アーカイブ: 2009年1月28日

2009/01/28 15:03

11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数、過去最高の下落率

~ この指数が下げ止まらない限りアメリカの不動産マーケットは底を打たない。 ~

200901284.gif11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数。

主要10都市平均は前年同月比で-19%。下落率は1987年の調査開始以来最大。下落は28ヶ月連続。ピークの2006年夏から26.6%の下落。

主要20都市平均は-18%。2006年夏のピークからは25%の下落。

一向に下げ止まる気配なし。

サンフランシスコなんかでは30%の下落率。1年前に5000万で買った家が3500万になってしまうんですからね、そりゃあ浪費癖もやめざるを得ませんな。

この指数の下げ止まりが不動産マーケットの底であることは間違いない。それがいつ来るのか、誰にも分からない。マイナス幅がどこまで行くのかも、誰にも分からない。

統計・資料・調査
S&Pケース・シラー住宅価格指数 アメリカ 不動産 住宅



2009/01/28 14:02

鉱工業生産指数と機械受注の推移グラフ、全体景気を占う。

~ 株式相場の底を確認するのはこの2つの指数が下げ止まる時、当たらずとも遠からず。 ~

200901283.gif鉱工業生産指数と機械受注の推移。

日本は加工製造輸出国なので、景気は鉱工業生産指数と機械受注に基本的には連動する。これらが上がらない限り、全体景気は良くならない。

少なくとも株価の底はこの2つの指標が下げ止まる前後で考えておけばいいんじゃないですか?数ヶ月のブレはあってもそう大きく外すことはありますまい。

図は日経ビジネスBPより拝借。

統計・資料・調査
機械受注 鉱工業生産指数

2009/01/28 14:02

パシフィック、債務超過、継続疑義、資金調達危うし、そろそろ倒産?

~ 大量プレスリリースに大量の突っ込みどころでゲンナリ、要は倒産寸前ですよって事。 ~

パシフィックホールディングスのプレスリリースいろいろ。一体どこから手をつければいいのやら、げんなりとしますな。

とりえあずは決算短信から。

平成20年11月期 決算短信

ついに債務超過転落ですよ。パシフィックの過去最高の純利益は2007年11月期の120億円。今期の純損失は730億円。売上1300億で営業損失が70億円、経常損失160億円、そして730億の純損失。そりゃ債務超過にもなりますな。

今期はかろうじて黒字を確保する計画ではある。信じている人はおりますまい。

減損・特損関連は多い。

販売用不動産及び仕掛不動産を正味売却価額まで減額したことによる販売用不動産等評価損を23,012百万円、固定資産にて保有するゴルフ場資産の減損損失を13,596百万円、当社グループが運用するJ-REITなどの保有する投資有価証券の評価損を6,983百万円、不動産取得契約の解除にかかる損失として5,438百万円など特別損失57,433百万円を計上いたしました。

棚卸資産の減損230億円は前々期末棚卸資産の11%。前々期末の棚卸資産に対して数字を取るのが妥当かどうかは確かに怪しい。しかしながら、2000億の棚卸資産に対して230億の減損というのは、いかにも小さいような気がしませんか?

無理矢理にでも資産売却してキャッシュフローを確保し、借金を減らしているのだろうと誰もが考えるでしょう。さもありなん。

営業キャッシュフローは相変わらず赤字で、借入金へ減るどころか増えている。だいじょうぶなんだろうか、って全然大丈夫じゃないのはご存じの通り。

それにしても、決算短信だけでも突っ込みどころが多すぎる。まだまだ書くことは沢山あるのだけれど、アホらしいのでやめる。とにかくポイントは、ダメ、ってこと。倒産を前提にすることはもちろんで、倒産を免れるには、例の中国からの資金がどうなるかって事にかかっていますな。

もともとこの中国資金の話が出たときには、本当に金はもらえるの?って大いに疑問だったわけですが、やっぱりダメそう。

平成20年11月26日付投資契約における優先株引受に係る前提条件未充足の状況及び中柏ジャパンとの新たな優先株発行条件の合意に向けた協議について

すでにパシフィックは中柏ジャパンにたった数億円で大量の新株を割り当てた。これで会社は乗っ取られた。それは、生き延びるためなら仕方ない、いずれ数百億の金をもらえる、ってことだったから。

蓋を開けてみれば、その数百億の金は入ってこない。数億で会社を乗っ取られて終わり。そういう予想通りの結末を迎えそうですな。乗っ取りの証として高塚社長は首。

役員人事に関するお知らせ

当然ですが継続疑義の注記はついてます。

継続企業の前提に関する事項の注記に関するお知らせ

そして、東証1部から2部へ降格。

当社普通株式の東京証券取引所における市場第一部銘柄から市場第二部銘柄への指定替えの見込みに関するお知らせ

すでにボロ株なわけであって、こんな事はどうでもいいですな。全く関係ない。

監査法人のトーマツからは監査意見不表明を食らう。これも当たり前。

平成20 年11 月期計算書類に対する監査意見不表明に関するお知らせ

倒産は秒読みでいいんじゃないですか?仮に倒産しなくても、株を買うならそういう覚悟でって事です。いまさら言う事じゃないけどね。

それにしても酷い。エゲツない。

不動産・マンデベ・流動化
パシフィックホールディングス ファンド 不動産 流動化

2009/01/28 13:01

ペガサスミシン製造、株主優待改悪と無配、優待投資家は絶望

~ 業績が悪い時ほど株主優待を充実し、株価安定、株主数増加、長期株主獲得を目指すべき。 ~

ペガサスミシン製造が株主優待を改悪。

株主優待制度の変更に関するお知らせ

これは酷いですな。株主優待を目的にこの株を持っている個人投資家は多いんじゃないですか?もともとの優待内容は、100株所有で2000円の郵便局の選べるギフトがもらえるので、それだけで利回り10%を越えていた。

業績悪いながらも配当が少しでも出ればプラスアルファの利回り。

利益率の高い会社で株主資本もそれなりに厚く、安心感があった。世界景気のスローダウンで中国の繊維業もボロボロでペガサスミシン製造の業績は悪いのは明らか。それでも優待をもらいながら楽しみつつ長期保有っていう個人投資家は沢山いたでしょうな。

まあ、期末配当はゼロまで減らす予定なわけで、それで株主優待は今まで通りでは、あまりにも不公平感が強い。しゃーないでしょうね。

平成21年3月期 通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ

業績はボロボロだが、それ以上に株主優待改悪で売られるんじゃないですか?

