アーカイブ: 2009年2月10日

2009/02/10 16:04

コスモイニシア、160億の評価損、財務制限条項でヘタすれば倒産

~ 財務制限条項に抵触し倒産した会社は多い、短期売買するか近寄らないのが賢明。 ~

コスモイニシアの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

酷いですな。棚卸資産評価損を160億円計上。これは売上原価なので営業損益段階で大赤字。しかし仮に評価損が無いにしても営業利益しょぼしょぼであることは間違いない。

新規マンションの売上総利益率(※)が前年同期比7.5%低下の17.2%、戸建住宅の売上総利益率(※)が同9.0%低下の5.3%となるなど、収益性が悪化した

最近のマンションの値引きは凄まじいものがありますな。3000万ぐらいのマンションでも1000万円引きぐらいの勢いはある。当然利益率はがくっと下げますよ。

しかし、マンションがそれだけ叩き売られれば投資物件としていよいよ魅力が出てくるのかも知れない。実際、投資マンションを売る会社の業績は良いところも結構あります。投資マンションと言っても、ファンドなんかに一棟売りしているのはダメ。個人投資家向けの投資マンションですな。

コスモイニシアでも悪くない様子。

投資用不動産(マンション・オフィスビル)やリノベーション・コンバージョン物件の販売におきましては、不動産投資市場が大幅な調整局面を迎える中、前年同期を上回る販売実績となりましたが、一方で新規マンション・戸建住宅の引渡戸数が前年同期比大幅に減少いたしました。

不動産管理事業は当然ながら順調。賃貸事業も順調。

で、全体としてはボロボロ。大赤字で株主資本比率は4%まで低下。一桁はまずいですな。BSを眺めればいつ倒産してもおかしくない。

継続疑義の注記がつくのは当たり前。

継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ

当連結会計年度末において当社が複数の金融機関と締結しているコミットメントライン契約(平成20 年12 月31 日現在の借入残高355億円)をはじめとした各シンジケートローン契約の財務制限条項に抵触する見込みであります。

財務制限条項の詳細は見ていないけど、どこの不動産屋も似たり寄ったりの内容。つまり、ある条件を満たさない場合は耳を揃えて借金返してね、っていうもの。ある条件というのは、黒字だったり株主資本比率だったりそういうもの。

先日倒産した日本綜合地所の場合も財務制限条項に抵触しましたな。つまり、倒産の引き金としては十分ってこと。

君子危うきに近寄らず。

不動産・マンデベ・流動化
コスモイニシア マンション マンデベ 不動産 継続疑義



2009/02/10 16:04

プロシップ、受注状況は引き続き良くないが横這いでさえあれば

~ 業績の悪さは十分織り込まれている、受注横這いと6%を超える配当利回りがあれば良い。 ~

200902102.gifプロシップの第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信(非連結)

受注の状況は相変わらず悪い。これは予想以上い悪い状態が続いていると言えましょう。

200902103.gifとりあえずこの悪い数字は1Qからずっと同じなわけで、株価には十分織り込まれているはず。ここからさらに受注数字が半分になるようだとどうにもならないでしょうけど、ここで横這いを保ってくれたらいいんじゃないかと。

高利回りは相変わらずですねえ。

ハイテク・IT・テクノロジー
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2009/02/10 16:04

物語コーポレーション、中間期は好調ながら通期上方修正はなし

~ 会社は不景気を前提に慎重になっている、投資家は月次を確認しながら慎重に投資したい。 ~

物語コーポレーションの第2四半期決算。

平成21年6月期 第2四半期決算短信(非連結)

売上高+16%、営業利益+23%、経常利益+26%、純利益+19%。予想通りの順調さ。通期計画数字は変更無しの売上+15%、経利+12%、EPS-13%。EPSのマイナスは前年が特別で問題なし。

200902101.gif通期上方修正を期待していた人も多かったかも知れません。慎重さを重視しているのだろうけれど、さすがにこの景気悪化スピードを目の当たりにして企業としても強気になれるはずもなし。

投資家としては月次数字を確認しながら慎重にってことになりましょう。

恐いのは公募増資じゃないですか?出店意欲はまだまだ強いわけで、自己資本比率21%は何とも心許ない。株価が上がれば増資したいはずだと思うんです。

外食・レストラン・居酒屋
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2009/02/10 15:03

ビジョンメガネ、予想通りの上場廃止へ、資金調達はどうなった?

~ 予想通りの上場廃止、ところで上場廃止を即開示しないのは上場会社として無責任ですよ。 ~

ビジョンメガネが上場廃止に。

上場廃止等の決定に関するお知らせ

何度もビジョンメガネの倒産・上場廃止の危険性を書いてきましたけど、予想通りの上場廃止ですな。

ところで、資金調達できそうだとかいう発表もあった。どうなったんでしょうなあ。

ジャスダックが上場廃止を発表したのが2月6日の金曜日。ビジョンメガネが上場廃止を適時開示に載せたのが2月9日(月)の午前10時。

それってどうなんですか?

