカは人口が増えている。天然ガスパイプラインの会社は他にも沢山あるし、トラックによる輸送や船による輸送なんかの競争相手もいる。ビジネスを拡大するチャンスはいくらでもある。
KMPはMLPなので、利益は全部配当する。その配当の元になる利益はPLの最終行じゃない。キャッシュフローですな。PLの利益とキャッシュフローの利益は一致しない。だからEPSを眺めても仕方ない。KMPの投資家はそんなところは全然見ていないはず。
現在のKMPの配当利回りは8.9%。
この8.9%という数字がKMPにとって高いのか低いのか。過去10年では8.9%というのはKMPの配当利回りの上限レンジを大きく突き破る。つまり、こんなに高利回りになるまでKMPの株価が下がったことはない。
配当が減るんじゃないかという心配は無用でしょう。配当は過去10年間減ったことがない。前4四半期についても4回とも増配。
8.9%というのは2009年の予想配当利回り。2010年以降も配当額が増え、利回りは向上するというのがコンセンサス。
ということで、ディフェンシブかつ高配当と考えていいと思うんです。
今の株式マーケットではディフェンシブ、ストック型ビジネス、高配当、低現金修正PBRというキーワードがコアになる。不況耐性型企業かつベアマーケット耐性銘柄ですな。
KMPはまさにそれじゃないですか?
アメリカ株・BRICS株・外国株
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SFCG、負債総額3380億円で倒産、これも不動産関連株と呼べる
~ 今はクサイ株に手を出すようなの株式マーケットではない、安全第一をモットーに。 ~
SFCGが倒産。負債総額3380億円で民事再生手続開始。
当社は、従前より保証付き貸付(商工ローン)を中心として業務を行って参りましたが、過払金返還請求の増加に伴う多額の資金の流出及び引当金の計上、平成18年の貸金業法改正等により、商工ローン業務を取り巻く環境が悪化したことから、収益構造の転換を図るべく、近時においては、よりクレジット・コストの低減化が見込める物的担保貸付中心の貸付残高構成を指向し、不動産担保貸付の拡大を図っておりました。
当社が近時の中核業務としておりました不動産担保貸付につきましても、不動産市況の悪化によって新規貸付の激減、既存貸付の返済不能といった事態が生じ、当社を取り巻く経営環境は極めて厳しいものとなっておりました。
結局、不動産投資を担保にとって金を貸していたけど、この不動産マーケットで失敗したって事ですな。一にも二にも不動産。
不動産関連の倒産と言えましょう。
倒産するとは思っていませんでしたけど、クサイ会社であったことは間違いありませんな。SFCGは多くの上場企業の大株主に顔を出しますが、基本的にはSFCGが大株主の会社には手を出してこなかった。
右のリストはSFCGが直接株を持っている企業。間接的に出資している企業も多い。
SFCGの大株主には光通信が登場。光通信が大株主の企業も手出し無用ですな。
そして監査法人は明誠。相変わらずですな。。。。最近は明誠顧客の倒産が非常に多い。
とにもかくにも、景気が良くてマーケット全体が強い時期ならともかく、今のような相場ではクサイ物にはタッチしない事が肝要じゃないですか?
個別銘柄ウォッチ(2009/2/22)
~ 介護セクターが強気、介護報酬のアップの材料がある、まだ上値は期待できる。 ~

トリドールがようやくそれなりに下げた。もっともっと下げないと買いたいとは思わないので、その時が来るのをじっくり待つのみですな。こんな相場で強気に買っていくのはバカげている。上がれば売り、でっかく下げたら買い。慎重に。
GMOペイメントゲートウェイの1Q決算資料が出ている。特に目新しい情報はなし。
ぐるなびの株価がずいぶん下がった。特にニュースもない。
ダイドードリンコが上方修正。下方修正があっても全然驚きはしないような状況なので、上方修正は意外なニュースでした。ま、どっちにしても、2009年1月期は終わったわけで、問題は2010年1月期。
ベルクは東証一部へ鞍替えがすることになった。東証一部へ鞍替えすると決まると株価が上がるのはTOPIX買いという特殊要因を狙う人がいるから。このTOPIX買いで儲かった時代がありましたなあ。
ペーパーボーイは知らない間に決算説明会資料が出ていた。目新しい情報は何もない。それより目を引いたのは、資料のデザイン。デザインというか、使っているフォントですね。決算資料と言えばお堅いものというのが既成概念なわけだけれど、ペパボの資料は若者風ですな。いいんじゃないですか。
セクターローテーションでは介護セクターが要注意。ずいぶん上げた銘柄が多いけれど、まだ上値が十分にありそう。そのうちまとめたい。
プロパスト、森社長が辞任、こんな時期に辞めるとは、諦めの境地か
~ 倒産先頭集団の一員プロパスト、社長はそれを見越してさじを投げたのか?いつまで持つか。 ~
プロパストの森俊一社長が辞任。
もう馬鹿らしいから辞めたって事ですか?
森俊一代表取締役社長CEOより、一身上の都合により代表取締役社長CEOを辞任したい旨の申し出があり、取締役会はこれを受理しました。
退職や辞任はいつも「一身上の都合」。なんとも意味不明な言葉ですな。
#退職するときに自分も書いたなあ。。。
プロパストに関しては何度も書いているわけだけど、倒産の可能性のある不動産業のトップ集団を走っていると思いますね。一体どこまで行けるんでしょうか?
ライトオン、ジーンズメイトの2月月次、内需悪化はますます酷い
~ 昨年末からの急激な景気悪化、そこを境に悪化したアパレル小売りの月次は回復しない。 ~
ライトオンの2月月次。
昨年の10月、11月から景気が一気に冷え込んだのはいろんなニュースになってきているし、実際、それまで堅調だったアパレル小売り系の月次も、そのころを境に急激に悪化した。
ライトオンはそれでも12月までは持ちこたえた感もありましたな。12月、1月とボロボロの数字で、2月は回復するかなという淡い期待を持っていた人も結構いるんじゃないですか?
結果、もっと酷い数字ですな。
同様にジーンズメイトの2月月次数字。
ジーンズメイトはライトオンとは違って、もうずっと悪い数字を出し続けている。その中でも2月はとりわけ醜悪な数字ですな。
2月末決算なので、今期の悪い数字を前提にすれば、来期は回復?って思うのは間違いでしょう。淡い期待は無用。今の相場に希望は必要ありませんな。
これから出てくる他のアパレル小売りの月次数字も酷いものが予想されます。ユニクロだけが一人気を吐くのかもね。
