アーカイブ: 2009年1月12日

2009/01/12 22:10

オオゼキ、ディフェンシブな食品スーパーとは思えない利益成長

~ 優良企業の株が儲かる株ではない、優良企業の株が儲かる株になる時が重要です。 ~

オオゼキの第3四半期決算。

平成21年2月期 第3四半期財務・業績の概況(非連結)

200901127.gif食品スーパーとは思えない業績成長ですねえ。売上+2.5%、営業利益+7.3%、経常利益+7.9%、純利益+8.5%。通期予想は3Qまでの数字よりぐっと弱くなっているけれど、上方修正があるんじゃないですか?

今期は2円増配の予定。このご時世に増配は立派ですな。

客数(前年同期比1.3%増)、販売点数(同1.2%増)、一品単価(同1.1%増)、客単価(同1.2%増)の向上により、売上高は497億49百万円(同2.5%増)と当初計画の6億45百万円増収を確保いたしました。

残念ながら近所にオオゼキの店舗は無いので行ったことがない。何がどうなっているのか実際に買物に行ってみたいと思いませんか?そんな風に思う食品スーパーってなかなか無いです。

8%の経常利益を出す食品スーパー。日本で最高に優良な食品スーパーですな。

もちろん、忘れちゃいけないのは、良い企業が必ずしも株で儲かる企業ではないこと。超長期は別として、優良企業を探すのと株で儲かる企業を探すのは違いますよ。

一番良いのは、優良企業の株が儲かる株になった時。当たり前。

この前ちょっとした不適切な経利処理が発覚して売られたときは、まさにそういう時だったんじゃないですか?

専門小売銘柄
オオゼキ ディフェンシブ 食品スーパー



2009/01/12 22:10

ユニクロの第1四半期決算、これから相当厳しくなるという暗示が沢山

~ 1Qまでの数字だけを見たのでは間違える、これから急減速していくと言っているのではないのか。 ~

ファーストリテイリングの第1四半期決算。

平成21年8月期 第1四半期決算短信

200901126.gif絶好調ですな。売上は+18%、営業利益は驚きの+46%、経常利益はびっくりの+31%、純利益は+44%。前期の1Qが特別に弱くて減益だったということもない。

当然、中間予想と通期予想は上方修正されていますね。中間の計画は売上+10%、経利+12%、EPS+22%。通期計画は売上+7%、経利+11%、EPS+15%。

これらの数字だけ見ると文句無しの強さですな。

気になるのは皆さん同じだと思うけど、上半期、下半期で考えた場合、下半期は従来予想から下方修正になっているってことじゃないですか?

具体的な数字では、元々の下半期計画と業績修正後の下半期計画を比較すると、売上は2.5%、経常利益は5.4%の減額になる。

つまり、これだけ絶好調なユニクロでさえ、下半期(3月~8月)の景気は当初見込んでいたより相当厳しくて、業績ももともとの計画ほど伸びないと考えているわけです。

ついでに言えば12月~2月の2Qの売上伸び率の計画値は3%。1Qが18%も伸びているのにこの弱い数字。もっと言えば、12月月次の数字は全店売上+14%、既存店+10%なのに、12月~2月の伸びが3%なわけ。

さらに、今期2Qの経常利益は前期比でマイナスの計画。(まあ、為替差損があるのが痛いが、為替差損や差益は本来収益性に関係なし。)

1月と2月はドスンと減速すると言っている。

投資家の感じ方としては、ユニクロがダメで他のアパレル小売りが良いことがあろうか、いや無かろう、だと思うんです。

そうでなければ、ファーストリテイリングはものすごーく控え目な予想を出しているわけですよ。控え目すぎておかしいぐらい控え目。

そうであれば投資家の感じ方としては、12月月次も好調なのに中間・通期はあまりに控え目でしょ、上方修正するな、ですよねえ。

さて、株価はどう動きますか。ダメだと感じ方なら下落、控え目という感じ方なら上昇。個人的には、下落に一票。

アパレル・ファッション銘柄
アパレル ファッション ファーストリテイリング ユニクロ

2009/01/12 21:09

取引所が時価総額による上場廃止基準を緩める、やめて欲しい

~ 上場廃止基準に引っかかっている企業は株式相場のせいではなく、企業自身のせい。 ~

株価下落で時価総額が減少し、上場廃止基準に抵触する企業が続出している。 そこで、取引所はとりあえず時価総額基準を緩めて、上場廃止にならないよ

うにするという。言い分としては、今の株価は金融危機によってバカみたいに売り叩かれていてまともな株価ではないからって事ですな。

本当ですかね?東証1部、2部の時価総額基準は10億、マザーズは5億。

先週末時点でその基準を下回っている企業の一覧は以下の通り。これ見てどう思いますか?個人的には上場廃止になって当然の企業ばかりだと思いますな。

東証1部、2部

  • 1872 アゼル
  • 4779 ソフトブレーン
  • 8910 サンシティ
  • 8913 ゼクス
  • 1726 ビーアールホールディ
  • 1844 大盛工業
  • 2006 東福製粉
  • 3207 中央コーポレーション
  • 3238 セントラル総合開発
  • 3306 日本製麻
  • 3409 北日本紡績
  • 3583 オーベクス
  • 5905 日本製罐
  • 5964 東洋刃物
  • 6894 パルステック工業
  • 7736 ユニオンホールディン
  • 7934 メルクス
  • 8858 ダイア建設