平成21年3月期 第3四半期決算短信

でもね、思うんですけど、株主優待の目的を考えると、こういう時こそ優待内容を充実させるべきですよね。そもそも業績に関わらず長期に株を持ってもらって経営を安定させようっていうのが趣旨。業績が悪くなれば株は売られて株価は下がり、株主数も減る傾向になる。

そうならないための株主優待なのだから、今こそ優待改善で個人投資家数を倍増させ株価安定(に本当なるかどうかは別として)を目指すべき。

世の中理屈じゃ動きませんな。調子がいいときばかりのかけ声ばかり。

株主優待
アパレル ペガサスミシン製造 中国 株主優待 繊維 高利回り

2009/01/28 13:01

クレディセゾン社長、クレジットカード取扱高がマイナス成長の可能性

~ 消費はいまいちでもカード払いは増えてきた、それが止まるというのはよほど酷いということ。 ~

クレディセゾンの林野社長の言葉。

日本経済新聞

個人消費に占めるクレジットカード取扱高の割合は約一二%で、米国の半分程度。その推移は階段を落ちていくような感じだ。当社の取扱高は二〇〇七年度が前年度比一二%増、〇八年度上期は七%増だったが、昨年十二月は横ばい。今年は前年割れもありうる。

そうですか、嫌な話ですね。

200901282.gif個人消費がいまいちパッとしなくても、クレジットカードの取扱高は順調に伸びてきた。現金決済や振込決済からカード決済の流れがあるからですな。

話はそれるが、買物はできる限りカードでした方がいいに決まっている。ポイントがつく¥し、決済は1ヶ月ほど先なのだから。得は確かに小さいかも知れないが、損が全くない。カードを使わない人は経済合理性からは間違っているわけですよ。

まあしかし、人間そんな合理性だけで動くはずもない。単に好き嫌いの問題もある。おじいちゃんおばあちゃん世代なんて、カードで買物なんかして大丈夫か?っていうレベルですよ。カードで買物=危ない・過剰消費・借金まみれ、みたいな思いこみというか何というか。

カード決済って、翌月一括払いであってローンじゃないですよ。

しょちゅう話がそれる。話を戻す。

クレディセゾンですな。カード取扱高がマイナスになる可能性もあると。にわかに信じがたいが、そこまで個人消費は落ち込んでいるって事。これはよーく注意しておくべきでしょう。

ちょっとニュース
クレジットカード クレディセゾン

2009/01/28 12:12

新神戸電機、今はまだ自動車関連株、いずれ新エネルギー株

~ 夢と希望で株は高いが、実際には自動車関連株で業績もその通り、新エネルギーはまだ先。 ~

新神戸電機の第3四半期決算。

平成21年3月期 第3四半期決算短信

増収増益。電気機器セクターに分類される企業でこれだけの増益は素晴らしい!と言いたいところですが、通期は下方修正で減益に転落。

業績予想の修正に関するお知らせ

決算短信の最終ページに、四半期ごとの業績推移が載せてある。3Q単独では前期比減益減収なのが分かりますな。ご多分のもれず、昨年末から急激に業績は悪化しているって事ですよ。これは4Qも続くし、来期も当然続く。

ところで、この四半期ごとの業績推移だけれど、どの企業も載せて欲しいですな。非常に便利で分かりやすい。これが無いと自分で計算しなければならないので面倒なんですよ。一応エクセルに入力して自動計算みたいなことが出来るようにはしてあるが、それでも入力は面倒だし、全社できるわけもない。

XBRLを使って一網打尽にするというのは良い案ですな。誰かやってください。

話を戻そう。

新神戸電機は電池関連で何かと話題になる。太陽光発電を本格的に使いたければ燃料電池や蓄電池の組み合わせが必要だし、次世代の車にも電池は必要。ハイブリッド自動車だろうが電気自動車だろうが、高機能な電池があってこそ。

200901281.gifとにもかくにも、そういう新エネルギーという壮大なテーマがあって、電池関連企業は折に触れて話題になり株価も上がる。実際、新神戸電機の株価も堅調と言えましょう。堅調というか、ボラティリティが高くて、結果的には他の製造業に比べて値を保っていますな。

しかし、株価の動きは業績じゃなくて、希望や話題を反映している部分が多い。ワガママ一杯ユメ一杯の株価って事。

冷静になれば新神戸電機はまだ自動車関連株以外の何者でもない。今後は新エネルギーで長期的に見ていくべきセクターであることは間違いないですけど。やっぱり現状では自動車関連株。トヨタがだめなら新神戸電機もダメ。景気ダメなら新神戸電機もダメ。単純なものです。

そういう現状を100も承知しながら、新エネルギー株として暖かく見守っていくしかないでしょうな。っていうか、絶対見ていくべき。

新エネルギー・環境
エネルギー 太陽光発電 新神戸電機 自動車 電池

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