上場廃止は投資家にとって重要すぎるぐらい重要な情報ではないですか?決まったら即開示するのが普通というか上場会社の責務というか何というか。

もう上場廃止になるんだしどーでもいいって事ですか。

倒産・上場廃止
ビジョンメガネ 上場廃止 眼鏡

2009/02/10 15:03

リサパートナーズの優先株はMSCBみたいなエグイものではない

~ バフェットが買ったGSやGEの優先株と同じ類、希薄化は大きいが資金の出所は怪しくない。 ~

リサ・パートナーズの下方修正と優先株発行。

特別損失の発生および通期業績予想の修正に関するお知らせ

投資有価証券評価損を76億円も計上。純利益40億のところへこの特損で、当然ながら大赤字に転落。純損失は22億円の予定。

保守的な見地から、当社が不動産共同投資事業において投資をしてきた不動産保有会社に対する全ての投資持分(不動産保有会社のエクイティの一部)の簿価を見直すことといたしました。

200902104.gifこの説明と右図から分かるとおり、特損を計上するのは出資している不動産保有会社の分だけ。自己投資している不動産や企業投資の部分の資産は毀損していないと。

それから優先株発行による増資。

業務資本提携、第三者割当による優先株式の発行及び定款の一部変更に関するお知らせ

内容を簡単にまとめると、発行総額は40億円、割当先はNECキャピタルソリューション。NECキャピタルソリューションは37%をNECが持つNECの持分法適用関連会社。優先株への配当は2%。

優先株は39,000円で普通株を取得できるので、全部転換されれれば35%の希薄化になる。その場合、リサは25.7%をNECキャピタルソリューションに握られ、持分法適用関連会社になる。転換期間は2009年4月1日~2013年3月29日。

200902105.gif希薄化が大きいので株は売られるでしょうな。今のマーケットでこれは厳しい。

しかし、個人的に、この増資は嫌いじゃないですね。どちらかと言えば好感が持てると思うんです。

まず第一に、これはMSCBではない。MSCBって言葉はどうでもいいんだけど、よくある、株価が下がれば転換価額がどんどん下方修正され、どんどん希薄化が大きくなるやつですな。例えば、今はダヴィンチのMSCBの転換価額が猛烈に引き下げられているところ。

今さらながら、MSCBのような株主の利益を120%無視したバカげた増資は許せないわけで、リサの今回の資金調達はそれとは違う。

ゴールドマンサックスやGEが昨年優先株をウォーレン・バフェットに割り当てましたが、基本的にこれらと同じ。

ゴールドマンサックスの場合は確か利回り10%で、GEは15%(10%だったかな?)。割り当ての時よりだいたい10%ぐらい低い価格で普通株に転換できるってやつですね。

調達資金の使途。

本新株発行により調達する資金は、本提携の目的に資する各種戦略的投資へ機動的に充当していく予定です。具体的には、案件の増加が予想される債権投資や企業向けのエクイティ投資等に充当する予定です。

平成21年4月以降において、事業機会を慎重に検討し戦略的に支出することを予定しております。当社は、本優先株式の差引手取概算額を上記資金使途に充当するまでの間、当該額を当社銀行口座にて管理し、他の資金使途に充当することはございません。

借金返済とか運転資金とか、そういうもののための調達ではないって。あくまで事業拡張。悪くないんじゃないですか?

NECキャピタルソリューションは訳の分からない資金源じゃないのも良いです。パシフィックなんか中国のナンチャラから資金調達しようとして会社を乗っ取られた。そう言うと言葉が悪いし怒られるので訂正して、資金調達が予定通り進んでいない。

不動産会社に限らず資金的に厳しい会社は、何だか怪しいところからばかり資金を引っ張ってくる。それは当然で、まともなところが資金を出してくれないから。その点、今回のリサの資金は出所がおかしくなくはっきりしていて安心。優良と言えましょう。

これだけの損失ながら配当1500円は変更無し。ま、特損でキャッシュアウトがあるわけでもないので配当に無理は無いのでしょう。

思うに、景気が回復し、不動産マーケットが復活するときにトップグループで活躍するのがリサなのでは無かろうか。

不動産・マンデベ・流動化
リサ・パートナーズ 不動産 企業ファンド 投資銀行 流動化

2009/02/10 15:03

ユビテックの株式分割、ストップ高は古き良き時代の再現か?

~ 業績が良くて株価が上がる自信があるときに企業は株式分割をするもの、そうなるのか? ~

ユビテックが株式分割をすると。

株式の分割に関するお知らせ

株式分割は業績が良くて株価が上がる時にするもの。さらに大切なのは、これからも業績好調が十二分に見通せて株価は上がることに企業が自信を持っている時にするもの。

ユビテックはそういう状況なんですか?

平成21年6月期 第2四半期決算短信

とてもそうは思えませんな。それとも業績に影響する何かがあるのでしょうか?

ユビテックはインターネット総研の子会社。インターネット総研はオリックスの子会社。インターネット総研(IRI)は2007年6月にマザーズから上場廃止になった。覚えている人も多いでしょう。

IXIという業績が非常に良い会社があって、それがインターネット総研の子会社だった。しかしIXIの業績好調は全て嘘っぱちで循環取引(だか何だか)の粉飾決算だったわけ。重大な虚偽で、IXIは上場廃止になった。

とばっちりを受けたIRIも上場廃止、っていうような形にはなっているものの、同罪でしょうな。

話がそれたが、株式分割。

株価は5万円ちょっとなわけで、とうてい株式分割が必要なわけはない。

分割発表で株価はストップ高している。いつか見たような光景ですな。その昔、分割で株価は何倍にもなった。ライブドア以前の古き良き時代・・・。

ま、急騰して急落しておしまいですな。

いい加減にしてよ
IXI インターネット総合研究所 オリックス ユビテック 携帯電話

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