マザーズ

  • 2345 システム・テクノロジ
  • 2352 エイジア
  • 2363 モック
  • 2405 FUJIKOH
  • 2409 ネクストジャパンホー
  • 2451 メディアクリエイト
  • 3245 ディア・ライフ
  • 3311 アップガレージ
  • 3330 アガスタ
  • 3716 アーティストハウスホ
  • 3731 京王ズホールディング
  • 3742 デュオシステムズ
  • 3753 フライトシステムコン
  • 3767 ネクステック
  • 3825 リミックスポイント
  • 3856 リアルコム
  • 4794 デザインエクスチェン
  • 6656 インスペック
  • 6726 オー・エイチ・ティー
  • 7853 YAMATO

2009/01/12, 日本経済新聞 朝刊

東証・大証、上場廃止基準を緩和、時価総額下限、4割引き下げ、株価急落企業増加で。

 東京証券取引所と大阪証券取引所は、時価総額が一定額を下回った企業を上場廃止や一部から二部に指定替えにする基準を緩和する方針を固めた。世界的な金融危機を受けて株価が急落し、基準に抵触する企業が急増しているためだ。東証一、二部の上場銘柄は現在、月末または月中平均の時価総額が十億円を下回った場合、その後九カ月の猶予期間内に水準が回復しなければ上場廃止となる。この基準を四割引き下げ、六億円とする方向で最終調整する。

(中略)

 たとえば東証一部の上場銘柄の場合、今は月末または月中平均の時価総額が二十億円を下回り、その後九カ月の猶予期間内に回復しなければ二部に指定替えとなる。さらに一、二部とも、時価総額が十億円を下回り、猶予期間内に回復しなければ上場廃止となる。東証マザーズは五億円が上場廃止の基準。東証と大証は基準の時価総額を一律で四割引き下げる方向で検討しており、月内に正式に決めて発表する。

 昨年秋以降、金融危機で株価が急落し基準に触れる企業が続出。東証は昨年十月に「異常事態が起きている」と判断し、十一月と十二月にルールの適用を一時的に凍結した。今年一月になっても状況は改善せず、基準を適用すると東証だけで三十社以上が上場廃止の猶予期間に入る可能性が出てきた。金融危機は続いており、先行き不透明感も強いため、基準を緩めることにした。基準を四割下げれば最近の株価水準でみた場合、抵触する企業は十社強に減る。

 大阪証券取引所など各取引所も独自の時価総額ルールを定めており、基準緩和で足並みをそろえる。ただ「基準引き下げは企業の経営改革の意欲をそぐことになりかねないため、一時措置とすべきだ」(取引所関係者)との声もある。上場廃止基準にはこのほか、株主数や流通株式数・比率、債務超過の状態が続くことなどがあるが、今回は変更しない見通しだ。

倒産・上場廃止
上場廃止 時価総額 東京証券取引所

2009/01/12 15:03

個別銘柄ウォッチ(2009/1/12)

~ 相対的な業績の強さで買われてきた内需小売り系、これからは業績の見極めが大切。 ~

200901121.gif

ウォッチ銘柄のニュース・材料

タビオが12月月次を発表。既存店はマイナスへ。
日本プロセスは中間決算発表。現金価値以下で推移。
マクドナルドの12月月次数字。相変わらずの順調さ。
ハニーズの12月月次。ボロボロ。
ユニクロが12月月次を発表。強烈に強い。
ユナイテッドアローズの12月数字。弱い。

コメント

200901122.gifトリドールの上昇が止まらない。ここからはもう上がるから買う買うから上がるの領域で、上手に乗れる人は持ち続けてさらに儲けることができましょう。そうじゃなければ確定でいいんじゃないですか?いずれ下げきて再び買い場が来ますな、確実に。

残念ながらサンマルクを外す。外食の優良企業で3%配当は魅力的であるものの、割安かつ成長力のある企業という店ではどうしても見劣りする。この不景気もそれなりの業績で乗り切っていくとは思うが、それだけでは不十分だし、今はそんな事に賭ける場合じゃない。

200901123.gifユニ・チャーム ペットケアがようやく下げた。先週はこれまで堅調だった内需・小売り銘柄が下げて、外需・資源関連がずいぶん戻したわけだが、その中でユニチャームペットも売られた。それでもまだ割安さは無いのが苦しい。そろりそろりと買っていきたいですな。

タビオの月次は強くない。それに、それ以外のアパレル関連小売りの月次も12月からは急落の様相ですな。厳しいか。注意が必要じゃないですか?

200901124.gifハニーズやユナイテッドアローズ、ライトオンなどのアパレル小売りは12月から急激に月次数字が悪化している。1月の数字を確認してみるべきだけど、とりあえずは売っておくべきかと。相対的に業績の悪化度合いが低かった内需小売り系企業も、ここからは相当二極化で業績・株価が分かれていきますな。

ニトリはずいぶん売られた。様子をうかがいつつ買うチャンスを狙う。

日本プロセスは業績数字こそ悪かったけれど、計画通りの数字で、今ここでびっくりするのはバカな話ですな。相変わらず現金価値以下の評価と脂の乗った配当利回りでいいんですよ。

200901125.gif丸誠が利回4%割れまで買われた。再び6%近くまで株価下落してきたところでそろりそろりとポジションを取ればいいわけですな。

神戸物産の株価は急騰に近い形で上がりました。まだまだディフェンシブ銘柄で割安ではあるものの、ユニバースやベルク、マックスバリュ東海の魅力が高い。買っていくならそちらですよ。

ベルクをディフェンシブ銘柄として新規採用。食品スーパーではユニバースと並んで安いんじゃないですか?

同様にマックスバリュ東海をディフェンシブに採用。株主優待を入れれば利回は6%と高い。

トレーディング銘柄のアークは削除。サッシの偽装でストップ安のトクヤマを新規採用。

ゲームプラン・投資戦略
サンマルク タビオ トリドール ベルク マックスバリュ東海 ユニ・チャーム ペットケア 日本プロセス

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